鋼鉄の少女達は暁の水平線に何を想う。   作:飯炊きめっしー

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【番外編】設定、及び用語解説 その1

【深海棲艦】

日本へ侵攻する深海棲艦は、史実の第二次大戦で敵国であった主に米英仏蘭露等の連合国タイプの艦船が確認されている。

逆も然りであり、日独伊等の枢軸国タイプの深海棲艦は史実の連合国側を侵攻していることが確認されているが、詳細は不明。

また、同一の艦船が複数個体存在する模様。

上位の艦艇には艦娘と同様、本体と思われる艦艇とリンクした“メンタルモデル”と呼ばれる人間型のユニットが存在しており、人間と同等若しくはそれ以上の知性を保有していると思われるが、思考形態が不明な為、これまでに意思疎通に成功した事例は無い。

 

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メンタルモデルは人類が用いる既存の言語とは異なる未知の言語を用いており、日本語話者には日本語に、英語話者には英語に聞こえるという原理不明の性質を持っている。

可聴域での音声による会話以外にも無線の要領で電波を発信し、遠距離でも相互に会話が可能。

この特性から深海棲艦の通信を傍受する事が可能だが、何らかの方法で暗号化している模様であり、その解析は困難を極めている。

 

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人間を襲う理由、及び人類の兵器の姿を模倣している理由は不明。

既存の科学技術では何らかの現象により効果的な損傷を与えることは困難であり、人工衛星や航空機、ミサイル、潜水艦なども何らかの方法で即座に探知、無力化されてしまうため、艦娘、及び妖精の宿る“宿魂兵器”以外での撃退はほぼ不可能である。

 

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〜これまでの話に登場した艦艇〜

 

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【モンタナ級戦艦(戦艦ル級flagship)】

“ニューハンプシャー”

 

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主砲として三連装五〇口径一六インチ砲、四基一二門を装備。

米艦型深海棲艦の中でも最強クラスの砲戦能力を持つ。

 

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【サウスダコタ級戦艦(戦艦タ級elite)】

“サウスダコタ”

“インディアナ”

 

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三連装四五口径一六インチ砲、三基九門を主砲として装備。

強力な砲戦能力を持つ米艦型深海棲艦。

 

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【レキシントン級航空母艦(空母ヲ級elite)】

“レキシントン”

 

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搭載数七八機、最大速力三四・六ノットを誇る米艦型深海棲艦。

 

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【ヨークタウン級航空母艦(空母ヲ級)】

“ヨークタウン”

“エンタープライズ”

“ホーネット”

 

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最大九八機もの搭載機数を誇る米艦型深海棲艦。

レキシントン級より大型だが、速力・対空兵装の面でやや劣る。

 

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〜これまでの話に登場した機体〜

 

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【TBDデヴァステイター(艦上攻撃機)】

《全長》 一〇・六七メートル

《全幅》 十五・二四メートル

《最高速力》 三三一キロメートル/毎時

 

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【装備】

十二・七ミリ機銃×一挺(機首固定)

単装 七・六二ミリ機銃×一基(後部旋回銃座)

MkⅩⅢ魚雷×一発

または一千ポンド爆弾×一発

または五百ポンド爆弾×二発

または一百ポンド爆弾×一二発

 

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【グラマンF4F-4ワイルドキャット(艦上戦闘機)】

《全長》 八・七七メートル

《全幅》 十一・五八メートル

《最高速力》 五十五キロメートル/毎時

 

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【装備】

十二・七ミリ機銃×六挺(翼内)

一百ポンド爆弾×二発(爆装時)

 

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【F4U-1Dコルセア(艦上戦闘機)】

《全長》 一〇・一六メートル

《全幅》 十二・四九メートル

《最高速力》 六五八メートル/毎時

 

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【装備】

十二・七ミリ機銃×六挺(翼内)

三千ポンドまでの爆弾+HVAR×八発(爆装時)

または三千ポンドまでの爆弾+FFAR×八発(爆装時)

 

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【ダグラスSBD-3ドーントレス(艦上爆撃機)※本編未登場】

《全長》 九・八〇メートル

《全幅》 十二・六五メートル

《最高速度》 四百二キロメートル/毎時

 

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【装備】

十二・七ミリ機銃×二挺(機首固定)

連装 七・六二ミリ機銃×一基(後部旋回銃座)

一百ポンド爆弾×二発

一千ポンド爆弾×一発

 

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〜用語解説〜

 

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【FFAR】

前方発射航空ロケット弾(Forward Firing Aircraft Rocket)の略。

 

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《全長》 一・六五メートル

《直径》 一三〇ミリ

《重量》 三六キログラム

《飛翔速度》 七八一キロメートル/毎時

《有効射程》 一・六キロメートル

 

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弾頭に二〇キログラムの炸薬を搭載した空対地ロケット弾。

 

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【HVAR】

高速航空ロケット(High Velocity Aircraft Rocket)の略。

 

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《全長》 一・八二メートル

《直径》 一百二七ミリ

《重量》 六三・四キログラム

《飛翔速度》 一五二九キロメートル/毎時

《有効射程》 四・八三キロメートル

 

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FFARの後継として作られた、弾頭に二一キログラムの高性能炸薬を搭載する空対地ロケット弾。

 

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【MPBM(ブリューナク)】

多弾頭多目的ミサイル(Multi-Purpose Burst Missile)の略。

 

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《全長》 六・一五メートル

《直径》 五二〇ミリ

《重量》 一六五〇キログラム

《飛翔速度》 八八〇キロメートル/毎時

《射程距離》 二千五百キロメートル

《誘導方式》 GPS、INS、TERCOM、DSMAC2A、レーザー、CCD(可視光画像+赤外線画像)複合誘導方式

 

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一九四二年に亡命ウィルキア軍が開発した艦載型対地対空多目的ミサイル。

政治的な理由から、対国内外を問わず“多目的ミサイル”という曖昧な呼称をしているが、その実態は多弾頭()()()巡行ミサイルである。

核反応を発生させる起爆剤(プライマリ)としてポリ窒素爆薬を使用する()()()()であり、通常の熱核弾頭ミサイルとは異なり、核分裂反応を経ずに核融合反応を引き起こし、深刻な放射能汚染を撒き散らさない事から、ウィルキア軍内では秘匿名称としてN2(No Nuclear)弾頭と呼称されている。

作中ではGPS等誘導方式の大半が使用不可能な状態のため、射程距離が大幅に減少している。

 

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電磁火薬複合速射砲(ラピッドレイル・カノン)

アールヴァクの主砲、及び副砲に採用されている炸薬式・電磁投射式のハイブリッド式レールガン。

亡命ウィルキア軍内では速射型レールガンの開発も進んでいたが、発射時の膨大な電力消費を賄うには、超兵器機関搭載艦及び核融合炉搭載艦以外での運用は困難との結論が出ており、アールヴァク建造時には未だ核融合炉は実用試験段階であった為に搭載が見送られていた。

速射型ではないレールガンであれば通常動力艦でも運用することは不可能ではなかったものの、一対多での戦闘においては発射間隔が長い事は不利になるため、それらの問題を解決する代案として開発されたのが本砲である。

一対多での戦闘が優先される事自体異常なのだが、前世大戦においてはウィルキア帝国軍が無人/有人問わず膨大な数の艦艇を有しており、その戦力差を“個艦の質”で覆す必要に迫られた為、このような砲が開発される運びとなった。

単発の火力においては純粋なレールガンには劣るものの、艦砲用APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)によって超兵器などの重装甲目標に対しても一定の攻撃力を持つほか、“ERGM (延伸射程誘導砲弾)”(Extended Range Guided Munition)を使用する事で、従来砲と比べ大幅な射程の延伸、命中率の向上を実現した。




科学技術系の説明は色んな資料を漁って学んでいますが、作者は科学技術には疎いのであくまで空想科学技術として見てもらえると助かります。

最初に登場する超兵器はなんでしょう?

  • 超高速巡洋戦艦「ヴィルベルヴィント」
  • 超高速巡洋戦艦「シュトゥルムヴィント」
  • 超巨大双胴戦艦「播磨」
  • 超巨大潜水艦「ドレッドノート」
  • 超巨大爆撃機「アルケオプテリクス」

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