仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:lOOSPH

9 / 39
三つのうちの二つの仮面

・・・ ・・・・ ・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・・


9、二つの運命共同体

特別課外活動部の面々が

 

命令の大総裁の居城に突入する

ほんの少し前くらいの時

 

陰陽路を歩いていく

一団がいた

 

その者たちは

今回の事件の首謀者たる

 

命令の大総裁のもとに

むかっていくのであった

 

「見てください

 

 見えてきましたよ・・・

 

 あれが今回の目標・・・

 

 命令の大総裁の居城です」

 

そこには一つの

大きな建物が見えてきた

 

「あれが敵の城か・・・・」

 

「なんか

 

 人間が住んでるみたいな

 感じがするよね・・」

 

千枝は何気につぶやく

 

「そうです

 

 あの城はもともとは

 人間が作り出したものです

 

 誰も使わなくなったあの城を

 命令の大総裁がこの場所を

 進行するにあたって前線基地にしたと言うことです

 

 現在この周辺はもう

 奴の手にわかっていると考えていいでしょう・・」

 

「そうなんだ・・」

 

由奈が説明する

 

「まあどっちにしても

 あそこにいる親玉をたたけば

 

 万事オッケーっしょ」

 

「そうだね

 

 どっちにしても

 このままにはしておけないし・・」

 

「よっしゃ!

 

 クマたちが乗り込めば

 一気に決着!!」

 

すると

 

「待ってください・・・

 

 何かが向こうから」

 

直斗は前から何かが走ってくるのを感知した

 

それは

 

「あれは・・

 

 犬?」

 

コロマルであった

 

ワンワンと何かを

訴えるように吠える

 

「この子・・

 

 野生じゃないよね・・

 

 だって服着てるし」

 

「何だろう・・・

 

 何かを訴えてるような・・・」

 

コロマルの様子になにやら

ただ事ではないように感じる面々

 

「わは~・・・」

 

「ひょっとして

 この先に飼い主がいて

 

 襲われているのか!?」

 

悠はそう推測する

 

「だったら大変!

 

 助けに行かないと!!」

 

「でもどこにいきゃいいんだ・・・・?」

 

すると

 

コロマルは一同にワンワンと吠えて

ついてきてといわんばかりに走り出す

 

「ついてきてって言ってるのかな?」

 

「だったら行こう!」

 

と一同は急いで向かっていくのであった

 

・・・・

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・‣・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

・・・

 

一方

 

外から中の様子を

うかがう一同

 

「みんな大丈夫かな・・・」

 

「ああ、ことねっちたちのとこに

 なんかやばいのがやってきて

 

 それを湊達が様子見に行ってるみたいだし・・・・

 

 さすがに不安になってきたな・・・・」

 

『大変!

 

 有里君たちの反応が

 見えなくなりました!!』

 

それを聞いて二人は

驚きを見せる

 

「おいおいおい

 まずいんじゃねーの!?」

 

「早く私たちも向かわないと・・・」

 

すると

 

居城の近くに流れている川から

何かがあらわれる

 

それは

 

見た目は爬虫類のようだが

犬のような雰囲気を持つ怪物が

 

低いうなり声をあげながら

ゆかり達に向かっていく

 

「な、なんだよこれ・・・・」

 

するとその怪物たちは

一斉にゆかりたちにとびかかっていく

 

「この・・・・」

 

順平はとびかかってきた

怪物に両手剣を振るって応戦する

 

怪物は真っ二つになり

黒い霧状になって消滅していく

 

「よっし」

 

だがそこに

また別の怪物がとびかかるが

 

その怪物に矢が突き刺さる

 

「馬鹿!

 

 周りを見なさいよ」

 

「周りって・・・・

 

 えええ!?」

 

そこには大量の怪物たちが

順平たち三人を取り囲んでいた

 

『ごめんなさい!

 

 リーダーたちの方に

 気を取られて・・・』

 

「いいよそんなこと

 

 とにかく片付けるわよ順平!」

 

「こうなったら

 

 やるしかねえな」

 

と二人はそれぞれの武器を手に

次々ととびかかっていく怪物たちを

 

打ちのめしていく

 

だが無尽蔵ともいえる

その数に二人はだんだんと

 

押されていく

 

「くそ・・・・

 

 きりがねえ・・・・」

 

「回復も・・・

 

 追いつかない」

 

すると怪物たちの群れの奥から

更に二体別の怪物があらわれる

 

見た目甲冑を着た人間のようだが

その関節から見えているそれは

 

エビやカニのような

節足動物の類のものであった

 

更なる怪物の登場に

身構える二人だが

 

激しい息切れが

二人の疲労が高まっているのを

感じさせていく

 

『ゆかりちゃん、順平君

 

 気を付けて!

 

 その二体は

 今戦ったこのマモノよりも

 

 強力です』

 

それを聞いて驚愕する二人

 

「まじかよ・・・・」

 

「く・・・」

 

顔をしかめる二人

 

・・・

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・‣・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

・・・・

 

「あれは甲冑蟹・・」

 

「それよりも・・

 

 あの二人は大丈夫なのか?」

 

悠は聞く

 

「まずいでしょうね・・

 

 周りにいるハンターハウンドの群れのせいで

 あの二人は疲労しています

 

 このままだと追いつめられるのは目に見えています」

 

「だったら助けよう・・

 

 何があるのかが聞けるかもしれない」

 

悠が言うと

 

「そうですね

 

 陽介さん!

 

 一緒に攻撃を仕掛けますよ」

 

「俺が?」

 

陽介は指名されて驚く

 

「甲冑蟹の弱点は

 甲冑型の甲羅の隙間にある

 

 わずかな節足のつなぎ目なんです

 

 そこをうまく狙えるのは

 風による攻撃だけなんです

 

 だから・・」

 

「なるほど

 

 そこで風の技が使える

 俺達の出番ってわけだな」

 

「はい

 

 悠さんは皆さんと一緒に周りの

 ハンターハウンドをお願いします」

 

「わかった・・

 

 みんな、行こう!」

 

「「「「「「「「うん」」」」」」」」

 

と行動を開始するのであった

 

・・・・

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・‣・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

・・・

 

迫りくる

甲冑蟹

 

順平とゆかりは

激しく息切れを起こしながら

 

武器を構えていくものの

 

やはり疲れは隠しきれていない

 

もうダメだ・・・

 

そう思ったその時

 

「ジライヤ!」

 

「風よ切り裂け!」

 

その声が聞こえて

甲冑蟹のうち一体が

 

バラバラになって

黒い霧状になって消滅する

 

「な、なんだぁ!?」

 

順平が攻撃が放たれた方を見る

 

「だ、誰なの・・・

 

 っていうか何なの!?」

 

そこに現れたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫

 

 俺達は敵じゃない

 

 助けに来た!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・‣・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

・・・ ・・・・

 

順平とゆかりは突然現れた面々に

驚きを隠せない順平とゆかり

 

「よーし!

 

 それじゃあいっくぞー!!」

 

千枝が言うと一団は一斉に

ハンターハウンドの群れと甲冑蟹に向かっていく

 

周りにいるハンターハウンドの群れに

一斉に攻撃を仕掛けていく

 

「やああああ!!」

 

「はあ!」

 

それぞれがもつ武器による攻撃を

敵の群れに振るっていく

 

「陽介さん

 

 もう一度・・

 

 行けますね!」

 

「ようし・・・・」

 

陽介はもう一度攻撃を試みる

 

「風を感じて・・

 

 相手に当てようと慌てないで・・

 

 とにかく目標を見つめること・・

 

 それだけを覚えてください」

 

「わ、わかった・・・・」

 

陽介は一息ついて

敵を見つめる

 

迫りくる甲冑蟹

 

すると敵は持っている武器を

大きく振り上げる

 

「いまだ・・・・

 

 ジライヤ!」

 

と攻撃を放つと

甲冑蟹の振り上げた腕が

 

切り落とされる

 

「よっしゃ!

 

 当たった!!」

 

「たあ!」

 

その後由奈が槍を振るって

風を起こしてとどめを刺した

 

「どうやらうまくいきましたね」

 

由奈は笑みを浮かべて言う

 

「やああああ!!」

 

悠たちの方も

最後の一匹を切り裂いて

 

ハンターハウンドの群れを全滅させた

 

「ようし・・」

 

「何とか片付いたね・・・」

 

この様子を見ていたゆかり達三人は

驚きと感服をしめしていた

 

「よ、よくわかんねえけど・・・・

 

 あいつらつえーなー・・・・」

 

「っていうかペルソナ使い!?」

 

すると一団は三人のもとに行く

 

「大丈夫か!?」

 

「う、うん・・・」

 

「あ、あのさ・・・・

 

 あんたら一体どうして・・・・」

 

「この子がここまで案内してくれたんだ・・」

 

とコロマルの姿を見せる

 

「コロちゃん!」

 

「そうだったんだ・・・・

 

 でも待てよ?

 

 確かコロマル

 琴音と一緒に城の中に行ったんじゃあ・・・・」

 

『まさか!?

 

 リーダーたちの身に

 何かが!?』

 

風花の言葉に

二人は大きく驚愕する

 

「それってまずいんじゃねえか!?」

 

「早く助けに行かないと・・・」

 

と向かおうとする二人だが

 

「待ってくれ!」

 

それを悠が呼び止める

 

「な、なに・・・?」

 

「俺達も連れて行ってほしい・・

 

 俺達もこの城にいる奴に用があるんだ」

 

「それにあんたら

 

 さっきの奴らの戦いで

 疲れてんだろ」

 

「ましてや三人だけで行くなんて

 無茶だよ」

 

「私たちも行く・・・」

 

「人数は多い方がいいっしょ」

 

「バックアップだったら

 アタシもいるしね」

 

「クマたちにどーんとまかせんしゃい!」

 

「僕たちと貴方達の敵は同じです

 

 力を合わせましょう」

 

悠たちも一緒に戦うと協力する姿勢を見せる

 

「そ、そりゃ・・・・

 

 こんなに強い人たちが

 大勢いるなら頼もしいけどさ・・・・」

 

「戦いは迷ったら負けです!

 

 こうやっている間にも

 あなたの仲間は敵の手にかかっているかもしれない・・

 

 ここはどうか、協力をさせてください」

 

由奈も頼みこむ

 

『そうだね

 

 助けてもらったんだし

 少なくとも敵じゃないよ

 

 おんなじペルソナ使いだし・・・』

 

「そうだね・・・

 

 敵はおんなじなら

 今は味方ってことだもんね」

 

「ま、そういうことなら

 

 こちらこそよろしく」

 

三人は協力を申請する

 

「ありがとう・・」

 

これが三つの仮面のうちの

二つの仮面の運命が交じり合う

 

前兆であった

 

『先輩!

 

 この城の内部の

 一番奥から何だか強い力を感じる

 

 たぶん敵はそこにいると思う』

 

「よし・・

 

 早速行こう」

 

と自称特別捜査隊は

ゆかりと順平たちとともに

 

城の中へと突入していくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命はもうじき交わる・・・ ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    




運命は今・・・ ・・・・

・・・ ・・・・・・・・・

・・・・ ・・・・・・・・

・・・・・ ・・・・・・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。