1ヶ月出さなかったことへの言い訳はありません。
ま、受験生だし、是非も無いよn(殴
本当に申し訳ありませんでした!
そして、前話思いっきり修正したので、今一度読み直していただければ。
WN×WRで、最も厳かな雰囲気を醸し出すその部屋【元帥室】
その部屋に入ることが出来るのは、組織内の重役のみだ。
そんな部屋に、木の扉を叩く音が3回ほど響いた。
「元帥、失礼致します」
その声は、まだ若い男性のものだった。
その者の名は、ザーフ・スノードロップ。
「ええ、どうぞ」
聞こえてきた声は、元帥その人ではなく、若い女の声であった。
どうやら、扉が開けられたのはランズの仕業だったようだ。
補足説明として。ランズ・アプロディーテーは、元帥の秘書も勤めている。
「…珍しいですね。まさかこの部屋にいらっしゃるとは」
「いや、あの部屋は防音設備が整っていなくてね。今は大事だから、元帥としてここに居ないとね。それに、天城及び杏から連絡が途絶えたのが気になってね」
支部長全員を招集しているわけではないため、比較的柔らかな口調だった。
今回の報告の内容が、また険しい内容のため、深刻な雰囲気になるのは容易に予想できる。
「大体想像できるけど…2人から報告が途絶えたことについて……だよね」
「ええ、その通りです」
そう聞いた途端、元帥の顔色が変わった。
「では改めて…報告を、ザーフ」
「了解しました。まず、天城外務総統ですが、TATユナイテッドワークス本部に連れ去られたものと思われます」
事実を淡々と告げるが、それに元帥は驚きを隠せずにいた。
「外務総統…が?」
「ええ。どうやら杏支部長を人質にとられ、やむを得ず連行されたそうです」
その報告にも、元帥は引っかかるところがあるようで。
「人質に…?ということは、杏はTATユナイテッドワークスに圧倒されたと?」
ザーフは、俯き気味に淡々と告げる。
「その通りです。同時に、天城氏も圧倒されたようで、杏支部長を救出して撤退するということが出来なかったようです」
WN×WRが圧倒された事実を、包み隠さずに告げる。
オブラートに包まず、都合の悪いことを淡々と告げるということは、そこまで簡単なことではない。
「調査隊によると、TATユナイテッドワークスの隊員は既に全員撤退。杏支部長は五箇所を刀で切り裂かれる重傷を負っていました。止血は既に済んでおりましたが」
天城が着いてきたら、杏に治療を施す。そして、WN×WRに返す。
大方、そんな契約だったんだろうと、思いを巡らせる。
「元帥、質問なのですが…」
「なんだ、言ってみろ」
考え込むような姿勢を解き、聞き入る姿勢に入った。
「妙なのです。天城氏と杏支部長は、あんなにも苦戦したのに、私達は一切苦戦を強いられなかったのです。あんな者達にやられるとは、流石に考えにくいのですが…」
確かに…と、元帥はまた考え込む姿勢に入る。
そして幾秒経ったか、何かを思いついたように、淡々と話し始める。
「恐らく…いや勝手な想像に過ぎないが、他の支部は力を分散させるための囮だったのではないか?これも勝手な想像に過ぎないが、恐らく敵は杏と天城にほとんどの戦力を投下したんだろう」
そこで、元帥を制止する声がかかった。ザーフである。
「元帥!お言葉ながら、流石に私もそこまで考えは及びました!」
ならば何を…と、元帥は投げかけようとする。が、それより先に彼の言葉は紡がれた。
「杏支部長を、天城氏に全戦力を投下した…ならば敵は、
…確かに。
いや!本当にその通りだ!
2人が向かった先に、丁度敵の本隊がいた。
そして、それ以外は囮。有象無象ばかりであった。
ということは、敵は完全にこちらの動きを知っていたということになる。
偶然なんかじゃない。出来すぎている…!
「ザーフ!杏と天城が向かった先に、調査隊は送ったか!?」
「ええ、既に。そして元帥、冷静に」
焦りが見える元帥を、ザーフが咎める。
「おっと、すまない…。ランズ、至急情報部へ連絡を回し、ハックの形跡が無いか探れ。ザーフは、情報が入り次第、すぐに回すように」
『了解!』
2人は、ドアを壊す勢いで出て行った。
(まだ準備段階……想像以上に早いが…まあ、
既にこちらは準備が出来ている。精々足掻けよ?TATだかなんだか。
唯の有象無象が足掻く様、楽しませて貰おうか!!)
ネタ切れェ…
冒頭にも書いたとおり、受験生なので、一応。
1ヶ月1話ぐらいになるかもしれません…
本当に申し訳ありません…