仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い 作:lOOSPH
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怪盗団が突入する
ほんの少し前のこと
一体のマモノを
狩ることによって
場内を徘徊していた
マモノを見事に一掃する面々
「次は・・・・?」
黒いコートを着た少年、ジョーカーが
刀を持っている少年に聞く
「・・・たぶんさっきので
終わりだな・・・
気配が一気に消えた」
「よっしゃ!
だったら奥にいる
敵の大将をたたこうぜ」
ドクロの仮面をつけた少年、スカルが言う
「ダメだ
うかつに行ったって
お前らじゃそいつには勝てっこない」
「何よそれ
そんなに私たちが
頼りない?」
赤いボディースーツの少女、パンサーが
不満そうに言う
「総裁以上の罪徒はラルヴァフィールドって
疑似的な戦闘空間を張って
自分に有利なように戦闘を進めていくことができるんだ」
「ラルヴァフィールド?
それはいったいどんな能力だ?」
狐面をかぶった少年、フォックスが
説明を求めていく
「罪徒の力の源
俺達聖徒の使うエーテルエネルギーと対をなす
人間の欲望の源であるラルヴァエネルギー
そのエネルギーを展開することで
自分を中心にした一定の空間をラルヴァで
包み込むことができるんだ
その空間内では
エーテル濃度が薄まっちまって
聖徒は能力どころか
まともに戦うことも難しくなっちまう」
「どういうこと?」
黒いライダースーツを着た少女、クイーンが聞く
「ようするに
その空間では
能力は使えないってことだ
能力の源であるエーテルの濃度が
薄まってるんだから」
「なるほどな
要するにその
エーテルって奴の力が
薄まっちまうと・・
お前らは戦えなくなっちまうってことか・・」
黒いマスクの人物?、モナの言葉に
一同は理解する
『でもあたし達だったら大丈夫だろ
だってあたしらはそもそも
そのエーテルって力で戦ってるわけじゃ・・』
「ちょっと待って・・・・」
暗視ゴーグルをかけた少女、ナビの言葉に
中世の騎士のような服装の少女、ノワールが声を上げる
「ねえ・・・・
前から疑問に
思っていたことがあるんだけど
どうして私たちって
ペルソナが使えるのかな?
ここはあくまで
私たちとは別の世界であって
パレスでもないのに」
「そういや・・・
どうしてだ」
「要はこの世界が特別ってことなんじゃないの?」
パンサーはそう結論付ける
「確かにそうなのかもしれない・・・・
でもそれって・・・・」
「ひょっとして!?
私たちがパレスでもメメントスでもない
この世界でペルソナが使えるのは
エーテルの力のおかげなんじゃないの」
クイーンが推測する
「ありえない話じゃない
あんたたちの話を
聞いたところだとあんたたちの
そのペルソナっていう力は
本来はある一定の空間でないと
使えないというか力を発揮できないってことだ・・・
でも現にあんたたちはここで普通に戦えてる・・・
つまりそれから察するに・・・
エーテルがあんた達に
力を貸してくれてるってことなのかもしれねえな」
当夜は仮設を立てるように言う
「ってことはどうなんだよ
それで一体どういう・・・」
「要するに
エーテルの力によって
ワガハイ達はペルソナを
使えてることだから・・」
「ラルヴァフィールドの影響を受け
奴がその空間を広げたら
あんたらはペルソナが使えなくなっちまう
そういうことだよな・・・」
「まじ!?
ただでさえこっちは
手こずってるのにそのうえ
ペルソナ封じられるって
シャレにならないんですけど」
パンサーは危機感を覚えるように言う
「何とかならないのか?」
フォックスは聞く
「・・・確証はないけど
可能性ならある」
当夜が話し始める
「前に俺が別の罪徒と戦ったときに
ふいにその罪徒の翼に攻撃したら
フィールドの範囲が
狭まったことがあったんだ・・・
つまり、罪徒の翼を破壊
あるいは損傷させることができれば・・・」
「なるほど
その何とかフィールドを
どうにかできるってわけか」
スカルが納得する
「とはいえ簡単じゃない
敵は総裁クラス最高位の
大総裁の爵位持ち・・・
勝てない相手じゃないとはいえ
そう簡単に隙を作ってくれるかと言えば
難しいだろう・・・
せめて奴の気をそらして
一気に決められれば・・・」
「大丈夫だ
不意を衝いて
先手を取るのは
俺達は慣れてる」
ジョーカーは言う
「翼の方は
俺達で何とかする
当夜は敵の気を俺達から
そらしてほしい・・・・
頼めるか?」
「うーんよくわからないけど
俺は命令の大総統のところに
そのまま行けばいいんだな
だったら任せてくれ・・・
あんた達はあんたたちのやれるようにやってくれ・・・」
こうして
作戦が始まっていくのであった
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強敵
命令の大総統と対峙していた
SEESと捜査隊のメンバー
二人の少女たち
だが敵が展開してきた
ラルヴァフィールドのせいで
能力を封じられてしまい
絶体絶命のピンチに陥ってしまう
挙句にはそれぞれのリーダーが
敵に拘束されてうかつに手出しが
できない状況にされてしまうのだった
だがそこに
一人の少年が現れ
彼の手によって
拘束されていた三人は解放
するとさらにラルヴァフィールドが急に
安定を失ったことにより一同の能力は戻り始め
そこに現れた謎の一団により
命令の大総統の翼を破損させることに成功
フィールドの出力を
大幅に落とすことに成功する
「すっげえ・・・・」
「何なんだよあの人たち・・・・」
順平と陽介が
あまりの手並みにやや呆然とする
「これでラルヴァフィールドは
抑えられた
一気に行くぞ!」
当夜は両手に持った剣を
構えつつつぶやく
「あんたたちは少し休んでるといい
今は俺達に任せてくれ」
「で、でも・・・」
「体力を消耗しきってる
今のお前たちでは足手まといだ
ここはおとなしくしていろ」
モナは言う
そして怪盗団の面々は
再び敵の方に向き合っていく
「こんな程度で
俺を倒せると思うなよ!
来るがいい!!」
命令の大総統は叫ぶと
またしてもマモノの大群が現れる
「ざっけんな!
全部倒したはずだろうが!!」
「マモノは生き物じゃない
ラルヴァエネルギーの塊だ
ラルヴァエネルギーがある限り
マモノはほぼ無限に生み出されるからな」
「解説どうも・・・・
どっちにしても何にも変わらないけど」
だがそれでも気を取り直して向かっていく
「行けええええ!!」
ハンターハウンドと甲冑蟹が迫っていく
「ようし!
一気に蹴散らしていくぜ」
「ようし・・・・
アルセーヌ!」
ジョーカーは自分のペルソナを
呼び出してハンターハウンドの群れを一気にたたいていく
「みんなはハンターハウンドを頼む!
甲冑蟹は俺がやる!!」
「確かにあの蟹・・
ちょっと手ごわいからな・・
頼んだぞ当夜!
ゾロ!!」
モナもゾロを召喚し
風を起こしてハンターハウンドを蹴散らしていく
「すっげえ・・・・」
「っていうかあの人たちも
ペルソナ使い!?」
「なんか俺らの出番
なさそうじゃね?」
「そんな寂しいこと言わないで」
その様子を見て
やや焦り気味になる命令の大総統
「(このガキども・・
この俺の翼に傷を
つけたのみならず・・
ここまで俺を侮辱するとは・・
だが・・)」
大総統は右手につけている武器を
ゆっくりと構えていく
「(・・・・やはり甘いな・・
この俺の存在を認識しきっていない
こっちもこっちの領域で
全力をもって仕留めてやる・・)」
そう言って目を付けたのは
ジョーカーだ
「はああああ!!」
「っ!?」
命令の大総統は武器を
勢いよく突き出す
辺りに激しい土煙が巻き起こる
「ジョーカー!!!!」
「クソが!
不意打ちなんざ
きたねえぞ!!」
パンサーとスカルが
それぞれ叫ぶ
「勝てばいい
それがすべてなんだよ!」
だが
そこにジョーカーの姿はなかった
「何!?
どこに行った!」
とそこに
命令の大総統の肩に乗り
大総統の頭部にナイフを突き立てる人物が
「ぐああああ!!」
頭部からおびただしい色の血が噴き出していく
「はああああ!!!!」
更に押し付けていくジョーカー
だが
その彼の首に
何かが巻き付いていく
「ぐう・・・・」
「この俺をコケにしやがって・・
ふざけやがってええええ!!」
とジョーカーの体を持ち上げると
ほかの二本の尾がジョーカーの体に向かって
次々と尾による一撃が体に打ち込まれていく
「がは・・・・!」
しばらくすると
「まさか不意を突かれるとはな
だがその程度でこの俺を倒せるとでも?」
「こいつ・・・・・
意外に手ごわい」
フォックスが苦々しげにつぶやく
「人間風情に
この俺を倒せるとでも
思ってるのか?」
そう言って武器を
大きく振り上げる
「悪いけど俺にはまだ
これからやらなきゃいけないことが
山ほどあるんだ」
と当夜が前にである
「当夜・・・・!?」
「小僧・・
そんなに死にたいなら
貴様から頬も売ってくれらああああ!!」
と武器を勢いよく
突き出していく
「お前なんかに躓いている暇は・・・」
と再び向き合って
聖剣を両手で合わせて
一本の形にすると
剣からオーラが現れ
「ないんだあああ!!!」
当夜が叫ぶと
それを勢いよく振るう
それを横に振るわれると
一閃が走り
命令の大総統の体から
血が勢いよく噴き出していく
「何ぃいいいい!?」
大総統は噴き出す血を
抑えながら驚愕する
「浅い・・・」
当夜は手ごたえのなさを
感じて苦々しげにつぶやく
「ようし
でも敵を追い詰めた
ここで一気に決めるぜ!」
モナは言うが
命令の大総統はゆっくりと立ち上がる
「俺に手傷を負わせた程度で
いい気になるなよ・・
てめえらごときに
この俺がどうにかなるとでも思うなよ」
そう言って右手から伸びている武器を
天井に向かって突き出す
「何やってんだあいつ・・・・」
「あれは・・・
まさか!?」
すると
武器の周りから
不気味なほどにどす黒いオーラが
三対六枚の翼のように広がっていき
そのオーラは
命令の大総統の体を包み込んでいき
そこから一気に辺りに
とてつもない衝撃が放たれていく
「「「「「「「「「「「「うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」
その衝撃に一同は吹っ飛ばされてしまう
「きゃああ!!!」
「ぐうううう・・」
有紀と由奈も同じように吹っ飛ばされ
「っ!」
当夜は剣をアンカーのように
地面に突き刺して衝撃を殺して
体勢を立て直す
衝撃がおさまると
その中央にいたのは
六枚の翼を広げて
三つの尾を激しく打ち付ける
姿も変わっており
頭部がやや鋭利な形状の
爬虫類のような形状で
身体も背中の方が
鎌のような刃のように生えていて
両腕は右手にあった武器が
両手に常備されているようになっており
足は靴を履いていた形状から
鋭利に伸びた形状になっている
「まったく・・
てめえらみたいな
虫けらごときに
この姿を見せなければなれねえとは・・
恥だ!!」
そう告げる
「な、なんなのアレ・・・」
「すごい・・
ここにいるだけで
体の震えが止まらない・・」
「見ているだけでおかしくなりそう・・・・」
一同はその姿に激しく動揺していく
「あれが・・・
罪徒の武器開放形態・・・」
有紀がつぶやく
「武器・・・・なんだよそれ?」
「説明しろよ」
「罪徒の持ってる武器は
彼らの力の源であるラルヴァエネルギーを
制御するための器官・・
つまり体の一部なんです・・
奴らはその武器に
それぞれの力が宿していて
それを解放することで
真の力を解放することができる
最終形態・・
それが、武器開放形態・・」
「そんな・・・・
翼が再生してる!?」
ゆっくりと降り立つ命令の大総統
「だがもうこれでてめえらは終わりだ・・
俺がこの力を見せた以上
お前らの行きつく先は死しか残ってねえ・・
と言うことで覚悟やがれよ虫けらども・・
こうなったらもうてめえらに勝ち目はねえ・・」
命令の大総統は武器を構える
一同はその様子に
驚愕を覚えていく
「あきらめんな!」
「っ!?」
「え・・・?」
「!」
「!!」
そのあたりに響いたその
力強い声があたりに響く
「あんた達にはやらなきゃ
いけないことがあるんだろ・・・
だったらあきらめるなよ!
大総統が何だ
武器開放がなんだ
相手が強いからってなんだ!!
ここまで来たんなら
最後まで一気に突っ走れよ!!!」
その声の主、当夜はそう叫んだ
「そうね・・・」
「ああ・・・・」
「そうだ、俺達には・・・・」
「帰らないといけない理由がある!」
「そのためにも絶対に・・・」
「元の世界に帰るであります!」
「僕たちはそのためにも」
「あいつをぶっ倒して
その先に行く!」
コロマルもワンと一声鳴く
SEESの面々は士気をあげていく
「それだったら・・・・」
「私たちだっておんなじだよ!」
「元の世界に戻るためにも」
「こんなとこで
躓いてる場合じゃねえんだよ!」
「そうだよ
こんなところで立ち止まってる暇なんてない・・」
「クマはかえってみんなと一緒にいるんだクマ!」
「僕たちのやるべきことのために」
捜査隊のメンバーも決意を新たにする
「らしくねえな俺達・・・」
「そうね・・・・
今更あんなのでおじげつくなんてね」
「まったく・・
われながら呆れるぜ」
「俺達はここで立ち止まっているわけには・・・・・」
「行かないのよ」
『あたしたちのやるべきことのために・・』
「だから絶対に・・・・」
「あいつを倒す!」
怪盗団はそう言って立ち上がっていく
「当夜・・・」
「そうでしたね・・
あなたはそう言う人でした」
「まったく・・・
君はすごいね・・・」
「私たちも見習わないと・・・」
「俺達はまだ負けたわけじゃない!」
「そうだ
俺達が今やるべきことは
ただ一つだけ・・・・」
有紀と由奈
リーダーたちが言う
「あいつを・・・
倒すぞ!」
こうして
同じ世界の三つの異なる場所
異なる時期の者たちが手を取り
この世界の人間たちとともに
目の前の脅威に立ち向かっていく
決戦の時来る・・・ ・・・・ ・・・・・
決戦の時来る
・・・ ・・・・・・・・・
・・・・ ・・・・・・・・
・・・・・ ・・・・・・・・