…これは、私が二十代に経験した話です。
ある日、私は涼宮ハルヒの憂鬱を読んでいました。
「こんなに面白い作品はない。」と。
しかしあくる日、私にとりついたもう一人の私の影に気付きもせず、作業所で作業して帰りました。
あっ、ちなみに朝、涼宮ハルヒの憂鬱を見たのです。
それから仕事に行きました。ただそれだけです。
…話は此処から急展開を迎えます。
坂井雪…通称Snow.S>と言う悪魔が私にとりつき、そしてこう言うのです。
「Snow.S>…貴方の肉体は、私が占拠した。返還して欲しいのなら、自力で奪還せよ。…アナタニデキルノナラ」
それは、悪魔の囁きでした。不意に我にかえるとそこは作業所で、私はぼんやりしていたとの事です。
やがてその幻想は牙をむきました。それをしのぐ術は今の私にはありません。結局自分は逃げるしかありませんでした。襲い来る魔の手から必死に抵抗しています。
が、駄目でした。
「Snow.S>…私は、貴方を追い続ける。」
後ろを振り返っても誰もいない。当然です。それは、私の見る幻なのだから…
実際、こういう類いは大抵がデマみたいなもんなんでしょうが何故か私にはそうは思えません。ただ、嘘であれ
本当であれ、それはこれを読んでいる読者の心に委ねます。では、続きです。
私は家から歩いて駅に着きそこから電車で作業所に向かいます。此処までは普通の生活です。
ところが、フィクションの話になると、何故か私は耳を傾けその話を念入りに聞きます。そして不意に単語を頭に思い浮かべてそれらをフィクションに当てはめていきます。つまり、「長門」「メガネ」「可愛い」…この場合、長門有希がメガネをつけている様が可愛いとなります。ただ、これだけなら実害はないのですが…
例えば、釘入れをする際に不意にフィクションのキャラがその場にいるような錯覚に陥ります。
…一見それは羨むかもしれませんが、そうは問屋がおろしません。断片的な言い方をすると本来、登場する筈もない二次元の住人が一同に介するかのように登場し、くつろいでいる。と言う事です。
とまぁ、語ってはみましたがいかがだったでしょうか?
自分はこの現象に恥ずかしながら、慣れてしまいました
。いつしかこれを貴方が見て、もし万が一、同じ状況に立っているなら、私から言える助言は一つです。
ズバリ…一度で良いので、その幻想を受け入れてはいかがでしょう?ただ、その際は自分を保つ事も頭に入れておいて下さい。
Snow.S>…私は、信じる。貴方方の未来を。