たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

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まさかの小説書き始めて半年くらいで、ようやくプレビューの意味を知る。

逆に、何故今まで知らなかったのか。

UA数は・・特に変化なしです。

ちなみに、前話で記念すべき50話目でした。

皆様、今までどうもありがとうございました。

とりあえず、今回で一旦この章は終わりです。



Ⅴ・第十話

「ここ・・は・・?」

 

 どうも形容できない。表すとすれば、この世の『無』を全て詰め込んだような空間だった。

 

「でもこの景色・・・どこかで。」

 

 俺は一度、この景色を見たことがある。確か、大規模内乱での紫苑との戦闘。その時にこの空間を使用した。この空間で、『天使の武装』を使用した記憶が微かに。

 

「いやまさか、寝ている状態で此処に来るとは思わなかった。」

 

 俺には『天使の武装』・・・というかこの言葉を何故知っているのかもわからない。当然、あの時何故使用できたかも分からない。もう一度使えといわれれば、恐らくすぐには使えない。

 

「天使の武装・・・ちょっと待てなんだそれ。駄目だ・・記憶に靄が掛かってて。」

 

 最早記憶も曖昧なこの武装は、かつて紫苑を玉砕した・・・らしい。

 

「しかもこれ夢だよな・・・。何でこんなに現実味があるんだ?」

 

 嗅覚のそれも、触覚のそれも。全てが現実に近い。まるで夢ということを忘れそうだ。

 

 もちろん、そんな夢が当然平凡なまま終わるわけも無く。

 

 

 

 

 

 

 目前に、白銀の光に包まれた、なんとも美しい一つの伝説が顕現した。

 

「[己身滅時 剣天切裂 主神力与]か・・。」

 

『Ich denke..Name..lange..』

 

 何故か、その暗号じみた言葉が、俺には理解できた。

 今は、『自分でもその名前は長いと思う。』と言っている。

 

「いや、でも他の呼び方もないし。」

 

『Bitte..Anruf..【Engel Eine Schaukel】』

 

「天使の一振り・・やけに格好悪くなったねぇ。」

 

 天使の一振りと呼んで欲しいと言っている。勿論従うが、正直センスは無い気がする。

 

「まさかこんな下らない話じゃないだろう。本題に入ってくれ。」

 

 此処からは、日本語訳で記す。

 

『では本題に入る。貴様が【天使の武装】と呼んだものがあるだろう。あれは実は、2回限りのハイリスク・ハイリターン技だ。あれを2回使えば、貴様の大脳の亜素・対素処理器官の両方が破壊される。もうその時点で、魔道師としても、解放術師としても再起は不可能だ。これが貴様に伝えたかったこと。簡潔にまとめると、あの大技はあと2回しか使えない。よく覚えておくようにということだ。』

 

 長い説明だったが、最期に簡潔にまとめてくれたため、俺でも理解できた。

 

「質問だ。亜素・対素処理器官が破壊されたらどうなる?」

 

『簡単なこと。恐らく1週間・・5日間も生きられないだろうな。なにせ、地球最後の兵器としての処理機能を完全に失うのだから。力のバランスがとれなくなる。だから気をつけな。』

 

「・・了解した。肝に銘じておく。」

 

『あと、1つ忠告だ。貴様の敵は・・・全員身近に潜んでいるぞ。』

 

 唐突で、頭が追いついていかなかった。

 

「ちょ、ちょっと、あ、まって!!」

 

『では。またいつか。』

 

 視界がぼやけて、俺はその世界から離れた。

 

 

 

 

 

 

「くっ・・はあっ!!はあ・・はあ・・・。」

 

 なかなかに悪い目覚めである。疑問を抱えたまま目覚めるというのは、どうしてこんなに気持ちが悪いのだろうか。

 

「仕方ない、もう一度寝て!」

 

 

 

 

 

 

「なーに、阿呆なこと言ってるの?時計を見なさい、時計を。」

 

 

 

 

 

 

 

「だ!な・・なれだ!!」

 

「逆よ逆。というかいい加減起きて。後5分でしたくして頂戴。」

 

 時計を見ると7:50。校門閉鎖が8:00。なんとも絶望的である。

 

「いや、こういうときは逆に落ち着くのが・・」

 

「頁壱拾参[銃撃術式・壱番]」

 

「ふむ・・っておい!!殺傷力考えろ!!」

 

 まさか部屋で銃を放つとは。恐るべし。

 

「はいはい分かりました。じゃあ準備しますよ。」

 

 俺は重い足取りで、ゆったりのったりドアに歩いていった。

 

 

(敵は身近にいる・・)

 

 夢の記憶がフィードバックする。

 

(いやいや・・まさかな。)

 

「兄さん?・・早く準備しなさい!!」

 

 内乱のこともある。しかも俺は、まだ彼女の正体を知らない。

 

 何故教えてくれない?何故隠そうとする?

 

 彼女は、いくら問いただしても教えてくれなかった。

 

(しかも、TATユナイテッドワークスはどうなったんだ?)

 

「いい加減に・・!!」

 

(まさか彼女がそれに関わってるとか・・)

 

「準備しなさい!!」

 

(一度元帥と詳しくはなs)

 

「I am the born of my sword..」

 

「ちょ!!著作権!!タグないよ、fa○eタグつけてないから!!」

 

「何回無視してるの!!いい加減準備しなさい!!」

 

 妹の叱責を受け、いい加減に準備を始める。

 

 

 それから1日中、俺の疑問が晴れることは無かった。

 

 

 この疑問が真実に近づくのか否か。

 

 この疑問が彼女の正体を暴くのか。

 

 この疑問が全てを終わらせるのか。

 

 

 終わらせる?何を?

 

 

 それすらも、今の俺には分からない。

 

 あの剣が、余計に混乱の材料となった。

 

 俺は思う。こんな混乱、紐を解いてしまえばきっと簡単だと。

 

 なのに俺は、一端も知らない。

 

 

 

 じゃあ、知らなきゃいけない。

 

 あの剣のお陰だ。ようやく真面目に問題にかかれる。

 

 紫苑の笑顔を見ていると、なんだか逃げたくなってくる。

 

 というか、実際今まで逃げていた。知りたくなかったんだ。

 

 

 ようやく気付いた。俺は唯の甘えに満ちた阿呆だった。

 

 

 真実を知ることで誰が救われるかなんて、俺にはわからない。

 

 でも、知らなきゃいけない。

 

 そんな気がした。

 

 だから、ようやく行動を開始する。

 

 

 

 

 いるかいらないのかも分からない

 あてがあるかないかも分からない

 救済か災厄かも分からない

 分かることは一つ。

 

 俺は知らなきゃいけない。

 

 

 

 地球最後の兵器として。

 

 

 

 彼女の兄として。

 

 

 

 

 

 

 

 




途中からの日本語は、完全な手抜き。

次回のプランもなし。

誰かスピンオフ書いて。

まあ、なかなか不安が多いですが、これからもよろしくお願いします。
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