仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:lOOSPH

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主に向かうのを阻むもの

・・・ ・・・・ ・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・・


15、劣夢 ~Lower creatures nightmares

試練の迷宮

 

主の間

 

そこで一人の少年が目を覚ます

 

「う、うん・・・」

 

心の怪盗団のスカルは

敵の手にかかって意識を封じられてしまったものの

 

その呪縛から解放されて

ようやく目を覚ます

 

「スカル

 

 どうやらおまえも

 元に戻ったようだな・・」

 

その彼に声をかけるのは

猫のような姿の異様な存在

 

モナであった

 

「モ、モナ・・・

 

 俺は一体何が・・・

 

 俺はあの時

 敵の攻撃を受けて・・・」

 

「そんなことより立て!

 

 みんなもうとっくに立ち上がってるぞ!!」

 

とモナは視線をある方向に向けると

スカルもそれにつられてそのほうを向く

 

そこで見たのは

 

ほかのメンバーが

敵と戦っている光景だった

 

「てやあああーー!!!」

 

パンサーは武器である鞭をふるい

攻撃を仕掛けていくが

 

敵はまるで幽霊のように攻撃を

すり抜けるように無効化させた

 

「ぐう・・・・」

 

パンサーは

ぎりっと歯を軋らせる

 

「ゴエモン!」

 

そこにフォックスが

ペルソナを召喚して

 

敵に冷気を放っていく

 

「この程度でこの私を止められるものか!」

 

そうつぶやくのは

武器開放をした

 

夢幻の大君主

 

彼であった

 

彼はゴエモンの放った冷気を

両腕を追っている布を払って相殺させていく

 

「はあああーー!!!」

 

そこにクイーンがヨハンナに

乗って大君主に突っ込んでいく

 

見事その突撃は大君主に辺り

そこに熱が与えられるが

 

「その程度か?

 

 下等な生物が!」

 

「きゃあああーー!!!」

 

大君主はそれを片手で受け止め

さらにはまるで海豚のようなキックを浴びせる

 

その攻撃を受けてクイーンは

吹っ飛ばされて地面を転がっていく

 

「ミラディ!」

 

ノワールもペルソナを呼び出していく

 

ミラディのスカートから銃が伸びて

そこから放たれる銃撃が大君主に降り注ぐ

 

だが大君主はそれを

その銃が放たれてきたところに

翼を立てのようにして覆うことで防いだ

 

「まったく

 

 どこまでも理解の

 追いつかん劣等種め!」

 

と翼を勢いよく羽ばたかせる

 

それを受けて先ほど

対峙した面々は勢いよく吹き飛ばされる

 

「いい加減に理解しろ

 

 お前たちは私にはかなわないと

 

 私に挑んだことが間違いであるとな」

 

大君主はそう言ってくる

 

だが

 

「そんなこと考えもしねえな!」

 

「何?」

 

スカルが口を開く

 

「誰が誰にかなわないって?

 

 勝手に決めつけないでよ!」

 

「俺たちはどうしても

 元の世界に戻ってやらなければ

 ならないことがある」

 

「だからこんなところで

 つまずいてるわけにはいかない

 

 何より私たちは同じ思いを託して

 同じ思いを託された」

 

「だからこんなところで立ち止まっているわけにはいかないんです」

 

一同は立ち上がって言い放つ

 

「俺たちが仮にここで死んでも

 託された思いは決して死なねえ

 

 俺たちは死んでも

 この思いを胸に最後まで戦う!」

 

「俺たちはそのために・・・・

 

 ここに来たんだ!」

 

当夜も言い、ジョーカーもそれに続く

 

「ほざけ!

 

 そのような思いとやらが何の役に立つ!

 

 その思いとやらが

 この私の力の前になすすべもないことを思い知るがいい!!

 

 この世には決してあがけぬ力の差があることを教えてくれるわ!!!」

 

「あがいてやるさ

 

 それがワガハイたちの意志・・

 

 反逆の意志だ!」

 

モナはそう答える

 

「人間風情が

 

 この大君主たる

 この私に歯向かうかあああ!!!!!!!!」

 

と翼を広げて

そこから闇色のオーラを

鞭のようにして伸ばしてふるう

 

一同はそれを見て

急いでその攻撃をかわすために

それぞれ離散していく

 

「キッド!」

 

「カルメン!」

 

まずはスカルとパンサーが

それぞれのペルソナを呼び出して

 

攻撃を仕掛けていく

 

大君主はそれを見て

地面を勢いよくけりだして

 

空へと飛んでいき

両腕を覆っている布をふるい

 

まるで刃のようにふるって

二人のペルソナに攻撃を仕掛けていく

 

「ぐう・・・」

 

ペルソナの受けたダメージが

自分たちにフィードバックする

 

だがそれでも

 

「はあああーー!!!」

 

二人は意志を曲げずに

抵抗を見せていく

 

「ぐお!?」

 

ペルソナたちが

さらに立ち上がっていき

 

思わぬ反撃を受ける夢幻の大君主

 

だが大君主はそれを受けても

着地して体制を維持する

 

「ゾロ!」

 

モナはゾロを呼び出して

さらに攻撃を仕掛けていく

 

大君主はゾロの放つ風による攻撃を

難なく打ち破っていき、さらには伸ばしている尾を

 

大きくふるっていく

 

「うにゃ!?」

 

攻撃を受けてゾロとともに吹っ飛ばされてしまうモナ

 

だがそれに合わせるように

 

「てやあああああ!!!!!」

 

フォックスが切り込んでいく

 

「人間風情が

 

 この私に普通の武器で

 かなうとでも思っているのか?」

 

と布で覆われた腕で

フォックスの攻撃を防いでいってしまう

 

「倒せるとは思っていないさ

 

 だが、それでもやりようはある!」

 

「何・・・・・・・・?」

 

すると後ろから

冷気が浴びせられて

 

翼や背中からだんだんと凍り付かされていく

 

「なんと!?

 

 だがこの程度・・・・・・・・」

 

するとフォックスがその場より離れていく

 

そこに

 

「おりゃあああーー!!!」

 

クイーンがヨハンナにまたがって

大君主に飛び込んでいく

 

その特攻を受けた大君主

すると翼はたちまち砕けてしまう

 

「ぬう」

 

するとあたりの空間が

大きく揺らいでいき

 

元の景色に戻った

 

主の蛹が見えた

 

『まずい・・

 

 ジョーカー急げ!

 

 このままだと主が復活するぞ!!』

 

ナビの声が聞こえる

 

みると確かに蛹の内側から

何かが出てこようとしているようすで

 

不気味にうごめいている

 

「く・・・・」

 

ジョーカーはそれに気づくが

足を負傷しているため駈け出せない

 

すると

 

「ジョーカー」

 

スカルが彼の肩をたたく

 

「ここは俺に任せな

 

 こういう時こそ

 走り出さないとだろ!」

 

「ああ、頼んだ・・・・」

 

スカルの要請を

ジョーカーは承諾する

 

するとスカルは

主のほうへと駈け出していく

 

「行かせるか!」

 

だが夢幻の大君主は

それを見つけて地面をけりだし

 

その速さで

スカルを追っていく

 

「まじかよ!?」

 

あまりの速さに

スカルは思わず足を緩めてしまう

 

だがそこに

ミラディの銃撃が大君主に放たれ

 

夢幻の大君主はそれを受けて

地面に落とされてしまう

 

「スカル!

 

 こっちは私に任せて

 早く主を!!」

 

「ノワール!

 

 私も手伝うわ!!」

 

「すまねえ、頼んだ」

 

ほかの面々が

大君主の足止めを担い

 

スカルは主のほうへと向かっていく

 

「うおおお!!!」

 

スカルはひたすら

主のほうに向かって駆け出していく

 

「小虫共が

 

 貴様にかまっている暇などないわ!」

 

大君主はそう言って

布のようなものに覆われた両腕を

 

まるで蝙蝠の翼のように広げると

面々に向かっていく

 

面々は立ちふさがるが

 

大君主はなんとすり抜けるように

足止め組を通り抜けていってしまう

 

そして

 

「うおおお!!!」

 

スカルはそれでもかけていく

 

「その程度の速さと対応で

 この私を振り切れるとでも思うか!」

 

と大君主は尾を伸ばして

それをスカルに向かってはなっていく

 

「キッドオオオ!!!」

 

だがスカルはそれでも

あきらめずにキッドを召喚する

 

「行けえええ!!!」

 

とキッドは渾身の一撃を

主のほうに向かって放っていく

 

「何!?」

 

そして

 

キッドの一撃は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主の入った蛹を貫いた・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ば、馬鹿な・・・・・・・・!?」

 

祖の一撃を受けた主の蛹は

不気味ながらも激しく動かしていき

 

爆発を起こすようにショートを起こしていき

 

やがて消滅していくように崩れていく

 

「やった・・・・」

 

一同は崩れていく主を見て

静かにつぶやいた

 

「ふう・・・」

 

スカルはそれを見て

力が抜けるように座り込む

 

「うまくいったな」

 

当夜がスカルに話しかけていく

 

「ああ・・・

 

 しっかしすげえな

 聖剣っていうのは・・・」

 

すると崩れ去る蛹の向こう側から

何かが飛んでくるとそれは当夜の手元に収まった

 

「まさか!?

 

 あらかじめ聖剣を渡して

 それを乗せて攻撃をしたというのか!」

 

大君主は驚愕する

 

「人間のことを理解していないお前に言っておくぜ

 

 俺はな、あきらめが悪いんだよ・・・

 

 人間の中では特にな!」

 

当夜は言う

 

「貴様らぁ

 

 生きて帰れると思うなよおおお!!!!!!!!」

 

と尾を伸ばして

それを当夜に向けて放っていく

 

だが当夜は

聖剣を構えて

 

その尾をかいくぐっていき

夢幻の大君主に向かって足を止めずに向かっていく

 

「はあああ!!!」

 

当夜はやがて夢幻の大君主のもとに

たどり着いて、剣をふるっていく

 

大君主は足を繰り出して

剣をいなして向かっていく

 

「てや!」

 

当夜は剣を突き出すが

それをけり上げて剣をはじく大君主

 

「おっと・・・」

 

「ふん!

 

 剣をはじかれれば

 もうなすすべもあるまい

 

 これで終わりだ!!」

 

と大君主は

布のような膜に覆われた両腕を

当夜にふるっていく

 

すると当夜は体に

マント状にかけている布を

 

ふるって防御をする

 

「それは誠骸布!?

 

 なぜだ!

 

 聖徒が持てる

 聖器は一人につき一つのはず・・・・・・・・」

 

「さっきジョーカーたちが言っただろ!

 

 託された思いは生き続けてるって・・・

 

 これがその証だ!!」

 

と布をふるって向かっていく

 

「だがそれは所詮は

 防御に利点を置いたもの

 

 それだけでは私には勝てんぞ!」

 

夢幻の大君主はなおも攻撃を続けていく

 

「ぐう・・・」

 

「貴様さえ倒せば

 残る人間どもを始末するなど

 

 たやすい・・・・・・・・

 

 ここで一気につぶしてくれる」

 

夢幻の大君主はそういって

当夜に容赦のない攻撃を浴びせていく

 

「あ・・・・」

 

それを見ていたジョーカーの目の前に

 

先ほど飛ばされた聖剣が

ジョーカーの目の前で突き刺さった

 

「これは・・・・」

 

するとジョーカーは

それを手に取ると

 

「うおおーーーー!!」

 

それを手に

後ろから夢幻の大君主に切り込んでいく

 

「っ!?」

 

「たああーーーー!!」

 

大君主の東部の右寄りから

一気に切り裂かれていき

 

その体からおびただしい

色の混ざった液体が勢いよく噴き出していく

 

「・・・・・・・・」

 

足元に布に包まれた右腕が転がり

夢幻の大君主は声にならない驚きの表情を浮かべていた

 

「ぐう、このおおお!!!!!!!!」

 

大君主はこれに激高し

残った右腕でジョーカーに攻撃を与えていかんとする

 

だが

 

「てやあああ!!!」

 

今度は当夜が槍を手に

それを大君主に突き出していく

 

「ぐうお!?」

 

「はあああ!!!」

 

その槍の一撃を受けて

大きく吹っ飛ばされていく大君主は

 

崩れていく主の蛹にたたきつけられる

 

「ぐう・・・・・・・・

 

 試練の軍勢、万歳・・・・・・・・

 

 我らが偉大なる

 試練の王に栄光あれえええ!!!!!!!!」

 

そう叫びをあげながら崩れ去る蛹と運命を共にしていく夢幻の大君主であった

 

一同はその様子をただじっと見つめていた

 

「よっしゃあああ!!!」

 

「やったー!」

 

歓喜の声を上げるスカルとパンサー

 

「これで試練の王や

 その力の影響を受けていた罪徒の力は

 

 大幅に弱まるはずだ

 

 このまま王のほうに

 いる組のほうに合流しよう

 

 俺たちの戦いはまだまだこれからだ!」

 

「そうだな」

 

「ねえジョーカー?

 

 足のほうは大丈夫なの?」

 

ノワールは恐る恐る聞くと

一同もはっと気が付いてジョーカーを見る

 

「そういえば・・・・」

 

ジョーカーも不意に

負傷したほうの足を見る

 

試しに足を少し動かしてみると

 

何の痛みも感じないのがわかる

 

「これは一体どうなってるんだ・・・・・」

 

「ま、まあなんにしても

 とにかく王のほうに行こうぜ!

 

 ナビ、ナビゲートを頼むぜ」

 

『よっしゃ任せろ!』

 

と一同は王のほうに向かっていくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主を見事に破壊した面々は反撃に転じることはできるのだろうか・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   




王のもとへと向かうため

・・・ ・・・・・・・・・

・・・・ ・・・・・・・・

・・・・・ ・・・・・・・・
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