ユキは家で携帯をさわっていた。
なななな、なんとぉ!!今日のビッグニュース!!
今日、ついにユキの手にリュウヤ先輩のメアドが!!おおっと、ユキはアドレスを保存するや否や、リュウヤ先輩にメールで「好き」と打ち込んだーーっ!!
…んな訳あるかいっっっ!!
リュウヤのメアドを手に入れたのは本当だが、「好き」とは打ち込んでないっっ!!
まあ、とりあえずメアドを登録した事だけ送信しよう…。
〝リュウヤ先輩へ
ユキです!
メールアドレスを登録しましたのでよろしくお願いします!!〟
送信
…よし。初メール!!祝!!ユキは初メールを送ることができた!!レベルアップ!!
♪テレレレッテレー☆
そんなバカな事を考えていると、返信が来た。
(さっきの効果音がメールの音ではない。レベルアップの音だ(笑)。)
返信は〝おう〟とだけ書いてあった。でも嬉しかった。
次の日
サクラがいつものように目の前で喋っている。
「昨日のねー、抹茶アイスの事なんだけど、すごくおいしかったよー!!もうこの世界に生きててよかったって思っちゃうくらい!!なにより、この日本に…」
「いつも食べてるだろ!!」
…だから何で抹茶の話から朝が始まるんだよ!!昨日の昼は抹茶の話が出なかったから安心していたらこのザマだよ!!
ちなみにユキのこの日の占いが11位だったのはあまり関係ない話である。
ここで、サクラはあの事を聞いてきた。
「で、昨日リュウヤ先輩に何かメール送ったの?」
サクラは超ニヤケ顔でこちらを見ていたので少々腹が立ったが、ニヤケるような話でもなかったのですぐに答えた。メアド登録しましたという内容だけ送ったと。
「えー?それだけー?告白しなかったのー?(笑)」
「いや、メアド登録した直後に《私、あなたの事が…》とか送るかいっっ!!非常識過ぎるわ!!あと向こうも惹くわ!!」
そんな話で始まる今日。そして、学校の帰り…
「ねえ、ユキ~、告白したら良いじゃん!今日!」
「な…何で今日なんだよ!!」
私は少し照れながら言った。それを見たサクラはまたニヤニヤとこちらを見てくる。朝のニヤケ顔よりもウザい顔だ。私はまた少々腹が立った。
そんなこんなで、家に着くと、あの言葉がよぎる。
「告白したら良いじゃん!」
…いやいやいやいや、まてまて!!別に今日じゃなくてもいいじゃねーか!
自分がしたいときにすれば良いじゃないかっっ!!
自分のタイミングで…
「いつするんだ?」
「今で〇ょ!」
まてまてまてまて!!!今、林〇さん出てきちゃったよ!!今はないないないない!!
…よし、落ち着こう。えー、告白するタイミングは、高校受かってからするとか、卒業式の日とか、まあいっぱいあるよ!!大丈夫だ!まだまだこれから゛ぁ゛ぁぁ!!
…よし。
(何が「よし。」だよ!!)
次回もおたのしみに!