とあるIS学園の整備員さん   作:逸般ピーポー

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今のところ、簪ちゃんは親愛、たっちゃんは友愛をイメージしてます




在りし日の日常4

「かーなみさんっ。やっほー♪」

 

そう言って整備庫に入って来たのはたっちゃんこと更識楯無ちゃん。

おや、珍しい。

たしか最後に会ったのは、生徒会室のサーバのメンテナンスの時だったかな?

そうすると4月の頭か。

 

「久しぶりだね。元気だった?」

 

「そうね、まあまあってところかしら」

 

肩をすくめながら笑って言うたっちゃん。

相変わらず、いちいち動作が猫っぽいね。

 

 

それで、今日はどしたん?

そう言うと、たっちゃんはにっこり笑いながら俺の白衣の袖をしっかりと握ってきた。

 

 

 

「うん、ちょーっと生徒会室まで来てもらっていいかしら?」

 

 

なんぞ?

そう思いながらも特に用事とかもないので了承。

そして俺は、二年生の生徒たちの衆目に晒されながら、生徒会室まで(わりかし強引に)連れていかれました、まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫁よ!む?」

 

ッパーン!

金属の扉を勢いよく開いて現れたのは、ラウラ・ボーデヴィッヒ。

彼女は扉を開けてすぐ、しばしキョロキョロとしていたが、お目当ての人物がいなかったのか。

 

 

「いないのか…」

 

 

そう寂しそうに呟いて、しょんぼりとした様子で帰って行った。その背中には哀愁が漂っていて、後ろ姿には垂れた犬のしっぽが幻視されたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たっちゃん待ってちょっと待って!」

 

「またなーい♪」

 

楯無に無理やり連れていかれたまま、俺は楯無に抗議していた。

 

「ほんと待ってってほら他の生徒の子たち見てるって俺のこと誰だコイツとかきっと言ってるってというか八方から飛んでくる視線が痛いからせめて無理やり連れていくのはやめてぇぇぇぇぇ!」

 

「大丈夫大丈夫!鹿波さんの気にしすぎだってー」

 

楽しそうに俺の抗議を聞き流し、たっちゃんは俺の白衣を掴んだまま、IS学園の二年生フロアをずんずんと歩いて行く。そんな中、楯無は思っていた。

 

(本当に鹿波さん気にしすぎ。だって鹿波さん、ひそかにファンクラブまであるんだし。絶対あれはアイドルに会ったファンの目をしてる子が大半に決まってる。

ていうか、私が鹿波さんと一年の時に知りあった時点でファンクラブがあるんだから、誰だコイツなんて思う人はごく少数に決まってるじゃない。

 

鹿波さんと仲良くなってすぐにファンクラブに気付いた私ですら会員ナンバー589なんだからね?

今まで卒業した人達の記録すら生徒会室にこっそりバックアップが保存されてるのを見た時は本当に驚いたんだから…)

 

 

だから絶対鹿波さんの気にし過ぎ。

そうぼそっと呟いた声は周りの喧騒に掻き消されていった。

 

一方の鹿波はというと。

 

(うわ絶対これ変な注目集めてるって。

あ、ほら今あの子たちに笑われたし!

あ、でも手を振ってくれる子もいる。わーい。振り返しとこ。

ていうかたまに来る生徒達から聞くけど、俺の普段居る整備庫って密かな憩いの場所扱いされてるらしいからね?

まるで扱いが中庭だからね?

そんな場所に、実は男が常駐してる、とか知られてみろ。

絶対『男なんて!不潔!追い出しましょ!』って主張する女子生徒がいっぱい出てくるに決まってる!

俺はひっそり平穏に過ごしたいんだよー!)

 

 

なお、件の生徒たちの言う憩いの場所とは、

『(相談したら大体のことを解決してくれる、ぶっきらぼうだけど面倒見の良いお兄さんが居る)憩いの場所』である。

また、鹿波の気にする女尊男卑の考え方の女子生徒は確かに少数実在するが、それらの異議や主張は、代々のファンクラブ会員及び現役会員達によって無かったことにされている。

 

しかし残念ながらこの男。

自己評価がポンコツなうえ、自分の存在は限られた人達にしか知られていないと本気で思っている。

女子の情報伝達能力をなめてはいけない(戒め)。

 

 

 

生徒会室に着いた。

 

「たっだいまー!」

 

楯無が笑顔で木製の気品ある扉を開けると、メガネをしたいかにも仕事の出来そうな秘書風の美少女が立っていた。

また、会議用に思われるテーブルには、ぐでーっ、とだらしなく伸びている、のほほんとした雰囲気の少女が座っていた。

布仏虚と布仏本音である。

 

「あら会長、おかえりなさい。でも鹿波さんに迷惑をかけるのはいけませんよ。

鹿波さん、いつもいつもすみません」

 

「いえ、慣れましたから大丈夫ですよ」

 

「ちょっと虚?なんでもう私が鹿波さんに迷惑をかけたことになってるのかしら」

 

「どうせまた用件も言わずに連れ出したのでしょう?

いつもいつも、鹿波さんが怒らないからって甘えすぎです」

 

うぐっ、とか良いながら言葉を詰まらせるたっちゃん。

 

まあまあ、俺は気にしてませんから…。

そう言って虚さんをなだめる。

 

んで、何の用?またサーバ?

 

「んー、それもあるわ。

あとは、臨海学校の期間中に生徒会で教員の先生達のサポートするんだけど、その手伝いをお願いしたいの」

 

 

ん?教員の先生達のサポート?

なんで?

 

 

「やっぱり織斑先生が居なくなる分の対応に人員をさかなきゃいけなくなるのが主な理由ね。

別に、本音ちゃんが臨海学校に行く分の生徒会の穴はあってないようなものなんだけど」

 

そう言うたっちゃんに、えー、とか、ひどい!ぶーぶー!なんて抗議の声をあげる本音ちゃん。

ああ、そういえば本音ちゃんのこういうことにたいする処理能力はあんまり高くなかったような覚えがあるな。

実働部隊向き、ということなんだろうか。

 

 

 

でも機密情報とかあるやん?

それはいいの?

 

 

そう聞くとこんな答えが。

 

「轡木さんから許可もらってるし、大丈夫でしょ。あ、後で轡木さん本人からもお話があると思うわよ?」

 

え、轡木さん来るの?

なんだか今日はちょっと久しぶりに会う人が多い気がするね。

 

まあいいや。

おけ。

で、サポートって言っても具体的には何すんの?

 

 

「基本的にここにこもって書類仕事」

 

ここって、ここ?生徒会室?

 

「そうよ?

いいじゃない、私や虚みたいな美少女と一緒に過ごせるのよ?」

 

虚さんはともかく、たっちゃんはちょっと…。美少女なのは否定しませんが。

目を離すと、すぐにサボりに遊びにどこか行っちゃうし。

ね。

 

そう言って虚さんの方を見ると、彼女は重々しく頷いた。

ほら。

 

「うっ…で、でも私だって、やるときはちゃんとやるもん!」

 

 

ーーーこの間まで簪ちゃんと仲直りしたいのに話しかける勇気の出なかったチキンはどこのどなたでしたっけ。

 

 

「うっ、うるさい!」

 

 

おやおや、橋渡し役になってくれた私や、いつも見守ってくれていた虚さんに、そんな態度を取るのですかな?

うーん、これはちょっとあんまりですなぁ?

ねえ虚さん?

 

 

そう言うと虚さんはええ、と頷きながら

「ギルティ」

とぼそっと呟いた。

 

 

そしてその言葉に、ガーン!と自分で言いながら、たっちゃんは床に座りこんでいじけた。

あ、床にのの字書いてる。わかりやっす。

 

「いいもん…お姉ちゃんには簪ちゃんがいるもん…」

 

虚さんとともに嘆息する。

そんな微妙な雰囲気の中、タイミングがいいのか悪いのか。

轡木さんが入ってきた。

 

「やあ鹿波くん。調子はどうかね?」

 

「おかげさまで」

 

そう告げると、そうかねそうかね。フォッフォッフオッ。

そう笑いながら、なんとも機嫌よさそうにこちらに話しかけてきた。

 

「既に楯無君から話は聞いていると思うが、来週の臨海学校の間、鹿波くんには教員の先生方のサポートに回ってもらいたい。

なに、簡単な書類整理の仕事だ。主に片付けるのは楯無君がやってくれるから、心配することはまあ、楯無君が抜け出したりすることくらいだよ」

 

フォッフォッフォッ、と笑いながら、言う轡木さん。

うん、この人が一応このIS学園の総責任者です。

でも、こうしてるのを見るとただの気の良いおじいちゃんなんだよなぁ…。

 

「でだ、鹿波くん。頼まれついでと言っちゃあなんだが、もう1つ頼まれてくれんかね?」

 

「なんです?」

 

轡木さんが頼み事とは珍しい。

 

「君も知っての通り、整備庫にISコアの抜かれたラファールと打鉄が、それぞれ3台と2台、置かれていただろう。

ラファールの方は引き取り相手が見つかったんだが、いかんせん打鉄を引き取ってくれる相手が見つからなくてね。

鹿波くん、どこかー引き取ってくれるところに心当たりはないかね」

 

うーん。心当たりねぇ。

 

整備庫に置かれているラファールと打鉄は、もうISコアを除く装備が全体的にくたびれ、傷んでしまったものだ。

ボロボロになるたびに直し、整備して使えるようにしてきた身としては、なんとか引き取ってもらってまたISの装備として復活してほしいものだが…。

 

あ。待てよ?

 

 

束いわく、正式にはISとは別物の、俺の自作ISコアにこの打鉄を、ニコイチで装備って出来ないか?

いざとなったら整備パーツは職場のやつとか、取り寄せて。武器はともかく、装備だけならいけそう?

多分武器は別に発注するなり設計するなりしなきゃいけないけど、装備だけならなんとかなるんじゃないかな。

 

ガチな技術者としては、ISを束に頼んで作ってもらうのは甘えだと思う。意地です、はい。

 

よし、引き取ってさしあげましょう。

 

 

「もし大丈夫ならなんですが、私が引き取りましょうか?」

 

「鹿波くんがかね?」

 

轡木さんは驚いたように言う。

まあそりゃ、車のスクラップとは訳が違うしね。

 

「ああ、でも個人でISの装備を引き取ることに問題があるなら無理ですが…」

 

「いや、それに関してはこちらでなんとでも出来るよ。

ただ、やっぱりやめます、と言われてもIS学園は引き取れないからね」

 

「ええ、それは大丈夫です」

 

いざとなったらメカウサ耳を頼るし。

 

「ISコアを抜いた後のものだが、本当にいいのかい?」

 

「轡木さんが都合悪いならやめますよ?」

 

「いや、そう言う訳ではないんだ。こちらとしては、願ったり叶ったりだからね。

 

まあ、私より鹿波くんの方が詳しいだろうし、君がいいなら君におまかせするよ」

 

「ありがとうございます。

期日とかってあります?」

 

「いや、君の都合の良い時でいい。さすがに10年後とかだと困るけどね」

 

はっはっは。それじゃあ私はこれくらいでおいとまするよ。

そう言って、轡木さんは笑いながら生徒会室を出ていった。

今日の轡木さんは終始笑っていた気がするな。なにか良いことでもあったんだろうか。

 

 

轡木さんを見送り、復活したたっちゃんと共に、生徒会室にあるプロキシサーバのメンテナンスをすることに。

 

虚さんはお茶を淹れてくれた後、たっちゃんの代わりに書類仕事へ。

本音ちゃんは…。うん。

机に突っ伏して寝てた。

 

 

たっちゃんいわく、どうにも最近接続が悪いという内容の相談が来ているらしい。

 

という訳でサーバの使用状況を確認。

ああ、ここで一部制限がかかってる。ここの分の使用率が落ちて、サーバの処理能力が少し低下してるのが原因かな。

 

という訳でちょちょいのちょいと。

多分これで15分くらいしたら馴染んでくるから、それまではちょっとアクセスが乱れると思うけど大丈夫。

 

「ん、さすが鹿波さん!頼りになるわ」

 

上機嫌だねたっちゃん。

 

そういえば、もう一夏君に裸エプロンやったの?

 

「ちょちょちょっと!なんで知ってるの!?」

 

あ、やったんだ。

 

「やってない!やってないってば!

やってないけど、なんで鹿波さんが私の考えてること知ってるのよ!?」

 

いや、たっちゃんならやりそうじゃん?

そういう、人をからかう感じのこと。

 

最初に僕にくすぐりの刑を仕掛けて来たことを未だに僕は覚えているぞ?

 

 

「あ、あれは…その…」

 

その?

 

「ごめんなさい」

 

 

よろしい。

大儀!

と書かれた扇をたっちゃんに見えるように、自分の口元を隠すように開く。

 

実はこのネタをたっちゃんに仕込んだのは俺です。

 

いや、仕込んだというよりは真似されたんだけど。

 

「ちょっと!それ私のネタ!」

 

たっちゃんを爽やかにスルー。

 

いやね、この世界に転生してさ。IS学園で働くやん?

一年生のかわいいたっちゃんと仲良くなるやん?

 

やっぱり原作の扇ネタはやってほしくってね?

ある時に、見事!って書かれた扇をたっちゃんの目の前でバッ!と広げたら、もうドハマり。

ちゃんとたっちゃんは原作のように、扇で格好をつけてくれるようになりました。

 

 

いやー、何がかわいいってね。

たっちゃんはこれ、カッコいい…!私決まってる…!

って本気で思ってるとこだよね。

 

生徒会一同と共に、たっちゃんを生暖かく見守っていますよー(笑)

 

 

 

「ところで」

 

そう言ってたっちゃんはこちらの顔をじっと見ている。

なんぞ。

 

 

「最近噂で聞いたんだけどー。

鹿波さんが織斑先生とキスしたってほんとー?」

 

 

ニヤニヤと笑いながらこちらを見てくる楯無に、思わず飲んでいた紅茶を吹き出しそうになってしまった。

ど、どこでそれを!

 

 

「いや、してないよ」

 

 

平静を装って答える。

あれは事故だ。事故だからセーフ。ノーカン。

 

 

「ほんとにぃ~?」

 

 

クッソいい笑顔で聞いてきやがって。

お、俺は悪くねえ!

 

 

「ホントホント」

 

 

一体どこから漏れたんだ…?真耶ちゃんか?

しかも噂になってるってことは、既に不特定多数に知られてるんだよな…。クソッ…!

 

 

なんとかごまかしていたら楯無はそこで追及をやめた。

ふうー…。危ない危ない。

しかし、一体噂にした奴はどいつだ?

少なくとも俺のことを知ってないと、『俺と織斑先生』という組み合わせは出来ないはず…。

 

ちぃ、調べる必要があるかもしれないな。これは。

 

 

 

椅子に座ってそんなことを考えている俺の背中にしなだれかかりながら、楯無が耳許で甘くささやくように聞いてきた。

 

 

「じゃあもう1つ質問ね?

最近頻繁に鹿波さん成分を補給しにくる()が鹿波さんの周りにいる、ってホ・ン・ト?」

 

なんか今、子ってところの発音がやけに不穏だったぞ…。

ていうか。

 

「鹿波さん成分ってなにさ」

 

「鹿波さん成分は鹿波さん成分よ。私が今補充してるやつ」

 

そう言って、ふにゃあ~…。とか抜かしつつ俺の首に腕を絡めてくるたっちゃん。

ちょっと。首絞まってる。絞まってますよ!いい匂いするけどさ!

 

「で、どうなの?」

 

知らん、それは俺の管轄外だ。

そう言いたいが、本当にじわじわと首を絞めつつあるので素直に白状することに。さすがに本気で絞めるつもりでないのは分かるが。

 

「多分ラウラのことだと思うが、それくらい自分で確かめろ!あといい加減首絞まってるからぁ!」

 

 

そう言うと楯無は首を圧迫していた腕を緩め、だらーんと伸ばしてきた。ふう。

 

っておい。お前の手の数センチ側には俺の将軍様がいるんですが。ちょっと?

 

しかし楯無はそんなことも気にせず、俺の左肩から顔を覗かせている。あ、いい匂いするね。

 

 

「シャンプー変えた?」

 

「なにその適当な話題。変えてないよ」

 

フフッ、と笑いながら話す楯無。

あのさ、さっきからたっちゃんがしゃべるたびに耳許に息がかかってぞくぞくするの。

ね?やめよう?

ちょっとだけ離れてもらえませんかね?

俺の将軍様が元気になっちゃう前に。

可及的速やかに。

早く。

早く!

 

 

そんな願いが通じたのか、ひょいっ、と俺から離れてお茶を飲みに自分の席まで歩いて行く楯無。

あ、危なかった…。

年下、しかも生徒に欲情した、なんてことになったら俺は職場を離れなければならないところだった。

まったく、なんて危険なことをしてくれる…!

ただの生理的反応すら危険になる。

やはりIS学園はトップレベルの危険地帯ですね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ちなみに楯無ちゃんは左肩から覗いていたので、将軍様がご立派になる様子をつぶさに観察しようとしてました。たっちゃんむっつり疑惑)

 

 

その後は普通にこれまで会えなかった分を埋める勢いでたっちゃんと雑談した。

ていうかたっちゃん、一夏君に裸エプロンやるの?

やるのね。はいはい。

 

あ、あとさりげなく占いで俺の運命の相手の特徴をたっちゃんに寄せるのやめようか。

そんなことをしても俺は君を生徒としてしか見てません。

 

え?

仮に?

卒業した後の人達となら良いのかって?

 

いや、良いんじゃないの?

卒業後も俺のことを好きな物好きなんて、そうそうおらんやろ。普通。

 

そのガッツポーズは何かね?

何でもないから気にしないで?

お、おう。そうか。

まあいいや。

 

まあ、裸エプロンやるなら、ちゃんと水着は着ておきなよ。ね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに一夏君には、自分の部屋に知らない人がいたら即座に織斑先生に電話をするよう言ってある。

いやー、たっちゃんが一夏君の部屋に水着エプロンで登場したらどうなるのかな。

楽しみやなぁ!(トウジ感)




今日のはすごい難産でした…。
うまく書けてるか不安。

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