マシュの姉が逝く【完結】   作:VISP

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その20 第七特異点 破

 ウルクにカルデア大使館が開設し、既に3週間が経過した。

 カルデア一行はウルク市民から依頼を受け取りつつ、彼らの暮らしの助けとなり、カルデア一行が街へ溶け込む一助となっていた。

 

 「何故たった3週間でこんな濃い出来事が続くかなー…。」

 「それは、主に英霊の皆さんとこの神代と言う環境がそうさせるのかと。」

 

 この三週間、本当に色々あった。

 具体的にはギルガメッシュ王の召喚した極東系英霊達+レオニダス王との交流とウルク市民からの依頼だ。

 具体的には唐突に飛来してくる女神イシュタルの迎撃とか、撃退とか、撃墜とか。

 他にも郊外の羊牧場で羊毛刈りの筈が出現した魔獣狩りとか、地下世界からの進出を目論む地底人ヨヒメンの撃退及び兵器舎の親方の奥さんの保護とか、レオニダス・ブートキャンプ・ウルク編・広大な川掃除だとか、高騰した羊肉と乳を巡る争いの調停とか、本当に様々な依頼があった。

 世知辛いと思えば情け深く、不運かと思えば幸福もあり…ウルクと言う場所は、様々な一面を持ちながら人々の営みがあった。

 そして、カルデア大使館もまた、騒がしくも暖かい、学生寮の様な雰囲気があった。

 とは言え、ウルク最大の脅威たる三女神同盟の件に関しては、然程進展は無かったのだが。

 

 「国民一体になる事で、現状に関しては何とかなっている。けど、根本的解決には至ってない。」

 

 イシュタルを含めた三女神と再起動したエルキドゥによる、ウルクへの侵略。

 聖杯の持ち主、そしてあの魔獣の群れを生み出しているであろう女神が何処にいるのか?

 それを把握し、対処しなくては、この特異点は終わらないだろう、と言うのがカルデアの見解だった。

 まぁ、本当の憂慮すべき事態はもっと深刻で絶望的なのだが。

 

 「とは言え、今は地道に活動するしかないしね。」

 

 いっそ軽薄とも知恵が足りんとも取れる立香の態度だが、何時如何なる時でもその態度を崩さない姿勢は寧ろ指揮官としての優秀さを示していた。

 6もの特異点修復と、多くの英雄豪傑化生神霊との交流の日々が、彼にカルデア唯一のマスターとしての能力を培わせる土壌を確かに育んできたのだ。

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

 ある日、珍しくアナの依頼でウルク市内に存在していたガルラ霊を退治した後の事。

 シドゥリへの報告のため、アナとマシュと別行動となり、立香とサドゥの二人+フォウ君でカルデア大使館に戻ろうと言う時の事だった。

 

 「…何処の爺さんだよアレ。この辺りのモンじゃないよなぁ?」

 「嫌だわ、物乞いなんて…。片足もあんなに…負傷兵でもあるまいし…。」

 「放っておけば、養護係が来るだろ。巫女所にはそのための予算と人員がいるんだし。」

 「それはそうだけど…あの人、随分前からあの場所を動かないし…もう二日は何も食べてないんじゃないかしら?」

 

 市民の声に視線を向ければ、そこには道端で黒い襤褸切れで全身を隠した、杖をついた総白髪に白鬚の老人がいた。

 その姿は小汚く、浮浪者そのものだったが…その薄すぎる気配と濃密な死の香りに、ザワリと霊基が反応し、僅かな期待に胸が高鳴った。

 

 “へぇ…こりゃすごいな。”

 

 こちらの内心を余所に、立香が不自然にならない程度にその老人に近づいていく。

 サドゥ自身は危険はないと自身に言い聞かせつつ、何時でも立香を庇える位置をキープしておく。

 まぁ肉壁程度で時間稼ぎが出来るとは思えないが…それでもデミとは言えサーヴァントとしての役割を放棄するつもりは無かった。

 立香が老人の前に辿り着き、パンを置いてそっと立ち去ろうとし…

 

 「待たれよ。」

 

 突如、老人の威厳溢れる声で呼び止められた。

 余りのCV:ジョージに、サドゥは内心ドキドキしていたが。

 

 「…出過ぎた真似、だったでしょうか?」

 

 立香が困った様に言い、老人が重々しく頷いた。

 

 「そうだな。実にその通りだ。」

 

 老人はゆっくりと、威厳だけではなく、不思議と染み渡る様な深い声で訥々と語り始めた。

 

 「若者よ。哀れみは時に侮辱となる。覚えておきなさい。謂われなき憐憫は悪の一つであり、謂われなき慚愧も、また悪の一つ。そして、謂われなき自省も同じく、悪の一つ。」

 

 最後の自省の部分だけは、サドゥに向けてのものだった。

 この老人は今一目見ただけで、はっきりとサドゥの心の瑕疵、悪癖を指摘した。

 

 「だが、細やかな気遣いにまで難癖をつけては、それこそ老害の誹りを受けよう。」

 

 そこで少しだけ雰囲気が軽くなった。

 

 「金銭ではなく、今私が必要としたものだけを譲り渡した判断には感心した。ありがたく受け取ろう。」

 「フォフォウ!?」 訳:でも食べないんだ!?

 「…こっちもどうぞ。」

 

 フォウの突っ込みに連動する様に、サドゥも飲み物として携帯していたざくろジュース(100%ではない)の入った水筒を渡した。

 本当はシェニーナ(乳飲料の一種)や麦酒に果実酒や単なる水の方が良いのだが、この人物は食事で戒律の多い事で知られるとある宗教の関係者なのだ。

 その宗教では、ザクロは無花果と並んで万病の薬にしてその力の、ひいては神との合一の象徴として珍重されてきたと言う。

 そういう意味も勿論あるが…

 

 (…いや、こっちの固めのパンだと、喉に詰りそうだと思ってさ?如何に偉い人でもお年寄りなんだし、気遣いは大事でしょ?)

 “それ、歴代のハサン共に言ってみ?絶対阿鼻叫喚だから。”

 (そんな怖い御人かなぁ?)

 

 実際はこんなもんである。

 あんな凄い人に介錯してもらったら、寧ろ誉だとサドゥは思うのだが、閑話休題。

 

 「ふ…受け取ってしまったからには、こちらも何かを返さなければな。」

 

 老人は何処か愉快げな雰囲気を滲ませながら、漸く名乗りを上げた。

 

 「私はジウスドゥラ。見ての通り、明日も知れぬ老人だ。だが、其方は明日ある若者。であれば、忠告こそが最も価値あるものとなろう。」

 

 サドゥとアヴェさんが「前半は絶対嘘だー!」と内心で突っ込みつつも、話は続く。

 

 「心するが良い。これよりウルクに三度、嵐が訪れる。」

 

 それは忠告と言うには余りに重い、予言の言葉だった。

 

 「憎しみを持つ者に、理解を示してはならぬ。

  楽しみを持つ者に、同調を示してはならぬ。

  そして…」

 

 そして、最後の一句が一番重かった。

 

 「苦しみを持つ者に、賞賛を示してはならぬ。」

 

 老人の言葉は、何故か一字一句違える事なく、立香の心に「刻まれた」。

 

 「ゆめ忘れるな。これらが人道に反していようが、そも神を相手に人道を語る事こそ愚かである。」

 「あなたは一体…。」

 

 立香は当然の疑問を口にした。

 三度の嵐、神、そして三つの忠告。

 このウルクの状況を考えれば、それはどう考えても三女神同盟とその攻略法にしか聞こえない。

 それを告げる老人が何者なのか、それを問うのは余りに当然の疑問だった。

 だが、そこまでだった。

 彼が瞬きした瞬間には、既に老人の姿は影も形もなく、まるで白昼夢の様だった。

 

 「………。」

 

 だが、厳しい目をしたサドゥが日よけのコートの下に密かに双剣を持っていた事から、今あった出来事が夢ではないと語っていた。

 

 「…行こう、立香。」

 「うん…。」

 

 硬直していた身体から力を抜いて、そう告げるサドゥの手を取り、大使館を目指す。

 きっと、また出会う事になるだろうと思いながら。

 

 

 

 

 ……………

 

 

 

 

 『彼岸に焦がれる娘よ。汝に未だ晩鐘は鳴らず。しかし、間もなく晩鐘の時が訪れる。それまでに、己が存念を晴らすが良い。』

 

 立香は知らない。

 かの老人がもう一つ、その場にいた少女に忠告を贈っていた事を。

 もう間もなく、別れの時が近づいているという事を。

 立香はまだ、知らない。

 

 

 

 

 ……………

 

 

 

 

 そして事態は推移する。

 細やかな雑務の果て、遂にカルデア一行はウルク市街に王命を与えられて調査に乗り出した。

 先ずは帰らずの森、熱帯のジャングルとそこに囲まれたウル市の調査に行ったのだが…そこには密林の狩人ジャガーマン(と言う名のナニカ)の縄張りだった。

 何かとふざけた存在なのに強さだけはある襲撃を超えた先で、カルデア一行はウル市に到着し、市民の無事を確認したのだが…そこは既に男達が、戦える者全てが生贄(と言う名の基本強制労働)に捧げられていた。

 また、その地に安置されていたマルドゥークの斧の健在もまた、確認された。

 

 次の王命はギルガメッシュ王本人を連れて、ペルシア湾での水質調査だった。

 観測所にて、魔術王によって再起動させられたエンキドゥに襲撃を受けるも、ギルガメッシュ王を見た途端、不調を来して撤退した。

 

 三番目は、クタ市にて天命の粘土板の捜索だった。

 ギルガメッシュ王が千里眼で見た未来を描いた粘土板、それは瞑想中に書かれたもので今日まで所在不明で内容も不明だが、しかし未来において重要な内容が書かれていた。

 そして、道中の牧場で魔獣素材祭りと牧場のイシュタルによる被害報告の後、市民全てが眠る様に息を引き取っていたと言うクタ市に到着した。

 その後、カルデア一行は散開して街中を捜索していたのだが…一人になっていた立香とカルデアの通信が乱れたと思ったら、その足元が急に崩落した。

 即座に死の匂いと敵意を感じたサドゥが急行した所、其処にあったのは狐に摘ままれた様な顔をした立香と、その腕に抱かれた粘土板だけだった。

 立香の見たもの、それは地下に広がる冥界とガルラ霊、そしてあの老人に助けられた事だった。

 老人の存在を考察するのも束の間、自分の素行調査をしくさったカルデア一行に対し、女神イシュタルが攻撃を仕掛けてきた。

 だが、イシュタルの不調もあって撃墜・無力化に成功、三女神同盟の目的や召喚経緯を聞き出す事に成功した…のだが、地下に広大な冥界の広がるクタ市では、夜になったら死者が活動を開始するらしく、死者から襲撃を受けた。

 目的は既に達成したので、カルデア一行はイシュタルの拘束を解いた後に、無数の死者溢れるクタ市から撤退した。

 

 そして、遂にギルガメッシュ王の名代となる事を賭けて、カルデア一行は魔獣戦線、北壁の戦い、ニップル市解放作戦へと参加した。

 だが…

 

 「やれやれ、どうにもきな臭い。明日は誰かが退場するかもだ。一人、いや二人かな?」

 

 マーリン、稀代のキングメーカー、グランドキャスターの一角の懸念は的中してしまう。

 

 ニップル市解放作戦は、失敗に終わった。

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

 魔獣達の餌場となり、既に蛻の空となったニップルには魔獣の指揮官であるエルキドゥが大型の魔獣ウガルと共に待ち構えていた。

 だが、彼の狙いはアナだった。

 重傷を負った彼女はフォウの秘めた魔力で共に空間転移する事で助かったが、直後に大地震、否、巨大質量の地下移動が発生、遂に二柱目の女神が姿を現した。

 自称、百獣母胎ティアマト。

 ウルクを襲う全ての魔獣達の母は、紫の長髪と黄金の翼と美女の上半身に蛇体の下半身を持った復讐の女神だった。

 

 「不可解だ。その様な脆弱さで、良くぞここまで辿り着いたものだ。」

 

 睥睨する、ただそれだけで身体が動かなくなるが…

 

 (フツーに動けるんですがそれは)

 “まぁオレらにとっちゃ今更だからなぁ。”

 

 サドゥにとっては別に大した重圧ではなかった。

 そも、本来の意味での女神なら、睨まれただけで魂が砕け散る筈。

 そうでないのなら、その程度の状態と言う事だ。

 

 (とは言え、地獄の撤退戦、開始―!)

 “自分で地獄と言える辺り、まだ余裕だよなホントマジで…。”

 

 が、復帰したカルデア一行であっても、上半身だけで10m、下半身に至っては100mを超える女神、更に再生能力持ちで、切り札に魔術王の聖杯まで保有しているとなれば、殺害の難易度は跳ね上がる。

 以前相対した女神ロンゴミニアドとはまた違った厄介さだった。

 

 「全員、撤退!」

 

 立香の言葉と共に、全員が北壁目掛けて駆け出す。

 だが、それに反して逆に前に出る影が二つあった。

 

 「…時間を、稼ぐ…。」

 「後はお任せを、マシュ殿!」

 「ッ、姉さんに牛若丸さん!?」

 

 共に敏捷においてはA+ランク、時間稼ぎ役としては最適な二人だった。

 だが、それは二人が万全な状態であるなら、と付く。

 

 「振り返らずに駆け抜けて下さい!足止めは我らが!」

 「…後で令呪で呼んで、ね…!」

 

 カルデア一行が駆ける中、牛若とサドゥはその敏捷性を存分に生かしながら、女神の巨体の回りを駆け、時に足場にし、チクチクと無視できない程度に刺し続ける。

 

 「どうか晴れやかに。笑顔無き者に大義は訪れません。」

 

 例え直ぐに再生するものだとしても、プライドの無駄に高い神霊にとって、それは無視できるものではない。

 

 「生前の私、源義経にはそれが無かった。故に勝っても最後まで負け続けた。――貴殿には、その様な結末は似合いませんとも。」

 

 駆ける、駆ける、駆ける。

 

 「小虫が増えたか。目障りだ、潰れるが良い!」

 

 刺す、切る、叩く。

 

 「笑止!宮本某であるまいに、その図体で虫が掴めるか!」

 「…ダイエット、した方が良いよ…。」

 「貴様ら、我が尾の上を…!」

 

 その余りの巨体故に、動作の機敏も精密性も期待できない女神は良い様に二人に翻弄される。

 

 「遮那王流離譚が二景、薄緑・天刃縮歩!――御眉間、貰ったぁ!」

 「ぐっ、我が顔に傷を…!許さぬ!」

 

 振り抜かれる尾、それはビル並の質量打撃兵器として、ニップル市の街並み毎、牛若丸を飲み込もうと迫り来る。

 既に船を出すだけの魔力が無い現状、牛若丸は敢え無く死亡するだろう。

 

 「…まだ…!」

 

 だが、それは彼女一人だけならの話だ。

 大量に投擲された双剣、その数は20。

 それが一点で爆破され、粉塵が巻き起こされる。

 

 「目晦ましか!馬鹿め!」

 

 女神は構わず尾を振り抜いた。

 特段、その程度で女神の尾の一撃は止まらない。

 圧倒的質量と神霊故の対魔力が、双剣の爆発を防ぎ切る。

 だが、地面にはそんな強度は無い。

 直前に女神によって散々に耕かされていたのなら、尚更だ。

 

 「…投影、開始…。」

 

 サドゥの周囲に展開された双剣、それはサイズと形状に多少の変更が加えられ、細長く鋭利になっているものの、いつもの右歯噛咬と左歯噛咬に他ならない。

 だが、その数が異常だ。

 数にして50、ギシギシと瀕死の身体が悲鳴を上げるが、痛みへの慣れからまだ行けると判断し、投影を続行する。

 

 「――工程完了。全投影連続層写…!」

 

 連続して投影された双剣が、剣の弾雨となって女神へと降り注ぐ。

 

 「…壊れた幻想。」

 

 投影魔術、ランクにしてE程度のソレは着弾後、一斉に起爆した。

 

 「…やった?」

 “フラグ乙。”

 

 直後、舞い上がった粉塵を貫く形で、黒い極太の光線が発射された。

 

 「強制封印・万魔神殿―!」

 

 真名の解放と共に、女神の周囲に広範囲に渡る結界が構築される。

 それに対し、元々距離を置いていた牛若とサドゥは割とあっさり離脱に成功する。

 牛若丸が先に、攻撃に移っていた事でサドゥがやや遅れる形で、瓦礫の山となったニップル市より離脱する。

 

 (うわーガチ切れだよ。)

 “まぁ女神ってそんなもんだしな。”

 

 やっちまったZE☆的な感想を抱きつつ、隙なく動き回り、射線から身を逸らす。

 粉塵が消え、姿を現した女神は、しかし先程の恐ろしくも美しい姿とは真逆、正に怪物としか形容できない姿となって、全身から伸びる蛇を振り回して、周辺を無分別に破壊していく。

 その攻撃にはニップル市周辺に展開していた魔獣も兵士も例外ではなく、溶解するか地面の染みにされていった。

 速度もかなりのもので、あの巨体故にかなりの速さで北壁に近づいている。

 

 「…もう一当て…!」

 「っ、いけませんサドゥ殿!」

 

 だが、今行かせたらカルデア一行が危ないし、何より北壁の魔獣戦線が瓦解しかねない。

 それ即ち、ウルクでの人理修復に失敗すると言う事だ。

 それは、絶対に避けねばならない。

 

 「…もう一度…!」

 

 アヴェンジャーの、その殻となった少年から継承された、極めて限定的な投影魔術。

 一組の双剣と、それの派生形しか投影できないが、幾らでも使い捨てできる武器と言うのは便利なものだ。

 

 「…投影開s」

 

 だが、その隙を見逃さない者もいた。

 

 「君、ちょっと邪魔過ぎるよ。」

 

 圧倒的な、それこそ一時的にA++ランクになるのではないかと言う程の、超高速の一撃が、サドゥの胴体を貫通した。

 

 「…ッか…!?」

 

 見れば、背後から自身を貫く細腕には見覚えがあった。

 

 「…く、ぁ…。」

 「お休み。良い夢を。」

 「サドゥ殿!!」

 

 ずぼりと、腕を引き抜かれる。

 同時、身体の中身が全て出ていくかの様に、腹部の穴から大量出血が始まる。

 

 (ましゅ、りっか、ごめ)

 

 

 そこで、サドゥの意識は完全に途切れた。

 

 

 

 

 

 




 まだ、彼女の旅は終わらない。

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