仮面ライダー龍騎 another chronicle 作:ジャン=Pハブナレフ
第1話 邂逅
奥山 昌平(おくやま しょうへい)は消防士である。
今日も事務所からサイレンが響いた。
「奥山さん、出動要請です!」
「ああ!今行く!」
同僚の沼垣に呼ばれた奥山は一軒家の火事の現場に到着した。
「まだ中に子供がいるんです!」
「奥様、我々に任せてください。いくぞお前ら!」
「「はい!」」
救助班が家の中に入ると同時に素早い消火作業が行われた。
「お母さ〜ん!」
「大輔!」
母と少年は抱擁を交わした。
(よかったな…)
作業を終えたため皆本部に戻った。
そして帰宅途上の昌平は違和感を覚えた。その違和感は鏡から何かの音が聞こえたのだ。
「なんだ?この音は?」
その時、目の前の鏡から異形の怪物が現れた。
「この化け物は一体?」
イモリのような化け物が昌平を鏡の中に引きずり込んだ。
鏡の中に引きずり込まれた昌平は住宅街のような場所で怪物に襲われそうだった。
「ここで死んでたまるか!」
昌平は逃げ出すも足下に落ちていたカードデッキにつまずいた。
「なんだこりゃ!誰だこんなもん置いたのは!」
思わず前に突き出した昌平に腹部にバックルが現れた。
「どうなってんだよ!?」
それでも昌平はモンスターから背を向けたがモンスターことゲルニュートが液体を放ったことで動きが鈍くなった。
「くそったれ…!」
無意識の内にバックルに挿入した昌平は次の瞬間、鉄色のボデイで鉄仮面の戦士_____仮面ライダー ガイへと変わった。
「これは?」
ゲルニュートが向かってきたがガイがストレートパンチを放ち、続けざまにミドルキックを浴びせた。
「そういえばこれと肩の黒いのにはなんの役割があるんだ?」
カードデッキとバイザーが気になったガイはカードデッキの青い部分を引いた。するとそれはカードだった。
「なんだよ?ただのカードじゃないか?このカードは肩の装飾品となんの関わりがあるんだ?」
ゲルニュートが起き上がった。
「ああもう!」
カードを投げるとバイザーに挿入された。
<STRIKE VENT>
「なんだ!?」
右手にメタルホーンが装備された。
「肩のやつはカードを読み込むためのものだったのか…!」
ゲルニュートの突進がガイを吹き飛ばした。
「やってくれたな!」
メタルホーンでゲルニュートをひたすら殴打するとガイは投げ飛ばした。
「さてと…まだあるかな?」
もう一枚カードを引くと肩のバイザーに投げ入れた。
<FINAL VENT>
契約モンスターであるメタルゲラスがガイの後ろに立った。
「これはあれか?」
足をメタルゲラスの両足に乗せるとメタルゲラスが走り出した。ゲルニュートはそれを正面から受け、爆死した。
「ふう…」
ガイがミラーワールドから出ると、謎の男が現れた。
「誰だお前は!?」
「お前が仮面ライダー ガイか…戦え…お前以外のライダー13人を全て倒すんだ…」
「ガイ?戦う?何言ってんだお前は?新手の厨二病か?」
「戦うんだ!そして願いを叶えろ!」
男が消えた。
「戦いか…」
昌平はそのまま歩き出した。
次の日、ライダーを探そうとする昌平だったがすぐにライダーがミラーワールドで戦っているのが分かった。
「見つけたぞ…!変身!」
ミラーワールドではファムがソロスパイダーと交戦していた。
<SWORD VENT>
ファムはウイングスラッシャーでソロスパイダーを一刀両断し、ミラーワールドから脱出しようとした。
「待て!」
ファムが振り返るとガイが立っていた。
「あんたもライダーなの?」
「そうだ!俺と今から戦え!」
「良いわよ、あんたから倒す!」
ファム 残り体力13 ガイ 残り体力15
ガイがカードを取り出し、バイザーに投げ入れた。
<STRIKE VENT>
メタルホーンを構えると一気にファムに近づいた。
「はあっ!」
ウイングスラッシャーは中距離まで対応できる武器であるため、近距離のメタルホーンでは厳しかった。リーチの差でガイはファムの攻撃で吹き飛ばされた。
ガイ 残り体力11
「何かカードは…?」
ガイが打開策として引いたカードはメタルゲラスのカードだった。
「よしこれで!」
ファムが攻撃したがすぐに回避してカードをバイザーに投げ入れた。
<ADVENT>
メタルゲラスがファムを横から突進した。
「きゃあああ!!」
ファム 残り体力9
「さてと…お返しだ!」
ガイはファムをメタルホーンで殴打した。
「くっ!」
ファムはバイザーで攻撃を弾いて反撃したがガイは横蹴りで反撃した。
ファム 残り体力8
ガイ 残り体力10
「クッソ!」
<GURD VENT>
ウイングシールドを装備して姿を消したファムはガイを背後から攻撃した。
「どこに行った!?」
ガイはファムの姿を見ると攻撃した。
「そこか!」
しかし、ファムが幻だったためまたも攻撃を受けた。
ガイ 残り体力6
ファムのトリッキーな攻撃を受け、ガイは地面に片膝をついた。
(死にたくない…!まだ切り札があるはずだ!)
「これで…終わりね…私の勝ちね。」
ファムがカードをバイザーに挿入した。
<FINAL VENT>
ブランウイングが羽ばたくとガイは吹き飛ばされた。
「まだだああああーーーー!!!」
<CONFINE VENT>
死にたくない一心で引いたカードをバイザーに投げ入れるとファムの契約モンスターであるブランウイングが消えた。
「え!?」
「チャンスだ!」
ガイは吹き飛ばされた勢いでファムをメタルホーンで殴打した。そして壁を蹴ってその勢いで蹴りを放った。
ファム 残り体力5
「くっ…ううう…」
ファムがフラフラしたまま立ち上がった。
「さあ…終わりだ!」
<FINAL VENT>
ガイはファムにヘビープレッシャーを放った。
「はああああ!!」
その一撃はふらふらのファムを貫いた。
「うわああああ!!」
ファムは悲鳴をあげながら爆散した。
「これで…1人…いい気分じゃないな…」
ガイはミラーワールドを出た。
最後の主人公紹介です。
変身者:奥山 昌平
願い:過去を変える
職業:消防士
仕事熱心な28歳。数年前恋人を事故で無くしている。そのため、過去に戻り、変えたいと思っている