仮面ライダー龍騎 another chronicle   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回からゾルダ編に入ります。主人公の設定に驚いていただければと思います。


ゾルダの章
標的1 依頼


都内の一角の小さな事務所にて、南島 健はタバコをふかしていた。

「ふん…つまらん…」

彼は裏社会の名ヒットマンで主に殺人や放火、国家勢力の傭兵などとして生計を立てている。そして彼の信条は___合理的にターゲットだけを殺す_____ということである。

「最近はハリがなさすぎる…世が平和だと俺の居場所がなくなっちまう。どうにかしてこの退屈な世の中を変えねえとなぁ…」

タバコを擦り付けると健は目を瞑った。

「で、そこのやつはいつまで俺を見てるんだ?」

健はナイフを投げつけたが、そこにはなんの気配もなかった。

「ほう…俺の存在に気づくとは…」

背後に古びたコートを着た男が立っていた。

「御託はいい。依頼か?冷やかしなら貴様をあの世に送るぞ。」

健はタバコをまた灰皿に擦り付けた。

「まあ、依頼だな。」

男は立ったまま緑の牛の紋章が刻まれたカードデッキを取り出した。

「なんだこれは?こどものおもちゃか何かか?」

「お前はこれを使って13人の仮面ライダーを倒して欲しい。そして最後の1人になって願いを叶えるのだ。」

「ほう…で、報酬はいくらだ?こいつらは賞金首なんだろう?」

「こいつらは願いを叶えたい一般人が多いが、中には財閥の首領や凶悪犯がいるから多少は稼げるぞ。」

「そうかい… じゃあその依頼を引き受けよう。期限はいつぐらいまでだ?」

「あまり長くしないでくれると助かる。それと…ライダーになったからには戦わなければ生き残れない!」

男が去ると、健はカードデッキの中からカードを取り出して並べた。

「さてと、このカードデッキの中身でも探るか…」

そこにはSHOOTが2枚、GURD1枚にSTRIKE、契約そしてFINALが入っていた。

「これっぽっちか…勢い重視となると俺の苦手分野だが…まあ、集団戦でこのカードは活きるかもしれんな。」

契約カードを鏡にかざすと彼の契約モンスターが現れた。

「俺のモンスターはこいつか…見たところだと機動力はないが、パワーあるみたいだな。まあいい、今ここでこれの成果を試すとするか。」

鏡にカードデッキをかざした。

「変身…」

特にポーズも取らずにカードデッキをバックルに挿入した。

「ほう…これがゾルダのねえ…」

そういうとゆっくりと鏡に入っていった。

「で、こいつの武器は…これか…まあまあの大きさだな。」

するとゾルダは遠くでソロスパイダーがさまよっているのが見えた。

「ふん…あいつでこのカードでも試すとするかな。」

<SHOOT VENT>

ギガランチャーが飛んできた。

「くっ!重いな…しかし!」

ゾルダは顔面の透視能力で敵の頭部を狙った。

「よし!高さはこれでよし」

ゾルダが発砲すると頭部にランチャーの攻撃が命中した。突然の攻撃にモンスターは辺りを見回したがゾルダは次の手を用意していた。

「これは先手を取るにはちょうどいいな。じゃあ次にさっきっから気になってたこのFINALとやらを試すか。」

<FINAL VENT>

するとマグナギガが現れた。

「ほう…バイザーを背中に挿入させればいいのか。」

そしてトリガーを引いた。するとマグナギガの体から多くの弾丸やミサイルが飛び出し、ソロスパイダーはそれを正面から受け爆散した。

「なんていう威力なんだよ…これじゃあ、獲物が逃げちまいそうじゃねえか。使い所を選ばねえとか。」

そういうとゾルダはミラーワールドから出た。

 

翌日、依頼が来た健はカードを眺めていた。

「さてと、モンスターってのは人間を餌にしてもいいみたいだな。だったら、こうしてみるか…」

その日健は某国の外交官の暗殺を引き受けていた。

「さてと、狙うのはここからでいいな。」

衝はライダーの力で立ち入り禁止なビルの屋上に銃を構えており、暗殺準備を済ませていた。

「さあて…やるか」

健はトリガーを引いたがあらぬ方向にヒットした。

「さてと目論み通り頼むぜ!」

ビルは軽いパニック状態に陥っていた。

「おい!誰だ?」

「長官、こちらへ!」

すると護衛はマグナギガの剛腕に引き寄せられた。

「うわあああ!!」

「チッ!やはりマグナギガじゃあ無理か!デカすぎてスピードがねえか!」

すると背後から赤い龍のモンスターが健を襲った。

「あんた…ライダーなんだな。さっきモンスターがビルの方にいたのが見えたんだ。どうして!?」

そのモンスターの主人である記者のような若者もカードデッキを持っていた。

「ああ!?俺は殺し屋なんだよ!偉いやつ殺して金を得て何がいけねえんだよ?」

「お前みたいなのもライダーかよ!」

「ほう…さっそく1人目ときたか。こいよ!お前を殺して金を稼がせてもらうぜ!」

2人はカードデッキを構えた。

「「変身!!」」

 

龍騎 残り体力17 ゾルダ 残り体力22

「うおお!!」

龍騎がタックルしてくるとゾルダは軽くいなした。

<STRIKE VENT>

「ほらよ!」

ギガホーンで背中を殴打した。

「うわあ!この!」

すぐに龍騎はゾルダに飛びかかってきた。

「バカが!少しは冷静になったらどうなんだよ。」

<SWORD VENT>

ドラグセイバーで攻撃してきた龍騎にゾルダは恐れず、バイザーでダメージを与えた。

龍騎 残り体力14

「おいおい、どうしたんだよ?でかい口聞いておいてそれか?」

「うる…せえ!」

<ADVENT>

「何?」

後ろからドラグレッダーに突撃されゾルダは地に伏した。

「くっ、なめやがって!」

ゾルダが立ち上がると龍騎はドラグクローにより昇竜突破を放った。

「だああああああ!!!」

ゾルダはカードを挿入しようとしたが間に合わずダメージを受けた。

ゾルダ 残り体力14

「どうだ!?」

「痛えよ!」

<SHOOT VENT>

ギガキャノンを装備して龍騎に反撃した。しかし龍騎はそれをかわしたが、ゾルダの執拗な攻撃により、ついにダメージを受けた。

龍騎 残り体力11

「だったら!」

<GURD VENT>

ドラグシールドによる特攻を放った龍騎だったが、

「バカが!正面からならいい的なんだよ!」

ゾルダの一撃はパンチを放とうとした龍騎をゼロ距離射撃で吹き飛ばした。

龍騎 残り体力8

「くっ!」

<FINAL VENT>

「さあて…そろそろだな。消えろ!」

バイザーを背中に挿入しゾルダはトリガーを引いた。

無数の重火器攻撃で龍騎は盾ですらまるで通じず、直撃した。

「うわあああああああーーーー!!」

龍騎は火花を散らして爆発した。

「ふん、まずは1人目と…さてと暗殺しておかないとなあ。」

その後外交官は健により殺害された。

 

仮面ライダー龍騎 敗北




最速で原作主人公がお亡くなりになった第1話です。
では、恒例の主人公解説に移ります。
変身者:南島 健
職業:殺し屋
願い:今の所なし

南島にした由来は「北岡の北と反対の意味である南が使われている名前にしよう」と思ったことです。
また、彼は今の所今作で唯一の雇われライダーということになります。願いが無いのは神崎のライダーバトルを依頼の一環と捉えているからというのもあります。
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