卒業~別れ   作:HonoRin

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今回はこの小説の重要なカギが含まれています!
では、本編どうぞ


第七話 カウントダウン

 三人揃った。そこでサクラは話し出した。

 

 それは、衝撃の言葉だった。

 

 …こんな事、初めてだ。

 

 

 

 「私、中学校を卒業したら、元々住んでいた田舎に帰るんだ…。」

 

 「「えっ?!」」

 

ユキとリュウヤは同時に言った。

 

 「え、じゃあ、中学校を卒業したら、そこにある高校に行くの?」

 

 「そうなるね…。」

 

 「じゃあ、もう卒業したらしばらく会えなくなるの?!」

 

 「うん…」

 

私はとても悲しかった。サクラも2分前のニヤニヤと見違えるほど悲しそうな顔をしていた。

 

 「じゃあ、思い出作りに何かしよう?!」

 

 

私はこの時分かっていた。私たちは受験生だから十分な思い出作りはもう今からじゃ無理なことを…。

 

 

 

 と、ここで突然、リュウヤが口を開く。

 

 「おまえら、受験生だから俺が相手になってやろうか?(笑)」

 

 私は、半笑いだけど涙目で「あほかああああ!!!」と言いながらリュウヤの顔をしばいた。リュウヤはしばかれてもまだ笑っている。

サクラも笑っていた。

…これも思い出になるでしょう(笑)。

 

 

 

 

 

 私とサクラは、あれから休みの日に時間がある時はよく遊びに行った。

 

 カラオケ:フードコートでおしゃべり=5:1くらいだが…。

 

 おかげでユキの財布からお金がものすごく少なくなったが、それで構わなかった。

サクラと一緒にいれる時間や日にちが短くなっていっている。

その別れまでのカウントダウンがあと少しで終わってしまうから…。

 

 

 

 そして、あれから2カ月。私たちは遊んでいる余裕などどこにもなくなってしまった。

 

 受験が近づいてくるカウントダウンが速くなっていく。

 

 受験勉強に追われる日々。

 

 そんな私を見てサクラもようやく勉強にとりかかったようだ。

 

 と、ここで高校の話になってくる。

 

 「ユキはどこの高校に行くの?」

 

 「今のところは、偏差値60の所に行こうと思っているよ。サクラは?」

 

 「偏差値39の、成績を2以上取れていたら行ける高校!」

 

…そうだ、サクラはバカ女王だった。。。

え?まてよ?

 

 「サクラの成績って…?」

 

 「数学と英語が1だから、頑張らないと!!」

 

 「マジで頑張れよ?!!!ていうか、授業寝なかったら1は付かないよ???!」

 

 「そ、そうだったの???!」

 

 「…今更かよっっ!!!…まあ、三学期の成績はまだ出てないから、そこで頑張れよ???!」

 

 「うん、頑張る!!」

 

 

…相変わらずバカだったあああああああああああああ!!!!(泣)

 

 

 そういえば、私の恋愛とはというと、まだタイミングが見つからず、告白はできていない。冷めないうちに告白しておこうとは思っているのだが、受験が終わるまでタイミングが出来ないのだ。。。

 

 でも、この前、リュウヤからメールが来た。

 

 〝受験までのカウントダウンしてあげるから頑張れよ!〟

 

 私は、すぐに〝しないで下さい、プレッシャーが来ます(笑)〟と返信したが…。

 

リュウヤはその空気を読まない。その日から一日一日、メールが来ては〝あと102日!〟とか、〝あと87日〟とかが来る。

 

 …もう私も諦めてそれを読んでいるうちに、それが日課になってしまった。

まあ、それもそれで面白いから別に良いのだが(笑)。

 




ユキたちの卒業がぐんと近づきました!
次回もおたのしみに!
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