仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:lOOSPH

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主への道

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10、仮面狂想曲~capriccioso mascherare

迷宮の核である主のもとを目指す

当夜と怪盗団の面々

 

そこに現れたのは

一人の少女だった

 

「あ、よかった

 やっと人がいた・・・

 

 もう石炭袋通ったら

 こんな暗くて不気味な世界に

 ついちゃうんだからびっくりしちゃった・・・」

 

橙色の布で顔と体を隠し

杖を突いている高校生くらいの少女

 

「だ、誰?

 

 見たところ人間みたいだけれど・・・・」

 

「いや・・・

 

 ただの人間が

 迷宮の中にいられるわけがない・・・

 

 と言うことは・・・」

 

当夜はそう言って聖剣を召喚して構える

 

「うわっと!?

 

 どうしてそんなの取り出すの!?

 

 ま、待ってってば!?

 

 確かに私たちはこの世界の人間じゃないけれど

 別にこの世界をどうこうしようとかは考えてないから!?」

 

当夜が構えると少女は驚愕する

 

「この世界の人間じゃない・・?

 

 それってつまり

 ワガハイたちと同じ

 

 この世界とは別の世界に落ちてきたのか?」

 

モナが分析する

 

「と、とにかく落ち着こうよ

 ここは今は収めて、ね・・・」

 

どーどーと気を落ち着かせようとする少女

 

「どのみち時間を食ってる暇はない・・・

 

 悪いが通らせてもらうぞ!」

 

当夜は聖剣を振るって少女に向かっていくと

少女は杖から刀を抜いてそれで聖剣を止める

 

「もう!

 

 わからずやなんだから・・・」

 

「仕込み杖か!」

 

と少女は布を脱ぎ捨てると

少女の全貌が明かされる

 

見た目はかわいらしい容姿の

年に似た少女だが左半身が異様だった

 

顔の左半分と左手が

人間の者とは思えないようなものである

 

まるで爬虫類

 

いや、龍のようにも見える

 

「な、なんだあれ・・・」

 

少女のその半身を見て驚愕する一同

 

「これは呪い・・・

 

 ドラゴンの翼の呪い・・・

 

 この呪いは私を今でも蝕んでる・・・」

 

すると少女の背中から

巨大なドラゴンの翼が現れ始める

 

すると変異していた左手と顔が

徐々に元の容姿に戻っているのが分かる

 

「何とまがまがしい・・・・・」

 

フォックスは思わずそれを見てつぶやく

 

「だったらどうする?

 

 私はどっちの感想も

 もう聞き飽きてるから・・・」

 

「・・・・」

 

クイーンは静かに口を開く

 

「あなたが何者だとか

 その姿がどうなのかとか

 

 今はそんなのは問題じゃないわ・・・・

 

 問題はあなたは何のために

 私たちの前に現れたのかと言うこと・・・・

 

 教えて

 

 あなたはどうしてここに現れたの?」

 

「わからないわ・・・

 

 私はある世界から

 石炭袋を通って気が付いたら

 ここに来たの・・・

 

 そしてこの場所で人を探してたら

 貴方達に会った、それだけ・・・」

 

「そ、そう?

 

 じゃあそこを通してもらってもいいかな?

 

 私たち今急いでるから・・・」

 

ノワールがそっとそう言葉を

かけると少女は静かに言うのだった

 

「悪いけど・・・

 

 そうはいかないんだよね」

 

そう言って手に持っている仕込み杖から

刀を抜いて、左手には鞘、もとい杖の部分を

 

逆手に構えていく

 

「私はまだ貴方達を信じてない

 

 信じていないのは敵であると認識しているのとおんなじ・・・

 

 だからこのまま逃がすわけにもいかないんだよね・・・

 

 それにこの世界の人間がどのくらいのレベルなのかも知りたいしね」

 

と姿勢を低くし

杖の方を前に刀を順手で後ろに向けて

 

臨戦態勢を取る

 

「向こうはやる気みたいだな・・・

 

 少しくらいなら付き合ってやってもいいだろ」

 

「しょうがない・・・・

 

 みんな行こう!」

 

ジョーカーの言葉に

ほかの面々も構えを取る

 

「まいります!」

 

と優生は足に力を入れると

背中のドラゴンの翼を大きく羽ばたかせ

 

一同に一気に向かっていくのであった

 

「うおっと!」

 

少女はまずはスカルに向かってきた

スカルは武器である鈍器を使って応戦していく

 

だが少女は杖を使って武器を抑え込み

刀を大きく振り上げていく

 

だがその手を何かが巻き付ける

 

「っ!」

 

「はあ!」

 

パンサーが武器の鞭で少女の刀を

持っている手を巻き付けて攻撃を中断させる

 

「スカル!」

 

「おりゃ!」

 

そこにスカルが

鈍器を振るって反撃を試みるが

 

少女は背中に生えたドラゴンの翼を羽ばたかせて

後ろに飛んでスカルの攻撃をかわしてしまう

 

「ゾロ!」

 

そこにモナがゾロで攻撃を仕掛けるが

少女はそれを翼を使って防いでしまう

 

更に体を回転させて

突風を越してそれをモナに放つ

 

「ニャ!」

 

モナはダメージはないが

遠くにまでふっとばされてしまう

 

「はあああああ!!!!!」

 

フォックスが日本刀を手に

少女に切りかかっていく

 

「女であっても容赦はしない」

 

「っ」

 

少女はフォックスとつばぜり合いをしていくが

少女は突然足払いを繰り出してフォックスのバランスを崩させ

 

仰向けに倒した彼の体を

踏みつけるように抑え込む

 

「ぐう・・・・・

 

 何と見事な体さばき・・・・・」

 

「それはどうも」

 

少女は仕込み杖の刀の方でヒュンと空を切る

 

そこにクイーンが飛び込んでいき

次々と攻撃を仕掛けいく

 

少女はそれを

腕で防御をしてしのいでいきつつ

 

距離を取っていく

 

「あなたのそれって合気道?

 

 でもちょっと荒いかな?」

 

「っ!」

 

すると少女はクイーンの後ろに回り込んで

マフラーをつかんで引っ張って壁の方に追いやっていく

 

「ううっ!」

 

少女はそこに杖の方をたたきつけんとすると

そこにノワールが斧を振るっていく

 

少女はノワールの武器である斧を見て

防ぐのは無理と判断したのかアクロバットな動きで距離を取っていく

 

そこにとびかかっていくジョーカーと当夜

 

少女はそれぞれの攻撃を仕込み杖の刀と杖を

交互に打ち付けて応戦していく

 

互いに引けを取らない攻防

 

「「「はあああ!!!」」」

 

そして三人の攻撃がさらに繰り出されようとした

 

その時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人の少年が三人の間に割って入り

刀をもって攻撃を受け止めてしまうのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「っ!?」」

 

「ななちゃん!」

 

するとその少年は

当夜とジョーカーを蹴り飛ばして

 

下がらせてしまうのだった

 

「うおっと!」

 

「く・・・・」

 

すると少年は少女の方に向く

 

「優ちゃん

 

 どこに行ってたの?

 

 すっごく心配してたんだよ?」

 

「ご、ごめん・・・

 

 石炭袋から飛び出したら

 この場所に来ちゃって・・・」

 

少年はあきれたようにため息をつく

 

「あ、ごめんねびっくりさせちゃって

 

 優ちゃんは悪い子じゃないんだけれど

 ちょっと疑り深いところがあるからね

 

 ご迷惑をおかけしちゃって申し訳ありません」

 

と少年は頭を下げる

 

「あ、ああいや・・・・

 

 その・・・・」

 

「ま、まあ・・・

 

 疑った俺達の方も悪かったしさ・・・」

 

謝罪する二人

 

「さてと優ちゃん

 

 そろそろ行くよ」

 

「え、でもななちゃん・・・

 

 石炭袋は・・・」

 

少女は何やら不安そうに言葉を言う

 

「しょうがないよ

 

 僕の作った石炭袋は

 まだ不完全なんだし・・・

 

 こうなったらまた復活してくれることを

 祈るしかないね・・・」

 

当夜は言う

 

「それじゃあ僕たちは行くよ

 

 よくわからないけどこの先で

 やるべきことがあるんでしょ?

 

 だったら僕たちそれを邪魔する理由はない・・・・

 

 僕たちも僕たちのやるべきことをやるから」

 

「ま、待ってくれ!

 

 お前らはいったい誰だ?」

 

当夜は聞いた

 

「僕は七誠

 

 僕は元の世界では

 北斗の剣士って呼ばれてる・・・・

 

 この子は優ちゃんこと優生ちゃん

 

 僕の相棒の橙色の魔法使い、パートナーだよ」

 

「う、うん・・・」

 

と二人は去っていくのであった

 

「君たちとはもしかしたらこの先

 

 また会えるのかもしれないね・・・・」

 

意味深な発言を残して

 

「誰だったんだ今のは・・」

 

「さあな・・・

 

 今はとにかく

 主の方に行くぞ!」

 

当夜に言われて怪盗団の面々は急いで

奥にある主の蛹のある部屋に向かっていくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かの少年は何者か・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   




謎の少年少女

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