仮面ライダー龍騎 another chronicle   作:ジャン=Pハブナレフ

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第2夜 派閥

「さてと…仲間を見つけようにも俺は高見沢 逸郎には会えねえ。あいつやたらとやばい噂があるみたいだしな。となると俺が高見沢次に顔出すとしたら…佐野って奴か鎌田に霧島か…」

冷夜は早速3人を探していたが特に見つからなかった。

「さて…どうしたものか…そう簡単には見つかる訳がねえよなあ…」

「あなた…氷野 冷夜ですね?」

冷夜が途方に暮れていると振り返ると中年が立っていた。

「そうだが…なにか依頼でも?」

すると男は水色のサメを模したカードデッキを取り出した。

「お前…鎌田 断蔵だな?なら話が早い。ライダーの戦いを止めるために協力して欲しい。」

「いいえ。私はあなたを殺しに来ました。ある方に頼まれているんです。」

「仕方のない奴だ。いいだろう、手加減なしだ!」

冷夜もカードデッキを取り出した。

「「変身!!」」

2人は廃工場のような場所に出た。

タイガ 残り体力17 アビス 残り体力19

<STRIKE VENT> <SWORD VENT>

デストクローとアビスセイバーを構えた。

「じゃあ、行くか?」

「…」

2人は武器で攻撃したが近接では両手に武器を装備したタイガが有利だった。

「そりゃ!」

デストクローでアビスのボディを傷つけた。さらに1発攻撃を当てようとするがアビスはそれをかわしバイザーでタイガをカウンター攻撃した。

アビス 残り体力16 タイガ 残り体力16

「おっと、そうは行きませんよ!」

<ADVENT>

アビスラッシャーが主人とともにタイガを袋叩きにした。

タイガ 残り体力8

「終わりです…」

「くそったれ!こうなりゃ見様見真似だ!」

<ADVENT>

その時アビスの背後から白いトラが現れてアビスを壁に叩きつけ、アビスラッシャーを投げ飛ばした。

アビス 残り体力11

「おのれ!」

アビスは特攻して来たがタイガは腹部にデストクローを突き刺した。

「油断したようだな!」

「ぐっ、ううう…!」

アビス 残り体力8

「もう1発喰らえ!今度こそ外さねえ!」

アビス 残り体力5

アビスはタイガの攻撃で後方に下がった。

「こうなったら奥の手だ!」

<FINAL VENT>

するとアビスハンマーが現れ、二体のモンスターが合体してアビソドンになった。

「終わりだああああ!!」

アビスがアビソドンと共にタイガに迫っていた。

「やべえ!なんかカードはないのか!?」

その時タイガは氷の絵が描かれたカードを引いた。

「とりあえずこれだ!」

<FLEEZE VENT>

「それがどうし…!あれ?」

タイガのカードによりアビソドンが凍結した。

「なっ、なんだと!?」

「今だ!」

<FINAL VENT>

デストワイルダーがうろたえるアビスを仰向けに引きずり回した。

「ぐわああああああ!!!」

タイガは構えると途端に走り出した。

「待ってられるか!」

そしてデストワイルダーとの距離が縮まると立ち止まり、引きずって来たアビスの背中を刺した。アビスは背中を刺され、爆死した。

「うをおおおおおお!!!!」

「はあ…やれやれ…勝てたか。それにしても頼まれたって言ってたが、一体どこのどいつだ?まあ高見沢あたりか…」

タイガはミラーワールドから出た。

仮面ライダーアビス 敗北

 

翌朝、冷夜は真司に連絡を取った。

「さて…城戸に報告するか。」

冷夜は真司に電話した。

「城戸…仲間集めだがどうなんだ?」

「ああ…昨日秋山 蓮にあったけど無理だった。今日は高見沢 逸郎の所に今から行こうと思ってる。」

「そうか…気をつけろ。昨日俺は鎌田 断蔵に襲撃されたが返り討ちにしてやった。今日、俺は霧島と佐野を当たってみる。敵が来てもなんとかそいつから離れるんだ。いいな?」

「ああ…分かった。」

「じゃあ行くかね。」

冷夜は事務所から出た。

城戸 真司は電話を切ると高見沢 逸郎の車を追いかけた。

「おいー!おーーいい!!これだ!これ!」

「社長どうします?」

「…ひっ捕らえさせて話をさせろ。」

車が付くと真司は黒服に捕らえられ高見沢と会議室に向かい合わせになった。そして真司は高見沢と一対一で話す機会を与えられた。

「あんた…ライダーなんだろ?この戦いを止めようぜ!」

「君は何故そう思う?」

「だって…こんなの間違ってる!人を傷つけてでも叶えたい願いなんかあんのかよ!?第一あんたは今、高見沢グループのおかげで恵まれてんだろ?叶えたい願いなんかあんのかよ!?」

高見沢は肩をすくめ鼻で笑った。

「バカか!?こんなのはゴミのようなもんなんだよ。」

高見沢が立ち上がった。

「いいか?ライダーは超人的な力だ。そんなものを手放せだと?バカ言うな!生きるってのはなあ…誰かを蹴落とすことなんだよ!人間はなあ…必ずと言っていいほど誰かを蹴落とすことがある。力さえあればなあ…そんなのは思い通り、思い通り、思い通りなんだよ!

つまり___________________人間はみんなライダーなんだよ!」

高見沢はマイクを投げた。

「おい、さっさとつまみ出せ。」

黒服達が部屋のドアを開け真司を連れて行った。

「おい待てよ!待てよ!」

真司は連れて行かれる前に高見沢の青二才がと言う言葉を聞いた。

 

一方、冷夜はモンスターと戦っていた。

<ADVENT>

デストワイルダーがミスパイダーを投げ飛ばし、ツメで切り裂いた。

「ったく、すげーパワーだよお前は。」

<FINAL VENT>

デストワイルダーがミスパイダーをタイガ目指して引きずり回した。

「はああ!!」

タイガは引きずられたミスパイダーの背中にデストクローを突き刺した。

「よしと…邪魔者もいなくなったことだし目的の奴でも探すか。」

タイガはミラーワールドを出た。

「あの!」

その時青年が名刺を持って近づいて来た。

「誰だお前は?佐野…満!?」

「はい…実はあなたに雇われたくて来ました。」

「ここじゃなんだ。場所を変えよう。」

2人は事務所に移った。

「と言うわけなんだが…協力してくれるか?」

「はい!金さえあれば!」

「金か…すまないが金はあまりなくてな。」

佐野は顔色を変えた。

「ちぇっ…」

「しかし…金が手に入らないとは言ってない。実はライダーの中にあの高見沢グループの総帥 高見沢 逸郎がいるんだ。そいつを倒してそいつの家にライダーの力使って忍び込むんだ。そうしたら奴の財産が手に入るぜ。どうだ?悪くない条件だろ?」

「ええ!マジですか?ああ、だったら高見沢さんを倒してから料金をいただくかなあ…」

「じゃあ契約成立だな。」

「はい!先輩!」

2人は握手を交わした。

「俺は2日前にライダーになったんだぞ。お前が先輩だろ?」

「え?そうなの?」

「ああ。そっか…じゃあ明日からよろしくね。ここに連絡してよ。」

「分かった。もしできたら芝浦、手塚、霧島、須藤について調べといてくれ。」

佐野は事務所を出た。

(とは言いつつ高見沢さんとは契約してたりするんだよねえ…どっちがいいかな?)

冷夜は佐野について知らないまま今回のことを真司に報告した。




今作はすでにベルデの戦い続行派と龍騎の戦い終結派に分かれています。そのため、他のライダーはどちらかにつくかあるいは中立でいるかというのが見どころでもあります。
実際ベルデは今ガイとゾルダとアビスを取り込んでいます。それに対し、龍騎はタイガとインペラー(ベルデ派と契約済みだが一応ここに記載)とちょうど3対3の構図になっています。残るライダー7人の動向をお楽しみに!
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