気がついたらUAが1万超えていて、評価が★10が付いていて一言コメントも貰っていて凄く嬉しかったです。これからも投稿頑張っていきます!
「カケルーちょっと頼みたいことがあるんだけどいいかしら?」
リビングにいた俺が母さんに声を掛けられたのは、数分前。
俺は母さんが頼み事をしてくるのは珍しいと思いながら、取り敢えず話を聞くために椅子に座る。
すると母さんはこんなことを言ってきた。
「お掃除をしてくれないかしら?」
それを聞いて俺は、掃除ならいつもしてるじゃないかと言った。すると母さんは、「あぁ、ごめんなさい。私の説明不足だったわ」と言うと少し間を置いてこう言ってきた。
「貴方のお姉ちゃんの家の掃除をしてきてくれないかしら?」
それを聞いた俺は、思わず
「え?」
と間抜けな声が出てしまった。
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その後話を詳しく聞いたところ、俺には姉が居たらしく俺がまだ赤ん坊の頃に到底先の未来で作られる筈の自動運転の自動車を作ったり、AI技術をものすごく進めたり等色んなことをやってる内に、各国から是非我が国に来てくれ、技術を進めてくれだの言われその時に姉はどう対応したのかというと
『誰がお前達の言いなりになるか バーカ』
と言って現在行方不明らしい。貴女は何処の天災兎だ……
俺はまだ会ってない姉を、天災兎と当てはめる。うん、なんかやばい気がするぞ!
だがしかし、あまり頼み事をしない母さんが頼んできたのだ。断れる訳が無い、しかも掃除ぐらい簡単な事だ。大丈夫だ、うん。
自分にそう思わせる。自己暗示は大事なことさ
「それで、姉の居場所は何処に?」
「それが私にもさっぱり……」
つまり、母さんも場所はわからないと……これ詰みじゃね?
「前聞いたときは何処か無名の島だって言ってたけど……」
……嘘だろ? 手当り次第に探すしかないという事? はぁ……まじか。
「まぁ、取り敢えず行ってくるよ」
「ごめんなさいね、いってらっしゃい」
……さて、行くとしますか。
俺は、体勢を整えると思いっきり地面を蹴った。
人が多くいる場所等は屋根の上を飛んで移動したりした。海が広がっているところは水の上を走った。漁船に見られた気がするが気にしない。
そして、何個か島を見つけたが何処も住んでるような痕跡は無かった。
そして、何個もの島を探してこれで10個目となる島に着いた。
「これで見つかると良いんだが……」
俺は島を探索するがここにもない。ほんと何処に居るんだよ……?
俺はそんなことを考えながら、少しこの眺めを見ようと思い砂浜に座ろうとする。すると手のところに何かが当たる。
「何かあるみたいだな」
俺は手が当たった場所を少し掘ると少し小さめの箱が出てきた。箱を開けると赤いボタンが付いていた。……何かのスイッチなのか?
取り敢えず物は試しということでそのボタンを押す。
「……何も起こらないか」
そりゃそうだ。と思いながら俺は立とうとする。すると今まで座っていた場所に地面が無くなった。
……おいおい、ボタンを押すと下の床が開く感じかよ!?
そう思っても、空中を浮くことは出来ないので地面に着いても大丈夫なように身体回転させて二本足で地面に着地する。
俺は前を見ると、固く閉ざされた扉があった。さぁ、どうやって入ろうか?
恐らく、あの扉は爆破させようが何しようが開かないだろう。どうやって入ろうか……
少し悩んだ後、俺は仕方ないので何故か隣に付いているインターホンを押す。
「すいませーん お掃除サービスの者ですが!」
と大きな声でそう言ってみる。まぁ掃除をしに来たので間違ってはいない……よな?
そうすると、床がいきなり開く。またこのパターンかよ!? てか扉の意味ないじゃないか!
しかし、さっきとは違い滑り台になっていて物凄い速さで滑っている。
そしてあっという間に滑り台の場所が終わる。……摩擦で燃えないか?
俺は変な心配をしながら歩いていると、研究室と書かれた部屋に着いた。
中に入ると、女性が1人居た。……あれが姉さんか?
俺は予想をつけていると向こうは俺に気付いたのか
「やぁやぁ、初めましてとでも言おうか!」
と挨拶をしてきたので
「初めまして……」
と返しておいた。結構ハイテンションなんだな……
「早速だけど、君は何者なのかな?」
「何者かと聞かれたら!」
「答えてあげるのが世の情け?」
「ここの掃除をするために!」
「私の
「少しお茶目な高校生!」
「カケル!」
「千華!」
「銀河をかける俺達には!」
「ホワイトホール白い明日が待ってるよ!」
と何処かの〇ケット団の登場台詞で名前とここに来た理由を喋った。
「それで、誰に頼まれたの?」
「母さんに頼まれて」
こう聞かれたので、正直に鍛える
「なんで貴方のお母さんに頼まれたの!?」
「何でって……それは俺達は家族だからだろ?」
驚かれたので俺がそう言うと姉は「え?」と声に出して
「もしかして私の弟?」
俺はこくりと頷く。すると姉が飛びかかってきたので避けようとするが、それを予測していたのか空中で軌道変更をしてきたので結局、抱きつかれることになってしまう。まさか空中で軌道変更してくるとは……
「前見たときはあんなにちっちゃかったのに、こんなに大きくなって……お姉ちゃん嬉しいぞ!」
姉が俺に抱きしめながら頬ずりをしてくる。……この場に小夜が居なくてよかったな。
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「っ!……何か今、嫌な予感がしたんだけど……気の所為かな?」
「小夜ちゃん、早く次のお店に行こう〜!」
「うんわかった!」
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「そういや、掃除といっても私の研究室はそこまで汚れてないしなぁ……」
姉が少し困ったように言っているが、床や机に資料が散らばっていたり、使ってないパソコンやらに埃が被っていたりしている。というか結構汚い。どうやら俺の父さんもそうだが、科学者は汚いの基準が一般人と違うらしい。つまり科学者は、汚い=自分が研究出来ない程。ということなのだ。
「まぁ、ここら辺一体の掃除をするよ」
「それで良いのならいいや! それじゃ、お願いしまーす!」
「了解、3分で終わらせる」
了承を得ると、俺は掃除に励んだ。無論、
自分が今のところ出せる最大の速度で研究室や色んな所を行き来して、資料の整理やモップがけ等をやっていく。
3分が経過して、漸く掃除が終わった。……よし、ちゃん時間通りだな。
「ありがとう!お陰こんなに綺麗になったよ!」
姉は俺が掃除した場所を見てとても喜んでいた。そう言われると、掃除したかいがあったな。
「お礼にお姉ちゃんからカケルにこれをプレゼントしよう!」
姉はお礼と言って携帯電話を渡してきた。……携帯なら持ってるけど?
「ちっちっちっ、それを普通の携帯と一緒にしてもらっては困る!」
姉はそう言うと機能の説明をしてくれる。
「まずボタン一つで他人の携帯にウイルスを入れることができてー」
「そして迷惑電話をしてきた相手を爆裂させる機能とー」
「私を何時でもその場に呼べる機能とー」
「行きたい場所を押すことでその場所に行ける機能かな!」
正直、凄いのだが、最初の2つが面白……ゲフンゲフン、恐ろしくて使えないな。
「ありがとう 、大切にするよ」
「そうしてくれるとお姉ちゃん嬉しいな!」
俺が大切にするというと、姉はとても喜んでいた。というか、会う前はやばいと思っていたが実際は結構優しいな。恐らくその優しさは身内だけだと思うが……
俺はそう思いながら、最後のことはそっと胸の内に秘めておく。
「そういやお腹空いてない?」
そういえば、今日は何も食べていないな……
「まぁお腹は空いているけど、コンビニでなんか買って来るよ」
「じゃあお姉ちゃんが作ってあげよう!」
姉が腕を捲りながら自分が作ると言い出した。
「じゃあお願いしようかな」
俺はお願いすると、姉は頑張るぞー!と言いながら調理室に入っていった。
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「どうぞ召し上がれ〜」
姉が作った料理が机の上に置いてある。姉が作った料理はシチューだ。それはまだいい、しかし、シチューにしては
俺はそう思いながら、シチューを見ている。
「もしかしてシチュー嫌いだった?」
「いや寧ろ好きだけどね」
「遠慮せずに食べていいよ!」
……覚悟を決めるしかないか。
俺はスプーンを手に取ると、すくい上げると口の中に入れた。
……っ!!ぐぅぅっっ!? 物凄く辛すぎる!まるで舌が焼けるように痛い!! 一瞬辛さのあまり目の前が真っ白になってしまった。震えも止まらない。このまま食べ続ければ身体に異常が起こりそうだ……しかし、何故だ。この地獄のような辛さを美味しいと感じてしまう。何故かシチューを食べる手を止められない。
そうしてシチューを完食する。
「どうだった?」
姉が俺に聞いてきたので美味しかったと言うと、とても喜んでいた。……何故か、理解者が出来たと言っていたのだが。
「それじゃ、掃除も終わったし俺はそろそろ帰ろうかな」
椅子から立ち上がり、出口へ行こうとすると手を掴まれるる。
「泊まっていかないの?」
「明日は学校だから無理かな」
姉が聞いてきたので俺は学校だからと答えると少し姉ががっかりしている。仕方ない、皆勤賞欲しいからな……
「そうだ!さっきあげた携帯を使えば大丈夫だよ!」
姉がその手があったとばかりに言う。でもあれちゃんと機能するのか?
「大丈夫、大丈夫!ちゃんとテストはしてるから……最初は死にかけたけど」
姉がそう言ったので大丈夫だろう。……最後は聞かなかったことにしとく。
「まぁ……それならいいかな」
「やったぁ!それじゃ一週間よろしくね!」
俺が了承すると姉がこう言ってきた。
「ちょっと待て、一週間ってどういうことだ?」
「前にお母さんが手紙で弟が来たら一週間泊まらせて上げてねって……」
俺が尋ねると姉はこう答えた。もしかして、今日俺に頼んだ理由って……家で同僚とお酒飲むためかっ!
まあ過ぎたことは仕方ないかと思い、
「それじゃあ一週間お願いします……」
「うん、お姉ちゃんに任せなさい!」
こうして姉との一週間だけの共同生活が始まった