仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い 作:lOOSPH
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試練の迷宮
そこに潜入した
怪盗団の面々は
辺りを見回していた
「ここが試練の迷宮か・・・
なんていうか・・・」
「なんか赤黒くて
体の中にいるみたいね・・・・」
スカルとパンサーは
その様子を見て何やら気味悪そうに絶句している
二人の言う通りそこはまるで
何かの生き物の体の中のような雰囲気がある
よく見てみるとところどころに
水がたまっているところも見える
「それじゃあ・・・
俺達はまず
主の方を討っていこう・・・
迷宮の核である主を討てば
王の力が弱まるはずだからな・・・
試練の王さえ倒せば
この不完全な迷宮は瞬く間に崩れて
このエリアHへの今日はなくなるだろう」
当夜が説明していく
「しかしどうしてこのようにも
不気味な形をしているのだ?
この試練の迷宮の中は・・・・・」
「まったくだ
まだパレスやメメントスのほうが
雰囲気がましだぜ・・」
「この迷宮はまだ不完全だ・・・
まだ形が整ってないんだろう・・・
とにかく急ごう!
敵はおそらく俺達がここに
入ってることには気づいてるはず・・・」
当夜が警告する
「そういえばその主っていうのは
迷宮の最深部にいるって聞いてはいるけど・・・
その最深部ってどこから行くことができるの?」
クイーンが聞いてくる
「迷宮によってルートは様々だ
ましてやこの試練の迷宮は不完全で
常に形を変え続けてくるから迷いやすい・・・
行き当たりばったりになるかもしれねえな・・・」
すると
『それだったら問題ないぞ
私がバックアップする』
ナビの声が聞こえる
『確かに形を変え続けてるな・・
まるでパズルゲームだな・・・』
「お、おい・・・
どういうこと?」
「ええっと・・・・
とりあえず
行き詰まることは
ないってことかな・・・・」
ノワールが簡潔ににまとめていく
「まあとにかく
ルートの心配がないなら
俺はそれでいいや・・・
それじゃあナビはそこから
通信が入りづらくなっていく
場所を探っていってほしいんだ」
当夜は言う
『よっしゃ!
それじゃあさっそく
探っていきますか・・!!』
とナビの意気込みの声が聞こえる
「急ぐぞ!
もう一方のチームが
王にたどり着くほぼ同時か
早めのタイミングでつくぞ!!」
当夜の言葉に怪盗団の面々はうなずく
「行くぞ」
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「これが迷宮なのですね・・」
由奈はつぶやいて
迷宮の周りを見て回っていく
「なんだかまるで
よく写真とかに写ってる
人間とか生き物の体の中みたいだね・・」
「なんだか食べられてるみたいで新鮮だよね」
ややびくびくしている千枝と
対照的に何やら面白そうにうきうきとした反応をする雪子
「な、なあ由奈・・・・
お前らの言ってた王は
どこにいるんだよ?」
「さあ・・」
由奈はきっぱりと答える
「ちょっと待てこら!
んなあっさり答えるもんなのかよ!?」
「先ほども話したと思いますが
迷宮内はラルヴァエネルギーに満ちていて
聖徒は迷宮内では戦えないんです
ですから私たちは迷宮から現れるマモノや
迷宮を生み出そうとする罪徒達と戦うのが相場だったんです」
「なるほど・・・
マモノや罪徒を発生させる
迷宮を何とかしないとならないと分かっているのに
迷宮がどうしても発生し続けるのにはそういうことが・・・」
直斗が分析する
「今までは手をこまねいているだけでしたが・・
彼が、当夜がこの世界の最後の希望たる稀人で
貴方達がこの世界に迷い込んだのが運命だというのなら・・
きっと今が我々人類の罪徒への反撃の好機なのかもしれません!」
由奈はそう言って笑みを浮かべて一同を見つめる
「当夜がくれたこの聖器のおかげで
私たちもある程度はこの世界で戦えるようになっています
問題は王の居場所ですが・・」
とそこに
『先輩!
みんな聞こえる?
そこから先から
強い力を感じるの・・
もしかしたらその先に敵の親玉・・
王がいるのかもしれない!』
りせの通信が入ってきた
「りせちゃん!?」
「そっか
聖器のおかげで
通信も入るようになったんだ」
「これでバックアップの心配ありませんね
僕たちはこの先にいる王をひたすらに目指していきましょう!」
と一同は意を決して向かうと
そこから大量の罪兵の大群が現れる
「ここは敵の力のど真ん中です
罪兵やマモノらはほぼ無尽蔵と言ってもいいでしょう」
「だったら極力戦わずに
さきに行くための道を開いていくぞ!」
悠の言葉に一同は頷いて
敵の大群に向かっていく
「はああああ!!」
由奈は聖槍を振るって
敵を次々と薙ぎ払っていく
「だけど後で
湊達が追いかけてくるんじゃね?
このまま突っ切って大丈夫か?」
「向こうには有紀もいますし
それにあの人たちも戦えますから
問題はないと思いますよ
それに敵はどのみち果てしなく
現れますからある程度倒してもあまり変わりませんよ」
由奈はそう言って罪兵を蹴散らしていく
「それならば攻めて
私たちが奥にたどり着いて
湊さん達を安心させておきましょう」
「そうだな・・」
悠はそう言われて
急いで奥に控える王のもとに向かっていくのであった
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怪盗団の面々は
迷宮を構成する核である
主を目指して走っている
するとそこに攻撃が放たれてくる
一同より一歩前の方に攻撃が放たれたので
多少たじろいたもののダメージはなかった
するとそこに
翼をはやした人型の怪物が現れる
「こいつは!」
「フライヒューマンか・・・」
当夜はそれを見て聖剣を構えると
「偉大なる試練の王の命により侵入者を排除する
我らが王の悲願成就のために!」
「まじ!?
しゃべった!」
驚くパンサー
「気を付けろよ!
しゃべられるマモノは
普通のマモノよりも強力だ」
と向かっていく当夜
フライヒューマンはその攻撃を受ける
「侵入者を排除する!」
「お前なんかにかまってる暇はない!」
当夜はそう言って
銃を構えてフライヒューマンを下がらせる
「ぐう」
「はあああ!!!」
当夜は勢いよく切り付けて
フライヒューマンを撃破した
「すげえ・・・」
「さすがだな・・」
一瞬で片付けた当夜を見てつぶやく二人
「ぼおっとしてるなよ!
この先から強い力を感じる・・・」
「何!?」
一同は警戒しつつその先に進んでいく
「何が待ち受けてるの・・・・?」
クイーンは恐る恐る聞く
「向こうからきてくれたみたいだな・・・」
と一同の目の前に現れたのは
一人の人物であった・・・
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「我らが王の・・・・・
悲願のため・・・・・」
フライヒューマンは
そうつぶやいてその場に倒れ
黒いオーラのようになって消滅するのだった
「フライヒューマン・・・
おまけに言葉をしゃべれるなんてね・・・」
「言葉が喋れるのが
そんなに驚くことなのか?」
陽介は有紀に聞く
「言葉をしゃべれるマモノは
同じマモノでも高位の存在で
普通よりも強力なの
ってことはいよいよ向こうも本気になってきてるのね・・・」
有紀はそう言って
目の前の方を見て顔をこわばらせる
「ど、どうしたの?」
「気を付けて・・・
この先に強力な何かを感じる・・・」
有紀のそのつぶやきに警戒する面々
そこに現れたのは
一人の人物であった・・・・
待ち受けるのは
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