文章修行程度にゆるく続ける
隔日とかそれぐらいのペースで
【一回目の日記】
スライムに負けました。
【二回目の日記】
俺の名前はラルフ、勇者だ。
これを読んでくれた誰かに分かるように記しておく。
といっても他人が呼んだ頃には俺は死んでいるだろうが、いや、死なないけど。
今回から日記を付けることにした、自分の敗北した理由をきちんと解析するためだ。
ちなみに今回の俺だが、ラットに袋叩きに合って負けた。
まさか一匹すら切り捨てられないとは、数は力って奴か。次回から少ない奴を狙っていこうと思う。
ろくに金もないが、ハウスとかいう変人に家を貰ったおかげで宿代には困らない。ダンジョンでアイテムなり、金を稼がないと。
あとなんか自警団だとか、ダンジョン護衛の仮面つけた女性に声をかけられた。
もしかして勇者ラルフさん? といわれたが違いますといっておいた。
ただの冒険者のラルクです、ちょっと無茶をする年頃なんです。
いやだってラットにリンチにされて勇者なんて言えないだろ、マジで、マジで。
今日は寝る。
【三回目の日記】
今回はゴールドスライムに雷でぶっ飛ばされた。
まさか経験値のカモだった奴に負けるとは、これがミイラ取りがミイラになるって奴か。
ザックの出してくれたカレーライスという料理を食べながら反省する。
高い奴を狙うのは駄目だ、まずはスライム一匹、これを倒す。
泣けてきた、どうして俺がこんな目に。あ、別にカレーライスが辛いわけじゃないぞ!
【四回目の日記】
モンスターを避けながら、ひたすらにアイテムを回収することに専念した。
レベルは1になっても、戦闘以外での身のこなしは変わらない。
集中さえ切らさなければ昔三十回はもぐった大魔王の城での警備網でもなければ遭遇すらもしない。
といっても戦闘になったら今の足だと逃げ切れないから戦うしかないんだが。
そうやって切れ味のいい剣を入手した。
愛用していた勇者の剣は折れないだけで、ぶっちゃけ強くなり過ぎたから使ってたクソ弱い剣だったんだがもう使ってられん。
敗北すると知って準備を怠るのは勇気ではなく、蛮勇なのだ。
とおもってたら、なんか変なキャンディを配っている(子供への誘拐犯だろうか)女にぶっ飛ばされた。
大人には私を倒さないとくれないぞとかいって、なんだあの強さは。
ボロクズにされながらも町の前まで運んでくれたらしいので、悪い奴ではなさそうだが、うん。
日記を書き終わったら、朝まで素振りをすることにする。
【五回目の日記】
森の守護者にぶっ飛ばされた。
ベヒモスという魔獣だったのだが、俺がレベル1だと知るとお前みたいな弱い奴は勇者じゃないだろといわれた。
勇者の資格は強さじゃないぞ! 勇気だ!
と主張したのだがまあ無理だった、スライムなんぞより百倍強い奴にスライムすら倒せない俺が勝てるわけもなかった。
どうするかな、初心に戻ってまず弱点から探すか。
レベルを下げられると同時に覚えていた勇者専用魔法も五十は覚えていた魔法もなにもかも消去されていた。
昔の仲間だった魔術師曰く「レベルを下げられる毒というよりも複合呪詛に近いぞ、なにやった?」
といわれたが、俺が聞きたいわ。
ぶーたれたのは自覚してるが、魔王は倒すつもりだったんだぞ。王様の奴、魔王倒させる気あるの?
700回ぐらい魔王倒した間のは殆ど作業だったから覚えてないが、初回の時は仲間も五人ぐらいいて、倒すのに数年かかって世界中被害やばかったつうのに。
あ、思い出したらあの兵士ですに怒りががが。
レベル上げたらあいつの顔凹ませる。忘れないように太線で記入した。
筋トレしつつ腕立て伏せ出来る回数が五回ほど上がった、薪も三回ぐらい切り付ければ割れるようになった。
明日はスライム倒せるか、な?
初期縛り内容 逃走不可 ダンジョン脱出不可(敗北脱出) 仲間禁止 村への襲撃はモンスター任せ(後に解除)ダンジョン内容操作不可 ダンジョンで出てくるランダムNPCとは絶対接触 でゆるーく行きます