ソードアートオンライン それでも、彼は、偽善であった 作:二刀流に憧れた中二病
では、今回もよろしくお願いします。
どーぞ。
始まりの街の広場に転移させられたと思ったら、突然空中に赤いローブを纏ったプレイヤー?が現れた。因みに言い忘れてたけど、俺は衛宮士郎。
あいつが言葉を発した。
『ようこそ諸君。私の世界へ。』
あながち私の世界というのは間違っていなとは思うが、どういう事だ?
『私の名前は茅場晶彦。現在ただ1人この世界をコントロールする事の出来る者だ。』
それから奴は語った。
この世界からはゲームをクリアするまで出る事は出来ない。この世界に復活手段は存在しない。蘇生は不可能。HPがゼロになった時点でゲームからはログアウト、現実世界からも永久退場。ましてや親族たちが無理やりナーヴギアを外そうとした場合高出力マイクロウェーブによって脳が破壊される。そして、もう既に死者が出ている事も言った。
なんだって.....ふざけるな....
『そして、今から贈るものは私からの囁かなプレゼントだ。受け取ってくれたまえ。』
アイテムストレージを確認すると、そこには手鏡があった。鏡を覗くと、そこには髪が脱色せず、まだ皮膚が肌色の俺が写っている。見ている内に、
『うぁぁぁ! な、なんだ!?』
周りから声が聞こえ、ライトエフェクトが現れる。
勿論俺も同じ現象が起こった。そしてもう1度鏡に写っていたのは、
色素が抜けて銀色の様な白髪、肌は日に焼かれたように焦げた色。間違いない、俺の姿そのものだ。
『諸君は何故、と思っているだろう。茅場晶彦は何故こんな事をするのかと。』
すると奴は、
『もう私の目標は達成されている。私の目標はこの浮遊城を創ることのみ。それが完遂された以上もう何も無い。
では、改めてプレイヤー諸君。諸君らは安心してゲーム攻略に励んでくれたまえ。
これにて、ソードアートオンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。検討を祈る。』
その言葉を最後に、奴は液体へと戻り、空中へ吸い込まれていく。
周りからは悲鳴、怒声、嘆きが多々聞こえる。ここで何も示さない者はいないだろう。俺はすぐに次の村へと進むことにした。
あれから一ヶ月が既にたった。この時点でプレイヤーは2000人以上が死んでしまった。因みに第1層はまだ、クリアされていない。
今日は第1層攻略会議がある。勿論出席する。おっと、そろそろ始まるな。
「皆!俺の呼び掛けに応じてくれてありがとう!俺はディアベル!職業は、気持ち的にナイトやってます!」
周りからは『ジョブシステムなんてねぇーだろ!』 『勇者様ー!』等とはやし立てる言葉がとぶ。いい雰囲気だ。
そして、ディアベルが真面目な顔になった。
「今日、俺達のパーティーがボスの部屋を発見した!」
『マジかよ..... すげえな.....』
「俺達は、この第1層にこもっている皆に、このゲームはいつかはクリア出来るって事を、示さないといけない義務がある!そうだろ、皆!」
『確かにな..... そうだな....』
周りから拍手が起こる。中には口笛を吹くものもいた。
「それじゃあまず6人のパーティーを組んでくれ!レイドを組むんだ!」
俺は少し焦った。知り合いはいない。確かにコミュ力が無いわけじゃない。でも何故か話しかけられない。そう思っていると、二人で組んでいる人達がいたので入れてもらおうと思った。
「君達、俺余っちゃったからさ、入れてくれないかな?」
「え?あ、うん。大丈夫だよ。」
「.....私は別に構わない。」
「ありがとう。感謝するよ。」
2人の名前は...Kirito、Asunaか。
「それじゃあ、パーティーメンバーとしてよろしくな。キリト、アスナ。」
「ああ、こちらこそよろしくな。エミヤ。」
「.......」
ん?アスナが黙ってるな。この名前は女の子?まあ、知らない男にいきなり名前呼ばれたら少し恥ずかしいよな。
「あなた、なんで私の名前分かったの?....」
あ、そういう事か。
「ほら、自分のHPバーの下にもう二つ名前が表示されてるだろ?キリトも分かるだろ?」
「ああ。」
「Kirito....Emiya?これが貴方達の名前?」
『ああ。』
「ふーん....こんな所にあったんだ.....今まで分からなかったわ。」
フフッとアスナが微笑む。一瞬不覚だが少し照れてしまった。キリトも同様である。
と、思っていると
「それじゃあ...」
「ちょお待ってへんか!」
見事な2段飛びを披露した変なヘアースタイルのプレイヤーがきた。
「わいはキバオウってもんや。ボスと戦う前に、言わせてもらい事がある!」
「こん中に、今まで死んでった2000人に詫び入れなアカン奴が居るはずやで!」
「キバオウさん。貴方の言う奴らとは、元βテスター達の事かな?」
「決まっとるやないかい!β上がり共は、本糞ゲームが始まった最初の時に、ビギナーを置いていきおった!こん中にも居るはずやで!β上がりの奴らが!」
隣のキリトが少し焦っている。もしかして元βテスターだったのだろうか?
「あいつらには土下座させて、持っとる金と装備品やらを全部出して貰わな、パーティーメンバーとして、命は預けられんし、預かれん!」
キリトが名乗り出ようと構えたその時
「発言いいか?」
黒人のような肌の、巨漢のプレイヤーが前に出た。
少しキバオウがたじろぐ。
「俺はエギルだ。キバオウさん、あんたの言いたい事はつまり、元βテスター達のせいでビギナーが沢山死んだ。だから、謝罪、賠償をしろ、という事だな?」
「そ、そうや。」
「あんた、これ知ってるか?これはアイテム屋で配られているガイドブックだ。あんたも貰っただろう。
「貰たで?それが何や!」
「このガイドブックを配布していたのは、元βテスター達だ。」
『そうだったのか.... 知らなかったよ.....』
「俺達は何処からでも情報を得られた!なのにこれだけのプレイヤーが死んだ!その中にはβテスター達もいたんだ!だから、もうこれ以上死者を出さないためには、どうすればいいか、それがこの場で議論されると、俺は思っていたんだがな。」
キバオウは悔しそうに席へといった。
「よし、話は終わったね。じゃあボスの情報を言おうと思う。実は、つい先程、例のガイドブックの最新版が配布された。ガイドブックによると、ボスの名前は、【イルファング・ザ・コボルトロード】使用する武器は、斧とバックラーだ。取り巻きの名前は、【ルイン・コボルト・センチネル】こちらも同じ武器を使うけど、そこまで強くはないらしい。
じゃあ、これで攻略会議を終わる。皆、明日に備えて、解散!」
その後日が沈んだので、夜の飯を済ませて、各自、宿で寝ることにした。
攻略当日
「それじゃあ、もう1回確認するぞ。俺達はボスの取り巻きの【ルイン・コボルト・センチネル】のうち漏らしを排除するのが役目だ。」
「心得てる。」
「分かってる。」
「俺とエミヤでパリィするからスイッチでアスナはとどめを刺してくれ。」
「了解。」
「分かったわ。」
かくして俺達は、ボス部屋へと辿り着いた。
さて、如何だったでしょうか?皆さん。
次回はボス戦です。見てくださる方はお楽しみに。
では、楽しんで読んでもらえるとと光栄です。
また、次回会いましょう。