仮面ライダー龍騎 another chronicle   作:ジャン=Pハブナレフ

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第3夜 戦う理由

冷夜が携帯電話をポケットをしまった。

「城戸から連絡してもらったが芝浦もダメみたいだな。となるとやはり霧島か須藤の協力は欲しいところだ。」

真司からもらったリストに×印を増やした。すると事務所のインターホンがなった。

「なんでしょうか?」

するとコートをきた女が入ってきた。

「あなたが氷野 冷夜ね?」

「全く…女性かと思ったらこれとは…」

女は白いカードデッキを持っていた。

「一つ聞きたい…あんたはライダーの戦いを止めようとは思わないか?」

「断る!今すぐ戦え!」

女もとい霧島 美穂は声を荒くした。

「そこまで言うなら相手になろうじゃないか。敵は減ってくれた方がありがたい。」

冷夜もカードデッキを取り出した。

「「変身!」」

2人は河川敷に出た。

タイガ 残り体力17 ファム 残り体力13

<SWORD VENT>

ファムはウイングスラッシャーでタイガに迫り攻撃したがタイガに受け止められ続けざまにバイザーで斬りつけられた。タイガも負けじとファムに裏拳を顔面に放った。

「そんなものなのか?」

「舐めないで!」

ファム 残り体力11

<GURD VENT>

ウイングシールドを構えるとファムは姿を消した。

「なんだこの羽は?」

すると正面にファムが現れた。

「そこだ!」

タイガは背後からファムのバイザーで攻撃されたが振り返るとそこにはファムがいなかった。

「どこに行きやがったんだ?」

そしてまたしても背後から攻撃された。

タイガ 残り体力13

「さあ、終わりよ。」

<FINAL VENT>

その時ブランウイングが飛んできた。

「ふん…終わるのはそっちだ。俺のカードを知らないみたいだな。」

モンスターを見るとタイガは素早くカードをバイザーに挿入した。

<FLEEZE VENT>

「え?」

ファムが唖然としているうちにブランウイングが凍結した。

「隠れんぼは終わりだ!」

<ADVENT>

「しまっ!きゃあああああ!!!」

デストワイルダーが背後からファムを投げ飛ばした。

「ご対面だな。」

<STRIKE VENT>

「こいつうううううーーー!!!」

ツメでファムを攻撃するが素早く防がれた。

「悪あがきはよすんだな!」

タイガが回し蹴りを放った。そしてファムがひるむとすかさずデストクローで攻撃して吹き飛ばした。

ファム 残り体力2

<FINAL VENT>

「負け…な…」

弱ったファムをデストクローが引きずり回した。そして最後に背中を突き刺されファムは倒れ込んだ。

「脆いな…」

仮面ライダーファム 敗北

 

同じ頃、秋山 蓮は警視庁に向かっていた。

「あなたは…秋山さん…どうしたんですか?」

「あの浅倉を逮捕したあんたの力を借りたいんだ。須藤 雅史。」

2人は歩き出した。蓮は須藤に事の経緯を話した。

「戦いを終わらせようとするライダーがいる?」

「ああ…城戸って奴であの榊原の後釜だそうだ。」

「私は今そんなことよりもライダーになれたことで力の意義を感じています。まさか浅倉を倒すことがこうも大きなことになるとは…

私はこの力の果てを見てみたいのです。」

須藤は蓮を振り向いて見つめた。

「そのために俺と一緒に…」

「いえ…結構です。あなた実はその男を殺したくないと思っているはずだ。今あなたと組むことはできません。それでは…」

蓮は力に溺れた男の後ろ姿を見つめていた。

 

次の日、冷夜は城戸と行動していた。目的は手塚の説得である。

「佐野によるとこの辺りに手塚がいるそうだ。だから手塚をこちら側にしたら早速行動を移すんだ。」

「ああ…」

真司は暗い表情を浮かべていた。

「どうした?何かあったか?」

真司は昨日仮面ライダーガイの変身者である芝浦 淳に会っていたが、あっさりとあしらわれ人間不信に陥っていた。

「しっかりしろ!味方になったライダーには俺と佐野がいるんだからせめてそいつらだけでも信じてくれ!」

「センパーイ!遅くなりました!あれ?どうかしました?」

佐野が雰囲気を読まず、明るい様子でやって来た。

「こいつが佐野だ。でもってこの人が仮面ライダー龍騎だ。」

「よろしくっす!」

「ああ…よろしく…」

 

真司たちは手塚を探していると2人の男が話しているのを見つけた。

「もしかしてあれが?」

「はい、あいつが手塚です。じゃあ俺バイトに行ってます。」

「おう、情報提供ありがとうさん。」

「しっ!城戸…奴らなんか話してるみたいだ。」

2人は気づかれないように話を盗み聞きしていた。

「変なライダーがいる?」

「ああ…ミラーワールドを閉じようとしてるんだとさ。」

「それで俺と手を組もうと言うわけか…」

「俺とお前は恵里を蘇らせるためにライダーになった…しかし、自分のために人を傷つけるなんて間違っている!」

「じゃあ、恵里はどうなってもいいのか?」

「それは…」

真司がヘルメットを落とすと蓮と手塚が振り返った。

「さっきから誰かいると思ったが、お前らか。」

真司は手塚に近づこうとした。

「よかった。ライダーは大抵自分のために成るんだって聞いたけどあんたたちは違うんだな。」

蓮は城戸を制止した。

「さっさと帰れ。」

城戸が帰ろうとした時冷夜は手塚に声をかけた。

「確認するがあんたはコアミラーを破壊しようとは思わないのか?」

手塚は顔を背けた。

「わからない。どうすればいいのか…結局どちらについても正しいかどうか…」

「さっさと帰れ!」

蓮が冷夜の一歩前に出た。

「すまないがこれだけ言わせてくれ。」

蓮は仕方なくその場に静止していた。

「コアミラーさえ壊せば何かもかもが0になり、こんな馬鹿げた戦いは終わるんだ。」

冷夜は少し歩き出して、その後座りだした。

「だいたい考えても見ろ?こう言う願いを叶えようなんていうのを神でもない奴が語ること自体おかしいと思わないのか?それに叶えたい願いなんざ所詮目の前のことから逃げて自分ができることをしようともしないだけの奴が言う戯言みたいじゃないか…」

蓮が冷夜を殴った。

「黙れ!知ったような口を叩くな!」

「止せ、蓮!そいつの言うことは正しい。恵里を蘇らせることはできても他人を犠牲にした命なんて恵里が認めないはずだ。」

「しかし…!」

その時鏡から音が聞こえた。

「くそ!こんな時に…!」

4人は走りだした。

「きゃあああ!!」

近くで犬を連れた女性が襲われていた。しかし蓮によりモンスターはミラーワールドに逃亡した。

「大丈夫ですか?さあ逃げて!」

「ありがとうございます!」

女性は逃げ出した。

「「「「変身!!!!!」」」」

4人はミラーワールドに入った。

一方高見沢 逸郎もミラーワールドに入ろうとしていた。

「変身!」

龍騎 残り体力27 ナイト 残り体力16 ライア 残り体力13

タイガ 残り体力17 ベルデ 残り体力15

ミラーワールドではミスパイダー、レスパイダーと4人のライダーは交戦していた。そこにベルデが現れライアを狙った。

「モンスター狩りもいいがよ…ライダーだって敵だということを忘れんなよ!」

ベルデはライアを投げ飛ばした。

<CLEAR VENT>

ベルデは姿を消してライアを攻撃した。

「奴はどこにいるんだ…」

すると背後からまたしてもベルデの攻撃がライアを襲った。

「くそ…!」

ライア 残り体力8

一方3人はモンスター相手に奮戦していた。

「ちょうどいい…」

<COPY VENT>

ベルデはタイガの姿とデストクローを真似てライアに近づいた。

「お前は…氷野?」

「手塚…死ね…」

ベルデはライアの腹部にデストクローを突き刺しもう片方の手でなぎ払った。

「ぐっ、うう…」

ライア 残り体力2

<FINAL VENT>

ベルデはバイオグリーザの舌で足を固定しながらライアの体を捉え頭から地面に落下した。

「うわあああああ!!!!」

<FINAL VENT> <FINAL VENT>

一方、3人の方はドラゴンライダーキックと飛翔斬でモンスターを倒した。

「手塚はどこ行ったんだ?」

「まさか…!」

3人が向かうとそこには地面に倒れたライアと笑いながらミラーワールドを出ようとするベルデの姿があった。

「はははははははは!!!!」

「手塚!手塚!」

「れ…ん…」

手塚は倒れそして粒子となって消えた。

その後、時間切れが迫ったため3人はミラーワールドから出た。

「なあおい!あんたはなんとも思わないのか?」

「ライダーになったからには仕方のないことだ。」

蓮は去っていく。

「なんだと…!」

真司は蓮を追いかけたが、冷夜が止めた。

「あんな奴は無視しろ。きっと俺らの前で冷静に保っているだけだ。全く中途半端な奴だ。」

「けどだからって…!」

真司はただ座り込むだけだった。

「これで味方候補は須藤だけになったか…」

「悪い…俺帰る…」

「そうか…何かあったらこっちから連絡する。」

真司はその場から去っていった。

仮面ライダーライア 敗北

 




今回、冷夜が言ったことは神崎に猛烈な批評を浴びせています。
第1に彼は「願い=自らが実力で叶えるもの」と信じています。だから、それを否定するのは神にしかできないと考えています。
第2にこの戦いは願いを叶えさせる気など毛頭なく、別の思惑があるのだろうと彼の中で考えている訳です。
これらを受けたとしても神崎は優衣のためだと言って聞かないでしょうね。
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