たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

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今回は、地の文殆どなしです。


Ⅰ・第二話

「おい、おまえ!」

 

「ん?」

 

 後ろから声をかけられて振り向くと、朝の奴がいた。

 

「ああ、あのときの狂信者か」

 

「おい貴様、話があると言っただろ。何故帰ろうとしている?」

 

 ああ、面倒くさい案件か。いやもう、帰りたい。

 

「わ、忘れてはなかったぞ。ただその……忘れようとしていただけで」

 

 そう、忘れようとはした。でも、人間そう簡単に忘れられるもんじゃないのね。知ってたけど。

 

「いや、別に俺が決めたことじゃないし。しかも、担任にも言われただろ、家での差別は禁止だって」

 

「ふん、仕方ない。俺は誇り高き貴族の人間だからな。規律を破るようなことはしない。だが、認められた決闘はしてよいのだろう?」

 

 あ、何?あんた決闘する気だったの?

 

「お、おう。そうだな」

 

「ならば愚民。俺が貴様に実力の差を見せつけてやろう」

 

 えー。面倒くさい。はいはい。そーですか。

 

「しかもそれだけじゃ足りねえな。負けたら退学だ。退学!」

 

「うわー……」

 

「貴様! 何だその嫌そうな顔は!!」

 

 実際嫌ですしおすし。 

 

「ほ、ほんとにやんの?」

 

「当然だ!! 今更怖気づいたか?」

 

 狂信者は鼻で笑ってきた。

 

「あーそうですね。怖気づきましたー」

 

 なんかこう言えば諦めてくれない?

 

「はっ! 貴様が怖気づこうがやるのだ! そうだな、帰って里に帰る準備でもしておくんだな!!」

 

 そこまで田舎モンじゃねぇよ。里って何だ里って。

 

 結局、クラスメイトと一言も話さず帰っていった。

 

IN Amagi`s house

「あぁ、つかれた。ただいまー」

 

 当然、返事は帰ってこないわけで。

 

「さぁて、あしたはどうするかな。

 ……一応、あいつに相談ぐらいはしておくか」

 

 彼はパソコンを起動し、デスクトップにある[WN×WR]を開いた。

 それを開くと、まずは八重にもかけられたロックを解除しなければならない。

 だが俺は、これは何度も開いたことがあるので難なく突破した。

 そして、最終ロックで……

 

「えーっと、今日の暗証番号は・・[052633824590861172kkd18jp]か」

 

 そう、これに限っては、毎日暗証番号が変わるのだ。

 それを入力し、俺は[WN×WR]にサインインした。

 

「まずは、秘匿回線を選択っと。んでもって、通信先をM001に設定。

 暗証コードを入力で……接続!!」

 

 …………

 

「やあ、君から来るのは珍しいね」

 

「お久しぶりです、1か月前の定期総会以来でしょうか」

 

「ああ、そうだね。今日が入学式だったかな。ごめんね、君にこんな面倒くさい仕事を押しつけてしまって」

 

「いえ、普通の学校生活が送れるのを楽しみにしているのも事実です」

 

 ちょっと面倒くさいところはあるけれども。

 

「そうか……そう言ってくれると助かるよ。ところで、何か用事があったんじゃないのかね」

 

「ええ、実は入学式当日に面倒くさいことになりました。平民の烙印のせいで、決闘を申し込まれました」

 

「それは困ったことになったな。負けたときのペナルティなどはあるのか?」

 

「はい、退学です」

 

「……尚更面倒くさいことになったな。じゃあ、勝つしかないわけだ」

 

「ええ、さしあたってはどれほどまで出していいものかとお尋ねしたくありまして。」

 

「うむ……退学がかかっているとなれば、勝たねばならないが……

 よし、武器は学園側から借りろ。そして、3秒以内で決着をつけろ」

 

「悟られないために早く終わらせると。了解しました」

 

「ああ、では引き続き任務を続行してくれ」

 

 え、そんな超人的なことしたら逆に怪しまれない?

 

「はい。それではこれで失礼いたします、元帥」

 

「ああ、ではまた。地球最後の兵器(ディザスター)

 

 その言葉を最後に俺は通信を切断した。

 

地球最後の兵器(ディザスター)……か」

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は、天城くんの正体に迫れたと思います。
次回は戦闘回です。まあ、今回の話で大体分かると思うんですけどね。
ありがとうございました。

※修正祭にて、修正完了。
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