仮面ライダー龍騎 another chronicle 作:ジャン=Pハブナレフ
「須藤さん…」
海百合は昨日の出来事が原因で、立ち直れなかった。
「はあ…」
今日は仕事にも力が入らず、町中で悩んでいた。
(どうしよう…私にライダーで居続ける必要ってあるのかしら?)
「よう、辛そうだな。」
「手塚さん!」
近くのベンチに座って2人は話し始めた。
「お前の気持ちは分かる。俺はかつて親友を失ったんだ。ライダー関係の出来事が原因でだ。そいつは最後まで戦いを放棄したんだ。」
「その人と違って私は何人かを…」
海百合は下を向いたままだった。
「しかし…お前の相手を殺さないという信念はすごいな。俺じゃ思いつかなかった。」
「ありがとう…」
手塚が下を向いたままの海百合に手を伸ばした。
「立つんだ。ライダーは俺たちを除いてまだ10人いる。そいつらを一刻も早く止めるんだ。悩む暇はない。」
「そう…ありがとう。おかげでちょっと立ち直れたかも。」
「そうか…」
海百合は手塚の手を取り、2人は去っていった。
手塚と別れた海百合が署に帰ると同僚の刑事がやって来た。
「海百合刑事、捜査依頼が来ています。」
「今行くわ。」
(そうね、立ち止まれないわ。須藤さんの働きが無駄になっちゃう。)
捜査班に入ると鉄仮面のようなものの実物と写真ががあった。
「実は最近、こういった鉄仮面同士の殺しあいが連続して起こっている。それによりいくつかの家庭から被害届けが来ている。そして話を聞く限り、原因は明林大学のサークルによるものだ。本庁は大学に捜査本部を開いた。諸君らはサークルメンバーの関係性を調べるんだ。」
「はい!」
「鮫元刑事、私たちの担当は芝浦 淳です。彼は、芝浦グループの息子ですがサークルメンバーの中での疑わしい行動は皆無だということで数日尾行するだけでいいようです。」
「分かりました。そのようにしましょう。」
海百合は刑事たちとともに明林大学サークルの捜査を始めた。
海百合が捜査しているとほぼ同じ頃に北岡 秀一のもとに神崎 士郎が催促をしていた。彼は病気の身なので、自分から戦おうとしなかったのが神崎に狙われる様になった。
「北岡…お前は一度でもライダーになったのならお前も戦え!」
「わかったよ!じゃあ、そんなに言うんならライダーを読んでよ!」
「…わかった。ライダーを呼ぼう。」
神崎 士郎が消えた。すると鏡から音が聞こえた。
「じゃあ、行ってくるね。吾郎ちゃん。」
北岡は立ち上がった。
「気をつけてください。」
北岡はカードデッキを鏡にかざした。
「変身!」
ゾルダになった北岡はミラーワールドに入っていった。すると黄金の輝きとともにライダーが現れた。
「待たせたな。私がオーディン…最後のライダーだ。」
「そうかい!」
バイザーで攻撃したがオーディンは瞬間移動を駆使しそれらをかわし、ゾルダを素手で殴打した。
<SHOOT VENT>
ゾルダはギガキャノンで攻撃したが、またも攻撃を受けた。
ゾルダ 残り体力22
「そこだ!」
ゾルダは現れたオーディンを至近距離で攻撃した。
「ぐっ!」
「そうなんども引っかかるかよ!」
そしてまたもオーディンを攻撃した。
「甘いのはお前だ。」
オーディンは盾で防いでいた。
オーディン 残り体力21
そしてオーディンは背後に回って攻撃を放った。
ゾルダは柱に激突した。
ゾルダ 残り体力21
「うわあああ!!」
「全く…神崎が呼んだと思ったらこんなものか。」
<SWORD VENT>
オーディンが剣を装備した。
「さて、このまま脱落させてやろう。」
オーディンが剣を振り上げた。
「今だ!」
ゾルダがオーディンのバックルにバイザー攻撃を一点集中させた。
「ぐっ!」
「この距離じゃあ、瞬間移動を使えないようだな!」
オーディンは怯んだ。
「貴様!」
<ADVENT>
ゴルトフェニックスによりゾルダは吹き飛ばされた。
ゾルダ 残り体力13
「終わりだ!もう接近はせぬ。貴様を一気に葬り去ってくれる!」
<FINAL VENT>
オーディンはエターナルカオスを放った。
<FINAL VENT>
「はあ…はあ…喰らえ!」
ゾルダは病の身であり、オーディンとの戦いで身体の限界が迫っていた。
ゾルダのエンドオブワールドとオーディンのエターナルカオスが激突した。しかし、ゾルダは大きく吹き飛ばされた。
「ふん、これで1人だな。あと9に…」
するとオーディンのカードデッキが粉々に砕け散った。
「バカなあああああああ!!!!」
オーディンは粒子になった。
仮面ライダーオーディン 敗北 残り9人
「はあ…はあ…」
一方ゾルダは傷だらけの身体で現実世界に戻った。
「先生!待っててください。いま救急道具を!」
「ありがとう…」
(やばい…疲れちまった…)
吾郎が救急箱で北岡の傷口を包帯で隠した。
「先生、お薬を持って来ました。」
「ああ、いいよ。大丈夫だって。それより、寝ていいかい?吾郎ちゃん。」
「え?いいですけど…」
「そっか、吾郎…ちゃ…ん」
北岡は床に倒れてしまった。
「先生?先生、先生!先生ーーーーーーーーー!!!!!!!」
吾郎が何度叫ぼうとも北岡は目を閉じたままだった。
仮面ライダーゾルダ 脱落
「お疲れ様です、鮫元刑事。」
「ええ、それにしても彼は特に動きはないようですね。」
「じゃあ、交代です。ゆっくり休んでください。」
「お願いします、神田刑事。」
海百合は芝浦を神田刑事に監視させ、自分は近くの喫茶店で一息ついていた。
「彼じゃないとなると犯人は他の人みたいね。」
その時、他の刑事から連絡が入った。
「こちら、木曽!捜査対象の死体を発見しました。」
木曽刑事が発見したのはサークルの中心メンバーの2人の死体だったのだ。2人はすでに一騎討ちをした後ですでに死んでいたのだ。
(どういうこと?彼らは犯人じゃあない?となると…まさか!)
「あーあ、あいつらばれちゃったか〜ほんと使えない先輩だな〜」
海百合が振り向くとケータイを見て笑っていた青年がいた。
「あなたは芝浦 淳!」
「じゃあね〜」
芝浦は喫茶店を出た。
「待ちなさい!」
海百合は急いで店を出ようとしたが、きちんと勘定を済ませた。
追跡の末、2人は人気のない夜の埠頭に着いた。
「あーあ、残念…」
芝浦は追い詰められたと言うのに余裕綽々だった。
「芝浦 淳、あなたが今回の連続殺人を引き起こした犯人なら大人しく投降しなさい。」
「あのさあ…今回はゲームだから、生きるか死ぬのね。」
「ふざけないで!そんなことをして何が楽しいの!?」
「はあっ!?楽しいに決まってんじゃん!この退屈な世の中をメチャメチャにできるんだよ?楽しいに決まってんじゃん!」
「そんな理由で人殺しを強要させるあなたはクズよ!ここで逮捕します!」
その時、サイのようなモンスターが海百合に突進して来た。
「え!?きゃっ!」
海百合は咄嗟にかわした。
「へえ…そっか、そうなんだあ〜」
「まさか…あなたもライダー?」
「ピンポーン!そのとおり、じゃあやろうか」
芝浦がカードデッキをかざした。
「変身!」
芝浦がサイのライダーに変身した。
「じゃあ、待ってるから。」
芝浦もといガイはミラーワールドに入っていった。
「変身!」
海百合もアビスになってミラーワールドに入っていった。
アビス 残り体力19 ガイ 残り体力15
<STRIKE VENT> <SWORD VENT>
「はあっ!」
メタルホーンとアビスセイバーがぶつかり合った。アビスはガイの脇腹にミドルキックを浴びせた。
「うっ!」
ガイは怯んだがアビスの追い討ちから身を守りすぐさま反撃した。
ガイ 残り体力12 アビス 残り体力17
「うざいなあ…」
ガイはメタルホーンでアビスの足を狙った。
「うっ!」
アビスは膝をついた。ガイはさらに蹴りを放った。
アビス 残り体力14
蹴りを受けたアビスは受け身を取ってカードを引いた。
「こうなったら!」
<STRIKE VENT>
アビスクローを構えたアビスだったが、
<CONFINE VENT>
突然アビスクローが消滅した。
「え!?」
アビスが狼狽えるのと同時にガイはカードをバイザーに挿入した。
<ADVENT>
「きゃあああ!!」
アビスは壁に激突した。
アビス 残り体力9
「そっちがそうくるなら!」
<ADVENT>
アビスラッシャーとアビスハンマーが現れガイとメタルゲラスに攻撃した。
「うざいなあ!」
<CONFINE VENT>
ガイは1発攻撃を受けたがすぐにモンスターを消滅させた。
「2枚目!?」
「ザーンねんでした!」
ガイはアビスにヒザ蹴りを浴びせた。
「うっ!」
ガイ 残り体力7
アビス 残り体力8
「あーあ、もうこれしかないか。」
<FINAL VENT>
ガイがヘビープレッシャーを放ち、アビスに迫った。
「いけない!」
<FINAL VENT>
アビスも咄嗟にアビスダイブを守りの体勢で放った。しかし、タイミングが遅かったため多少のダメージを受けた。一方のガイはアビスダイブによって運悪く、ミラーワールドの外に出弾き飛ばされた。
アビス残り体力3
「うわああああ!!」
「まずい、逃げられる!」
アビスがミラーワールドから出ると芝浦は頭を打って気絶していた。
「これは…彼のカードデッキ見たいね。没収させてもらうわ。罪を償うことね。」
その後警察に芝浦は逮捕され、その後父親から絶縁させられ投獄された。
仮面ライダーガイ 脱落 残り7人
オーディンは龍騎とナイトしか倒せませんが、引き分けになるのは誰でもいいんです。とはいえ、北岡さんはほぼ負けですが…