仮面ライダー龍騎 another chronicle 作:ジャン=Pハブナレフ
今回のグランドエピローグを見る前に一度シリーズを一通り全て見るのを推奨します。
かつて戦士たちがいた。彼らは幼い兄妹の絆を保つためにその力は生まれた。兄は妹の20回目の誕生日に死んでしまう未来を避けようと様々な知識を得てその果てに彼ら総勢14名はその力に選ばれた。そして最後の1人になると願いを叶えるという謳い文句を挙げて戦士たちは様々な戦いを繰り広げた。
人を助けるために戦い、未来を守り散っていった戦士
恋人を助けるために戦い、友の意思を継いだ戦士
頂点を極めるために戦うも力に溺れて破滅した戦士
永遠の命のために戦った戦士
友の死を経て運命を変えるために戦った戦士
戦いをゲーム感覚で楽しむも安易にとらえすぎて自滅した戦士
永遠の戦いを望むも宿敵と決着をつけられなかった戦士
さらなる力を得ようとしたが、その力で破滅した戦士
自らの存在を求め本物を求め1つになろうとした戦士
姉の復讐のために戦った戦士
自らの幸せのためにやむなく戦うも仲間の裏切りにあい戦場から出られなくなった戦士
英雄になるために多くを犠牲にして小さな英雄になった戦士
自らの裏の顔を隠すために戦った戦士
圧倒的な力で最後まで生き残ることを宿命づけられた戦士
彼らは幾度となく互いに争い、その果てに願いを叶えた。しかし物語はこれだけではない。戦いの物語には無数の合わせ鏡のように幾つもの終わりがあった。そしてその度に願いを持った戦士は変わっていた。
傷ついた友を救い、過去を変えた戦士
自らの美しさを見せつけ、他の美しさに気づいた戦士
卑劣の限りを尽くし多くを蹴落とし名誉を手に入れた戦士
かつての栄光を取り戻そうと戦いに飛び込んだ戦士
戦いで人を殺さずに同じ人の法で悪を裁かせた戦士
叶えたい願いを特に持たず、ただ戦場で戦い続けた戦士
愛する人のためにその人にとっての"ただの"英雄を目指した戦士
まだ見えることのない自らの未来をどこまでも欲した戦士
戦いを幻想と言い切り、今この場にいる現実を教えようとした戦士
己にとっての忌まわしい過去を変えるために戦った戦士
戦士たちは自らの尊い願いを叶えるために戦った。そして、その度に兄はやり直し、戦いそのものを拒絶した妹の命を助けるという一心で多くの人々を犠牲にして来た。そして戦いの過程で迫るタイムリミットにより骨肉の争いを何度も何度も繰り返したが妹はそれでも戦いを拒絶した。最後の繰り返しで妹の本心を知った兄は妹との過去をやり直し、兄妹の絆を取り戻した。
そして兄に選ばれた戦士たちは戦いの記憶が無いまま今日も社会に巻き込まれたり、幸せを得ようと奮闘している。
しかし、戦いがあったという事実は決して消えはしないだろう。
この戦いには正義はない。あるのは悲しき兄妹の絆から生まれた力による人が持つ純粋な願いだけである。
その是非を問うことは何者にもできない。人の欲望は抱えきれないものかもしれない。そして人は何度でも欲望を叶えようとしている。
これは、無数の合わせ鏡のように様々な戦士たちの欲望や願いを映し出した果てしない戦いの物語である。
今回で仮面ライダー龍騎 another chronicleのシリーズは完結です!この小説を読んでくださり、誠にありがとうございました!私は仮面ライダーでは、龍騎、ブレイド、W、ドライブの作品が好きですが1番印象に残ってるのは龍騎です。
龍騎は4歳の時に見たライダーで、当時はバトルにしか興味がなかったため詳しいことはわかりませんでした。分かるとしたら、ライダーの死に方がどれも凄惨で何故戦うかということくらいでした。しかし、成長し中学生になってようやくドラマの全容を知り、ライダーたち一人一人にドラマがあり終わりも異なるということを知りその中で敗れていったライダーを別の人にして主人公の作品とかいいかなと思い、2016年11月に本編のようつべの配信で刺激を受けて執筆しました。
APの体力制、人気ライダーの早期退場、ラスト手前の誰得な生き残りライダーの人選などなど疑問やふざけんなと色々あるかもしれませんが、この小説を1話だけあるいは完走した方々にはありがとうございますという言葉以外見つかりません。
最後に、今シリーズを応援していただき、ありがとうございました!
最後に、お知らせがあります。
この度、第2弾の執筆が決定しました。私の好きなものが活動報告にありますので、その中にあるものの「オリ主+クロスオーバー」で行こうと思います。引き続き応援いただければと思います。