とあるIS学園の整備員さん   作:逸般ピーポー

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ラウラかわいいにやられてたっちゃん描くのがすっごい難しくなってました。おのれラウラかわいいめ…


たっちゃん相談会

あれからたっちゃんにいろいろ相談というか、いくつか打ち明けた。

ISコアの解析をしたこと。

ISコアを作ったこと。

ISっぽいけどISじゃないこと。

IZ(アイゼロ)ととりあえず呼んでいること。

ISコアを抜かれた後、放置されて埃を被っていた打鉄2機を譲り受けたこと。

亡国機業(ファントム・タスク)に襲われてから、IZによる自衛くらいは出来るようにしたいと思ったこと。

IZの設計図は出来たこと。

武装を作るか企業に開発を頼もうか悩んでいたこと。

とりあえず武装は自分で作るつもりでいること。

IZが出来ても、戦闘に対する経験がなければ自衛出来るとは思わないこと。

たっちゃんに特訓を頼みたいことなど。

 

一通り俺はたっちゃんにIZ関連のことは話した。マドカとのホットラインについては伏せておいた。アンサートーカー先生が今はまだその時ではない(意訳)と言ったからだ。雌伏の時なんですね先生!雌伏とか違う気がするな。時期尚早かな?うん。多分そんな感じ。

 

たっちゃんは黙って最後まで俺の話を聞いていた。俺の話した内容についての考えをまとめているのか、話し終えてからしばらくの間、無言で目を閉じていた。

たっちゃんが閉じていた目を開く。こちらをじっと見つめて言ってきた。

 

「うん…。とりあえず、今鹿波さんがどういう状況かは分かったわ。あと、亡国機業はまだ鹿波さんがISコア…IZだったかしら?

それを作ったことには気付いていなかったことも分かった。うん。とりあえずいくつか言いたいことはあるけど。その前に!」

 

そう言ってこちらにずいっと顔を近付けてくるたっちゃん。はいなんでしょう。

 

「鹿波さん、そんな大事なことをどうして教えてくれなかったの」

 

じっ…と真剣な顔で見つめて言うたっちゃんだが、俺の感じとしてはむしろ逆。そんな大事なことだからこそ(・・・・・)、誰にも打ち明けるつもりはなかった。事実、今回のことだってアンサートーカー先生がGOサインを出さなかったら言うつもりはなかった。ただ単にたっちゃんに特訓のお願いをするだけのつもりだった。

 

…そう言えば今さらだけど、このこの部屋(生徒会室)防諜とか大丈夫だよね?聞こう。

 

「…その前に、この部屋の防諜とかは…?」

 

「監視も盗聴も無いわ。パソコンとかの電源も切ってあるから、インターネット経由でパソコンからの映像や音声がハッキングされることも無い。そこは大丈夫よ」

 

「…そうか。

どうして教えてくれなかったのか、か。たっちゃん。逆に聞くけど、こんなことおいそれと他の人に言えると思うか」

 

「…思わないわね」

 

「そういうことだ。俺がたっちゃんを信用してるとか信用してないって話じゃなくて、ISコアをーーーまあ厳密にはISコアではないんだが、まあ同じようなもんだ。それを解析、自作したなんてことをそうそう相談も出来ないだろ」

 

「まあ、そうねえ…」

 

そう言ったきり、たっちゃんはまた黙ってしまった。腕を胸の前で組んでいた状態から、あごに手をつけて考えているようだ。

 

「うーん、でも轡木さんにも鹿波さんは言ってないのよね?」

 

「まあな」

 

正直轡木さんには別に言ってもいいかなあとは何度か思ったことがある。正直な話、けっこう悩んだ。

ただ、人の口に戸は立てられないし、それになにより出来るだけ俺がISコアを作れることを知っている人は少ない方が良い。情報が漏洩する可能性を最小限に押さえられる。結局、俺がISコアを作れることが誰にもバレないに越したことはないのだ。俺が求めているのは平穏な暮らしだからね。

 

「轡木さんなら信頼出来ると思うんだけど。どうして?」

 

「まあ、俺も轡木さんなら信頼出来ると思うよ。ただ、そもそも俺がISコアを作れることを誰にも知られないのが一番だと思ってるからね。一生誰にも打ち明けないつもりでいたし」

 

「うーん、じゃあどうして私には教えてくれたの?」

 

来た。正直な話、この質問をされるのが一番困るのだ。ばか正直に、

アンサートーカー先生に大丈夫だって教えてもらったんだ!

なんて言う訳にもいかないし。かと言って、何故たっちゃんには教えるつもりになったのかなんて、他に理由はないし。うーん。

まあ強いて言うなら、たっちゃんなら信用出来ると思ったから…になる、の、か、な?うん。根拠の元であるアンサートーカー先生のことだけ言わないなら、多分それが一番ぴったりくる。嘘ついてるわけじゃないし。嘘つくのは嫌いだからね。適当にでっち上げるとか、俺苦手だし嫌いだし。あんまりやりたくない。まあ必要なら嘘もつくけどね。必要ないところで嘘はつきたくないのだ。信用とか失うし。まあ俺は信用されるほど良く出来た人間じゃないですけどね!(ゲス顔)

 

「…たっちゃんなら、大丈夫だと思ったから」

 

「どうして?」

 

間髪入れずに聞いてくるたっちゃん。そうだよね。聞いてくるよね。俺もたっちゃんの立場ならそうする。

 

「…えっと」

 

「うん」

 

「…なんとなく」

 

うわあ。自分でもダメだと分かるわ。ついさっきまで『一生誰にも打ち明けないつもりでいたし(キリッ)』とか言ってたやんお前。ほら、たっちゃんが疑惑の目でこっちを見てるじゃん。疑いの視線100%だよ。めっちゃ疑われてますよ。

そりゃあ普段からちゃんとした根拠を持って合理的に動く人が、突然『なんとなく』で動くとか怪しいよね。俺。

 

しばらくじっと。じぃぃぃぃっ、と俺の顔を穴があくほど見つめていたたっちゃんだが、まあ一応は信じてくれたらしい。顔にはありありと『まあそういうことにしましょうか』と書いてあるけど。すまぬ。

 

「…はあ。まあ、鹿波さんにも明かせない理由があるんでしょうし、そういうことにしておきましょ」

 

ーーー実際、相談してくれたしねーーー。

そう言って、たっちゃんは一つため息をついてこちらを向いた。その顔は先ほどまでの呆れたような表情から、真剣にこちらの話について応対してくれるような感じになった。

 

「まず、鹿波さんがISコアを作れることは絶対にまだ発表したりはダメ。だけど鹿波さんがISコアを作れることを発表するとしたら、鹿波さんがその…IZ(アイゼロ)?だっけ?それを使いこなせるようになってからじゃないとね」

 

「俺が自衛出来るくらいにはならなきゃダメってことか」

 

「そうね。そういうこと。欲を言えば、何かしら世界で大きな動きがあった時にでもどさくさに紛れてさらっと発表出来るならそれが一番いいけど…。まあ、少なくとも鹿波さんがISコアを作れることがバレれば鹿波さんは必ず狙われることになる」

 

「まあ、そうだろうな」

 

だからこそ、誰にも言わない知られないようにしてきた訳だし。

 

「ちなみに、今その鹿波さんが作ったコアはどこにあるの?」

 

「ん?整備庫書庫の机の引き出しに適当に」

 

「…鹿波さん、さすがにそれは杜撰すぎないかしら?」

 

「いや、木を隠すなら森の中。IS学園ならIS関連のものがあっても変じゃないし、ISコアだけ見てISコアだと分かる奴なんてそうそう居ないだろ?

それに、IS学園のセキュリティは世界中でもトップクラスなんだから、寮の部屋に無造作に置いたりするよりはよっぽどマシだろ」

 

「…なるほどね。確かにそうね。いろいろ考えているのね」

 

当たり前である。俺は平穏に暮らすことに命を懸けていると言っても過言ではないからな。自らの平和な暮らしを守るためには全力で挑む所存である。アンサートーカー先生というジョーカーというかチートを使ったりしてきたし。いわゆるガチ勢。

 

「当然だ」

 

「けど、整備庫書庫にさえ入れれば取り出すのは簡単になるわよね?」

 

「まあな」

 

ただの作業机だし。一応鍵はかけてあるけど、力づくでこじ開けようと思えば開けられる。てことかバールのようなものを使えばいいわけだし。

バールのようなもの…。エクスカリバール!

 

「うーん…。IZが完成するまでは、私がコアを預かってようか?」

 

「あー。そっちの方が安全か。ISなら拡張領域に格納出来るもんな」

 

「そうね。じゃあ、後で整備庫書庫に一緒に行きましょ?

あとは、鹿波さん自身が戦えるように体を鍛えたり対人戦の経験を積むことも必要ね。それと平行して、IZの制作と武装の制作かしら」

 

「だな」

 

「うーん、鹿波さん。武装は企業に作ってもらったらどうかしら」

 

「なんで?」

 

「IZが完成しても、武装が無いとIS同士の戦闘が出来ないでしょ?」

 

「いや、そもそも俺はIZに乗って戦闘とか出来る場所がないだろ」

 

俺が作ったISがIZだし、俺にIS適性は無かったがIZなら動かせるのはアンサートーカー先生によって確認済みなので良いとして。ああ、でもたっちゃんからすれば俺がIZに乗れる前提で話をしてるのはおかしいのか。

あれ?ならなんでたっちゃんその事聞いてこないんだ?IZに俺が乗れる前提で話してるけど、普通そこ大事だから聞くよな。んん?

 

「…そもそもたっちゃん。俺がIZに乗れるとも限らないんだよ?」

 

「あら、そうなの?鹿波さんが何も言わないから、てっきり乗れるものだとばかり思ってたんだけど」

 

(前の戦闘の時と言い、今回のことと言い、鹿波さんは絶対にまだ何かしら私に隠していることはあるはず。でも、今回ISコアを作れることを教えてくれたことから考えると、その隠し事っていうのはISコアを作れるなんていう、世界的に衝撃が走る程の事よりも言えない何か。鹿波さんが隠している、その隠し事が何かはわからないけど、恐らく鹿波さんは普通の人がわからない何かが分かるのよ。

今のところ、未来予知が一番可能性が高いんだけどーーー、まあまだ今は他の可能性を切り捨てるのは早計ね。でも、未来予知だと仮定すれば辻褄は合う。

前回の時に敵の攻撃がどこから来るのかが分かるし、今回は多分、敵から攻撃を受ける未来を予知したんじゃないかしら?そうすると、私に特訓をお願いしに来たことに繋がるし。

あら?でもそれならISコアを作ったのは最近じゃないとおかしいかしら。話を聞いた限りだと、ISコアを完成させたのはもっと前らしいし…。

やっぱりまだ未来予知と決めつけるべきじゃないわね。ただ、鹿波さんは何か不思議な能力か、そういうものがあるはず。

…うーん、鹿波さんが教えてくれるまで気長に待つべきかしらねえ…。あとちょっとで分かりそうなんだけど。

まあ、わかっても鹿波さん自身の口から聞くまでは知らない振りをして、鹿波さん自身の身を守るための材料程度に考えておきましょう)

 

…うーん。なんかたっちゃん、ちょっとアンサートーカー先生に気付いてるような感じがあるな。やっぱりもう少し言動には注意しよう。IS学園勤務も四年目になってきて、少し油断してるのかもしれん。気を付けて行動しよう。

ただまあ、これでたっちゃんにIZのことを相談出来るようにはなった。これからのことを先に考えるか。

 

「じゃあ、鹿波さんがIZに乗れると仮定して話をすすめましょ。とりあえず、鹿波さんがIZに乗って戦闘訓練が出来る場所はどうにか確保するとして。もし確保出来なかったとしても、IZの初期化(フィッティング)最適化(パーソナライズ)はするでしょ?その時にもう武装が無いと、そのタイミングで襲撃されたら戦うことすら出来ないわよ?」

 

「む…そうか。そうだな」

 

言われてみれば確かに。自分の身を守るための手段の一つがIZの制作だとすると、早いうちから武装は無いとダメか。うむ。

自衛する手段が無いうちから武装を手作りして遊ぶのは確かに合理的じゃないな。自分の身を守れるように訓練して、IZで戦う武装も自身の経験も積んでから武装制作で遊ぶならまだしも。ふむ。やっぱたっちゃんに相談して正解やね。目的と手段が入れ替わっちゃうとこだった。反省。

 

「だからまとめるとー、」

 

そう言って、たっちゃんは鼻歌をふんふーん♪と歌いながら紙を取りだし、サラサラと書き込んでいく。ふむふむ。

 

「まず、鹿波さん自身の護身術というか、戦う技能やスキルを伸ばすことが一つ。

それと並んで、IZを作るのが一つ。まあこれは自分達で作る方が企業にお願いするよりもきっと早いわね」

 

「ん?ああ、そうか。今はどこの企業も最先端のISの開発に力を入れてるから」

 

「うん、今さら打鉄の外身だけをニコイチ、しかも改造なんてお願いしたところで、制作するのを後回しにされる公算が高いわ」

 

「なるほどなぁ…」

 

「だから企業には武装の制作の依頼するくらいかしら」

 

「なあたっちゃん。ISの武装の開発の依頼なんて、けっこうな額になるのでは…」

 

資産2億で足りるかな。足りなかったらどうしよう。またアンサートーカー先生頼りで増やすか…?

 

「そうねぇ…。うーん…。

たしか、この間有澤重工ってところから新しい武装のオファーが来てたから、そこならいくつかお願い出来るかも知れないわ」

 

「有澤重工っていうと、爆発大好き企業だっけ?」

 

「そうね。爆発系の武装を主に開発してるわ」

 

…うーん。そうだな。どうしようか。たっちゃんにIZの設計図を見せた方が早いかな?

うん、そんな気がする。よし。

 

「たっちゃん」

 

「?」

 

「IZの設計図、整備庫書庫に今あるから、それを見て話をしない?」

 

「んー…。ちょっと待っててね?」

 

「おん」

 

たっちゃんは何事か考えた後、生徒会室から出ていった。はて?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は生徒会室から出て、一夏君に電話した。しばらくのコール音。

 

「…もしもし?会長?」

 

「あ、一夏君?さっきは急に出ていっちゃってゴメンね?」

 

「ああ、いえ。何があったんです?」

 

「うん、緊急事態じゃなかったから大丈夫。ただ、ちょっと今日はこの後の特訓には付き合えなくなっちゃったから、今日は自主練習にするわ」

 

「わかりました」

 

「うん、お願いね?」

 

「はい。じゃあ、失礼します」

 

「はーい♪」

 

ふう。キャノンボール・ファストは基本的に安全性が認められてるとはいえ、一夏君が入学してからまともに無事に終わったことないし…。キャノンボール・ファストでも何か起きても対応出来るようにしないとね。

それに、亡国機業を始めとしたテロリスト達も最近おとなしいし…。嵐の前の静けさのように、不気味な感じがするのよねぇ…。

はあ。本当、嫌になるわねぇ。一夏君が自衛出来るようになってもらわないといけないし。前回の戦闘で、鹿波さんが何か超能力を持っていると思ってそうな亡国機業が何かしてきてもおかしくない。その上キャノンボールの後は学園祭だし、その時にはどうしても警備も緩くなるし。

 

「学園祭までに、一夏君の方だけでもなんとかしたいわねぇ…」

 

ふう。さて、鹿波さんをあんまり待たせる訳にもいかない。行きましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鹿波さんお待たせー」

 

「ん」

 

たっちゃんが戻って来た。んじゃ、整備庫書庫に行こうか。

 

 

シャッ。カードキーを通す。ほいよー。

とはいえ、たしかたっちゃんも轡木さんからここのカードキーを預かってるはず。たまに俺の白衣がアイロンかけたみたいにピシッとなってるのは、多分たっちゃんがやってくれてるんだろう。ソファーもいつもきれいだし、本当たっちゃんにはお世話になりまくりである。

 

じゃ、まずこれね。ほいIZコア。

 

「うん、確かに預かったわ!」

 

「しばらくよろしく。あ、これがIZの設計図でこっちが武装の設計図。まあロマン満載とはいえ、一応バランスも考えた感じにしてある」

 

「ん。どれどれー」

 

そう言って設計図を見て考えてるたっちゃん。

まあIZは打鉄ベースだしそうおかしくはないはず。問題があるとすれば…武装かな?

 

「うーん…。鹿波さん、この主任砲?って言うの?現行の技術力だと多分、難しいと思うわよ?」

 

「なにっ!?」

 

マジで?

 

「IZは打鉄ベースで無理のない範囲で性別がわからないような感じになってると思うし、これで良いと思うの。

ただ、武装はちょっと難しいのが今言った主任砲と、八刀?ね。八つの大小ある刀を一つの大剣にするなんて、難しいでしょうね」

 

「えー…」

 

その2つこそが最大のロマンだと言うのに。

ビームサーベルは箒ちゃんの紅椿の空裂(からわれ)か何かみたいなもんだからそう実現は難しくないし、カンプピストルに至っては仕組みは爆裂弾の拳銃そのものである。

まあ、IZに搭載するのはグレネードをぶっぱなすライフルそのもので、ピストルなんてかわいらしいもんじゃないけどな!実に良いだろ?

 

「じゃあ他は?」

 

「うん、このライフルは有澤重工に持って行くだけで多分試作して貰えると思う。私が窓口になった方が良いでしょ?」

 

「そうだな。頼める?」

 

「任せておいて!」

 

えっへん!と胸をこぶしでとん、と軽く叩くたっちゃん。うわ、こぶしが胸に埋まるたてかたっちゃんはさすがの逸材だな…。マジで何を食べたらそんなにおっきくなるのん?

 

「あとは?」

 

「うーん、そうねえ…。この設計図を貸してもらっても良いかしら」

 

「良いよ。何に使うの?」

 

「ええ、設計図があればどこの企業がぴったりか考えることも出来るしね。ああ、この主任砲と八刀の特許、鹿波さん取る?」

 

「んー…。ちょっと待ってね」

 

どうなんだろう。特許を取るメリットは?

国内で似たようなものを作られた時に特許料を請求出来る。出来るが、特許を取るということはその情報を開示する訳だから、他の企業が似たような代用品を作る参考にもなる。

つまり?

俺の名義で特許出願するメリットってあんまり無くないかな。

特許を取るデメリットは?

俺の名前が目立つ。とか?

ああ、そもそも特許取れるのかどうかもわからんか。ふむ。うーん…。どうしよう。

先生!特許を取らない方が良いですか!

…。あれ。先生?

…だめだ、反応なし。つまり、特許を取るとか取らないでは良くも悪くもならないのかな。うーん?

 

「たっちゃんはどうするのがベストだと思う?」

 

わからないので聞いてみる。

 

「うーん、そうねえ…。私なら、企業に任せるかしら」

 

「企業に任せる?」

 

「ええ。企業が特許を取るなら、多分類似品についても押さえるはずよ。それならアイデア料として、特許料から一定の割合でこちらに入るようにするのが一番楽だしね。

企業が特許を取らないなら、主任砲でも八刀でも、売上から何割かはこっちに振り込むような形にすれば良いし」

 

「なるほど」

 

もしかして。

先生!この事についてはたっちゃんに任せる方が良いですか!

答:YES

キタ!先生の答えキタ!これでかつる!

なんておふざけはほどほどにして。ふむ。やっぱりそうか。

 

「じゃあたっちゃん、大変だけどたっちゃんに一任するよ」

 

「わかったわ。それじゃあ早速動くから、今日はここで失礼するわね!」

 

「ああ。ありがとね。

あ、特訓を始められるようになったら教えてね」

 

「虚に連絡してもらうようにするから、心配しないで!

それじゃね!」

 

そう言ってたっちゃんはたーっと出ていった。さてさて、これからどうなるのかねえ…。

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