俺と彼女はちょっとおかしい。   作:akatsuki4612

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どうも作者です。そろそろ設定書いた方がいいかなーとか思いつつ、話を書いたりしてます。

やっぱり書いた方いいのでしょうか?

それではどうぞー


お昼休みの時間

時間が過ぎて、今はお昼休みの時間になった。俺は、鞄から弁当を取り出す。

 

この弁当は俺が朝から手間暇かけて作った物だ。これを持って小夜が待っている屋上に行く。

 

屋上の扉を開けると、小夜が弁当を持って待っていた。

どうやら扉を開けた音で俺が来たのに気づいたらしく手を振っている。

 

「桐里く~ん」

 

小夜が俺を呼んでいる。おそらくこっちにきてということだろう。 俺は小夜の方に歩いていく。

 

「ごめん、待った?」

 

俺がそう聞くと小夜は首を横に振り、

 

「ううん、全然待ってないよ」

 

と小夜はそう言った。俺はその場に座り

 

「とりあえず弁当食べよう」

 

そう言うと、小夜も頷き、その場に座る。

 

小夜が自分の弁当を開ける。するととても美味しそうな匂いが俺の鼻を刺激をする。

 

「とても美味しそうだな」

 

そう言うと小夜は嬉しそうに

 

「うん、今日はうまくできたの!」

 

と誇らしそうに胸を張る。

 

「良いな、料理がそんなに上手くて」

 

そう言うと小夜が頭に?を浮かべながら首を傾げる。

 

「何で?私より桐里君の方が上手でしょ」

 

小夜はおかしいところでもある? と言いたそうな顔をする。

こんなことを言う理由は、小さい頃、小夜が俺の手料理を食べたいって言ったので適当に作ってあげたら「美味しい、こんな食べたことないよ!」と言われた。

 

正直、自分ではかなり下手な方だと思っている。何を作ろうとしても変な味になったり、とても不味くなるからだ。

 

「そんなことないさ、現に俺の弁当はかなり不味いものだらけだぞ」

 

そう言いながら自分の弁当のミートボールを食べる。う~んやっぱ美味しくない。

 

そう思っていると、小夜が俺にこう言ってきた。

 

「じゃあ私のだし巻き卵と桐里君のを交換しよ!」

 

流石に俺のを食べさせるわけにはいかないので断ろうとしたが、「駄目、もうこれは決まってるの!」と言ってきたので従うことにした。

 

「じゃあ、渡すから弁当箱を近づけて…」

 

俺のだし巻き卵を箸で掴んで、小夜の弁当箱に入れようと小夜の方を見ると、小夜は口を開けている。

 

確かこれはあ〜んというやつだったか? テレビで女性が男性にしてらしいことランキングというのがやっていて3位ぐらいだった気がするぞ。ということは小夜もしてほしいということか。なら……

 

「あ〜ん」

 

だし巻き卵を掴んだ箸を小夜の口へと近づける。

 

「あ〜ん………んっ」

 

小夜は俺のだし巻き卵を口の中に入れるともぐもぐと食べている。

 

やはり美味しくなかったのか、顔を少し歪めるが、ごくんと飲み込んだ。

 

「な、美味しくないだろ」

 

俺がそう言うと、小夜は首を横に振りながら

 

「ううん、桐里君が食べさせてくれたからとっても美味しい」

 

と小夜はそう言ってくれた。とっても嬉しいけど本当に美味しく作れるようになりたいな。

 

そう思っていると小夜が悩んでいたが、少ししてあっという声をあげた。

どうしたんだろうと小夜に聞いてみると、何で桐里君が前私に作ってくれたときはあんなに美味しかったかわかったと言うのだ。

 

俺は、それが気になったのでどういうことか聞いてみると自分では思ってないような答えが返ってきた。

 

「あのときは、私に作っていたから美味しいものを作ろう、不味いものを食べさせるわけにはいかないと思って作ったからあんなに美味しかったんだ!」

 

「つまり……どういうことだ?」

 

俺は小夜の言ったことがさっぱり分からず、小夜に聞く。

 

「簡単に言うと、他人に料理を作ると美味しくできるってこと!」

 

小夜が簡単に説明してくれる。なるほど、だからあのとき小夜も美味しいと言ってくれたのか……

 

俺はそう納得していると、小夜があ〜んと言いながら、だし巻き卵を近づけてきていた。

 

それに応えるように俺もあ〜んと言いながら小夜のだし巻き卵を食べる。

 

すると、口の中から卵の味が広がり甘い味がする。しかし甘過ぎるのではなく、程よい甘さである。

おそらく塩と砂糖を入れて砂糖を塩よりも少し多めに入れたのであろう。

 

「上手く出来たつもりなんだけど、どうかな?」

 

と小夜が心配そうに聞いてくる。それに対して

 

「とってもおいしいよ。」

 

俺は素直に思ったことを言う。すると小夜は不安な顔から笑顔に変わり嬉しそうにしている。

 

「さて、早く食べるか」

 

そろそろ昼休みの時間が終わりそうなので小夜にそう言う。小夜も頷き急いで食べる。

 

「今度、桐里君の分も作って来るから!」

 

小夜がそう言う。じゃあ俺も応えるように言う

 

「じゃあいつか小夜の分も俺が作ってあげるよ。」

 

「うん、楽しみにしてる!」

 

そう言うと俺たちが約束した今度を楽しみにしながら弁当を食べる。

不思議なことにそのときは自分の弁当が少しだけおいしく感じた気がした。

 

 

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