仮面ライダー龍騎 another chronicle 作:ジャン=Pハブナレフ
白子は喫茶店でコーヒーを飲みながら仕事をしていた。
(昨日ライダーを倒しちゃったみたいだけど大丈夫かしら?この先誰かに狙われたりして…!)
「ありがとうございます!」
近くで女性が男性に占っていた。
(はあ…私もアラサーってのに彼氏ができないなあ…合コンとかうちやろうって気がないからねえ…他所のやつには行ってんのになあ…)
ため息をつくと、男性が近づいて来た。
「あんた…運勢は最悪みたいだな。」
「うっさいわねえ〜!あんたみたいにモテてそうなやつに分かるの?」
「まあ、今から占ってみよう。名前は?」
「ああん!?雪ノ浦 白子ですけど!?」
しばらく男性は顔色一つ変えずにそのまま水晶玉に念じた。
「結果が出た。お前の恋愛運は今のままじゃ良くない。きっかけを掴むんだ。」
「あちゃああ〜!やっぱダメか…」
「そう落ち込むな。健康運と金銭運はぶっちぎりでいい。チャンスは多い。自信を持つことだ。」
「まあ…ありがとう!また会った時にもう一回お願いね。」
白子が席を立った。
「待て。」
白子が振り返ると男性が紅色のエイのエンブレムのカードデッキを取り出していた。
「へえ…ライダーだった…」
(やばい!今の占い嘘だったかも!?)
「安心しろ、占いは絶対だし嘘はつかない。それに俺は戦いを止めたいんだ。」
「そう…とりあえず味方ってわけね。それじゃ」
白子が店を出ると鏡から音が聞こえて来た。
「モンスターね!変身!」
ファムがミラーワールドに入ると地下の駐車場のようなところに出た。
「さあ、どこから来るかしら?」
すると正面からバクラケーンとウィスクラケーンが襲って来た。
「ああ!もう!なんで2体もなのよ!」
<SWORD VENT>
ウイングスラッシャーで2体を攻撃したがウィスクラケーンが羽交い締めにしてバクラケーンが腕で攻撃して来た。
「痛いのよ!これでも恋したい乙女なのよ!」
両足でバクラケーンを蹴り飛ばした。
「放せっつの!」
ウィスクラケーンに肘打ちを浴びせた。
「これを試しましょう…」
<GURD VENT>
ウイングシールドを構えると周囲に羽が舞った。
「さあて私はどこでしょう?」
そういうとファムは2体に斬りつけ、柱に隠れてカードを挿入した。
「こっちよ!」
<FINAL VENT>
柱から現れたファムに気を取られた2体のモンスターはブランウイングに吹き飛ばされそのままミスティースラッシュを食らった。
「やれやれ…結構頭いいんだな。」
そこ様子を見ていた仮面ライダーライアは去っていった。
その日は、何気ない1日を過ごした。特に合コンや飲み会も無かった。
「ああ〜疲れた…飲みに行こう…」
白子は一日中働いたため明日は休日ということで居酒屋で夜を満喫していた。
(ライダーになってもう5日目だけど…願い事はどうしようかしら?)
そんな白子と時を同じくして、他のライダーも動いていた。
「もしや…もしかしてあなたは仮面ライダーアビスですね?あなたの戦いぶりを見ましたが…イヤー、お強い!」
「なんですかあなたは?バカですか?やすやすと私の前に姿をあらわすとは…」
男はモンスターを使って近づいて来た者を襲った。
「ああもう…仕方ないなあ…」
仕方なくもう1人もカードデッキを取り出した。
「「変身!!」」
2人は夜の橋に出た。
アビス 残り体力19 インペラー 残り体力11
<SWORD VENT> <SPIN VENT>
ガゼルスタップがアビスセイバーとぶつかり合ったがインペラーが素早くローキックを放ち空中から蹴り飛ばした。そして起き上がったアビスに素早くガゼルスタップの攻撃を浴びせた。
アビス 残り体力15
「小賢しい真似を…!」
「どうです?俺強いでしょ?お買い得ですよ?先輩…」
「なめるな!」
<STRIKE VENT>
アビスクローで今度は水流を放った。
インペラー 残り体力8
「ああ、もう!いってえなあ!」
<ADVENT>
ゼール軍団が現れアビスを袋叩きにした。その様子をインペラーはじっくり見物していた。
「こりゃ楽勝だな!悪いな、俺は負けられないんだよ!」
「くっ!この数はまずい!」
アビス 残り体力11
<FINAL VENT>
アビソドンが現れて早速ゼール軍団を薙ぎ払いその後主人のアビスと共に水流となって悠々としていたインペラーに迫った。
「はあ!?」
インペラーはガードをする暇もなくアビスダイブをまともに食らった。
「ウッソだろおおおお!?」
インペラーは爆死した。
「ふん、手間取らせおって!」
仮面ライダーインペラー 敗北
翌日、白子が歩いていると青年とぶつかった。その拍子でカードデッキを落としてしまった。
「あっ!」
すると青年が拾った。
「へえ…あんたライダーだったんだ!あんたみたいなおばさんでも行けんだね!」
白子はその言葉により殺気が溢れた。
「おばさん…?」
白子が鬼の形相を浮かべた。
「おい…小僧、戦おうぜ…キレちまった」
「そうこなっくちゃ!」
2人はカードデッキをかざした。
「へんし…」
青年が変身しようとしたが、白子がそれを睨みつけた。
「隙あり!」
白子がタックルを放ち、カードデッキをかざした。青年はイテテと言いながら立ち上がった。
「変身!」
「痛えなあ!変身!」
2人はミラーワールドに入った。2人は駅前のようなところに出た。
ガイ 残り体力15 ファム 残り体力13
「お前…さっきはよくも…」
「ああん!?
ガイは怒るがファムの怒りはその倍だった。そういうとすぐにバイザーで切りつけて来た。
「お前!さっきなんて言った!?」
ガイも反撃用に自分のカードを引き、バイザーに投げ入れた。
<STRIKE VENT>
「ああん?ただのおばさんって言ったんだよ!」
メタルホーンがファムに直撃したがファムはそれを投げ飛ばした。
ファム 残り体力11 ガイ 残り体力14
そしてバイザーで投げ飛ばされたガイをひたすら怒りのままに斬りつけた。
「私は!まだ!アラサーなのよ!結婚も!してないアラサーなのよ!それをおばさんですって…!」
彼女にとって"おばさん"という言葉はアラサーでも自分は健康状態でまだ余裕があるという自信を否定する言葉であるため、それは怒りのトリガーにほぼ等しいものであったのだ。
「万死に値すんのよ!あんたのしたことがね!」
ガイを吹き飛ばした。
「痛えよ…」
(なんだよこのおばさんは!めっちゃ怖えよ…体が動かねえ…)
ガイ 残り体力10
その時、赤いライダーがファムを止めた。
「止めろって!こんな戦いはダメだ!」」
「ああん!?あんたもライダーなら相手してやろうじゃない!」
<SWORD VENT>
龍騎 残り体力17
ウイングスラッシャーで龍騎を攻撃し始めた。しかし龍騎はこれをかわした。
「止めろよ!」
するとファムは龍騎の懐を斬りつけ、怯んだ所をウイングスラッシャーで吹き飛ばされた。
「あーもう!アッタマに来た!」
<STRIKE VENT>
龍騎はファムに昇竜突破を放とうとした。
「あっそう、じゃあこれで…」
しかしファムは仰け反って、倒れていたガイを盾にした。
「お前!」
そしてガイを龍騎に投げつけた。
「あたしからのプレゼントよ!最高でしょ?」
ガイは立ち上がって、指を指して告げた。
「このババア…」
ガイ 残り体力6 龍騎 残り体力16
その一言でファムからありったけの殺気が出た。
「お前…殺す!」
「やめろよ!」
龍騎は走り出して、ファムを制止しようとするが、ファムはカードをバイザーに挿入した。
<FINAL VENT>
ファムは龍騎とガイにミスティースラッシュを放った。
「はあああっっ!!!」
ファムはブランウイングに吹き飛ばされたガイと龍騎を切り裂いた。
龍騎 残り体力11 ガイ 残り体力1
「お前ババアとか言った罰として餌になりなさい…ウフフ…フフフ…
ハハハハハハハッ!!!」
ファムは笑いながらカードをバイザーに挿入した。
<ADVENT>
「止めろ!」
龍騎はブランウイングの羽ばたきで吹き飛ばされ、ミラーワールドの外に弾かれた。そしてガイに近づきゆっくりと捕食した。
「放せっつの!放せよ!うわあああああああーーーー!!!」
ガイは押さえつけられ、ブランウイングに捕食されてしまった。
「はあ…スッキリした。」
ファムはそういうとミラーワールドから出た。
仮面ライダーガイ 敗北 残り10人
今回は白子さんのガードベントになりましたガイさんですが、そうなったのは安易に人をおばさん呼ばわりしたのが原因になります。皆さんも第一印象がおばさんっぽいからっていってはいけませんよ、おばさんってね。
おっと、誰か来たようだ…