C.E転生   作:asterism

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phase13 クライシスの影響

CE70年5月14日 AOC首都スラバヤ 会合

 

「うわぁ…。これどうすんよ?」

 

「覚悟決めるしかなかろうに」

 

「あー、その話題は後だ。既に答えが出かけてるし。まずはエイプリルフールクライシスの損害についてだな。頼む」

 

官僚の一人が席を立ち、スクリーンの前に来る。彼の部署が今回の損害のデータをまとめていたのだ。

 

「まず、直接的な被害についてですが。落下したニュートロンジャマーの影響により、各国で243名の死者が出ています。そして、その後の電波障害、エネルギー供給の停止などにより、現在わかっているだけで約69億3000万、我が国の領内では13億4000万人がいまだエネルギーの行き届いていない生活を余儀なくされています。いまだ把握のできていない地域やそもそも把握の不可能な地域のこと、二次災害も考えると地球人口の一割が死亡、という原作の数字が現実味を帯びてきましたね」

 

地球人口は原作では100億強、なので約10億が死んだことになっている、この世界でも全体人口は増えているが地球人口はほぼ変わらないので同じだけの死者が出てもおかしくはないだろう。

 

「そうか。で、現在の対応は?」

 

「物資は十分な量がありますが、交通機関の乱れなどにより十分に行き届いていないのが現状です。」

 

「開戦までだが海軍の艦船をエネルギー供給に回している。尤も、新型の大型艦艇にしか核融合炉は積んでいないから使える船は限られるが…あと重水素生産施設付き発電所船はいいアイデアだった。尤も数は少ないがね。政治的取引で三隻、我が国じゃ使えなくなったし」

 

「陸軍からは水素火力発電式の発電機を供出している。まぁ…避難所一つに何機か置かなきゃ賄えないだろうし数も足らんがな、燃料輸送の問題もある。思っていたより統制は保たれているが…。まぁ、どうしても無理な地域には陸上戦艦ごと行ったりもしている。威圧効果抜群だからな、暴動鎮圧に役に立つぞ…コスト的に割に合わんが。」

 

「空軍は物資輸送をやっているが、輸送機が足らん。幸いにも、熱核ジェットエンジンの普及率は理事国中ワーストだったが、それでも足らん。運べる量も気休めでしかない。大型飛行艇や大型輸送機もあったが数は少なかったしな。ガルダやガウとは言わんが…ミデアくらい作っても良かったんじゃないのか?」

 

「宇宙軍は現在物資を降下ポッドにより降下中。まぁ、食料品や医療品が中心だな。水素工場、宇宙じゃ意外と少ないし。内燃機関は当然ご法度だし、排出物の水が馬鹿にならんってんでコロニーじゃエレカしか使えんし。宇宙作業用のポッドやオッゴにしか使わんからな。重水素工場に設備更新をほぼ完了しているのがな…。各軍事拠点は重水素の貯蔵に入っているし。すまんが無理だ。しかし、かぐやからのヘリウム3輸出は継続して行う。木星船団はせめてあと一国理事国クラスを巻き込まんといけないしな。当分は月からの補充になる。」

 

「要するにさっさと核融合炉を配置しろということだな。予定通り、海軍艦艇用として作っておいた核融合炉を民間に回すぞ。それから輸送機の件は了承した、後々検討しよう。導入は先になるだろうが。」

 

戦争が起こりそうな時に何かをやろうとすれば、軍事費に紛れ込ませるのが一番いいのだと言って、タクシンは海軍艦艇用の核融合炉を必要以上に生産し、エイプリルフールクライシス後の救援に回す計画を立てていた。

 

「その辺は了承している。大型艦艇の建造計画はしばらくないし、しばらくは内燃機関を使用した小型艦艇の充実を図るつもりだ。重水素工場、水素工場の稼働具合は?」

 

「問題なく稼働中だ。大体、発電所とセットだしな。石油石炭天然ガスが枯渇し、内燃機関の規制が厳しく発電所に使えないとはいえ、水素燃料を使用した内燃機関はいまだに多く利用されているし、燃料電池にも使うからな。」

 

「…さすがに表立って行動するわけにはいかなかったし、これが限界か。これからもできる限り損害の軽減に努めてくれ」

 

「でだ…さすがに世論が沸騰してるんだよねぇ…はぁ…、このタイミングで参戦か?」

 

まぁ、億単位で人が死ねば世論の一つや二つ沸騰するだろう。いかに情報統制をしようと思ってもそこらへんは生活に直結するし抑えきれない。

 

「なんだかなぁ…戦争できないわけじゃないが…、もう少し間を置きたいな。というか連中マジで生存競争でもする気か?勝っても先がないだろうに…」

 

コーディネイターは製造を禁止して放っておけば種として立ち行かなくなる、これがAOCの見解だ。いかに優秀であろうが、そのうち子供が生まれなくなってしまう。それで終わりなのだ。もちろん、その辺の遺伝子をコーディネイトする方法とかが発見されれば話は変わるが。

 

「そのくせ連中ハーフとかも差別してるしなぁ…最後は鉄の子宮から延々とクローンを生み出すのか?SFだな」

 

「そもそも人間が宇宙に進出している時点でSFだろうに。軍としては地球連合軍に参加するのは構わんが、足並みをそろえられるのかね?特に東アジア。」

 

「普段のアレはプロレスみたいなもんだし、こんな事態になっては足並み揃えられないと…いやこんな事態だからこそ足並みがそろわんか…」

 

タクシンが頭を抱え溜息を吐く。統制を取り戻すとともに、1も2もなくプラントへの報復を叫んだ東アジア共和国のことは伝わっているのだ。まぁ、殴られすぎててそうでもしなきゃ国が危ないのだが。

 

「まぁ、そうなるな。連中、メンツを大切にするところは旧時代から変わらん。こんな強烈に殴り返されたら、それこそ足腰立たなくなるまで殴り倒さないと国民が納得しない。まぁ、熱核ジェットエンジン普及率ナンバーワンで、まともに飛べる航空戦力が導入したてで1個航空団しかないスピアヘッド。という時点でマズいを通り越しているんだが…」

 

「VTOL機は離陸場所を選ばないのがいいけど燃料バカ食いだしな。」

 

「だからプラントすべて吹っ飛ばしても大損だろうに…、あー。この戦争ホントふざけてる…敵も味方もろくなのがいねぇ…」

 

「参加者が誰一人理性的じゃないからな。原作に比すると、大西洋が比較的冷静だな。うちの救援物資が効いたか?ともかく、外から見てると普段じゃ考えられないくらい冷静になれるな、」

 

「まぁ予測してたけど東アジア、ユーラシア連名での参戦要請だ。よほど堪えたらしいな、航天降下作戦とアレクサンドリア基地が」

 

「そのまま冷静になってくれればいいものを。どうしてそう熱くなるかねぇ…」

 

4月2日、原作ならばカーペンタリア制圧作戦が行われた日だが、この世界では、チベットにザフトが降下したのだ、同時多発的に数か所に降下した部隊により、四川、雲南がザフトに占拠されてしまった。アレクサンドリアは元々ZAFT寄りだったアフリカ共同体がザフトに基地を提供、現在潜水艦部隊などの錬成が行われている。

 

「不甲斐無さすぎやしませんかねぇ…。混乱していたとはいえマスドライバー押さえられたとか…」

 

「ZAFTもなかなか本気っぽかったしな。推定MS400機、戦闘機150機、現在予想されているザフトの戦力の2割を投入した一大作戦だ。混乱のさなかでは厳しいものがあったんだろう。これ防げてたら後々楽になったんだろうけどなぁ…」

 

「作戦によるZAFTの損害は不明、か。偵察衛星じゃそこまで把握できんしな、降下物資だって、中身が見れるわけじゃないし…。まぁ、降ろしてる数的にあんまり損害はなさそうだ。不甲斐ないったらありゃしない」

 

「制空権すら覚束ない上、兵器の性能で上回られちゃあなぁ…。仕方のない結果だろうさ。まだ空取れてりゃどうにかなるんだが。で?ZAFTの動きは?」

 

「アフリカのZAFTは当面はジブラルタルとビクトリアを目標にするようだな。中国の方はおそらく海南島への進出を狙うものと思われる。あそこ落せば華南地域に有力な拠点はないしな。」

 

「…アフリカはともかく、中国はまずいな」

 

「ま、止められなきゃうちの領土が接するからな。とりあえず六三式のセールスしてきた、かなり売れたぜ」

 

「あれ実際どうなの?原作でもあまりいいイメージないんだが…」

 

「恐らくは数発当てれば確実、一発でも当てりゃ小破判定は確定だな。関節部なんかを狙えば一発で擱座させることも可能だろう。もとより他国や反政府勢力への供給がメインになるはずだった武器だ、そこまで威力を高くはしないさ」

 

「うわ、微妙…。でも一応歩兵の使える武装としては破格…か?ジンにはSマインや対人機銃もないしな。76㎜じゃ厳しいものがあるだろ、なんで対人火器つけなかったんだか…。12.7㎜でもあるとないとじゃ結構違うんだぞ」

 

「ジンオーカー用に37.5㎜突撃機銃が開発されているのでそのあたりも考えていたのではないでしょうか?」

 

「結局手持ちじゃないか…。というか、口径的に対人ではないだろ…。てか威力的に対戦車とか大丈夫なのかそれ」

 

「さぁ…?トップアタックが可能なのは変わらないので大丈夫なのでは?」

 

未だ登場すらしていない兵器の性能を考えても無駄である。ジンに関してはある程度推測をしていたが、それでも予想通りとは限らない。

 

「まぁ、国力差の都合上、歩兵なんか溶かされるだけだし…。、まぁ、ZAFTがMS偏重主義の軍だということはわかっている。歩兵の携行火器は最近は携行対戦車ミサイルあたりが最高だったしな。それが防げればいいという計算だったんだろうさ。でも航空戦力はもうちょっと頑張ってもよかったんじゃねぇ?」

 

「スピアヘッドって知っての通り新型なんだよ、スカイグラスパーもな、東アジアじゃ海南島にしかまだ配備されてない、こっちのコスモファルコンやワイバーンは売れなかったしな、ついでにメディアでガンファイターで水素ジェットとか旧時代の遺物と馬鹿にされてたし…。」

 

「うーん…。部品の規格は合わせているから、今からくれと言われても問題はないとは思いたいが…。売るのに抵抗あるわぁ」

 

「完全に統一しているわけじゃないから一から導入となると厳しいもんがあるだろうな、それでもNJのせいで必然的にガンファイトが復活しちまったんだから旧来のミサイルキャリアーじゃ厳しいもんがあるんだろ?そもそも飛べない熱核ジェット機は考慮に入れずとも。」

 

「だからスピアヘッドなんだが…大西洋ではスカイグラスパーの生産も順調と聞くしこちらに来ることはないだろ?」

 

「あー、まぁ六三式が売れただけ良しとするか…」

 

「六三式のセールスはマジで順調だな。あんなの、使う方の気が知れんのだが…」

 

「カーペンタリアに奇襲降下されたら使う羽目になってたんだぞ…。それがなかったせいで、ニル・マーネルもメラティもやまとも宙に浮いちまったんだが…。クソ…、俺たちのヤマト計画が…。南アフリカにでも売る?」

 

「まだ、カーペンタリア降下がないとは限らんし、南アフリカには運用できんだろアレは…。うーん…まぁ、後で考えればいいや、まさかアフリカの砂漠で陸上戦艦同士殴り合おうなんてのも…」

 

「61㎝砲を運べると考えればいいだろ」

 

「どこを砲撃するんですかねぇ…」

 

「アレクサンドリアじゃないの?」

 

「いや、戦闘に耐えうる物資積んだらスエズマックス超えてるから、喜望峰回して運ぶほどのもんじゃないだろ。陸上戦艦は使えるかもしれんけど」

 

「…じゃあオーブ…しかないじゃん。万が一関門に直撃でもしたら笑えないから、まっさかパナマで使うわけにもいかんし。アラスカはサイクロプスだし…。終わったら記念艦にでもする?」

 

「ずいぶんと働いてない記念艦だな…。というか、こいつらを普通に作って運用できる辺り恐ろしいんだが…」

 

「ガンダム時空の軍隊の謎の生産力と後方の能力なめんな。あのオーブですら防衛なら地球連合に短期間とはいえ対抗できたんだぞ。そもそもが我らがAOCは宙地合わせて人口約40億の高度に工業化された国家だ、まぁ今好き勝手できるのは先人のおかげだ、感謝だな」

 

「いや、その辺投げ捨てられても困るんだが…」

 

「事実回っているからいいじゃないか。というか、そうでもなきゃザフトのほうが説明つかないんだよ、いくらコーディネイターが優秀でもな…すでに特定業種についていない15歳から40歳まで男女かかわらず動員?戦争する前に国が亡びるだろ普通。しかもたった開戦5か月でだ。」

 

深淵を除くような目でタクシンが言うと、会合の皆が少し引く。経済の専門家を謳う彼にとって、ZAFTという存在はなかなか堪えるらしい。

 

「…深く考えないようにしておこう」

 

「そうだな、アニメだもんな」

 

「俺らにとっては現実なんだが…まぁ、考えたら負けだろうな、事実社会は回っている、それでいいじゃないか」

 

多分これは触れちゃいけないことなんだろうなぁ…。と皆思いながら強引に自分を納得させる。

 

「うん、触れちゃいけないことってあるよね…」

 

そういった古賀宇宙軍司令長官のつぶやきに皆、深くうなづくのであった。

 

/////////

 

アズラエル財団 理事代理オフィス

 

「まったく…あのバカ息子はどこまで抱え込んでいるんだ…」

 

死にそうな顔で、ブルーノ・アズラエル理事代理は呟く。頼りになりすぎる息子に事業を譲って隠居して早5年。フロリダで悠々自適の隠居生活を送っていた身にこのデスクワークの量は堪えるのだろう。

 

「スターリング・オードナンス社より、試作型MS用携行火器の完成報告…こちらはAOCの主力火器と規格を合わせているのか…ふむ、威力は現在試験されている52㎜よりも強力。海兵隊に気に入るやつが多そうだ…。これはアバティーンに送っておこう。ヴィッカース・フェランティ社より新型MAの提案…なんだこれは、私の処理する仕事ではないだろう。…技術部署に回しておけ」

 

まぁ、頼りになりすぎるせいなのか、何もかも抱え込んで倒れた時には、各方面から怒られた。それに関しては、あいつの秘書にナタリー(あいつの妻)を置けば大丈夫だろう。あのバカ息子はナタリーと娘のゾーイに頭が上がらんし。そのことを告げたら顔を真っ青にして拒否していたがいい気味だ。部下を信用しないで仕事抱え込んでぶっ倒れる経営者なんて、それくらいの措置があって然るべきだ。大体、かわいいかわいい孫に「パパ…いつ帰ってくるの?」なんて言わせるバカ息子なんて思春期の娘に「パパなんて大っ嫌い!!」って言われて自殺したくなればいいのだ。…疲れているのかな…。そろそろ休憩するか…と思い、コーヒーを頼もうとすると電話がかかってくる。

 

「私だ」

 

「あー…父さん?」

 

「ムルタ、お前…」

 

あれほど休めと言われてまだ仕事の心配か…。旧世紀の企業戦士というやつなのかお前は…。まぁ、後ろで小鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえているあたり、きっちり強制的に連れていかれた保養地にはいるのだろう。

 

「妻や娘には言わないでくださいよ…。どうしても気になることがあったので…」

 

「…はぁ…わかった。何が気になるのだ?」

 

「試作MSを昇竜で上げる計画を立てていたのですが、どうなりました?確か途中で気を失ったと思ったんですけど…。」

 

「あぁ、それなら、ドクトリンの変更により小規模改修が加えられることとなって先送りになったぞ。パイロットだけはAOCの世話になっているがな」

 

現在、AOCのトウカを使って訓練中らしい。ああいうMS、こちらでも作るべきだろうか…。いや、戦争が終わってからだな。様々な機種を作る実験はAOCがやってくれている。こちらでもする必要はあるだろうが、戦争中にそんな余裕はない。あれはあちらが初動が早かったからできた行為だ。もちろん、戦後は機種をいくつかに収束させていくのだろう。尤もそのあたりを考えるのは軍の仕事か。

 

「わかりました…。それで…何もしないというのはかえって苦痛なのですがどうすればいいのでしょうか?」

 

学生時代から勉強一本、就職しても仕事人間だったからそりゃそうだろうな…。ある意味私の責任なのだろうか。

 

「知るか…と言いたいところだが、休ませないといろいろなところに怒られるのは私なのでな…。そうだな…保養地にとどまるのが嫌ならば旅行でもすればどうだ?AOCの日本州にある温泉施設などは、疲れた時にいいはずだぞ?フジタあたりに話せばいいところを取ってくれるんじゃないか?…というかゾーイをどこかに連れて行ってやったらどうだ。せっかく休みが長期間とれたんだ。普段一緒にいてやれないんだから、こんな時くらいしっかり構ってやらんと嫌われるぞ…。まぁ現状、テーマパークなんかは動いていないがな。」

 

「そうですね、生憎とキャンプなんかもやったことがありませんし…うーん、旅行しかないですね。フジタさんにいいホテルをとってもらいましょう。AOCは、大都市付近ならば比較的余裕があるでしょうし」

 

「そうするといい。戦争中だが、まぁ、休養は必要だ。もとよりお前は働きすぎなんだ、多少のバカンスをしたってバチは当たらん。」

 

「働きすぎって…、何を言ってるんです父さん。僕は「いいから休め!!倒れられるほうが迷惑だ」…わかりました。」

 

多少強く言い含めて電話を切る。まったく…、成人してからのほうが手のかかる息子だ。…あまり構ってやらなかったせいもあるのかもしれんが。子供時代にちゃんと向き合っていれば、ここまでワーカーホリックになることもなかったのだろうか?

 

/////////

603技術試験大隊 旗艦対馬

 

 

「試験結果は良好、課題とされていた冷却性能もラジエータの換装により解決。…とりあえずデータの収集は完了、あとは量産に向けての細部の調整と、シミュレータへのデータ実装…は、別部署の仕事か」

 

第603技術試験大隊は、ビームライフル及びその他ビーム兵器の試験を完了。AOCはMS用携行ビーム兵器の量産化に一歩進んだ。…いや、ホント、原作の603みたいにあまり期待していない兵器を与えられるよりもかなりマシだ。…忙しいのが難点だが。

 

「で、現在予定されているタイムテーブルだと…、ビーム兵器を参戦直後から部隊単位試験配備して行き…。完全実戦配備は来年3月、原作ではモラシム隊とアークエンジェルがやりあっている頃か…。早いな」

 

まぁ、戦争に参戦すれば、全力とはいかないまでも軍の物資にかなりのウェイトが置かれるのだ。ありえない話じゃない…のか?まぁ、一通り手は出せるとはいえ、どちらかというとMSのフレームのほうが専門なので詳しいことはわからない。

 

「ま、反抗作戦には間に合うのなら良いのか…」

 

戦略とか政治とか、最低限レベルならわからないわけじゃないけど、関わる話でもないし…。とりあえず目の前の仕事をこなせばいいのである。まぁ作りたいMSの案を温めていたりもするのだが。




どうしてMGジェガンはいつになっても出ないんだ(血涙)。出たら一個小隊分くらい買うのに…。

なんというかその…東アジアが貧乏くじを引きました…。と、いうかZAFTにとってユーラシアと東アジアのマスドライバーの制圧は急務だったりします。地上に保管してある純粋水爆が宇宙に上がってきちゃうので…。しかし、雲南、四川の地形ではバクゥよりもディンが活躍しそうです…森林地帯ならともかく。岩山ではバクゥの機動性は死ぬでしょうし。まぁ、制空権があるのなら。の話ですが。原作では理事国で国土への侵攻を許していたのはユーラシアのみですが、本作では東アジアもそうなります。というか、現状AOCが厳正中立(水面下で地球連合寄り)の時点でカーペンタリア制圧はあり得ないのです。何もない場所だとは言え国土を侵略されて黙っている国などありませんしね、普通。

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