仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:lOOSPH

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王の間へと続く道

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11、罪の器~Sin of a sin

試練の迷宮

 

こちらは迷宮を統べる罪徒

 

王のもとへと向かっていく組

 

自称特別捜査隊の面々である

 

だが面々の前には

何体もの罪兵たちが阻んでいき

 

思うように闘いが進まない

 

「ほぼ無尽蔵って言っても

 限度があるだろうが・・・・」

 

「む、無理・・

 

 そろそろ限界・・」

 

「私も同感・・・

 

 でも・・・」

 

ぞろぞろと周りから

罪兵が次々と現れ始めていく

 

「なんだよこいつら・・・

 

 ゴキブリかよ・・・」

 

「ご、ゴキはもう

 思い出したくないクマ・・」

 

完二の単語にクマはやや青ざめて言う

 

「久慈川さん!

 

 敵の方はどうですか」

 

『もう少しだけど

 この先にもまだたくさんいるみたい・・』

 

りせは探知する

 

「これじゃ王の前に

 たどりつく前に体力を消耗します・・

 

 せめてどこか発生源を抑えられれば」

 

由奈はつぶやくが

そんなことはお構いなしに

 

次々と現れていく罪兵

 

すると

 

一体の罪兵の頭部を

何かが突き抜けていく

 

その突き抜けたそれは

何やら釘のような形をしたエネルギー弾のようだ

 

するとそこにさらに

同じような弾丸が次々と放たれていき

 

罪兵の大群は全滅するのだった

 

「な、なんだ!?」

 

陽介は辺りを見回す

 

すると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな一同を

上から見つめる一人の少年

 

「へえ・・・

 

 あれがこの世界の・・・

 

 少し確かめてみよう」

 

するとその少年は

そこから飛び降りていき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一同の後ろ側に着地する

 

その少年の姿を見つめる面々

 

「な、なんだあ!?」

 

突然現れた少年に完二は聞いてきた

 

「やあ、坊やたち

 

 初めまして、そして

 

 さようなら・・・」

 

と少年は一同に銃をもって

攻撃を仕掛けていく

 

「うおっと!

 

 いきなり攻撃て」

 

「敵ってんなら

 容赦はしねえぞ

 

 タケミカヅチ!」

 

完二はそう言って

ペルソナを呼び出す

 

少年はタケミカヅチの猛攻を

その身軽で素早い動きでひらりひらりとかわしていく

 

「ほう・・・

 

 見たことのない力を使う・・・」

 

すると少年は

羽織っている布をマントのように翻し

 

タケミカヅチに振るっていくと

 

「な、なんだ!?

 

 うおっと!」

 

するとタケミカヅチは勢いよく吹っ飛ばされていき

 

それにつられて完二も吹っ飛ばされてしまう

 

「お前たちは何者だ・・・

 

 どうしてこの迷宮で自由に動ける」

 

「それはこっちの台詞だっての!」

 

少年に問われて陽介は返す

 

「俺は聖徒・・・

 

 そしてこの世界の最後の希望だ!」

 

と右手の甲を向けて見せるとそこにあったのは

当夜が右手に宿していた聖痕と同じものだった

 

「あれって聖痕!?」

 

「当夜君たちとおんなじ・・・」

 

「ってことは・・・

 

 貴方は聖徒!?」

 

「そういうお前も聖徒か・・・

 

 だがなぜこのラルヴァに満ちた

 迷宮の中でお前たちはどうして力を使えるのだ?

 

 エーテル濃度の薄いこの世界では

 いかなる力も無効化されるというのに・・・」

 

少年は聞く

 

「ふっふーん

 

 クマには隠された力があるクマ

 

 その力の前にはらるヴぁなんて意味ないクマ」

 

「・・・・・・・」

 

クマの発言に

疑り深い反応を見せる少年

 

「クマ、ちょっと黙っててもらえる?」

 

「うう・・」

 

下がらされるクマ

 

「僕たちがこの世界でも

 力が使えるのはある聖徒さんの力のおかげなんです

 

 その彼は今この場にはいませんが

 彼の協力のおかげで僕たちはこの力を使えるということなのです」

 

直斗が説明していく

 

「ほう・・・

 

 この世界の聖徒にも

 俺とおんなじ稀人がいるのか・・・」

 

少年はつぶやく

 

「あんたは何者なんだよ

 

 いきなり俺たちの前に現れるなんて・・・・」

 

陽介は恐る恐る聞く

 

「さあな

 

 俺は他の奴と一緒に

 迷宮に入っていったら

 

 そこでお前らに出会った・・・

 

 経緯はそれだけだ」

 

少年は言う

 

「異世界の稀人というのには

 興味が実に沸いてくるな

 

 だがその様子だとそいつは

 ここにはいないようだな・・・」

 

すると少年は聖剣を取り出す

 

「ちょ、ちょっと!?

 

 なんで剣なんて持ってんの!」

 

「ただの個人的興味だ・・・

 

 この世界の奴が

 どれほどのものなのか

 確かめさせてもらうとしよう!」

 

そういって腕をクロスさせて

そのまま一同に向かっていく

 

「うわっと!」

 

不意を突かれて対応が遅れてしまう陽介

 

だがそれでも攻撃は当たらなかった

 

「ああもう!

 

 そっちがそのつもりなら

 やってやろうじゃん!

 

 アチョー!」

 

千枝はそう言って

蹴りを繰り出していく

 

すると少年はそれを

腕に巻いた布によって止められ

 

そのまま後ろに押される

 

「うわっと!」

 

少年はそこに剣を持って向かっていくが

 

彼の前に炎による壁ができて

少年はひるみ、後ろにアクロバットで下がっていく

 

「千枝!

 

 大丈夫!?」

 

「ごめん雪子・・」

 

雪子が千枝のもとに駆け寄っていく

 

「おおりゃあああ!!!」

 

完二がそこに盾で殴り掛かっていくが

少年は剣でその攻撃を受けて防御する

 

「おおお・・・」

 

「ん!」

 

左手に持っていた布を

マントのように羽織り

 

左手に銃のようなものを持つと

それを完二のほうに向けていく

 

だがそこに

何かが振るわれて

 

銃は高くあげられていく

 

「危なかったな」

 

「すまねっす先輩」

 

「クマが決めちゃる!」

 

とクマがペルソナを召喚し

冷気を少年にはなっていく

 

少年はマントのように巻いた布を翻して

防御を試みるが冷気は布ごと彼を凍らせていく

 

「ぬう・・・」

 

それに気が付いて布を

顔にまで大きく広げて

 

布をその場に脱ぎ捨てる少年

 

「スクナヒコナ!」

 

直人の繰り出したペルソナは

少年に手に持っている武器による一撃を

 

食らわせていくのであった

 

そこに

 

「イザナギ!」

 

悠がイザナギを繰り出して

見事少年に攻撃を当てて

 

「おりゃああああ!!」

 

由奈が聖槍をふるって

風を起こし一撃を食らわせるのであった

 

攻撃で吹っ飛んで倒れ

そこで膝をついた少年

 

「なるほど・・・

 

 確かに強い力だな・・・

 

 おまけにまだ伸びる予感もする・・・」

 

少年は顔を上げてそう言った

 

「ちょっと楽しみになってきたな・・・」

 

そういって立ち上がる少年

 

「お、おい待てこら!

 

 逃げんのかよお前!!」

 

完二が呼びかけると

 

「逃げるも何も

 見たいものは見れた

 

 だったらもうお前らと戦う理由はない・・・

 

 俺の敵は罪徒であってお前らじゃない

 だから倒す必要もまたない・・・

 

 だが最後に言っておく

 

 俺の名前は渚・・・

 

 東雲 渚・・・

 

 円があったらまた会えるだろう・・・

 

 その時まで今より強くなるんだな」

 

と少年、渚は

一同に背を向けて

 

そのまま走り去っていってしまったのだった

 

「なんだったんだ今のは・・」

 

「さあな・・

 

 少なくとも敵には感じませんでしたが・・」

 

悠の言葉に由奈はそう返した

 

「なんにしても先を急ごうぜ!

 

 早くしないと主のほうに行ってる方に

 敵が向かっていっちまうかもしれねえ」

 

「そうだよ

 

 あたしらが行かないと

 作戦がうまくいかないっしょ?」

 

陽介と千枝が

悠と由奈に呼びかけるのであった

 

「そうですね・・

 

 私たちにはここで

 絶対にやり遂げなくては

 ならないことがあるんです・・

 

 そのためにも先に進まないと・・」

 

「そうだな・・

 

 この戦いは俺たちが

 元の世界に戻るための

 大切な一歩になると思う・・」

 

由奈と悠は

ともに先に行くほかの面々とともに

 

王の待つ場所に向かっていくのであった

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・‣・・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

『みんな・・

 

 気を付けて・・

 

 この先からとてつもなく

 強い何かを感じる・・

 

 この中を探るのが嫌になるほどの

 どす黒い何かを・・』

 

りせが通信越しに

一同に呼びかけていく

 

「・・・・・・」

 

悠は一同を見回すと

もう準備はできてるという表情をもいて

 

目の前の通路を見つめる

 

「ようし!

 

 行っくぞぉおおおお!!」

 

悠や一同の言葉を千枝が代用し

一同は奥へと向かっていくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王への謁見の時が来る・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   




王への謁見に

・・・ ・・・・・・・・・

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