基本的に決闘の事後回収?みたいなのです。
天城翔と兼孝昌宏の決闘は、わずか2秒82で終了した。
「えっ、嘘……。こんなに早く終わるなんて」
やはり彼の試合は、皆が驚くようなものであった。
「まっ、まってください! なんですか、さっきのは!」
「……速度解放と剣術の居合いを融合させた技です」
「あれがただの速度解放? あなたの術式強度ってどうなってるの?」
彼女は畏怖のこもった声音で聞いてきた。
「別に、生まれつきなんじゃないんですか?」
「嘘!! あんなの、日本国防軍対魔道師専門部隊の上級兵士並みの術式強度よ!」
「そうなんですか。あと、口調が乱れてます。あとキャラも」
「ふざけないで! 私は今、真面目な話をしてるの!!」
はぁ、とうとう面倒くさくなってきた。
これ以上知られるのは不味いかな。仕方ないか。
「おい、これ以上
声帯解放術だ。
あまり使いたくはなかったが、精神に直接干渉した。
「ひっ、ごめんなさい」
すみません、先生。こうするしかないので。
「それではこれで失礼します。あっ、忘れてた」
おれは、一枚の紙を懐から取り出した。
「先生、これを奴に渡してくれませんか? もちろん、中身は見ないでくれると助かります」
「はい、わかりました」
紙を受け取ると彼女はそそくさと帰っていった。
「はぁ、帰ったらまたあいつに報告かな」
俺はため息をついた。多忙である。
IN AMAGI`S HOUSE
「で、しっかり3秒以内でやったと。流石だな」
「ええ。その後、担任に追及されたので声帯解放術を使いました。
申し訳ございません、元帥」
「あらら、あれはなかなか後に響くんだけどな。
あ、もちろん事後処理は君ね♪」
えー。まじすか。ええやん、そのくらいやってくれても。
「じゃあ、お疲れ様。これからもがんばってね」
「はい、それでは」
通信が切断された。
「明日は朝から大変だろうな」
なにしろ、平民が貴族を3秒で倒してしまったのだ。
まあ、きっとあいつなら約束は守るだろ。
「でもなぁ、やっぱり今回もか……。全然、本気出して戦えないなぁ」
「そうだ、今週末はあそこに行ってみるか」
[WN×WR]の日本支部である。
「たしか、あそこにはあいつがいたよな」
久しぶりの全力の戦いに期待する天城であった。
あ、でも全力は無理か。殺しちゃうし。
「じゃあ、4日後の土曜日あたりにするかな」
よし、あと3日ちょっとテンション上げるぞ!!
まあ、授業態度を変えるとは言ってないけど。
割と俺の授業態度って、男子高校生としては普通じゃない?(偏見)
[全力で戦えない]とか、チーと臭がしますね。
今回も全否ありがとうございました!
※修正祭にて、修正完了。