Mana-Khemia ~zwei alchemist 二人目の錬金術士~   作:村人A

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比較的早く完成したのでぶち込む。

後書きで早速錬金術講座その1が開催されてます。唸りながら書いたので、矛盾とかあるかもしれませんが、そこは暖かい目で見守ってください(土下座)


第13話 え、わたあめ?なにそれ知らない。もう訳が分からないよ!(歓喜)

「さあ、お待ちかねの学園祭だ。勉強のことは忘れて思いっきり遊んでくるように!」

 

 ゼップル先生の一言に、教室中から歓声が上がる。かくいう私もその一人だ。学園祭なんて面白そうなこと、見逃すわけにはいかないからね!

 そんなわけで、武闘大会までの時間何をしようかと隣のヴェインと話していると、フィロが話しかけてきた。

 

「ね、二人とも。武闘大会まで、しばらく時間あるよね?」

 

「うん、大会は午後からだし」

 

「どうかしたの? フィロ」

 

 私が聞いてみると、フィロはにこーっ、と満面の笑みで答えた。

 

「せっかくの学園祭だし、色々見に行こうよ。みんなも誘って」

 

「お、いいねそれ! フィロ、ナイスアイデア!」

 

「みんなと一緒に……分かった。行こう」

 

 ヴェインもノリノリの様子。よーし、遊び尽くすぞー!!

 

 

 

 ◇◇†◇◇

 

 

 

「……あれ?」

 

「どうしたの?」

 

 突然声をあげたヴェインの方を振り返ると、きょろきょろと辺りを見回していた。

 何かを探しているようだ。

 

「パメラが……どこ行ったんだろう?」

 

「あ、本当だ。パメラー、どこー?」

 

 ヴェインの言葉に、ニケが声を張り上げてパメラに呼び掛けた。……代わりに聞こえてきたのは、すぐ隣にあった部屋からの悲鳴だったけど。

 出し物の欄には『お化け屋敷』と書いてある。

 

「……まさかとは、思うけど……」

 

「うん……僕も同じこと考えてる……」

 

 ヴェインと顔を見合せて、意を決して扉を開くと、そこには倒れ伏す何人かの生徒と満足気に浮いているパメラ。

 

「あっちゃー……やっぱりかー……」

 

「あら、みんなも来たの~?」

 

 うふふー、なんて笑いながら近付いてきたパメラには悪いんだけどさ……。本物の幽霊がやったらダメでしょ……。

 

「ダメだよ、パメラがやったらシャレにならないでしょ」

 

「だってあの人たち、驚かし方が全然なってないんですもの……」

 

「あーあ、お化けの人みんな逃げちゃったね……」

 

 最早、部屋の中には泡吹いて倒れてる犠牲者たちと私たちしかいなかった。

 

「ふむ……我らでお化け屋敷をすれば、儲かったかもしれんな……」

 

「それより、騒ぎになる前に逃げましょうよー。グンナルさん」

 

「あ~、待って~!」

 

 お化け屋敷をやってた皆さんごめんなさい。商売あがったりだぜ! と外で地団駄を踏んでいた人に本気で謝りたくなりました。

 

 

 

 ◇◇†◇◇

 

 

 

「お待たせしました。紅茶とケーキのセットです」

 

 ことり、と目の前のテーブルに美味しそうなケーキと色鮮やかな紅茶が人数分置かれた(パメラの分はなかった。すごく残念そうな顔に罪悪感がある)。

 なかなかに凝ったケーキである。これは繁盛するのではないだろうか。

 

「ここは模擬店なんですね」

 

「うちも、こういうのやりたかったなー……」

 

「私たちのクラス、何もやらなかったもんね」

 

 完全に遊ぶ方向で決まっていました。はい。

 ……まあ、やったらやったでクラスのみんなに妙な衣装を着せられる可能性があったからいいんだけど。

 

「こういうのも楽しそうだね……」

 

「まあ、えてして味の方は期待できんがな」

 

「そうなんだよねー……もぐ。……ん?」

 

「あ……」

 

「え?」

 

「むむ、これは……」

 

「ぬう!」

 

「ど、どうしたの~?」

 

 一口食べて固まったみんな(私含む)を見て、パメラが心配そうに声を……違うな。興味津々で声をかけてきた。

 しかし、パメラに返事をする余裕はなかった。何故なら────

 

「……美味しい!」

 

「うん……びっくりした……」

 

「控えめだが濃厚な甘さ。それでいてしつこくなく、紅茶との相性もいい。よほど特殊な甘味料を使わなければ、この味は……」

 

「グンナルさん、ステイ(もぐもぐ)。なんで(もぐ)そんなに(もぐもぐ)くわしいん(もぐ)ですか(もぐもぐ)。驚き(もぐもぐ)ました(もぐもぐもぐもぐ)」

 

「リヴィ、口に入れて喋らない方が……」

 

「いいな~。あたしも食べてみたい~……」

 

「実に見事な仕事だ……。シェフを! シェフを呼べい!」

 

「グン(もぐ)ナル(もぐ)さん(もぐ)、落ち着いてください(もぐもぐ)。……おかわりください(ごっくん)」

 

「無茶苦茶だ……」

 

 いや、本当に美味しいなぁ。誰が作ったんだろう、これ。

 色々ヒートアップしているグンナルさんは放置して、二つ目のケーキを注文する。ああ、私はこの日のためにモンスターをしばいてお金を貯めてきたのだ……。たぶん。

 

 やがて、ことりと二つ目のケーキが置かれた。校長先生が持ってきた。……校長先生!?

 

「まさか……貴様がこれを作ったと言うのか!?」

 

「ははは、数少ない趣味でね。ケーキ作りにはそこそこ自信があるんだよ」

 

「むう……人間誰しも、一つは取り柄があるというが……」

 

 校長先生にグンナルさんが本気で驚いたような顔で詰め寄る。ケーキ、相当気に入ったんだなぁ……。

 でも何か、校長先生の恰幅の良さを見てると納得できるような気も……何でもないデス。

 

「でも、いいんですか? 校長が模擬店のケーキなんて作ってて」

 

「ああ、それは……緊急事態だったのでね」

 

「緊急事態?」

 

 首を傾げたヴェインに、うん、と困った顔で校長先生が懐から何やら黒い物体を取り出した。

 

「本当は教頭先生が作る予定だったんだが……ほら、これだ」

 

 ……………………え。まさか、これケーキの残骸……?

 

「うわぁ……見事な炭ですね!」

 

「炭というより、産業廃棄物だね……」

 

「ここまで真っ黒に焦がすとは……もはや芸術の域だな」

 

「だろう? それで、ここの生徒に泣きつかれて、仕方なく……」

 

 ……おおっと。何やら嫌な予感がしますね。そして私は黒焦げケーキなどノーセンキュー。視界の隅に入ってきた青い髪の人なんて知りませんとも。ええ。

 

「ケーキおいしー(もぐもぐ)……おかわりください」

 

『リヴィが現実逃避を始めたな……』

 

「お話が弾んでいるようですね、校長先生」

 

「きょ、教頭先生!? いつからそこに……」

 

 目を丸くして冷や汗をだらだら流している校長など知りません。私は何も見ていません。ないったらない。

 そうこうしている間に、三つ目のケーキがやって来た。うまー。ケーキうまー。

 

「ムダ話してる時間があったら、どんどんケーキを焼いてください。……私の作った物と違い、大変好評のようですから」

 

「あ、いたた! 耳を引っ張るのはやめ……っごめんなさーい!」

 

「(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)……おかわりください」

 

 私は何も見ていません。ええ。見ていませんとも。

 

 ……ヴェインの呆れたような視線が痛いです。すいません。

 

「人には意外な一面があるんですね……」

 

「うむ……」

 

 

 

 ◇◇†◇◇

 

 

 

 ところ変わって校庭。たくさんの出店が並んでいます。美味しそうだな……。

 え、さっきケーキ三つも食べてただろって? 甘いな、お菓子は別腹なんだよ!

 

 ……冗談はともかく、あのケーキかなり小さかったからそんなにお腹にきつくないんだよね。感謝感謝。値段も良心的でした。

 

「おー、いっぱい店が出てるね」

 

「すごい活気……」

 

「祭りは戦場だからな」

 

 戦場どうこうの話は分からないけど、確かにたくさんお店がある。ふむふむ、ここは。

 

「錬金術の役に立ちそうな物はないのかな……」

 

「ヴェイン、こんな時くらい勉強のことは忘れなよ……っと、あれ何だろ?」

 

「ん? 本当だ……」

 

 屋台軍団の奥、白いもふもふしたものが棒に刺さっていた。……何あれ?

 

「わたあめだー。懐かしいなぁ」

 

「「わたあめ?」」

 

 見事に私とヴェインの声が重なった。わたあめって何?

 ニケが目を見開いてこっちを凝視している。

 

「食べたことないの?」

 

「「食べられるの?」」

 

 あ、また重なった。……あれ? どうしたんだろう。ニケだけじゃなくて、フィロとパメラ、グンナルさんも目を見開いてる。

 

「それはいかんな……。貴様らは、人生の半分を損している!」

 

「は、半分も!?」

 

「わたあめってそんなにすごい物なの!?」

 

 半分も損している……だとぅ!? わ、わたあめとは一体どんな代物なんだ!

 

「よし。大会前に英気を養う意味で、特別に買ってきてやろう!」

 

「え、いいんですか? グンナルさん」

 

「いよ! グンちゃん太っ腹ー!」

 

「グンナル君やさしい~」

 

 どうやら、グンナルさんがわたあめなるものを買ってきてくれるらしい。ニケとパメラも買ってもらう気満々である。……それにしても、一体どんな感じなんだろう、わたあめって……。

 

「む、お前らもか? 第一パメラは食えんだろう」

 

「あら、あたしだけダメなの?」

 

「むむむ……ええい! 仕方あるまい。少し待ってろ」

 

 そう言って、グンナルさんはわたあめがある屋台に行ってしまった。目を凝らしてみると、ちゃんと6つ(ヴェイン、私、フィロ、ニケ、パメラ、グンナルさんの分)買っているようだ。

 

「へへ、やったね」

 

「ちょっと悪い気もするけど……」

 

「うん……ねぇ、あっちは何してるの?」

 

「うーん……? なんか、銃みたいなものを構えてるけど……」

 

 ヴェインが指差した方では、数人が銃を構えて何かを見つめていた。

 何だろう、あれ。危なくないのかな。何を撃ってるのかな。

 

「あれは射的。おもちゃの鉄砲で、景品を撃ち落とすんだよ」

 

「「へえ……」」

 

 解説してくれたフィロによると、あらかじめ決められた数の弾で撃ち落とすらしい。弾も錬金術で作った物で、危険はないらしい。当たったら痛いみたいだけど。

 そんな感じで物珍しそうに辺りを見回していると、ニケがほえー、というような感じで話しかけてきた。

 

「ヴェインたちって、何も知らないのねぇ……」

 

「うん……。ずっと山奥で、サルファとリヴィと三人で暮らしてたから」

 

「街のお祭りなんて行ったことなかったよね。連絡も来なかったし。時々、ほんのり灯りが見えるくらいで」

 

 山奥で暮らしてた頃を振り返って(そう昔でもないけど)いると、ニケが何故か申し訳なさそうにしていた。あほ毛も項垂れている。

 

「あ……ごめん、へんなこと言って」

 

「え、なんで?」

 

「どうかしたの?」

 

「なんでって、それは……」

 

 ? 何だろう。何か気になることでもあったのかな。

 

 そのまま、ニケは黙っちゃった。……どうしたのかな?

 

「あ、向こうにも知らないものが……ちょっと行ってくるね」

 

「ヴェイン、私も行くー! サルファも行こっ!」

 

『……やれやれ、仕方ないな』

 

 白くて、『わたあめ』よりは小さな粒がたくさん箱に入れてある。これ、何だろう。ええと……『ぽっぷこーん』? 飛び出すとうもろこし……? 何それ。どう見てもとうもろこしじゃないよね。

 

 あ、あっちにも不思議なもの発見! 何かな。行ってみよう。

 

「ヴェイン君たち、はしゃいでるわね~」

 

「よーし、こうなったら、祭りの楽しみ方を徹底的に教えてやりますか!」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……む、どこに消えた? 迷子か? おい! ヴェイン!?」

 

 その後、両手いっぱいにわたあめを抱えたシュールなグンナルの姿が見られたというが、初めてのお祭りにはしゃいでいた二人+付き添いの三人は気付かなかったという。

 

 

 

 ◇◇†◇◇

 

 

 

 フィロやニケに色々教えてもらいながら学園中を回っていると、午後を知らせる鐘が鳴り響いた。……お待ちかね、武闘大会の始まりまであと僅かである。

 

 途端に、ヴェインが残念そうにほんの少し項垂れたのを私は見逃さなかった。あとで何かお土産持っていこうかな。

 

「そろそろ時間のようだな。行くぞ、ヴェイン!」

 

「あ、はい」

 

「頑張ってね。応援してるから!」

 

「ファイトだぞ、ヴェイン! 私も応援してるからね!」

 

「うん。頑張るよ」

 

 ばいばーい、と手を振ってヴェインを見送る。……さて、弟の優勝するところまでちゃんと見に行かないとね。

 え、優勝するとは限らないんじゃないかって? はっは、何を言ってるのかな? ヴェインが勝つに決まっているじゃないか(キリッ)

 

 そうでなくても、ちゃんと応援に行ってあげなきゃいけないからね。さあ、優勝したら何をプレゼントしようかな?

 

 

 

 ◇◇†◇◇

 

 

 

《レディース・アンド・ジェントルメーン! 長らくお待たせいたしました。いよいよ学園祭のメインイベント! 武闘大会の開幕です!》

 

 司会の人の言葉に、会場中が歓声をあげた。凄まじい熱気に、ヴェインは思わずたじろぐ。

 

《二人一組で戦う、トーナメント形式のこの大会。優勝者には、学園からビッグなプレゼントも用意されている!》

 

 再び、会場中から歓声があがる。そんな中、賭けをしているトニ&ロクシス組が話しかけてきた。

 

「ふん、逃げずに来たようだな」

 

「その台詞、そっくりそのまま返してやろう」

 

 お互いに不敵な笑みで返答し、グンナルはいつも通りの仁王立ちでトニを見下ろしている。

 ヴェインには、何となく二人からバチバチと火花が散る音が聞こえてくるような気がした。

 

「どうやら決勝戦まで当たらないようだな。途中で負けたら大笑いしてやるぜ」

 

「その……お互い頑張ろうね、ロクシス」

 

「…………」

 

 気まずい空気にならないよう、とりあえず目の前にいるロクシスに応援を送る。

 しかし、いつもの三割増しくらいで機嫌が悪いロクシスは、ふん、と鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまった。

 

《それでは、一回戦の選手を紹介しよう! 学園の秩序を破壊する永遠の自由人、グンナル・ダム!!》

 

 どうやら、一回戦は自分たちらしい。グンナルの名が呼ばれると、またも観客からは声援が飛んできた。良いか悪いかは分からないが、やはりこの先輩は有名らしい。

 しかし、次に呼ばれた自分の名前を聞いて、ヴェインは丸々30秒ほど固まってしまった。

 

《相方は、グンナルの後継者と呼び声高い恐怖の一年生、ヴェイン・アウレオルス!!》

 

「はっ?」

 

 何だ。グンナルの後継者とは。そんなものにいつの間に自分はなったというのか。

 根も葉もない……いや、案外間違ってはいない噂に頭を痛めつつ、ヴェインは戦闘の心構えをした。

 

《えー、ちなみに、期待されていたアウレオルス姉弟のコンビは、グンナル選手が勝手にヴェイン選手を登録してしまったせいで実現不可能となりました》

 

 途端、グンナルに対する凄まじいブーイングが飛んできた。どうやら、生徒(主に一年男子)のほとんどはリヴィの登場を期待していたようだ。

 思いもよらない姉の人気にヴェインは少しだけ困惑したが、今はとりあえず戦いに集中しようともう一度頭を振って歩みを進めた。

 

「……ふん。今のうちに暴れておくがいいさ」

 

 トニが呟いた言葉に気付いた者は、誰もいなかった。

 

 そうこうしている間に、レフェリーが選手に違反がないか確かめている。特に引っ掛かるものもなく、二人は得物を構えた。

 

「ヴェインよ。初っ端から全力でいくぞ!」

 

「が、頑張ります」

 

《ボディチェックが終了したようです。それでは……》

 

 司会が天高くに拳を掲げ、勢いよく振り下ろす。

 

《武闘大会第一回戦、レディィィ……ゴー!!!》

 

 

 

 試合開始を告げるゴングが鳴り響く。

 

 

 

 

 今ここに、アルレビス学園武闘大会が開幕した。




リヴィ「記念すべき第一回錬金術講座、始まるよ~!」

ヴェイン「お、お願いします……」

リヴィ「もう、乗り悪いなぁ。ここはほら、もっとテンション上げて!」

ヴェイン「わ、分かったよ……」

リヴィ「さてさてさーて、最初のお便り(?)はこちら!(ででん!)」



Q.イリスとマナケミアで精霊出てきますけど……
その関連性とかなんとかってどう考えます?



リヴィ「…………」

ヴェイン「…………」

サルファ「…………」

リヴィ「……しょ、初っ端から重いのがきたね」

ヴェイン「でも答えないと……」

リヴィ「ええと……こほん。それではお答えさせていただきます。……と言いたいところなのですが、作者はイリスのアトリエはやったことありません。家にはあるんだけどね」

サルファ「いきなり問題発言が飛んできたな」

リヴィ「ので、家にあった攻略本とW◯kipedia先生から知恵をお借りして、お答えしたいと思います」

ヴェイン「最初から躓いてる……」

リヴィ「言わないで。……で、うぃき先生を熟読したところ、マナケミア2にもあったアイテムがかなり珍しいものとしてエターナルマナにもあったので、恐らく世界線は同じだろうということになります」

ヴェイン「……それで?」

リヴィ「そんでもって、パメラも彼女(グランファンタズムのイリスさん)を見たことがあるような発言をしてるので、マナケミアの世界はイリスの世界のかなり後の、錬金術がさらに発展してそれなりの市民権を得た時代かな、と」

ヴェイン「でも確か、グランファンタズムとエターナルマナは違う世界線じゃ……」

リヴィ「……きっと、大人イリスさんがグランイリスさんと同じ服を着てたんだよ……(遠い目)」

ヴェイン「ぐだぐだだ……」

サルファ「……要するに、長い歴史の中で多少変質こそしたが、ほとんど同じ存在であるということだな?」

リヴィ「いえーす、ざっつらいと! しかし、かなーり長い寿命のはずのマナの魂が結晶化するほどのとてつもない時間が経っているので、もはやイリスさんとか古文書くらいにしか載ってないかと……」

ヴェイン「……そうなると、パメラって……」

リヴィ「それ以上いけない」








リヴィ「……さて、次のお便り~(ででん!)」

ヴェイン「続けるんだ……」

リヴィ「はいはい気にしない気にしない。えーっと、なになに……」



Q.アルレビス学院はマナの力で浮いてたんでしたっけ。
なら、下界の状況はどうなってるんでしょうね?



リヴィ「……………………」

ヴェイン「……………………」

サルファ「……………………」

リヴィ「……まだ、こっちなら答えられる! はず!」

ヴェイン「本当にぐだぐだだ……」

リヴィ「(無視)さて、下界の状況ですが……あんまり特筆するようなことはないですね。ふつーに国があって街があって村があります。といっても国は大きなのが二つ三つある程度で、マナや錬金術についても知られています。戦争なども今のところありませんね」

サルファ「ほう、何故だ?」

リヴィ「錬金術士がいる国はとても強い……というか、かなり有利であることに変わりはないのですが、基本的に錬金術士は一つの国に肩入れすることはありませんし、そもそも禁止されています。錬金術士たち自身も、研究成果はよほどのことがない限り公表が義務です。それに、彼らは国に従わなくても良いという権利が保証されているのです」

サルファ「とういより、錬金術士自体、研究室に籠って研究する輩が多いからな。国など知りません状態だろうな。……たまに、世界中を回る物好きな奴もいるが」

リヴィ「若干脱線したけど、下界はすこぶる平和です。国同士のいざこざはあるかもしれませんが。ちなみに、アルレビス学園は空高くにあるので、下界の人々はたまーに見上げたりするそうですよ」

サルファ「さらに言えば、当然のことながら生徒は全員下界出身だし、マナも下界にいることが多い。学園のある島にいることもあるが……万が一学園のある島が墜落でもしたら、相当騒ぎになるだろうな」

リヴィ「やめて、笑えないから……」





ヴェイン「……まあ、こんな感じらしいです。最後までぐだぐだでしたが、矛盾や分からないところがあれば是非とも教えてください。……僕、最後の方出番なかったな……」
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