仮面ライダー龍騎 another chronicle 作:ジャン=Pハブナレフ
ライアを倒した怜飛は画用紙を用意していた。
「そうだ!いいことを思いついたぞ!」
怜飛は画用紙に絵を描き始めた。
「私がライダーを一人倒すだけ、この絵を完成に近づけさせよう。」
そこには禍々しい人のような姿があった。そこには剣が描かれていた。
「おっと、絵の具を切らしたか…仕方ない。今日はここまでか。どれ、絵の具を買ってくるついでに人の観察でもするかな。この絵のために…」
王蛇が街に出ると、若い青年と肩がぶつかった。
「おっと、失礼。」
怜飛のポケットからカードデッキが落ちたのでそれを拾ったら、その青年が目の色を変えて来た。
「ん!?もしやあなたはライダーですか?」
「!?お前も…」
怜飛はカードデッキに手を伸ばした。
「いえいえ!戦う気はありません!そうだ、あそこで話しましょう。」
「いいだろう。戦う意思のないものに攻撃など私はしない。」
怜飛と青年はレストランに入った。
青年は名刺を渡した。名刺には仮面ライダーインペラー _____佐野 満と書かれていた。
「仮面ライダー…インペラーねえ…話とは何かな?サインなら歓迎するが?」
「実は…同盟を組もうってわけなんです。」
(同盟か…いいな…もしかしたら敵の数を減らせそうだ)
「で何人くらいいるんだ?」
「はい、えっと俺を入れて2人です!今、呼びますね!」
「そうか。」
10分後レストランに若い刑事が来た。
「佐野さん、その方は?」
「あっ、須藤さん?実は新しい同盟者ができましたよ!」
「ほう?あなたは…真柄 怜飛ですね。」
須藤という男は蟹の紋章が刻まれたカードデッキを取り出した。
「そうだ。サインなら歓迎だぞ?」
怜飛もカードデッキを取り出した。
「さて、では真柄さんには我々の敵を教えましょう。」
須藤も椅子に座った。そしてある男の写真を見せた。
「俺たちの標的は…仮面ライダー龍騎こと城戸真司ですね。」
佐野が写真の男を指差した。
「彼はライダーの戦いを止めるという迷惑ものでして…戦いに支障が出ないように我らで追い払おうと決めました。」
「そうか…分かった。私も協力しよう。」
「ありがとうございます!」
「で、決行日はいつにするんだい?」
コーヒーを飲みながら怜飛は佐野に尋ねた。
「明日にしましょう。まずは俺らを知ってほしいですし。」
3人はレストランから出た。
すると、近くから耳鳴りのような音が鏡から響いた。
「俺たちは強いですよ!そこで見ててください!」
「分かったよ。思いっきりやってくれたまえ。」
真柄は須藤と佐野の戦いを見届けることにした。
「「変身!!」」
二人は茶色のガゼルとオレンジの蟹に変化し、ミラーワールドに入った。
<STRIKE VENT>
<SPIN VENT>
ガゼルスタップとシザースピンチで二人は目の前にいたレスパイダー、ミスパイダーに攻撃を仕掛けた。
(なるほど…佐野は蹴りとドリルか。で、須藤は体術メインで武器はハサミか…なかなかの技術だな。美しい…)
冷静に怜飛は二人の戦いを見届けていた。
<FINAL VENT>
<FINAL VENT>
無数のゼール軍団とボルキャンサーが現れ、インペラーは飛び膝蹴りを浴びせ、シザースはボルキャンサーに上空に投げられた勢いで回転し一気に落下した。モンスターは攻撃を喰らい、爆散した。
「これが、俺たちの実力です!」
2人はミラーワールドから出て来た。
「ああ!明日はよろしく頼む!」
二人と別れた怜飛はその後絵の具を買い、家に帰った。すると近くの鏡にゼノバイターが映っていた。
「さて、明日に備えて準備運動と行くか!変身!」
王蛇はミラーワールドに入った。
<SOWRD VENT>
ベノサーベルで連続的にゼノバイターの腹部を突いた。さらに倒れたところに追い打ちとしてトンファーのような殴打攻撃を浴びせた。
「脆いね。」
そう言って、モンスターを起き上がらせて王蛇は脳天から地面に叩きつけた。
<ADVENT>
「ベノスネイカー!餌やりだ!」
ベノスネイカーはゼノバイターの脚を食いちぎると、一気に丸呑みにした。
「腹が、減っていたのか?それにしても…食べ方を少しは上品にしてもらいたいものだ…とはいえ、無理強いは醜いか。」
そういうと、王蛇はミラーワールドから出た。
翌日、怜飛が街を歩いていると、城戸真司に会った。怜飛は佐野のケータイに連絡した。
「佐野、城戸真司を見つけた。すぐに頼むよ。」
「分かりました。先にやっちゃってください。」
「分かった。」
怜飛は佐野に連絡を取り、真司について行った。
「ねえ、君が城戸真司かな?」
「ええ、そうですけど…」
「そうか…私はこういうものだ。」
怜飛がカードデッキを見せた。
「!?あんたも…ライダーか?」
「ああ、場所を変えよう。」
二人は港のような場所に移った。
「さてと、やろうか。」
「え?何で戦うんだよ!?」
すると怜飛はため息をついた。
「全く…あのエイといい、君といいつくづく理解に苦しむライダーはうんざりだね〜 何のためにライダーになったんだか…」
「エイって…お前が手塚を!?」
「まあ、そうなるね。それがライダーじゃないのかな?」
「お前…!分かったよ。やってやるよ!」
真司は逆上しカードデッキを取り出した。
「フッ、そう来なくてはな!」
二人はカードデッキを鏡にかざした。
「「変身!!」」
二人はミラーワールドに入って行った。
王蛇 残り体力 16 龍騎 残り体力 17
<SOWRD VENT>
<SOWRD VENT>
龍騎がドラグブレードを出し、王蛇もベノサーベルを構えた。
龍騎は前に突っ込んできたのを王蛇は躱し、背中を突いた。
龍騎 残り体力14
「おらあ!」
龍騎も攻撃を当てようとするが、王蛇に避けられ、空振りした。
<ADVENT>
するとボルキャンサーが龍騎に突進してきた。
龍騎 残り体力11
「まだいたのか!」
「そうです。あなたはここで終わりだ!」
シザースたちが龍騎に襲いかかろうとしていた。
シザース 残り体力10 インペラー 残り体力 11
その時、ライドシューターが4人の前に現れ、乗っていた青い騎士のようなライダーが現れた。
「蓮!」
「勘違いするな。俺は戦いに来ただけだ!」
「ふーん、君もか。面白いねえ。」
王蛇はベノサーベルで攻撃を当てようとするが、
<TRICK VENT>
ナイトが分身した。その攻撃を王蛇とシザースに浴びせた。
王蛇 残り体力 15
「俺に任せて!こういう奴にはこれさ!」
<ADVENT>
ゼール軍団が現れ、ナイトの分身はすぐに倒れた。そして本体に命中した。
ナイト 残り体力 12
「ぐっ!」
「蓮!どいててくれ!」
<STRIKE VENT>
ドラグクローが龍騎に向かって飛んできたが、
「甘いよ。」
それを見た王蛇がカードを引き、バイザーに挿入した。
<STEEL VENT>
王蛇は出たばかりのドラグクローを奪い取った。
「え!?」
次の瞬間、王蛇が龍騎とナイトに昇竜突破を放った。
龍騎 残り体力 8
ナイト残り体力 9
「とどめです!」
シザースがシザースピンチで龍騎を殴打し、蹴り飛ばした。
龍騎残り体力 6
「城戸!」
ナイトもカードを引いた。
<NASTY VENT>
ダークウイングの超音波によりその場にいたライダーは悶絶した。
龍騎 残り体力 5
王蛇 残り体力 14
インペラー 残り体力 10
シザース 残り体力 9
「こいつ!」
インペラーがナイトに向かって来た。
<SOWRD VENT>
ウイングランサーを構えたナイトはインペラーを切りつけ、殴り飛ばした。
「うわっ!」
インペラー 残り体力 6
一方、王蛇は一人龍騎を蹴り飛ばした。
「ぐわあああ!!」
「あのライダーもバカなやつだ。君から目を離すとはねえ。」
王蛇はカードを引いた。
「さあ、散りたまえ!」
<FINAL VENT>
「ハアアアアー!」
王蛇はジャンプして空中で回転し、酸を吐いた勢いのついたキックを龍騎に5発当てた。
「う、うわああああああ!!!」
龍騎は攻撃を正面から受けた。そして、カードデッキが砕けてしまった。
「城戸!しっかりしろ城戸!」
「すまない…蓮…」
そういうと城戸真司は粒子になって消えた。
「ヘッ、やったぜ!」
インペラーがガッツポーズを決めた。
「美しい散り方だ…これで二人か」
「ではあなたも始末しますかね!」
シザースが近づいたがナイトのバイザー攻撃を受けた。
「貴様らあああああああーーーーー!!!!」
<FINAL VENT>
ナイトは飛翔斬の体勢になった。
「まずい!」
王蛇は攻撃が当たらないように躱したが、その攻撃は防具のないインペラーに当たった。
「え?うわあああああーーー!!」
インペラーも爆散し、カードデッキは砕けてしまった。
「おのれ!やってくれましたね!」
<FINAL VENT>
シザースもボルキャンサーを呼び出し、シザースアタックを放った。それを真正面に喰らった。
「ぐっ、クソッ」
ナイト 残り体力9
「全く…君もさっさと散れば良いのに醜い行為をしたがるものだな。」
<ADVENT>
ベノスネイカーを呼んだ王蛇はナイトに噛み付くように言った。
「うわああああああ!!」
ナイトの腕はベノスネイカーに噛み付かれ、出血した。
ナイト 残り体力5
「とどめだ!」
すると王蛇とシザースから粒子が出て来た。このミラーワールドにいられるタイムリミットが迫っているのだ。
「命拾いしたね!君は今度始末してあげるよ!」
そういうと王蛇とシザースはミラーワールドから出た。
「くそ、くそ、くそおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ミラーワールドにナイトの叫びが響き渡った。
仮面ライダー龍騎 仮面ライダーインペラー 敗北
二人はミラーワールドに出た。
「ねえ、須藤。佐野が敗北したし、同盟はここまでにしておこう。」
「そうですね。目的は果たせました。では、これからは敵同士というわけで」
二人は再び敵同士になった。
第2話にして主人公がお亡くなりになり、蓮は真司を守れなかったということで、ショックを受けてしまいます。ですが、まだライダーは14人のうち3名が退場し、8人が未登場です。当然あのライダーには原作通りの扱いにしますのでお楽しみに。
次回予告
ライダーを2人倒した王蛇だったが、ライダーの亡霊が彼を襲う。
「ライダーの亡霊か…」