ついに、中学校最後のテストが帰ってくる…。良い点数だったら良いのだが…。
ユキの結果が帰って来た。
国語…68点
数学…87点
英語…59点
理科…88点
社会…40点
…やっぱり、社会はダメだったか…。
休み時間になり、サクラが暗い顔でこちらへやってきた。…まあ、理由は既にお見通しなのだが。
「サクラ、テストどうだった?」
「社会以外はボロボロだった…もう終わりだよ…(泣)」
「うん、終りだね。」
「さらっと酷くない?!(笑)」
そんな会話の後、サクラの点数を見た。
サクラの結果
国語…18点
数学…26点
英語…19点
理科…31点
社会…40点
…?!私、社会だけサクラと同じ点数だとぉ?!
で、でも、それ以外の点数が酷すぎるっっ!!!(泣)
っつーか、どうやったらそんな低い点数取れるんだよ?!
教えなくて良いがな!!!
「もう絶望的だよ…(泣)」
サクラがうつむきながら言う。でも、テストの度にそう言って、何もしないから点数が伸びないんだよ?!!
「入試、もうすぐだけど大丈夫なの…?」
「いや、成績2を取っていたら入れる高校だから、多分大丈夫だよ!」
…いや、まてまてまてまて!!!
「だからって油断はしちゃダメだよ?!」
「ひえっ!そうでしたぁ!」
「何故に突然敬語?!」
そんな話をしていたら、休み時間の終わりのチャイムが鳴った。
サクラの入試の事を心配している私だが、自分の入試は大丈夫なのだろうか…?
実際、成績があるだけで実力はほぼ無いし、社会なんか最低レベルだ。
…そんな私は大丈夫なのだろうか…?
その夜、私は自分の内申点と照らし合わせて高校の事を詳しく調べた。
「…え?待って?私の内申点、行きたい高校の平均点よりもすごく高いじゃん…。」
そう、私は気づいてしまったのだ。。。
今の内申点だけで高校に受かる確率が物凄く高いことを…。
「…でも、勉強もやれる分だけやろう…。」
そう、もう一つ、気づいてしまったことがある。
≪別にサクラの入試を心配し続けても問題無いっっ!!!!(笑)≫
ひゃっほーー!!高校行けるぜ!!!受かるぜ!!!でも油断は禁物だぜぇぇ!!!
…ダメだ、謎のテンションに取りつかれた。。。
次の日、朝起きてから携帯を見ると、リュウヤから、
〝あと30日!! 5で割れる数字だ!!〟
と、少し謎なメールが来ていた。
…そうか、入試まであと一カ月切ったのか。
そう思うと、なんだか不安になってきた。でも、私は合格する事だけを考えて、その不安を少し和らげた。
しばらく経って学校に着くと、男子が、もうテストが終わったので遊びまくっている。
そんな男子を気にもしない女子達は、高校の過去問を必死に解いていた。
その中に、珍しく勉強をしているサクラが居た。私は、それを邪魔しないように自分の席に着いた。
…もうすぐ受験だ。
それが終われば、卒業式だ。
その時、皆とはお別れだ。
…そして、サクラともお別れだ。
その日がどんどん近づいてきている。
悔いの無いように過ごそう。
別れは寂しいけれど、新しい出会いもこれからやってくる。
それまで、頑張ろう。
そう思うと、悲しくなってきた。でも、まだ一カ月もあるのだから、その悲しみの涙はその時までとっておこう。
冷たい風が窓から吹いた。
私はカイロで手を温めた。
中学3年生の皆さん、もうそろそろ入試本番ですね!頑張って乗り越えよう!!
次回もおたのしみに!