仮面ライダー龍騎 another chronicle   作:ジャン=Pハブナレフ

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インペラーの章
プロローグ


 とある住宅街の一角にある民家の小さな部屋の中で、仲村幹也は悩んでいた。

 

「くそッ、あいつの足は治んねえのかよ!どうすりゃいいんだ!」

 

 かつて仲村幹也と彼の友人である桜田共平は高校サッカー会での最強タッグだった。彼ら2人によりサッカー部は全国大会に出場できるほどの実力者だった。

 

 しかし、ある日彼らが帰る途中にトラックに轢かれそうになった女の子を庇って桜田の左足は重傷を負ってしまった。

 

「あいつはいい奴だったよ。女の子を助けるために自分が犠牲になるのを知っていたんだ。それなのに俺はただ黙ってあの時起こったことを見ていただけだ!チクショウ!チクショウ!俺に力さえあれば…」

 

 仲村は自分の部屋の壁を叩いた。

 

 その時、どこからともなくこえが聞こえてきた。

 

「それをどうにかすることができるぞ。」

 

「誰だ!」

 

 仲村が振り返ったがあたりには誰もいなかった。

 

「ここだ…」

 

 鏡を振り返るとそこには男が立っていた。

 

「俺は神崎士郎。お前の願いを叶えることができるたったひとつの方法を知っている。」

 

 仲村は立ち上がった。

 

「なんだって!?あいつの足を治せるのか?」

 

 仲村は鏡に近づいて神崎に尋ねた。

 

「タダでとは言えない。これを使ってだ。」

 

 神崎は懐から茶色のカードデッキを取り出した。そこにはガゼルの紋章が刻まれていた。

 

「なんだ?このオモチャみたいなのは」

 

「これがお前の願いを叶えるものだ。これをつかうことでお前は仮面ライダーの1人___仮面ライダーインペラーになれる。」

 

「その、仮面ライダーインペラーってのになれば、いいのか?」

 

「ああ。しかし、お前は一度これを手に取ったら後戻りできないぞ。お前以外の13人のライダーを殺さなければならない。それでしかお前の望みは叶えられない。」

 

「13人も!?そんな!他に方法はないのかよ!?

 

「ない」

 

 神崎が即答したことで仲村は仰天してしまった。いくら友人の足を直すとは言え人を殺すことに抵抗を覚えているのだ。

 

(俺はどうしたら……)

 

 仲村はその場に立ち尽くしていた。それを見かねた神崎はため息をついた。

 

「やはりダメか。とんだ無駄足だったようだ。」

 

 神崎が去ろうとしたその時、

 

「待ってくれ!俺は…戦う!自分の親友のために…戦う!」

 

「分かった。今日__このカードデッキを手に入れた瞬間からお前は

 

 仮面ライダーインペラーだ!

 

 最後に言っておくがライダーになったからには…」

 

 神崎が姿を消した。

 

「おいなんなんだよ!?なったからにはなんだよ!?」

 

 中では鏡を揺すった。

 

「戦わなければ生き残れない!」

 

 神崎 士郎は完全に姿を消した。

 

 

 

 




では、軽く主人公の紹介といきます。
仲村 幹也
願い 親友の足を治す
職業 学生

今作のインペラーはサッカー部員ということもあって蹴りが強いです。主に蹴り攻撃で攻めるタイプになります。
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