遅れた理由に関しましては、活動報告の【修正祭】というのをご覧ください。
それでは、どうぞ。
Ⅴ・第一話
反政府組織といっても、公にその存在を現しているわけではない。
あくまで、国の選挙に介入したり、内乱や紛争。戦争に有利にことが運ぶように加担するだけだ。もちろん、他にも仕事はあるが。
「全く・・存在意義を感じない組織ね。」
彼女は自分が属する組織の筈なのに、根本的にそれを否定した。
「なかなか・・辛辣なお言葉ですな。」
「だって本当のことじゃない。この組織って、ただWN×WRに嫌がらせするだけの組織でしょ?」
「否定は出来ませんな。」
この組織の行動は、常にWN×WRに事が不利に動くようにしている。
「ねえ、アルスファント?」
「どうされましたか?」
「もう一人の潜入捜査官はどうなってるの?」
「順調でございます。彼女曰く、あのキャラを演じるのは大変といっておられましたが。」
「そう。キャラ作りに関してはどうでもいいわ。」
せっかく答えたのに、彼女の答えはあっさりしたものだった。
「左様でございますか。」
それを受け止めるこの老人もどうかと思う。
「エンテントに動きは?」
「特にございません。強いて言えば、WN×WRのエンテント支部が設立されました。」
「流石・・こんな辺鄙な土地に小さい本部しかないこの組織とは違うわね。」
彼女は、相当従業員数の少なさを気にしているようだった。
「世間に公表してはならない組織故・・ご容赦ください。」
「それに関しては妥協してるわ。」
僅かな沈黙・・。
「それで、情報部の人員不足はどうなったの?」
「どうしようもありません。」
「救いようが無いわね。この組織。」
TATユナイテッドワークスには、7つの部署がある。
1つ目は、戦場へと向かう《実動部》
2つ目は、全てをまとめる《総務部》
3つ目は、人事を担当する《人事部》
4つ目は、潜入捜査をする《潜入捜査部》
5つ目は、情報統制・情報収集をする《情報部》
6つ目は、財務を担当する《財務部》
7つ目は、兵器開発の《開発部》
「相変わらず・・家の組織は脳筋ばっかりで器用なのがいないのよね・・。」
「脳筋とは分かりかねますが・・情報や財務が少ないのは確かでございます。」
「家には弱い奴ってのがいないから、捨て駒ってのも出来ないのよね・・。」
「作戦の幅が狭まります。」
彼女の言葉に、老人は現実的に返していく。
「・・貴方と話していても面白くないわね・・。」
「左様でございますか。」
「まあ良いわ。もう時間ね。報告はこれまでよ。」
「ほとんど雑談でございましたが・・。」
「硬いことはいいのよ。」
「左様でございますか。次回はもう少し真面目な報告を期待しております。」
「はいはい。じゃあね~。」
そう言って、通信は切れる。
「この報告、本当に何の意味があるのでしょうか・・?
はあ、もう一人の報告に期待しますか・・。」
老人・・彼の名前は【アルスファント・フェンリル】
どうやら、大雑把な王様の世話が大変のようだ・・。
さて、いよいよ突入ですね。【TATユナイテッドワークス】
できれば今回の章では、視聴者様に「え・・!?」とか思わせられる様な章にしていきたいですね。
では、第Ⅴ章【TATユナイテッドワークス】お楽しみください!