たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

6 / 59
今回は、相当短いです。
基本的に決闘の事後回収?みたいなのです。


Ⅰ・第四話

 天城翔と兼孝昌宏の決闘は、わずか2秒82で終了した。

 

「えっ、嘘……。こんなに早く終わるなんて」

 

 やはり彼の試合は、皆が驚くようなものであった。

 

「まっ、まってください! なんですか、さっきのは!」

 

「……速度解放と剣術の居合いを融合させた技です」

 

「あれがただの速度解放? あなたの術式強度ってどうなってるの?」

 

 彼女は畏怖のこもった声音で聞いてきた。

 

「別に、生まれつきなんじゃないんですか?」

 

「嘘!! あんなの、日本国防軍対魔道師専門部隊の上級兵士並みの術式強度よ!」

 

「そうなんですか。あと、口調が乱れてます。あとキャラも」

 

「ふざけないで! 私は今、真面目な話をしてるの!!」

 

 はぁ、とうとう面倒くさくなってきた。

 これ以上知られるのは不味いかな。仕方ないか。

 

「おい、これ以上踏み込むな(・・・・・)

 

 声帯解放術だ。

 あまり使いたくはなかったが、精神に直接干渉した。

 

「ひっ、ごめんなさい」

 

 すみません、先生。こうするしかないので。

 

「それではこれで失礼します。あっ、忘れてた」

 

 おれは、一枚の紙を懐から取り出した。

 

「先生、これを奴に渡してくれませんか? もちろん、中身は見ないでくれると助かります」

 

「はい、わかりました」

 

 紙を受け取ると彼女はそそくさと帰っていった。

 

「はぁ、帰ったらまたあいつに報告かな」

 

 俺はため息をついた。多忙である。

 

IN AMAGI`S HOUSE

 

「で、しっかり3秒以内でやったと。流石だな」

 

「ええ。その後、担任に追及されたので声帯解放術を使いました。

 申し訳ございません、元帥」

 

「あらら、あれはなかなか後に響くんだけどな。

 あ、もちろん事後処理は君ね♪」

 

 えー。まじすか。ええやん、そのくらいやってくれても。

 

「じゃあ、お疲れ様。これからもがんばってね」

 

「はい、それでは」

 

 通信が切断された。

 

「明日は朝から大変だろうな」

 

 なにしろ、平民が貴族を3秒で倒してしまったのだ。

 まあ、きっとあいつなら約束は守るだろ。

 

「でもなぁ、やっぱり今回もか……。全然、本気出して戦えないなぁ」

 

「そうだ、今週末はあそこに行ってみるか」

 

 [WN×WR]の日本支部である。

 

「たしか、あそこにはあいつがいたよな」

 

 久しぶりの全力の戦いに期待する天城であった。

 

 あ、でも全力は無理か。殺しちゃうし。

 

「じゃあ、4日後の土曜日あたりにするかな」

 

 よし、あと3日ちょっとテンション上げるぞ!!

 

 まあ、授業態度を変えるとは言ってないけど。

 

 

 割と俺の授業態度って、男子高校生としては普通じゃない?(偏見)

 

 




[全力で戦えない]とか、チーと臭がしますね。
今回も全否ありがとうございました!

※修正祭にて、修正完了。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。