[旧作]夢と外道とスクールアイドル【無期限更新停止】   作:48パンプキン

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前回のあらすじ!

生まれた!

女の子になった!

げんさくきゃらにであった!



ジェミニの歌を

「すごーい!お裁縫できるんだ!」

というわけで、私と杏樹とことりちゃんでお話タイムなうなんだけど…

 

「う、ううん。そんなことないよ。2人はピアノも出来るし、歌も上手だし…。」

なかなかネガティブな子だなあ。パパ達はあっちで話してるし、じいやはなんかコックさんのお手伝いに行っちゃったし。

 

「そんなことなーい!ことりちゃんとっても声キレイだよ!」

「え…?」

「杏樹の言うとおりだよ。ことりちゃんの声透きとおってて甘くて、私は好きだよ。もっと自信もって!」

「え…あ、あぅぅ……」

あ、ことりちゃんショートしちゃった。でも内気というか、ただ恥ずかしがり屋なだけかも。

 

「ことりちゃーん、だいじょぶー?」

「あぅぅぅ……」

ってそんなこと考えてる場合じゃなかった!パパ達呼んでこなきゃ!

 

 

 

月日はまた流れ…

 

 

 

どうも、梨里杏です。中学2年生になりました。え?あのあと?なんとか助けだして遊んだだけですよ。あれのおかげかことりちゃんとは今もたまーに遊んだりしています。「お姉ちゃーん!」杏樹が部屋に来たみたい。なんだろう?

 

「ねぇねぇお姉ちゃん!お姉ちゃんのクラスって文化祭何やるの?」

「私のクラス?たしか喫茶店だったけど、それがどうかしたの?」

「今ね、文化祭の実行委員会が有志ダンスのチームを募集してるみたいなんだけどさ」

ああ、そういえばそんなんやってたなぁ。

 

「お願いお姉ちゃん!私と一緒に有志ダンス出て!」

「え、えぇ?私が?いやいや、杏樹は人気者だからいいとして、クラスでも真ん中くらいの地味な私が踊っても…」

そうなのだ。中学校に入学してからというものの、杏樹は持ち前の明るさであれよあれよとクラスはおろか学年、学校の人気者になっていた。片や私はクラスでも真ん中くらいのじみーな方だ。双子でこんなに差がつくとは…。

 

「そんなことないよ!お姉ちゃんだってけっこうな数のファンがいて…ゴニョゴニョ…」

ん、なんだろう?なんだか途中からよく聞き取れなかったけど。

 

「とにかく!私たち双子!出たら絶対盛り上がるよ!そ・れ・に…」

「それに?」

「この有志ダンスで一番人気が高かったチームには、なんと食堂のデザート1年分!これはやるしかないよ!」

「いや、杏樹それって…」

絶対それがメインの目的じゃーん。

 

「ねぇ?いいでしょ?お願いお姉ちゃん!」

「そうは言ってもねぇ…私どちらかと言うと辛いもの派だし、クラス抜けてダンスいくならクラスメイトにも聞かないと。 」

「OK!私きいておくから!」

あ、行っちゃった。うーん、元気なのはいいけど、ときどきああやって周りが見えなくなっちゃうんだよねぇ。大丈夫かなぁ。

 

 

翌日、昼休み…

 

 

うん!たまには中庭ランチもいいじゃないか!いや違うよ!ぼっちじゃないよ!杏樹にここで待っててって言われたからここで食べてるだけだから!決していつもぼっちじゃないk「お姉ちゃーん!」またこのパターンか。

 

「お姉ちゃんのクラスの子に聞いてみたら、全然OKだって!」

「なんだ、てっきりだと思ってた。」

もしかしていなくてもー的な?…ははっ…はは…

 

「ね!ということで一緒にダンスしよ!」

「んー、まあ、そこまでいうなら…」

「やったー!じゃあ私エントリーしてくるから、練習は今日家に帰ってからね!」

「え、今日からやるの?」

「もち!善は急げ!」

なんか少し意味違うような気がするけど…ってもういない。それにしてもダンスか。ちょっと体力つけとかないとね。妹があそこまで頑張ってるんだから、姉として私も頑張らないとね。

 

 

それから文化祭までの期間、私たちの練習が始まった。空いた時間を見つけては中庭、教室、家、あらゆる所で練習した。曲は私が作曲、杏樹はなぜかそれに詩をつけて、オリジナルの曲を作った。そして…

 

 

「いよいよ本番だね」

「ねぇ、杏樹。オリジナルで曲を作るのはいいんだけどさ、歌詞までつけてそれを私たちが歌う必要って…」

「あるに決まってるよ!踊りながら歌うのは練習出来なくて、録音したのを流すことになるけど…。アイドルみたいでテンションあがるしかわいいでしょ!」

そうは言っても、だとしても、キンチョーする…

 

『さぁ!続いては今回の有志ダンスの優勝候補!2年生の優木姉妹だあ!』

 

「うぅ、ハードルあげないでよぉ…」

「もう!ほら、お姉ちゃん行くよ!」

「うん…。」

「お姉ちゃん!」

 

ぱちん!

 

「はにゃ!?な、なにすんの!?」

いきなり両手でほっぺを叩かれた。いたい…パパにもたたかれたこと無いのに!

 

「お姉ちゃん!スマイルスマイル!アイドルは、いつも笑顔でね!!」

「…うん!アイドルじゃないけど!」

 

 

ステージに立つと、見たことのない光景が私たちを待っていた。見渡す限りの人。クラスメイト、先生、学校外の人、とにかくたくさんの人が、私たちを見ていた。

 

 

『それでは披露していただきましょう!ユニット名はAPRICOTで、曲は「ジェミニ」!』

 

音楽が響き、私たちのファーストステージが始まった。とにかくいっぱいいっぱいで、覚えてることは少ないんだけどね。

でも最後の方、少し余裕が出てきた時にふと客席にいた女の子と目が合った。

たった一瞬だったけど、その短い時間の中で、その子の笑顔が頭に強く残った。

 

ダンス、少しはやっても良かったかな?って思えた。

これが後々の大きな夢への一歩になることは、まだ誰も知らない。




次回予告!

高校入学!

学校宣伝スクールアイドル?任した!ってなにをすればいいのさ!

まずはメンバー集めか…あ!あの金髪の子とか良いかも!

次回、第4話 「はじまりに辿り着くまで」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

※今回の楽曲…「ジェミニ」ボカロオリジナルより
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