仮面ライダー龍騎 another chronicle 作:ジャン=Pハブナレフ
ライダーバトル終了まであと2日
「しっかりして、手塚さん!」
タイガのクリスタルブレイクにより、重傷を負った手塚はすぐに病院に運ばれた。
「海百合さん!手塚は?」
真司が手術室の近くのロビーに来た。
「今手術中みたい。」
「そっか〜」
真司はほっと胸を撫で下ろした。
その時部屋から医師が現れた。
「先生!?彼は?」
「命に別状はないのですが…入院が必要です…」
「そうですか…よかったあ〜」
手塚は無事一命を取り止め、翌日2人は手塚の部屋に入った。
「よう…」
「よかったあ〜」
「そうだよ。お前が無事でよかったよ!」
「まあな…しかし蓮は東條に敗れてしまったようだ。」
真司と海百合の表情が変わった。
「え?」
「蓮が…東條に?」
「ああ、あいつだってこの場に来るはずだろ?」
「そんな…」
「お前たちに頼みがある…」
手塚は自分のカードデッキを取り出した。
「このデッキを壊してくれ…俺は間違いなく東條に狙われる…」
「でも…」
「分かったわ。」
「あんた、これでいいのかよ?」
「戦ってみて分かったけど、東條って人は周りを巻き込むに違いないわ。だからこうした方がいいの。」
「けど…!」
「私はやるわよ。相手の頼みだもの。」
そういうと海百合は歩いて行った。そして手塚のカードデッキはその後モンスターを倒す為にアビスに変身した海百合によって破壊された。
仮面ライダーライア 脱落 残り3人
ライダーバトル最終日
「私…どうしよう…」
海百合はライダーの戦いが最終日になったということで悩んでいた。
「私がもし最後の1人になったら願いが叶う。でも、この戦いの傷は無くならない… どうしたら傷は無くなるの?」
海百合はひたすら考えた。そして手塚の病室に訪れた。
「なるほど…自分の願いか」
手塚は腕を組んだ。
「やはり、この戦いの傷は無くならない。どんなにいい願いを叶えてもその事実には変わりない。」
「そんな…」
「しかし、それがなかったらという風には簡単に考えられる。」
「なかったら…」
2人に沈黙が続くと海百合が立ち上がった。
「その手があったわ!ありがとう!」
「フッ、そういうことか…頑張れよ。」
手塚は眠った。
そして、海百合と真司が町の広場に立っていた。
「ここまで来るとなると決着をつけなきゃいけないわね。」
「ああ…俺、ようやく叶えたい願いが見つかったんだ。東條!いるのは分かってるんだ。お前も戦え!」
「…」
東條が柱から出てきた。3人はカードデッキを構えた。
「「「変身!!!」」」
3人は最後の決戦に赴いた_____叶えたい願いのために…
アビス 残り体力22 龍騎 残り体力21 タイガ 残り体力18
「はああああああああ!!!」
「だああああああああ!!!」
「たああああああああ!!!」
3人は勢いよくかけていき、格闘戦に持ち込んだ。格闘戦においては刑事としてのアドバンテージがあるアビスが優勢だった。アビスは龍騎の拳を払いのけ投げ飛ばした。一方、タイガはアビスを背後から狙いバイザー攻撃を放った。
龍騎 残り体力20 アビス 残り体力20
「うっ!いってえな!」
<STRIKE VENT>
龍騎はタイガとアビスをまとめて昇竜突破で吹き飛ばした。
<STRIKE VENT>
アビスは直撃したが、タイガはデストクローで耐えた。
「きゃあああ!!」
「くっ!」
タイガ 残り体力17 アビス 残り体力17
<STEEL VENT>
アビスは龍騎から武器を奪い取り逆に昇竜突破を放った。
「お返しよ!」
<GURD VENT>
しかし、龍騎はドラグシールドで攻撃を耐えた。
「…あまいよ…」
<ADVENT>
デストワイルダーが背後から龍騎を襲った。
「ぐわああああ!!!」
龍騎は地面を引きずり回された。
龍騎 残り体力14
<SWORD VENT>
アビスはタイガに狙いを定めて攻撃したがデストクローに防がれ攻撃が当たらなかった。しかもその隙にデストクローで攻撃された。
アビス 残り体力15
「うおおおおおお!!!」
龍騎はタイガをタックルで吹き飛ばした。
タイガ 残り体力16
「これで終わらせないとね。」
<STRIKE VENT>
アビスクローでアビスは2人に水流攻撃を放った。
龍騎 残り体力12 タイガ 残り体力14
しかし、タイガはカードをバイザーに挿入した。
「負けてたまるか!」
<CONFINE VENT>
するとアビスクローは消失した。
「え!?」
タイガは勢いよく水流から脱出してアビスにエルボーを浴びせた。そしてバイザーで顔面を殴打した。
「あああああああ!!」
アビスはあまりの痛みに悶絶していた。
アビス 残り体力14
「やめろ!」
<ADVENT>
ドラグレッダーがアビスとタイガに突進した。
「いくら勝負だからって顔面をやんのはダメだろ!」
タイガ 残り体力7 アビス残り体力7
「余計な心配よ!」
<SWORD VENT>
アビスセイバーで龍騎を斬りつけた。
龍騎 残り体力9
「…」
それを見ていたタイガはカードをバイザーに挿入した。
<FINAL VENT>
「まずい!」
龍騎はデストワイルダーに引きずり回された。
「そうはいかない!」
<ADVENT>
龍騎は背中にデストクローを受けたがタイガ本体がアビスラッシャーの介入でとどめを受けなかった。
タイガ 残り体力1 龍騎 残り体力2
「くっ!」
タイガはモンスターに掴み掛かりアビスに投げ飛ばした。アビスは攻撃をかわしたがタイガにバイザーとデストクローで攻撃を受けた。
アビス 残り体力4
3人の戦いは熾烈を極めた。
「はあ…はあ…」
「どうやら…もう…カードは残り少ないようね。」
「ああ…そうみたいだ」
すると龍騎とアビスはカードをバイザーに挿入した。
「これで…終わりよ!」
「ああ!終わりに…しよう!」
「くっ、うわああああああ!!!」
タイガはカードが残っていないため龍騎に突っ込んでいった。
<FINAL VENT> <FINAL VENT>
ドラゴンライダーキックとアビスダイブの間にいたタイガは巻き込まれた。
「ぐわああああああああーーーーーーあ!!!!!!!!」
そして両者は激突した。2人の技により衝撃波が起こった。
鏡から1人のライダーが出てきた。
「最後の1人になったライダーよ。お前の願いを叶えるがいい。」
「願いは_____________________全てをなかったことにしてほしい」
「いいだろう…叶えよう、お前のその願い!この戦いの勝者はお前だ!」
そして神崎 士郎はカードをバイザーに挿入した。
<TIME VENT>
そこに立っていたのは_____________仮面ライダーアビスであった。
先ほどの衝撃波でタイガは死亡し、龍騎はカードデッキが壊れただけで死んではいなかった。
「終わった…」
真司は傷だらけだった。
「大変!すぐに出さないと!」
アビスが駆け寄るが真司がそれを止めた。
「行けよ。願いを叶えなよ。」
「いいの?そんなことしたらあなたは消えてしまう。分かってるの?」
「いいんだ。こんな戦いが終わってくれたんだから。」
「…分かったわ。また、会いましょう。」
アビスがミラーワールドを出た。
仮面ライダータイガ 仮面ライダー龍騎 敗北
勝者 仮面ライダーアビス
今回はシリーズ初の三つ巴にしましたが、書きにくかったので今回だけになります。もう龍騎にライア、アビスといった戦いに否定的な方々が生き残ることになってしまい、どうするかと思いながら総武線に乗ってる時に「そうだ、三つ巴でカタをつけよう」と思い、今回を執筆した次第です。