作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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1-4 原村和

「のーどか!!こっちこっち!!」

 

「早く早く!!」

 

「待ってください!!」

 

「これが都会のモヤシっ子ってやつか。」

 

「二人が早すぎるんですよ!!こどもですか!!」

 

「こどもだよ!!」

 

和と友達になった日、私達は次のステップに立った。

小学6年の春のことである。

 

 

 

 

 

 

「ほほう、これはこれは見事なおもち」

 

コン

 

「こぉら。」

 

玄のおもち発言は平常であり、それを止める赤土先生のツッコミまでの流れはいつも通りである。

宥さんは後ろであわあわしているのもいつも通り。

 

皆に受け入れられた和は早速麻雀を打つ。

 

「ドラ8・・・そんなオカルトありえません!!」

 

SOA炸裂であるが、ドラは玄に集まる。

徐々にだが他家に意図的にドラが集まるようにもなっていたが・・・。

こればっかりは本質だと私は思う。

 

「暖かい牌がいっぱい!!」

 

まぁ宥さんの能力も凄いことになってるけど・・・。

 

私は普通の麻雀を、憧は和程では無いけどデシタルで打つ。

 

負けたり勝ったりを繰り返し、そして月日は流れていく・・・

 

「あこは中学は別か。」

 

「ごめん。」

 

「謝ることはないです!!」

 

「そうだよ。赤土先生がいなくなってから阿知賀子ども麻雀クラブは無くなっちゃったし、麻雀を上手くなりたいならそっちの方が良いよ。」

 

「皆・・・。」

 

「頑張れあこ。」

 

中学に進学にあたり、あこだけ別の中学校に行く。

 

それまでに私も上手くならないとね。

 

 

 

 

 

 

ゲホゲホ

 

「本当にね。」

 

小学6年の秋ごろから喀血が出るようになった。

病院に行ったけど原因不明だった。

 

私はそれが何等かのリミットだと思う。

神が与えてくれた3回目は短命だと示しているのかもしれない。

 

 

 

 

 

中学校に行ってからも体に異変が起きる。

黒板がぼんやりと見えるようになったり、若白髪が出てきたり・・・まるで老化がこの歳で始まったかのように・・・

 

「まずいまずい。本当にまずい!!」

慌てた私は症状を遅らせるために長期的な休養生活をするようになった。

学校には行くが、帰ってすぐに温泉に行ったり、整体に通ったり、休みの日はすぐに寝る等のとにかく疲れを溜めない生活を送った。

 

そのせいか中2になる直前には喀血の回数も減り、少しだけ回復の兆しが見えてきた。

ただ、この年に和が転校していくという悲しい出来事もあったが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『全国中学麻雀選手権個人戦優勝は原村和!!』

 

ここから阿知賀の麻雀が再び始まっていく。

 

(・・・恐らく後3年持つか持たぬか・・・なら、私は最高の麻雀をしよう。)

寿命を引き換えとした命の麻雀が高鴨穏乃の中で始まる。

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