今日、私が学校に着いて教室に入ると、いきなり、
「っしゃあああああああ!!!!今日でテスト終わりだーーっっ!!!」
という、朝からうるさい男子の声が教室の中で響きわたった。
…そう、今日は中学校での最後のテストの日である。
女子のほとんどは、「最後くらい良い点数取ろう!!」と言い合っているが、男子はほぼ全員が「っしゃぁ、これでテストから解放される…!!」と言いまくっている。
ちなみに私は、「まあ、いつものように頑張りゃ良いや」と思っている。
…しかし、サクラはというと、絶望感がこちらに伝わって来る位の顔になっている。
そして、今日のサクラの第一声。
「テスト死ぬ…。」
「…頑張れよ(泣)」
いや、このやり取りはテストの時はいつもある事だ。
しばらく経って、テストの紙を持った先生が教室に入ってきた。
ちらっとサクラを見ると、机に突っ伏して何か呪文を言っている。
その呪文は、「テスト嫌だテスト嫌だテスト嫌だテスト嫌だ」とひたすら言っているだけだが。
そして、数分後、テストは始まった。
約三時間後…。
私達は、今日の分のテストが終わり、サクラと一緒に下校していた。
サクラは、朝から変わらず絶望的な顔のままだ。
「…サクラ?テストの手ごたえは…?」
すると、勢いよく顔を上げ、微妙な笑い顔で、
「手ごたえ無しっっ!!」
と言った。
…まあ、分かるよ、その顔で。(笑)
テスト二日目…
私が教室に入ると、男子の顔は昨日よりも明るくなっていた。テストは三日間ある。
「っしゃああああ!!!明日でテスト終わるぞおおおお!!!」
…昨日と変わらず男子は朝から元気だな…。
サクラも昨日と変わらず絶望的な顔だ。(笑)
そして数分後、テストの紙を持った先生が来た。
またサクラは机に突っ伏して、昨日とは少し違う呪文を唱えていた。
「テストこの世から消え去れテストこの世から消え去れテストこの世から消え去れ」
(それ、言いにくくないか??!)と思いつつ、テストが始まる。
約三時間後…。
サクラと私は下校中。サクラは相変わらず絶望的な顔だ。。。
「…サクラ?社会のこの問題解けた?」
「…関東ロームって書いたよ?」
「あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!間違えたっっ!!それだ!」
…そう、実は私、ユキは社会が苦手過ぎて、唯一平均点が取れていない教科なのだ。
じゃあ、なぜ成績が4なのかというと、提出物は最高ランクの評価で、授業態度も比較的良い方なのだ。それで補っているから、成績が4なのだ。
「…サクラ、社会の才能あるよ…。」
と私が言うと、サクラはいきなり顔が明るくなり、
「そう???!!ありがとう!!やったあ!!」
等と連呼し始めた。
…相当嬉しいんだろうな…(笑)。
テスト三日目…
朝、私が学校に着くと、三年の教室全てから男子の奇声が聴こえる。
おそるおそる、自分の教室に入ると、そこは男子がカオス化していた。
「フウゥゥゥゥゥ!!!!!今日でテスト終わるぜぇぇぇ!!!」
「テストという物から解放されるぅぅ!!いえぇぇぇい!!!!」
「俺たちは今日、テストという名のモンスターから解放され(ry」
…約一名、中二病が居たが、男子は昨日に増して元気だ。もう目がキラキラしている。
サクラも今日は解放感に溢れた顔である。
そしてテストの紙を持った先生が入ってくると、サクラは一気に絶望的な顔に変わった。…テストの日ではいつもの事だが。。。
約二時間後…
下校中。サクラはテストが終わったのになぜか暗い顔をしていた。
「…サクラ、どうした?」
「最後の問題って、<地球>だったりする…?」
「え、そうだけど?…ま、まさか間違えた…?!」
「その通り。<海王星>って書いちゃった…!!(泣)」
「ええええええええええええええ???????!!!」
問題文、ちゃんと読んだ???!
問い【8】
人類など多くの生命体が生存する天体である。太陽系にある惑星の1つで、太陽から3番目に近く、表面に水、空気中に酸素を大量に蓄え、多様な生物が生存することを特徴とする惑星の名前を書きなさい。
サクラの答え…海王星
ユキの答え…地球
「…どう考えても<地球>だろ!!!(泣)」
「そうだよね???!テストが終わった後に気づいた!!!」
「だろうね???!むしろ気づかなかったらヤバイよね???!」
「うわあああ!!やってしまったぁぁぁ!!(泣)」
…こんな会話をして帰った。
明日はテスト返しだ。どんな結果が待ち構えているのだろう…。
次回もおたのしみに!