A Letter From A Drifter   作:牙草 流神

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主人公が出ません。


魔女からの手紙

 ゴン、レオリオと共に船員――カッツォという名だったか――を助けたクラピカは、レオリオとも打ち解け、和やかな雰囲気の中にいた。

 と、突然ゴンが「そうだったっ!」と飛び上がり、走り去って行った。あちらは確か、ゴンに割り当てられた船室があった方だったと思われるが……。

 程なくゴンが戻ってくる。その手に分厚い封書を持って。

 

「……これは?」

 

 その封書――手紙をクラピカの方に突き出してくるゴンを見返しながら、クラピカは尋ねた。

 

「クラピカに、だってっ!」

 

 答えになっていない。

 だがゴンのペッカペカの笑顔を見ているとそれ以上聞き返すのも心苦しかった。「褒めて褒めて」との声と共に頭の上から犬耳が生えて後ろに倒し、ズボンから尻尾が生えて千切れんばかりに振っているような幻聴、幻覚まで見えてくるようだ。流石にそれに従って褒めることはしなかったが。

 クラピカと同じく、ゴンの行動――奇行、とまでは言わないし言えない――に目を丸くしていたレオリオも、今はクラピカに差し出された手紙を興味深そうに見ている。

 どうする事も出来ず、ひとまずゴンから手紙を受け取る。

 思ったよりは軽かった。封筒がかなり膨らんでいる事から何かしらが入っているのかと思っていたが、どうやら中身は紙――手紙だけのようだ。紙だけでこれだけ膨らむということは相当の長文の文面であろうことが予想されるが。

 

 封筒自体はどこにでもある洒落っ気のないものである。隅が若干草臥れているが、これは多分ゴンが手荒に扱ったからではないだろうか? ……そんなことまで観察してみる。

 封筒の表には簡素に「クラピカ様へ」とだけ記されている。裏を見てみても差出人が記載されていたりはしない。

 

 カミソリなんて入っていないだろうな……、そんな事を考えながらクラピカは手紙の封を破った。

 幸い(?)カミソリは入っていなかった。中から出てきたのは……

 

「また封書……?」

 

 中にはかなりの量の紙――手紙と、その他に2通の封書が入っていた。これならば分厚くもなろうものである。

 封書の中に封書、その特異な状況に眉を顰める。見るとゴンとレオリオも不思議がっていた。レオリオはともかく、ゴンも中身は知らなかったということか。

 封書と手紙が一緒に入っていたということは、先に手紙を読めということだろう。そう判断して四つ折にされていた手紙を広げる。しかし本当にかなりの量である。長い手紙のようだ。

 

(全部読むかは別だがな……)

 

 ゴンが渡してきたということはゴンが書いた手紙ではないのだろう。さきほどのゴンの様子を見てもそうだし、この船で初めて会ったゴンから手紙を貰う謂れもない。出会ってから手紙を書く時間もなかっただろうし――ゴンは気分の悪そうな他の船客の看病に奔走していたのをクラピカも見ている――、この揺れる船の中では書ける環境でもない。それに(本人には失礼ながら)ゴンはあまり手紙などを書く性格にも見えない。

 であれば他の誰かからの手紙か? しかし誰から? 少なくともクラピカには思い当たりがない。それにその「誰か」は何故ゴンに手紙を託すのか。ゴンが自分に会う事を予想でもしていたというのだろうか? 詮のない考えを捨て、手紙に記された文字に目を落とす。――その考えが後ほど自分を悩ませるとの知らず。

 

(几帳面……? いや、教科書通りの字、というところか)

 

 そんな事を頭の片隅で考えつつ、手紙を読み始める。その恐るべき内容を。

 ちなみにゴンとレオリオは興味津々な顔で見ているが、流石に覗き込んだりして来てはいない。今の時点では。

 

 

【はじめまして。

 面識もない貴方に突然このような手紙を差し上げる無礼をお許し下さい。

 しかし私と貴方自身の為に、このままこの手紙を読み進めて頂きたいと思います。】

 

 

 はじめまして? 面識がない? どういうことだ? 何故そんな人間が私宛に手紙を送りつけてくる?

 数々の疑問が頭の中を回り始めるが、構わず続きを読み進める。しかし「貴方自身の為」とは大きく出たものである。

 これはただの悪質なセールスか? それならゴンとの付き合い方も考えないと駄目だな……、なんて考えてもいたというのは秘密である。

 

 

【先に書かせて頂きますが、同封されている他2通の手紙については、時期が来るまで開封しないでおいて頂きたいと思います。

 他の2通の手紙については、前提となる知識が必要となる為、先に(例えばこの手紙を受け取った時点)読んだとしても理解出来ないことが多いと思います。それどころか、これからの貴方の行動についても悪影響を及ぼすことになると思います。

 ただの手紙ですが、それを踏まえた上での行動をお願いします。他の手紙を開ける、然るべき時期についてはこの手紙の最後に記させて頂きます。】

 

 

 どうやら先に手紙を読み始めた自分の判断は正しかったようだ。

「然るべき時期」とやらは最後に書いてあるようであるが、それを守るかはクラピカの勝手である。

 ともあれ、先を読み進める。そして平静に読み進められたのはそこまでであった。

 

 

【さて面識がないと申しておきながら、実は私は貴方の事を存じ上げております。

 貴方の境遇と目的についても。

 クラピカさん、貴方は幻影旅団によって滅ぼされた緋の眼を持つ一族の生き残りですね。

 そして貴方は幻影旅団に復讐する為にハンターになろうとされていますね。】

 

 

 そこまで読んで弾かれたように顔を上げた。そしてゴンを睨み付ける。

 ゴンは不思議そうな表情を一層深くしてクラピカを見つめ返す。そしてクラピカの視線の険しさに気付いたようだ。それを横から見ていたレオリオも。

 クラピカの視線が鋭いのも無理からぬことである。手紙に記されていたクラピカの事情。クルタ族の生き残りであり、幻影旅団への復讐を誓っていること。それらは誰彼に吹聴している事ではない。それこそ、先ほどの船長の試験(モドキ)の際に初めて口に出したと言っても過言ではない。そんな内容がこの手紙には記されているのである。

 真っ先にクラピカは試験(モドキ)のやり取りを聞いていた者が手紙を書いたのであろうと考えた。そしてそれは手紙を渡してきたゴンであると考えた。先ほど「ゴンには手紙を書くことは不可能であった」と結論付けた自分の考えを忘れて。

 

「ゴン、これは何のつもりだ?」

「えっ……?」

 

 口調は静かながら、その中には深い怒りが込められている。クラピカの台詞からはそれが容易に察せられた。

 しかしこれに驚いたのはゴンの方である。頼まれた手紙をクラピカに渡し、それをクラピカが読み始めると突然激昂(この表現が適当であろう)したのである。見ていたよころ、最後まで読んだ感じでもなかった。

 そこでゴンは閃いた。この手紙を渡された時に頼まれた台詞を。それは……

 

「ご、ごめん、クラピカ。その手紙は『クラピカって人に会ったら渡して』って頼まれてたのに渡すのが遅くなっちゃって」

 

 きっと急ぎの用件だったのだろう。それを、会ってすぐに渡さなかったゴンに怒っているのだろう、そう解釈したゴンは素直にクラピカに謝った。素直さには定評のあるゴンである。それはもう、悪意の一片もない誠実さでクラピカに頭を下げた。ちなみにゴンの中では、クラピカの名前を知ったのもついさっきである、という事実は存在しない。忘れているというレベルでもない。何故ならゴンはアホの子であるから。

 

「い、いや、そういう事ではなく……」

 

 流石のクラピカも、そんなゴンの態度に弱気になってしまう。語尾も弱めである。更に、先ほど自分の中で出した「ゴンには手紙を書くことは不可能であった」という結論も思い出した。人間、冷静になる事が肝要である。

 人という文字を飲み込むでもなく、平静を取り戻したクラピカは改めてゴンに質問を投げ掛ける。

 

「ゴン、この手紙はどうしたんだ?」

「えっ? クラピカに渡してって頼まれたんだけど……?」

「いや、だから……」

 

 頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいる(当然、幻像である)ゴンの様子に軽く頭を抱えるクラピカだが、気を取り直して、続けて問いかける。

 

「これは、誰から頼まれたんだ?」

 

 そう。最初からこれを聞いていればよかったのである。

 

「え、パン屋のお姉さんだけど?」

「は?」

 

 思わぬ答えが返ってきた。どんな答えが返ってくるかを予想していた訳でもなかったが、しかしパン屋のお姉さんという回答はない。当然、クラピカに思い当たる人物が居る訳もない。

 結果、間の抜けた返事を返してしまった。が、何処にでも空気の読めない(いや、ある意味空気を読んだのか?)人物というのは居るものである。ここではそれはレオリオであった。

 

「おいおい、女からの手紙かよ? 案外……でもないか? 手が早いのかよ、クラピカ?」

 

 何かを壮絶に勘違いしているレオリオ。それどころかクラピカには思い当たりが何もないというのに。

 嫌なニヤニヤ顔を浮かべながらクラピカの肩に手を掛けて来ようとしているのを避ける。

 転びそうになったのを回避したレオリオは「愛しの君からの手紙が遅れたからって、そんなに機嫌を損ねなくてもいいだろーによ」とか言って、ニヤニヤ笑いを止めない。ここでレオリオの思い違いを指摘してもきっと通用しないだろう。何より自分は相手が何者かも知らないのだから。

 溜息を一つ吐き、レオリオの事は無視することにした。

 

 しかしゴンの言う「パン屋のお姉さん」である。一体誰なのか。

 ゴンが嘘を吐いているという可能性も考えもしたが、例えゴンが揺れる船の上で手紙を書けるような特殊能力の持ち主であったとしても、これを書いたのはゴンではないであろうと結論付けた。ゴンを信じたのである。

 これまでの旅である程度は人を見る目も養ってきたつもりである。ゴンは信じてもいい、とクラピカは判断した。

 

 多分、ゴンの言う「パン屋」とはゴンの住んでいたクジラ島にあったパン屋の事であろう。念の為にゴンにも確認したが「そうだよ!」と無駄に元気な返答を貰った。

 しかしクラピカはクジラ島に行った事はない。先ほど、この船で立ち寄ったのが初めてである。

 どこか、違う場所で会った事がある人間がクジラ島のパン屋で働いていたということか? ゴンに「パン屋のお姉さん」の事を尋ねてみたが、生憎とゴンは名前も知らなかった。最も、名前を知っていても偽名である可能性すらあったが。

 ゴンに聞けたのは「1年前くらいからパン屋で住み込みで働いている、黒い髪のお姉さん」というくらいである。ゴンより少し背が高いくらいで、ゴンとはパンを買いに言った時に言葉を交わすくらいの間柄でしかなかったようである。

 

「クラピカの方がよく知ってるんじゃないの?」

 

 との質問には言葉を濁らせて返すしかなかった。思い当たる節が全くなかったのである。

 ゴンの言った容姿は何処にでも居るような女のもので、これと特定出来るような要素はない。強いて言えば背が低い事くらいであろうが、それすらも決め手にはならない。

 それに前述のように、クラピカが自分の境遇を他人に話した事はない、ハズであるので思い当たりが出てくるハズもないのであるが。

 

 それを確かめるには、手紙の続きを読むしかない。そうクラピカは考えたが、何にしてもこの場で読む訳にもいかなくなった。この先何が書かれているか分かったものでもない。

 いつまでも甲板に居るわけにもいかないのもあり、クラピカは自分の割り当ての船室に戻る事にした。船客は自分を含めて3人のみ。さぞかし広く使える事であろう。

 ひとまずゴンに手紙の礼を言い(疑ってしまった謝罪もしようかと思ったが、それはクラピカの心の中でのみ行う事とした)、相変わらずニヤニヤ笑っているレオリオを一睨みし、クラピカは船室に戻ることにした。

 

 

 

【私が貴方の事を知っているのは、貴方の事を調べたからでも、貴方にこの手紙を渡す事になるであろうゴン君から聞いた訳でもありません。

 到底信じられない事だと思いますが、私には未来に起こる出来事を限定的に知る事が出来ます。

 その中で、貴方がゴン君と出会う事、貴方の過去と目的を知る事が出来ました。

 こうして面識のない貴方に手紙を届けている事をその証明の一端だと思っていただけると幸いです。】

 

 

 お前は何を言っているんだ。それがクラピカの素直な胸中だった。

 未来を知る能力がある。そう手紙は言っている。そんな事があり得る訳がないだろう。

「念」の概念を未だ知らないクラピカがそう思ってしまっても仕方ない事である。まぁこの手紙は「念能力」の産物ではないのであるが。

 しかしクラピカにこの手紙を届ける事が出来た、その事実には疑問が残る。続きを読む。

 

 

【前置きはこれくらいにして、私の目的を告げたいと思います。貴方がここまで手紙を破り捨てずに読んで頂けているかが心配ではありますが。

 私は貴方に取引を持ち掛けたいと思っております。

 私からは貴方に、いくつかのお願い事をしたいと思います。対して、私からは貴方に情報を提供したいと思います。前述の、未来の出来事を知る事によって得た知識から貴方に必要であると思われる情報を。

 それは貴方に今、一番必要であると思われる情報、幻影旅団についてのものです。

 情報の詳細については当然、ここに記すことは出来ませんが、しかし貴方にとって重要な意味を為す情報であると自負しております。】

 

 

 そうか、破り捨てたら良かったのか。文中の言葉を読んで皮肉とかでは無しにそう思った。

 破り捨てるまではなくとも、読むのを止めればよかったのだ、と。

 ゴンから渡された物でなければ目を通そうとも思わなかったであろうハズなのに、この手紙の主はそこまで見通してゴンに手紙を託したのであろうか、と。もちろん穿ち過ぎな見解であったが。

 そんな思いも「幻影旅団」の文字を見るまでの事だった。

 幻影旅団の情報っ!! その単語はクラピカに鮮烈に映った。思わず力が入ってしまい、手紙に皺が入ってしまった。

 確かに手紙の主が「未来を知る能力」を持つような人物なのであれば「蜘蛛の情報」を持っている可能性は無くはない。パン屋の店員をしているという点には疑問が出てくるが。いや、それすらもゴンと接点を持つ為の擬態なのかもしれない。

 しかし「取引」とある。「蜘蛛の情報」となると数千万ジェニー、物によると億単位の価値を持つものである。それに見合う物をクラピカが出せるというのか? しかも「いくつか」とあるのでクラピカからは複数の物を提示する必要があるようである。クラピカがすぐに思い付いたものは己の両の瞳の事であった。

 それにしても本当にその情報が信頼出来るとクラピカが判断すると思っているのだろうか?

 続きを読む。

 

 

【しかし突然このような怪しい手紙が届いて、自分の素性をある程度言い当てたからといって、このような怪しい取引に貴方が乗る可能性が低いであることは当然承知しております。

 それに私が述べる情報の確実性、重要度、そもそも『未来を知る』等と言う他人から見れば眉唾物の、言ってしまえば妄言の域を出ないであろう、顔も知らない人間の戯言を信じて頂くことも出来ないであろうとも分かっております。

 ですので、貴方にそれらを信じて頂く為の証明の意味を込めて、以下にこれから貴方が赴かれるハンター試験、その終了までについての予知、予言についてを記させて頂きたいと思います。】

 

 

 こちらの持つであろう疑問は、当然向こうも把握していたようだ。

 いや、これも「未来を知る能力」とやらの結果なのかもしれない。手紙の主の言葉を信じるのであれば、だが。

 しかしクラピカを信じさせる為に手紙にハンター試験の情報を記しているという。なんという大盤振る舞いだろうか。それが真実であるならば、だが。

 ハンター試験、それはハンターになる為の試験である。そのような試験の情報をハンター協会が事前に漏らすハズもない。それを予知、予言しているのであれば「未来を知る能力」を信じろ、ということである。

 最も、情報を知っていたとしても合格出来るかどうかは分からない。何が為されるのかを事前に知っている程度でクリア出来るような温い試験ではないであろうことは予想がつく。それでも事前に知っていれば確率は上がるであろう。

「未来を知る能力」の真実如何は兎も角、読んでおくだけ読んでおくのもいいかもしれない。もし違っていても笑い話程度で済むだろう。極めて悪質な笑い話であるが。

 クラピカは、自分が手紙に呑まれている事に気付いていない。続きを読む。

 

 

【私が知る未来は、貴方が未来について知らなかった場合についてのものである事が前提となる為、貴方が未来を知ることによって変わってくる出来事もあるかと思いますが、それでも変わりえない出来事、貴方に行動に関わらず起こる出来事もあるはずですので、それらを含んだ上で、私の『未来を知る』という世迷言を信じる価値があるかの判断材料にして頂ければと思います。

 しかし、これらの情報は貴方以外の人間(ゴン君やレオリオさん)には明かさない方がいいです。未来を知る人間が増える事によって、より未来が変わる可能性がある事、貴方がその事実を知っている事に対する説明が困難である事が理由です。判断自体は貴方にお任せしますが。】

 

 

 予言が外れた場合の予防線か。クラピカはフンと笑う。

 しかし、それでもレオリオの名前が普通に記されている事に目を瞠る。手紙を託したゴン、手紙を受け取るクラピカは兎も角、レオリオがここに居るであろうことを予知していたとでも言う事か。

 いや、案外レオリオ、いや自分たち3人を合格にした船長もグルなのかもしれない。特にレオリオは欲望に弱そうである。少し付き合っただけでも分かる。レオリオも船長も悪い人間ではないようであるが、信じるに足る人間であるかの判断はまだ早い。そういう意味ではゴンもか。しかしああいう無茶――カッツォを助ける為に海にダイブ未遂を行う事――をする輩は嫌いになれない。

「未来の情報を他人に明かさない方がいい」、これは手紙の意味でも違う意味でも同意だ。ゴンにしても、レオリオにしても腹芸が苦手そうなタイプである。これも短い付き合いでも分かる。そんな人間に「未来の情報」なんて物を知らしておく事はマイナスになる事が多いだろう。それにこの「未来の情報」とやらが全くの法螺だった場合に恥を掻くのはクラピカである。先の、彼らがグルであるという疑いも残っている。彼らがグルになってクラピカを嵌めたとして、何の得があるのかという疑問もあるが。これすらもハンター試験というのであれば、ハンター試験とはえらく意地の悪いものである。

 ここまで考えて、クラピカは一つ呟く。

 

「魔女め――」

 

 と。

 この手紙一つでクラピカは様々な事を考えさせられ、様々な事を疑わされている。

 この手紙の主は女らしい。これが魔女でなくて何だと言うのか。

 思わず自分の口から零れた独白に、非常に馴染む物を覚え満足の笑みを浮かべる。

 そして、手紙を読み進めるのであった。




クラピカの勇気が世界を救うと信じて……!
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