10.月◎日
明日から獅鷲星武祭が始まる。俺と優美子、戸部に大岡に大和の5人が揃ったチームは客観的に見ても良いチームだと思う。
優勝するのは厳しいかもしれないがベスト4ぐらいは行けると思っている。俺達は才能に恵まれて、それでありながら大会に備えて一生懸命努力したのだから。
クラスの仲間達も応援してくれた。皆の応援があるなら俺達は頑張れる。可能なら上位4チームはガラードワースの生徒で埋まるように頑張りたい
10月◯日
あり得ない事が起きた。ベスト4は確実と思えた俺達は1回戦で負けた。
対戦相手はクインヴェールのチーム・赫夜。明らかにお遊びで参加したと思えるチームだった。
しかし実況と解説が比企谷が絡んでいるチームと聞かされて、卑怯な手を使ってくると警戒した。
そして試合が始まってから3分もせずに俺達は敗北した。この大会に備えて一生懸命努力した俺達が1回戦で負ける筈がない。
これは何かの間違い、もしくはチーム・赫夜がイカサマをしたと考える。比企谷の絡んだチームが正々堂々と戦う筈がないのだから。
試合には負けたが、絶対に何か裏がある筈だからチーム・赫夜の試合を何度も見直すことをした。星武祭でズルがあると問題だから。
10月◇日
チーム・ランスロットがチーム・赫夜に負けた。あり得ない、誇りある銀翼騎士団のチーム・ランスロットがチーム・赫夜みたいな弱小チームに負ける筈はない。
これには皆同意見だった。絶対にズルをしたに決まっている。そう思って抗議したが、エリオット君がズルをしているなら運営が文句を言う筈だと諌めた。
しかし比企谷なら運営すらも欺けると俺は考えている。絶対に許されない事だ。王竜星武祭で比企谷を倒してアイツが間違っていることを証明するつもりだ。
10月◆日
ネットニュースを見ていたら比企谷がシルヴィア・リューネハイムとオーフェリア・ランドルーフェンの2人とキスをしている画像が流れていた。
それを見た俺は怒りに囚われた。お前がいる場所は奉仕部であってそこじゃないだろう。その上シルヴィア・リューネハイムを騙して二股をかけるなんて万死に値する行為だ。どうやって騙したのか知らないが、いつか絶対に悪事を裁くつもりだ。
そして昼にはチーム・赫夜がチーム・エンフィールドとぶつかって敗北した。それを見た俺は当然と、いい気味と思った。チーム・赫夜が勝ち上がれたのはマグレである事とズルをしていたからだ。
最後はクロエ・フロックハートが醜く足掻いていたが、どうせお遊びで参加したのに、負けが決まっているのに、と理解が出来なかった。
10月□日
今日は例の会見があった。その際に3人は互いに愛し合っているといったが、それは間違っている。どんな事があろうと1人の女性を愛するべきだ。騙した挙句二股をかける比企谷は絶対に間違っている。
これには俺の仲間も同意見である。今から修行を積んで比企谷を王竜星武祭で倒せるようにしておきたい。本来なら俺の方が上だが、比企谷がどんなズルをするかわからないので警戒が必要だ。
12月×日
今日、クリスマスパーティーの準備をする為にショッピングモールに行ったら比企谷の妹にあったので、俺は比企谷がズルをしないように注意をしたのに適当にあしらわれた。俺は善意で注意したのにあしらうとは兄妹揃って問題のようだ。
その後、比企谷が現れて俺のチームをカス呼ばわりしたので殴り飛ばしたが俺は間違っていないだろう。比企谷の言葉は秩序を乱す言葉なのでガラードワースの生徒の俺が比企谷を殴るのは何も間違っていないと断言出来る。
12月◎日
エリオット会長に呼ばれて昨日ショッピングモールであった事について説明をした。嘘は吐いていない。悪いのは比企谷なのだから問題ない筈だ。
ところが夕方に再度エリオット会長に呼ばれて先に喧嘩を売ったのは俺達と言われたが、俺は比企谷やチーム・赫夜がズルをしないように注意しただけだ。事実を言っただけで喧嘩は売っていない。
しかしエリオット会長は間違っているのは俺と言って俺の序列を剥奪した。これには俺だけではなく、仲間達も反対したが会長は取り下げてくれなかった。
俺が正しいのに罰を与えられる。そうなると答えは1つ。エリオット会長もシルヴィア・リューネハイム同様比企谷に騙されているのだろう。
そう判断した俺達は修行の時間を増やした。王竜星武祭で比企谷を倒して、エリオット会長やシルヴィア・リューネハイムを助ける為に。
待っていろ比企谷。お前の間違いを正してやる。