学戦都市でぼっちは動く   作:ユンケ

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比企谷八幡はシルヴィア・リューネハイムに攻められる

 

 

 

 

 

 

 

「すみませんでした」

 

俺は今風呂場にて全裸で土下座をしている。それに対して……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……八幡のバカ。エッチ、変態」

 

顔を上げると俺の恋人の1人であるオーフェリアが真っ赤になって涙目で俺を睨んでいる。隣ではシルヴィが苦笑いをしている。

 

何があったかって?簡単に言うと……

 

①オーフェリアの身体を洗う

 

②オーフェリアがエロい声を出して俺の理性を削る

 

③理性の壁が崩れる

 

④オーフェリアを喘がせようと脇や腹、胸を揉んだり、首筋に甘噛みしたりする

 

⑤オーフェリア、遂に喘いで『もっと』と求めてくる

 

⑥俺の最終リミッターが一部解除される

 

⑦オーフェリアの身体を洗うのを止めて、オーフェリアを感じさせる事に全力を尽くす

 

⑧オーフェリア絶頂する。

 

⑨最終リミッターが完全に解除される

 

⑩オーフェリアを押し倒し大人の階段を上ろうとする

 

⑪シルヴィに『しっかり対策をしてからにしろ』と止められて正気に戻る

 

って感じだ。シルヴィにはマジで感謝だ。シルヴィがいなかったら勢いに任せていただろう。

 

「だから悪かったよ。つーかオーフェリアだって最後の方は俺にもっと激しくしろって言ってたしお前だって変態じゃん」

 

押し倒す直前なんて、オーフェリアの奴普段は絶対に出さないような喘ぎ声を出しながら俺を求めてたし。アレは確実にエロかったぞ?

 

「っ……!うるさい……八幡のバカ」

 

オーフェリアはそう言って頭を叩いてくる。痛くないし可愛過ぎだろ?

 

「まあまあ。2人とも喧嘩は止めて湯船に入ろうよ」

 

シルヴィが笑顔を浮かべながらそう言ってくる。まあそうだな……湯船に浸かって調子を戻さないとな。

 

「そうだな。じゃあ入るか」

 

「うん。あ!オーフェリアさんは八幡君の上に乗る?」

 

「……また今度にするわ。今はちょっと……」

 

オーフェリアはそう言って頬を染める。そりゃそうだ。さっきまでオーフェリアは俺と大人の階段を上ろうとしていたんだ。正気に戻ったらかなり恥ずかしいだろう。俺も今はちょっとオーフェリアが乗るのは勘弁して欲しいし。

 

「そっか。じゃあ私が乗っていいかな?」

 

シルヴィはそう言って期待したような視線で俺を見てくる。うん、これは断ってはいけない雰囲気だな。仕方ない……

 

「わかったよ。乗りたきゃ乗れ」

 

一度リミッターが全て解除されて再度付けられたから多分今日はリミッターが解除される事はないだろう。

 

俺は適当に返しながら湯船に入るとオーフェリアがそれに続いて俺の右隣に入ってくる。そしてシルヴィは……

 

「お邪魔しま〜す」

 

言うなり俺の上に乗ってハグをしてくる。その際にシルヴィの柔らかな膨らみが俺の胸板に当たるが、さっきオーフェリアの膨らみを揉み過ぎたからかそこまで緊張してしない。まあ何も感じていない訳ではないけど。

 

「えへへ〜。八幡君〜」

 

猫なで声を出しながら甘えてくるシルヴィ。……お前な、さっきオーフェリアをいじめてなかったら理性が崩れているぞ?少しは慎みを持て。

 

「何だよ?つーか胸を押し付けるな」

 

さっきからこれでもかとばかりにシルヴィの豊満な胸が俺の胸板に押し付けられている。それによって大きく形を変えていて目のやり場に困っている。

 

俺がそう返すとシルヴィは蠱惑的な表情を浮かべ更に強く抱きついてくる。

 

「……興奮してるの?やっぱり八幡君ってエッチだね」

 

「うるせぇよ。そこまでエロくないと思うが?」

 

「嘘だね(ね)」

 

俺がそう返すとシルヴィとオーフェリアが同時に否定してくる。即答かよ……

 

「……さっきアレだけ激しく私を攻めていた人がいやらしくないわけないじゃない」

 

「だよねー。あの時の八幡君凄くエッチな顔してたし」

 

「いや、アレはだな……リミッターが解除されたからああなっただけで普段の俺はエロくないからな?」

 

理性が崩れたらヤバいが普段はそこまでエロい事を考えいる訳ではないからそこまでエロくないだろう。

 

「そっか。嘘だって決めつけてゴメンね」

 

するとシルヴィが謝ってくるが別に怒っている訳ではない。

 

「気にすんな。別に怒っていない」

 

「なら良かった。ところで八幡君、オーフェリアさんの胸とソフィアさんの胸、どっちが柔らかかった?」

 

「ん?オーフェリアだな。と言ってもオーフェリアは全裸でフェアクロフ先輩は制服だったから「ふ〜ん。八幡君語るね」……はっ?!」

 

 

シルヴィがニヤニヤ笑いを浮かべ、オーフェリアはジト目俺を見てくる。しまった!またシルヴィに誘導尋問をされてしまっていたよ!!

 

「ほら、やっぱり八幡君はエッチじゃん」

 

「アレだけ熱心に語る八幡は間違いなくいやらしいわ」

 

2人はそう言ってくる。クソッ……!返す言葉がない……!

 

「あー、はいはい。俺はエロいですよ。これでいいか?!」

 

「うん。正直で宜しい」

 

そう言って頬をプニプニしてくる。マジで勝てる気がしな……って、おい?!

 

負けを認めていると、シルヴィが俺の右手を掴んで自身の胸に運ぼうとしているのが見えた。

 

「おいシルヴィ!何をしようとしてんだよ?!……って、止め……!」

 

俺が急いで止めようとするも時すでに遅く……

 

「んっ……」

 

俺の五指にシルヴィの柔らかな膨らみの感触が感じる。この世の物と思えないくらい柔らかな感触が俺を刺激してくる。

 

「し、シルヴィ……いきなりどうしたんだよ?」

 

シルヴィの胸は何度か揉んだ事はあるが、シルヴィが俺の手を掴んで触らせてくるパターンはなかった。どこで身に付けたんだよ?

 

「ん?この前クローディアから彼氏を誘惑する方法を教えて貰ったから試してみたんだよ」

 

エンフィールドォォォ!テメェ!シルヴィに何とんでもない事を教えてるんだよ!!

 

本当に、本当にお前って奴は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マジでGJだな……!」

 

「……八幡、本音が漏れているわよ」

 

何かオーフェリアが呆れた表情をしているが知らん。ナイスだエンフィールド。今後ともシルヴィに色々教えてやってくれ。

 

「ふふっ……八幡君可愛い……もっともっと可愛がってあげる。……それこそソフィアさんの胸を忘れるくらい」

 

シルヴィは最後に一瞬だけ冷たい目をしてから……

 

「んっ……」

 

再び唇を重ねてくる。そして間髪入れずに舌を俺の口の中に入れて俺の舌と絡めてくる。慌てて離そうとするもシルヴィは俺の首に腕を絡めて逃がさないように拘束してくる。

 

「んっ……ちゅっ……んんっ……」

 

ダメだ。シルヴィの匂いが、舌が、唾液などが俺の思考を奪ってくる。

 

「んっ……んちゅっ……し、シルヴィ、お前やっぱり内心じゃ怒ってるのか?」

 

俺が何とか唇を離してそう尋ねるとシルヴィは頷く。

 

「わかってる。アレが事故だって事は。そして私達がやり過ぎたのは悪いと思っているよ。……でも、あの光景を見た時は凄く嫌だったんだよ……だから八幡君」

 

シルヴィはそう言って蠱惑的な表情を浮かべながら俺の耳に顔を寄せて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今からたっぷりと八幡君に悪戯するから……」

 

そう言いながらシルヴィは再度俺にキスをしながら両手を首から上半身と下半身に動かして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はシルヴィに色々と悪戯をされた。それこそお婿に行けないくらいヤバい悪戯を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅぅぅ………私のバカバカバカァ……!」

 

それから1時間後……シルヴィは寝室のベッドにて真っ赤になりながら転がっている。俺に悪戯をしたのは一時のテンションに身を任せた故らしく、テンションが下がってからはこの調子で悶えている。

 

どんな悪戯をされたかって?アレだ。俺がオーフェリアにしたような悪戯をされなんだよ。マジでお婿に行けないかもしれん。

 

幸いシルヴィが俺を押し倒した所でオーフェリアが止めてくれたが、オーフェリアが止めなかったら大人の階段を上っていただろう。てかここまでやって上らない俺達って……

 

まあそんな訳で正気に戻ったシルヴィはメチャクチャ恥ずかしがっているがいつまでもこうしている訳にもいかない。

 

「シルヴィ、気持ちはわかるがそろそろ寝ろ。俺がいて恥ずかしいなら今日は別室で寝るがどうする?」

 

俺がシルヴィに話しかけるとシルヴィは真っ赤になりながら俺を見てきて……

 

「……一緒に寝る」

 

若干不貞腐れながらも俺のパジャマを掴んで引き寄せてくる。ベッドに引き摺られた俺はそのままシルヴィに抱きつかれる。

 

「……おやすみ八幡」

 

反対側からはオーフェリアが抱きついてくる。オーフェリアはシルヴィとは対称的に風呂から上がってからはいつものオーフェリアに戻っている。

 

電気を消すとシルヴィが俺の耳に顔を寄せてくる。

 

「……八幡君。さっきはゴメンね。やり過ぎちゃった」

 

本当だよ。まさかシルヴィも俺同様ドSとは思わなかったわ。あそこでオーフェリアの止めなかったら搾り取られていただろう。

 

しかしここで怒ったらシルヴィがショボくれそうなので言わない。

 

「気にすんな。俺は別に怒ってない」

 

「……本当?私の事嫌いになってない?」

 

「ならねーよ。俺がお前らを嫌うなんて絶対にない。お前らが俺を嫌う事があってもな」

 

俺がこいつらを嫌うなんて天地がひっくり返ってもあり得ない。

 

「……よかった。大好きだよ」

 

「……私だって……八幡を嫌いになるなんてないわ」

 

2人はそう言って更に強く抱きついてくる。全くこいつらは……

 

「ありがとな」

 

ため息を吐きながら2人の抱擁に逆らわずにゆっくりと目を閉じた。2人の温もりから幸せを感じながら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから1ヶ月後……

 

「さて……そろそろルサールカの対策についても考えないとな」

 

学校が終わった俺はクインヴェールの廊下を影の中に潜りながら隣にいるオーフェリアに話しかける。

 

11月になって、チーム赫夜とルサールカとの対決まで2ヶ月を切った。赫夜のメンバーも腕を上げているがまだまだ厳しいだろう。

 

「それって例の純星煌式武装について?」

 

対戦相手が格上である以上そろそろルサールカの対策も考えないといけない。特に奴らの純星煌式武装の能力は知らないからな。着いたらフロックハートあたりに聞いておくか。

 

そう思いながら影の中を進んでいるといつも使っているトレーニングルームに着いたので辺りを見渡して影の中から出る。

 

そして懐からシルヴィに渡された専用カードキーを使ってドアのロックを解除する。するとドアが開いたので俺とオーフェリアは中に入る。

 

「よーす。今日もよろし「……え?」……は?」

 

いきなり素っ頓狂な声が聞こえたので顔を上げると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには赫夜のメンバーだけでなく、煌式武装を持ったシルヴィに何故か正座をしているルサールカのメンバー5人もいた。

 

……面倒な予感しかしねぇな。


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