少年/戦姫絶唱フェイト・シンフォギア   作:にゃはっふー

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ふっひひひひひひひひひ。

アスカ「作者が壊れたんだけど………えっ、オレ、無事かな?」

それではどうぞ。


空白期・外伝
外の理・第1章、最・凶・爆・誕ッ!!


 フロンティア事変後、本部は騒がしいことが多かった。

 

 まずはフィーネとして活動したテロ組織に関する人達の後始末。残念ながら米軍も関わることであり、マリアは偶像のアイドルを押しつけられる形で、偽の情報操作などするしかなかった。

 

 変わりに暁切歌、月読調に関しては自由が利き、彼女達は保護は問題ないらしい。ナスタージャ教授も、こちらの協力者として確保することはできる。

 

「とはいえ歯がゆいがな」

「ですね」

 

 緒川さんと共にそう言いながら、オレが淹れたコーヒーを飲む司令。一番の問題であるオレは、給仕をしている。

 

 龍崎アスカと言う存在。それは全ての聖遺物の適合率がある、聖遺物研究者からすれば喉から手が出てもおかしくない素質を持つ。

 

「ただでさえ、装者のことは各国いまだに情報収入等々。頭の痛いことばかりだからな、ま、どうにかするさ」

「ですね、それくらいはしてみせますから」

「すいません………」

 

 そう言いながら、オペレーターの方々にも飲み物を出す。『メイド』がいる。いまだ髪も切らせてもらっていないオレです。

 

 大規模な事件や、国の闇が関わる本事件。その影響は一般人にも大きく関わることになり、いまだ学校は休み中のため、その間のメイドだよ。

 

 この数日間、メイド服に慣れた自分が嫌だ。

 

「………はあ、精神安定剤が手放せない」

 

 そう言って、休憩室でカプセルタイプを飲むのだが、正直本当に疲れる。

 

 だが、一番疲れているのは司令達だから文句は言わないし、これは目の前で死んだオレの責任だと納得する。

 

「アスカ~いるか」

「奏さん? なにか?」

「うんにゃ、少しな。クリスん家で装者達の成績確認する方針だよ。この辺りは旦那個人の意志だから、強制はしないけど」

「ああ、教える側ですね? 別に良いですよ、メイドとして頑張ります」

「ははっ、やらせておいてあれだが、まあいいや。部屋で着替えて良いからな」

「は~い」

 

 こうして会話を終えて、クリスの家にメイドが来た際、クリスはもう見慣れたためか、なんとも言えない顔をする。

 

 

 

 クリスの部屋に集まり、勉学をする装者の中、一番の問題は、

 

「あーーーもう頭がパンクしそうだよ~~~」

「響~」

 

 未来に怒られながら、簡単に要点をまとめ教えているのだが、やはり覚えることが多いため、響が苦戦する。

 

「ど~してアスカやクリスちゃんは平気なの~」

「ちゃん付けすんなっ、わたしゃ~お前と違って勤勉なんだよっ」

「オレは元大学生だ、高校レベルは解ける。てか推薦枠じゃないが、これでも前世じゃ、まあまあの成績優等生だった」

「マジですか~」

 

 正直に言えば、勉学の方はじっちゃんを安心させたいのと、分からないと家事がうまくいかないからだ。もう働ける人がいない、家の把握しなければいけない、バイトしなきゃいけない。バイトでもレジ打ちなどで、やらなきゃいけないことが多すぎて、覚えたくなくても覚えたが正解だが、いまはいい。

 

「私も、アスカから教えてもらったことがあるからな」

「そう言えばそうだな」

 

 ここには奏さん、翼さん、響の友達の三人や未来。できれば早く切歌、調も交えたいと思うくらい、平和だった。

 

「テレビ電話くらい許されればいいんだが、まあ、私設の人が司令官関係者で固まってるだけマシか」

「そうだな、旦那やみんなにはホント助かってるよ」

 

 そんなことを言いながら、紅茶を淹れていると、妙な気配がする。

 

「!?」

 

 その時、装者達、奏も気づき、ベランダを見ると、窓が、勝手に開いた。

 

「誰だっ」

「私だよ」

 

 そこにいたのは、花の魔術師、マーリンだった。

 

 

 

 司令室、正直マーリンは気にしなくても良いのにと言うが無視して、心配する未来も含め、多くの者達が、司令室に集まる。

 

 腕組みする司令の前でも気にせず、茶と菓子を食べながら、一息つく。

 

「ふう、分かっていたが、この前から少ししか経ってないからって、警戒しすぎじゃないかな?」

「お前は悪党だろ?」

「あっははは、よく言われる」

 

 そう微笑みながら、スコーンを食べる。

 

「うんうまい、君、なにげに料理うまいね」

「でだ、忙しい時になにしに来たんだよ」

「君に抑止力として指令を頼みたい」

 

 その時、全員がかなり殺気立つ。元より、オレと言う抑止力に仕事させるため、殺して転生させられるようにする。これがマーリン達が最初にした行動だ。仕方ない。

 

「ストップストップ、さすがに死んでくれはもう言わないよ」

「………まあ信じてやる」

 

 あそこまでしておいて掌返しは、アサシンの人がキレて、何をしでかすか分からない。さすがの星と霊長も、彼の流儀を曲げさせてまで自分を殺させようとしたんだ。これ以上はさすがに問題だろう。

 

「その通り、さすがに分かるね」

「一応、ゲームで出てくるサーヴァントは確認したからな」

「それだよ」

「ん?」

 

 突然のことに首を傾げると、紅茶を一口のみ、静かに言う。

 

「ちなみにそのゲーム、どこまで知ってる?」

「は? いや、クリアーはしたぞ。番外編は知らないのが多い、武蔵の後は………知らない。そもそも詳しくは誤差は」

「あるけど、そこまでなら、頼みたい。少し英霊として、手を貸してくれ」

「………話が見えない」

 

 それもそうだねと微笑みながら、菓子を食べて、少しずつ順を追って説明する。

 

「実は少し、正史世界の一つ、君の視点で言えばグランド・オーダーの物語で、問題が起きた。それで、君は死ななくてもいいから、君はサーヴァントとして、一回特異点修復に参加して欲しいんだよ」

「なぜまた? ってかFGO? なら他のサーヴァントは?」

「ま、待ってアスカっ。なにがなんなの? FGO?」

「ああそうか」

 

 フェイト・グランド・オーダー

 

 この物語は魔術師達の物語、平行世界の一つで行われる。

 

 大まかに言えば、科学も取り入れた魔術師達が、未来を観測している際、突如未来観測が不可能になった。これにより=世界が終わることを察した機関がある。

 

 機関の名前は『カルデア』で、彼らは何らかの理由で、ある時期を境目に、人類が滅びることを証明してしまい、それを回避するために準備を行う物語。

 

 とある事件があり、マスターは一人だけになり、また、特殊な環境下に置かれたためカルデアは無事だが、カルデア以外の世界、人類は消滅してしまう。

 

 このままではカルデアを含め、人類史は消滅するため、マスターは英霊達と共に、壊された人類史の修復し、またそれを行った存在と戦う物語。

 

「かみ砕けはこんなところか」

「確か、それでお前、ガチャってか、課金ゲーではまってたんだったな」

 

 クリスがそう言うと、全員が?マークでクリスを見る。

 

「ああ、飯時とか、暇なときに話してたんだよ。またこいつらみてぇなのが来ると思ったしな」

「クリスちゃんだけ~?」

「聞かれなかったから」

 

 オレにぶーたれる響は無視して、それでと付け加え、

 

「ちなみに人類史はちゃんと守られ、一般の人達は一年の忘却。知らない間に一年間経っていたと言う事実だけ残り、カルデアは世界を救ったんだ」

「………それは」

「いま忙しいだろうね向こうの世界、なんせ、秘匿する魔術のことは言わず、どうして一年知らないうちに経ったか、とか、もう色々さ」

「それだけじゃなく、サーヴァントもだろ? ダ・ヴィンチを始め、歴史を揺るがしかねない英霊や、神霊まで喚んだんだから」

「ああうん、私は面倒だからアヴァロンに帰って、時々お菓子食べに行く程度にしてるよ。他のサーヴァントは知らないけど」

「やめてやれよ」

 

 こいつにお茶をお代わりとか出すのやめようかな? 話の中心自分だし。

 

 そう思いながらお茶菓子とかの替えを出し、それでと付け加える。

 

「それでね、また妙な結界空間ができるらしいんだ。それが星と霊長から伝えられた話だから、間違いない」

「それでオレ? けど」

「ああ、問題ないよ。死んでくれは言わない。ただカルデアはさっき言ったとおり、魔術師側からも、世界側からの問題で人手不足なんだ。なによりサーヴァント、彼に力を貸してくれている人達も動けない場合がある」

「何故だ?」

「有名人過ぎて動けない、君のようなアイドルみたいにね」

 

 翼の疑問に答え、それに司令は、

 

「なるほど………様々な組織や機関から監視された状態では、有名な英霊達を動かせられないと?」

「話が早くて助かるよ、そもそも何名か私のように勝手に動いたり、扱いが別の意味で難しい者もいる。英雄王って言えば、君は分かるね」

「ああ、動かないなそれは」

 

 それにと、カルデアが手薄になると、色々と盗み取ろうとする輩もいるから、防衛で腕に覚えある者も残らないといけないらしい。

 

 だからと言って放置も無理だから、

 

「彼は新たに、サーヴァント召喚、契約をする。君には悪いけど、魂だけの存在になって、サーヴァントとして彼と契約。今回だけの契約で、抑止力から恩恵をもらって顕現したと説明して、その問題を解決して欲しい」

「………話は分かったけど、その間、オレは?」

「あー平気だよ、連絡というか、君のことが分かるようにモニタリングできるようにはしておく。その所為で時間がリンクするけどね」

 

 まあしないと肉体と魂が外れかねないと、さらっと無視できないことを言う。

 

 紅茶の中身がそろそろ尽きる。わざと苦みが出るように出してやる。

 

「能力とかは?」

「高いよ、って言うか君はグランド・アサシンの死に勝ったんだ。高くない方がおかしいよ」

 

 それに納得、他の手を借りたがそう言う扱いらしい。後は、

 

「オレが断れば?」

「え~困る」

 

 それだけなら断るぞと思うが、さすがに無視したくないなとも思う。

 

 カルデアは、正直別視点ではあるが思い入れはある。だから手は貸したいと思っていると、

 

「これ、性別変化薬なんだけど、これを彼女にわた」

「おいやめろ」

 

 どうもいかないと女性になるらしい。響お前はなに両手揃えて受け取ろうとしてるんだ。幼なじみとして泣くぞ。奏さんも。

 

 未来と翼さんに説教受けている者達は無視して、とりあえず、受けるしかないらしい。司令はため息と共に、サポートすることになった。

 

「おいこっちに対して詫びろ」

「じゃ折角作ったこれを」

「クリス」

 

 聖詠しようとするクリスに慌てるマーリン。ごたごたのままだよおい。

 

 

 

 まず色々付けてから、肉体の方のモニタリングの準備をして、静かに薬を見る。

 

 マーリンからはこれ用だから大丈夫と言うが、あれの言う大丈夫を信じて良いのだろうかとも思う。

 

 だがもうやることになり、ナスタージャ教授や、心配して監獄で様子を見るマリア達もいる。

 

 もう腹を決めてから、飲む。

 

「………眠い………」

 

 そう言って、眠りについた………

 

 

 

 ――???

 

「先輩準備は出来ました」

「ああ、ありがとマシュ」

 

 今回のため、現地入りする前に一人、サーヴァントを召喚することになった。

 

 新たな不明な特異点。そこに出向くのはいいが、多くの制約や、いつの間にかいなくなったサーヴァント達。色々な問題を抱えてのレイシフト。

 

 不安があるが仕方ない、マシュがいる。それなら、怖いものは無い。

 

「先輩………」

「大丈夫、きっと、俺達に力を貸してくれる英霊が応えてくれるよっ」

 

 そう言い、静かに召喚の儀をする。

 

 光の輪が集まり、静かに、そして辺りが光に包まれた時、観測しているダ・ヴィンチちゃんが驚いた。

 

『な、なんだこれはっ!? 神霊のたぐいか!? 二人とも、かなりの大物だよっ』

 

 通信の中驚きながら、光が収まり、煙と共に咳き込む声が聞こえる。

 

「だーーーもう、マーリンの奴。召喚ってこんなに煙いのか!? 後どうなってる? 召喚成功してる? ちゃんとカルデアマスターのもとか?」

 

 そんな声に、俺とマシュは顔を合わせる。

 

 マーリン、彼の関係者からはいい顔はされないし、いい人?と言う疑問符が必ず付くのが彼だ。

 

 だが彼はグランド・キャスターで、花の魔術師、アーサー王伝説に深く関わる存在だ。彼と関わり、今回の召喚に応えてくれたのなら、円卓の騎士か、それ以上の人だろう?

 

「えっと、君は」

「あっ? ああ、藤丸立香? それにマシュさんだね、先輩サーヴァントの」

「えっ、わ、私? 先輩、ですか?」

 

 先輩と呼ばれ慣れていないマシュは少し嬉しそうにしていながら、だが、すぐに絶句する。

 

 そして俺も、そんな俺達に気づかず、彼女?は言う。

 

「オレはアストルフォの力を借りた、まあ、マーリンが今回の件だけに呼んだもんだよ。真名はアスカで頼むよマスター」

「あっ、ああ………って、アストルフォ!? 容姿、アストルフォを借りてるの!?」

「だからですか………でも」

「ん? ああそうだけど………」

 

 あれ? 向こうもしかして、アストルフォと似ているから、俺達が戸惑ってると思ってるのかな?

 

「ああ、クラスとか分からないから、マシュさん、ステータスの見方教えてくれないかな? 自分のクラスと能力はほんと、なにぶん英霊じゃないんだオレ。今回用だからね」

「は、はい………」

 

 俺もマシュが教えている間に、ステータスを見る。

 

 そして、固まったのを見ながら、よく見る。

 

 

 

 ―――

 

 真名アスカ・リュウザキ クラス・セイバー

 

 属性・中立・善・星 性別男の娘(・・・)

 

 保有スキル

 

【対魔力EX 如何なる洗脳、呪いの反射。令呪に対しても対抗できる】

 

【騎乗B アストルフォの力を借りている為、幻獣などに乗り、操れる。またバイクの免許は持っている】

 

【直感A 数多の死線を渡り、命を狙う行動をする者や、悪意や殺意に敏感。戦闘時ワンランク上がる】

 

【魔力放射A+ 魔力を放射してあらゆるアクションを加速する】

 

【戦闘続行A 諦めが悪い。しぶとい】

 

【花の悪戯推測不能 花の魔術師による援護、一時的な契約であり、彼を一時的に英霊化させている。アストルフォとの縁がある、とある別世界の人間。容姿がアストルフォに似ている。無論男性だが、英霊として活動させるには、この肉体しか無かった。ごめんね♪】

 

【■■■推測不能 とある力、別の形に変化させたため、現状魔力不足は無い】

 

 

 

 ――アスカ

 

 

「………はい?」

 

 そしてオレは、綺麗な壁に映る、それを見た。

 

 アストルフォの姿に、耳としっぽ(・・・・)

 

 こ、これは、

 

「あ、アストルフォウくぅぅぅぅんうぅぅぅぅぅぅぅ!!?!?!??!!?!」

 

 そうそれはアストルフォ+フォウくんがミックスされた姿であり、当本人?も肩に乗り、嬉しそうにしていた。

 

 すげぇ、まさにアストルフォウくん。ははっ、マジだぜおい。

 

「マアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアリイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッ!!!!!!!!!」

 

 オレの叫びは届かず、こうしてオレは英霊になった………




モニター側

響「こ、これ録画した記録データもらえますか!!?」
クリス「やめてやれよッ、てかなんでだよ!?」
マーリン「うん、しっぽと耳は正直抑止力の力を変化させたら付いたんだ」
奏「マジかッ、よくやったマーリンッ」
マーリン「初めて褒められた気がするよ」

切歌『ギャアアァァスウゥゥゥゥデェェェェスウゥゥゥゥ』
マリア『狼狽えないで切歌ッ』
調『ジー』

宝具はクラレントを持ってます。後はもう一つ剣持ちです。

だが宝具云々の前の衝撃度が強すぎるアスカ一行でありました。

では、お読みいただきありがとうございます。
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