たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

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まさか、戦闘シーン5行とは・・。
ずいぶん雑な戦闘シーンですが、どうかご覧ください。


Ⅰ・第三話

 俺が学校に行くと、奴が校門前で待ち構えていた。

 

「おい、決闘の時間が決まったぞ。

 今日の4時に第一訓練室だ。逃げるんじゃねぇぞ、愚民」

 

「ああ、なんていうか、朝から大変だな。そういや、お前の名前ってなんなんだ?」

 

兼孝昌宏(かねあつ まさひろ)だ。決闘相手だからな、貴様の名も聞いておこう」

 

「そうか、おれは天城翔だ」

 

「理解した。愚民この学院に来たことを後悔すると良い」

 

 そういって、奴は学院内に行った。

 

「教えたんだから、そう呼べばいいのに」

 

 おれも、そんなことを言いながら学院へ向かった。

 

「えーっと1限目は……[術学]か」

 

 おれは、本を読みながら授業が始まるのを待った。

 

「は~い、授業をはじめますよ~」

 

 って、あんたかよ!!

 

「やはり初めての授業ですから、基礎から確認しましょうね~。」

 

 基礎……ねぇ。

 

「では、魔道師と解放術師のちがいについてです!

 物理的に言って、魔術と解術を両方習得するのは……無理です!」

 

 ああ、普通はそんなんだっけか。

 

「魔術と解術は、本質が異なっているわけです。人間という一つのタンクには、同じものしか入れられないのです。では、強制的に習得させるとどうなるか……清輝さん!」

 

「はい、負荷に耐えられなくなった人体が、内部から破裂します。

 例えるならば、そうですね、水風船のような感じです」

 

「はい、ひゃくてんで~す。

 は~い、では次に解放術師の強さは何で決まるか? です!

 えーーっとでは、天城君!!」

 

 ……は?

 

「はい、えっと脳と強化箇所との連携。あとは、制御能力とかだったと思います」

 

「は~い、はちじゅってん!」

 

 はぁ、そうすか。

 

「どちらかと言えば、一番深く関わってくるのは術式自体の強度ですね~。……と、そういえば天城くん。今日決闘するんですよね~?」

 

「ええ、まあ俺がやりたかったわけではないですが」

 

「対人戦だと判断能力とかが大切ですよ~。がんばってくださいねぇ~」

 

 そう言ったところで、授業終了の鐘が鳴った。

 

「あら、終わりましたねぇ。では、これまで!」

 

 あぁ、おわったぁ。

 そしてこれからも授業は続いた。

 んでもって、昼休み。

 

「あぁ、さっさと食っちまうか」

 

 そう話したところで、横から声が掛けられた。

 

「あの、一緒にご飯食べでもよろしいでしょうか?」

 

「あ゛? おれの安息のtimeを脅かすのは、誰だ?」

 

「ひっ! す、すみません!わたし鏡月 里祢(かがみつき さとね)っていいます!」

 

「そうか、で、何?」

 

「いえ、平民さんとお話しするのが初めてなので……

 少しでもお話できたらなぁと思いまして。」

 

「ああ、うん、別にいいんじゃない?」

 

「ありがとうございます!!」

 

 はぁ、飯ぐらいゆっくり食わせてくれよ。

 

「では、決闘についてです。噂では、退学がかかってるとか何とか……」

 

「ああ、まったくもってその通りだ」

 

「ごめんなさい!!」

 

「……は?」

 

 あれ、この子なんかしたっけ?

 

「いえ、貴族の方は平民って聞くだけで毛嫌いする方が多いのです。

 きっとその退学っていうのも貴族の人が言ったことだと思うので……」

 

「いやでも、お前が謝ることじゃないだろ」

 

「私自身、貴族の方に悪いイメージしか持っていただけなかったのは少し悲しかったので……実は貴族でも良い人は沢山いるんですよ?」

 

「そういうことか。でも、君みたいな子もいるんだったら、貴族もいいものに見えてきちゃうね」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 貴族には、こんな純粋な子もいたんだな……

 

「そして、今日の決闘ですが……単刀直入にききます。……勝てますか?」

 

「分からん、としか言えないな」

 

「そうなんですか……でも、私は必ず勝つって信じてますから!! がんばってください、天城さん!!」

 

 そういうと、その子は自分の席に帰っていった。

 

「なんていうか、天使みたいな子だったな」

 

 んじゃ。あの女の子の期待に応えるためにも。気合入れますかね。

 

4:00 第一訓練室

「ここか」

 

 奴は、俺より先に来ていた。時間に律儀なのね。

 

「おう、ようやく来たか……って、貴様なんだその武器は?」

 

「見てわかるだろ、学校の備品だ」

 

 あら、ちょっとセンスがなかったかな?

 

「なに、貴様自分の武器はどうした?」

 

「別に、お前には関係のないことだ」

 

「まあ、いいか。では退学をかけて、決闘を始めようではないか」

 

「では~これより天城翔vs兼孝昌宏の決闘を始める!

 ……退学って冗談ですよね?」

 

「さてどうでしょう?」

 

「ええっ! 本当に退学だったら先生困るんですけど~?(汗)」

 

「いいから始めましょう」

 

「はあ、では、両者位置についてPAP(Power Assist Program)を必要とあらば起動せよ!」

 

「PAP起動!」

 

「……」

 

「なに、貴様PAPを使わないのか?」

 

 PAPとは、読んで字のごとく術式制御などをアシストしてくれる機器だ。

 よって、天城は……

 

「そんなもの、あっても邪魔なだけだ」

 

「ふざけるな!平民ごときにそんなこと、できるわけなかろう!」

 

 ああ、煩い煩い。傲慢貴族乙。

 

「いいから、さっさと始めろよ」

 

「……準備は出来ましたね。それでは両者……始め!!」

 

「PAP!速度解放MAX! 一気に決めてやる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ファンセブ・ジ―アラッド』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、天城の姿が消えた。

 

「くそ! 高速移d――」

 

 その瞬間、兼孝の意識はブラックアウトした。

 

「しょ、勝者 天城翔!」

 

「……2秒82か。危なかったな」

 

 彼は勝利に対して、微塵も喜びを見せることはなかった。

 

 

   

 

 

 

 




次回の戦闘までに、もうちょい文章力上げときます。
今回も、ありがとうございました。

※修正祭にて、修正完了。
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