アジア・オセアニア共同体
大洋州連邦と赤道連合、日本、台湾を領域とする国家共同体、首都はスラバヤ。公用語は特に決まっていないが、共同体議会では英語が使われる。理事国内での国力は3位(一位大西洋、二位ユーラシア、三位アジアオセアニア、四位東アジア)。しかし人口は1位。宇宙開発に積極的であり月面都市を三つにL4宙域にコロニー群「ムーア」を所持するほか、マスドライバーを二つ所有する他、現在軌道エレベーターの開発を進めている。半面プラントへの投資へは消極的であり、理事国の中で出資額が最も低く、工業依存度も低い、ここで作れるものは大体ムーアで作れる。基本的に全方位外交を旨としており、おおむね他の理事国との関係は良好、東アジア共和国ともしがらみはあるが、ビジネスライクな関係を押し通している。大体どちらの国も戦争なんかしたら共倒れ必至なので上層部は絶対に戦争なんかしたくない…一部の馬鹿を除いて。実は最も関係の悪い国はオーブ、理由は後述。
宇宙開発
地球上には台湾、高雄の「昇龍」モルディブの「インドラ」の二つのマスドライバー施設を所有。しかしどちらのマスドライバーも天候の影響で夏季に使用できなくなることがあるが二つあるので問題はない。現在スリランカに軌道エレベーター『アダムの橋』を建造中、静止衛星軌道ステーションの名前は『ランカー』現在宇宙ステーションとして建造中。計画されている太陽光発電施設『ラーマ』と地上のマイクロウェーブ受信施設『シータ』の建造も進んでいる。月面都市は月の表側、アサダクレーターの「白兎」とサヘキ(グリマルディβ)クレーターの「かぐや」、裏側のイジャーククレーターの「チャンタブーン」の三都市があり、どの都市でも工業が盛んで、月の資源採掘も進んでいる。特に白兎は宇宙軍の月の整備拠点と、宇宙軍の兵器開発拠点としての機能も兼ねており、出入りに制限がかけられている。L4コロニー群「ムーア」はシリンダータイプの密閉型コロニーで現在24バンチ目が建造中、コロニーの名称は各国の神話からとっている。それとは別に総合観光型コロニーや、海産物生産コロニーも建造中。近隣に資源採掘用小惑星兼軍事要塞のコンペイトウを備える、コンペイトウは大型建造ドックや工業プラントも備えており、宇宙における一大軍事拠点として機能している。プラントへの出資、軍駐留は理事国中最低水準、原作を知っているので付き合いで出しただけであり、『L5事変の際の邦人保護、退避』が可能な戦力しかない。
エネルギー関係
核融合発電施設の開発が完了し現在転換中、また、太陽光発電にも力を入れており、00に出てきたような軌道エレベーターとマイクロウェーブ送電システムの採用も視野に入れている。
軍備
基本的に防衛型、しかし外征ができないわけではないし敵には容赦がない、現在の主力戦車はリニアガンタンク、主力戦闘機はコスモファルコン、主力MAはオッゴ。航宙艦は比較的重武装な傾向が強く、MA運用は気休め程度のため、来るべき戦争に備えMA、MS母艦の開発を進めている。軍服は地球連合の制服の色違い。宇宙世紀の地球連邦軍の軍服のような色合いになっている
国際関係
旧世紀に同盟を組んでいた国がある都合で、大西洋連邦とは比較的良好な関係である、大西洋連邦はユーラシアとの関係があまりよくないため、こちらを敵にしないように行動している。宇宙開発を独自に進めていたアジアオセアニア共同体のL4コロニー群の工業プラントがプラントへの強硬姿勢を崩さない理由だったりする。アジアオセアニア共同体は「またあいつら都合のいい仮定で物事進めてる…」とあきれ顔ではあるが、倒れられるといろいろ面倒なので支援はする予定。
ユーラシア連邦
再構築戦争で多少衝突があったが、東アジア共和国のほうが印象に残るものが多かったため可もなく不可もなく、オホーツク海の漁業協定等でもめることはあるがどちらも進んで対立しようとはしないし、必要以上に関係を深めようとも思っていない。国力は大西洋連邦と自分に次ぐ国であるくせにアジアオセアニア共同体のプラントへの出資が少ないのを訝しんでいるが、「あのゲテモノ喰い共の頭の中を推測するほうが無駄」という認識があるため深く考えていない。
東アジア共和国
理事国内では一番関係の悪い国、再構築戦争でかなり強く激突した記憶は消えていない。実は最もアジアオセアニア共同体構築の影響を受けている国であり、首都は台北に代わりチベットのラサ、マスドライバーは高雄に代わり四川省の西昌の『航天』が存在している。民衆にせっつかれて海南島に一大軍事拠点を備えてはいるがアジアオセアニア共同体との衝突は考えていない、というか考えたくない。しかし、民衆はそんなことお構いなしに「恨みは石に刻め」状態のため、何かあると一言言わねばならない、なお受け手は季節のあいさつ程度にしか思っていない。原作で空気だった国だが、この作品では結構出てくる予定。上層部が頭抱えたくなるようなバカもいるがきちんと有能な人も出てくる。
オーブ首長国連邦
再構築戦争時に、当時の反社会勢力や、平和団体が複数の国家より離脱してソロモン諸島沖合の海底火山の噴火により生まれた新島、ヤラファス島を中心に誕生した国家、当時大西洋側にかかりきりであった旧アメリカの目を盗んでグアムまで勢力圏に組み込んでいる。ハワイ、ミッドウェー、ジョンストン島を除くグアム、北マリアナ諸島からピトケアン諸島の南太平洋の島々を領有している。ウズミ政権になった後、平和主義をどこか勘違いしているような言動が多くなっているため関係が悪化している。
スカンジナビア王国
良好な関係を維持している、中立の保障をユーラシアとともに行っており、現在大西洋連邦にも承認を要請している。
プラント
そもそもそこまで金をかけているわけじゃないが、今までにかかった費用を払うのならば独立を認めるというスタンス、ただしほかの理事国の説得はそちらがやれ。話は聞く(要求に答えるとは言ってない)、正直ヤキンドゥーエ戦役には関わりたくないが、エイプリルフールクライシスをやられたらいくら核融合炉に転換中とはいえ被害を受けないわけじゃないので武力を含めた制裁も辞さない予定だが、「どうせカナーバが奇跡か何か起こして独立するんだから被害も出費も最小限にすむ方法で行きたいなぁ…」というのが会合内の意見である。
登場兵器
ワークローダー
簡易マニピュレータ×2
ローラーダッシュ
コロニー開発や月面都市開発で使用された重機。様々な作業に対応できる。いざというときには重機関銃等を持たせることも可能。
MS1号実験機
25㎜機関砲×4(頭部、左腕に2門ずつ)
75㎜機関砲システムイーゲルシュテルン×2
127㎜キャノン砲
57㎜連装機銃
360㎜無反動砲
装甲材:超硬スチール合金、硬質セラミック複合装甲
見た目はオリジンのガンキャノン機動試験型に近いがV字アンテナは無い、必要以上に堅牢に作られており、127㎜砲の直撃に耐えるが、機動性は低い。白兎の研究室で開発され現在試験中。
オッゴ
簡易マニピュレータ×2
360㎜無反動砲
57㎜連装機銃
360㎜六連装無反動砲
十八連装機雷ポッド
三連装ミサイルポッド
大型対艦ミサイル
アジア・オセアニア連邦の主力MA兼無重力環境用作業ポッド。射撃武装は選択式であり、状況に応じて様々な武装を装備できる。見た目はMSIGLOOのオッゴだが武装はMSのものを流用したわけではないため形状が違うし、技術の都合で口径や性能も違う。しかし宇宙での機動性はミストラルなどよりも上である。
コスモファルコン
30㎜機関砲×2
各種ミサイル
アジア・オセアニア共同体の主力戦闘機、見た目は宇宙戦艦ヤマトのコスモファルコン、原作でももともと地上運用の機体であったために空軍の主力戦闘機として採用されているが、もしもオッゴの生産が追い付かなければエンジンを換装し宇宙にも対応できるよう作られている。
吹雪級駆逐艦
75㎜対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』×6
回転式三連装大型対艦ミサイルランチャー×2
対空ミサイルランチャー×12
競合相手のドレイク級より一回り大きく、ドレイク級ではむき出しであった燃料タンクが内部に格納されているような見た目でアジアオセアニア連邦の主力航宙艦、小回りに優れるがMAの運用は考慮していないし、MSと比べると機動性は落ちる。
青葉級巡洋艦(ムサイ級相当)
150cm連装ビーム砲×3
75㎜対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』×8
六連装多目的ミサイルランチャー×2
ミサイルシステム『ヘルダート』×2
多目的射出機×6
MA搭載機数6機
見た目は機動戦士ガンダム、ジオン公国軍のムサイ級巡洋艦に近い、しかし武装がコズミック・イラのものに変わっていたり増設されているため多数の差異がある。ネルソン級より一回り小さいが、火力的にはほぼ同等であり、真正面を向いた際の砲戦では優勢に立つことができる。
アチェ級戦艦(チベ改級相当)
225㎝収束火線砲『ゴットフリートMk62』×2
75㎜対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』×18
大型対艦ミサイル発射管12門
250㎜単装速射砲4門
八連装対空ミサイルシステム『ヘルダート』
多目的射出機×6
MA搭載機数12機
見た目は機動戦士ガンダムのチベ級重巡洋艦、戦艦となったため多少サイズが大型化しているが武装は据え置きのためMA搭載スペースや推進剤の搭載スペースに余裕がある、しかし重武装のためMA搭載能力はアガメムノン級に劣る。ゴットフリートは専用の三連装型である。現在旧式化のため代替艦の建造計画が進行中。
伊勢級戦艦(マゼラン級相当)
225㎝収束火線砲ゴットフリートMk71×6
75㎜対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』×14
対空ミサイルシステム『ヘルダート』×2
八連装ミサイルランチャー×6
マゼラン級相当の新型主力宇宙戦艦。マゼラン級は改めて設定を確認すると大艦巨砲主義の権化である。他国の戦艦を凌駕する火力を持ち、高い対空能力を誇るが、MAの搭載を全く考えていないため、随伴空母を伴っての行動が原則である。現在1,2番艦が就役している。
アユタヤ級戦艦(バーミンガム級相当)
225㎝収束火線砲『ゴットフリートMk71』×5
150㎝単装ビーム砲×8
試製410㎝大型収束火線砲×1
十二連装多目的ミサイルランチャー×2
75㎜対空自動バルカン砲塔システム×12
マゼラン級でハイになったアジアオセアニア共同体の宇宙戦艦閥が計画した『旗艦型戦艦』である、ゴットフリートの門数が減ったが代わりに、高い艦隊旗艦能力を有し、アジアオセアニア共同体技術部の作った試製410㎝大型収束火線砲を搭載している、しかし、他国が同口径の収束火線砲を作った場合もっと出力が高くなる。もとよりMAの搭載など考えていない設計は伊勢級と同じであり随伴空母を伴う必要がある。現在コンペイトウにて建造中。
パプアニューギニア級MA母艦(パプア級相当)
MA搭載機数36機(三個中隊)緊急時には48機収容可能
75㎜対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』×2
戦闘艦のMA運用能力が低いアジア・オセアニア共同体が使用するMA母艦。三個中隊の運用が可能。MAの輸送や僚艦が撃沈された場合などに備えて、一個大隊の収容は可能であるが、運用に支障が出てしまう。急ごしらえの艦であり、輸送艦を改造したため武装は気休め程度だが、軍用であったため船速や装甲はそれなりに高い。この艦でデータを取り本格的なMA運用母艦を建造する予定である。
パラオ級MA母艦(ヨーツンヘイム級相当)
MA搭載機数54機(二個大隊)緊急時には66機収容可能。
75㎜対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
商船改造型のMA母艦。安くて簡単な改造で済むことが売りだが、船速が遅く、装甲も非常に薄く、武装もないよりはまし程度の物しか施せない。しかし、民間で使用される大型輸送船を改造した当級はMA搭載数に優れており、船団護衛などで活躍することが期待される。
改アガメムノン級MA母艦「ヤマモト・イソロク」
アガメムノン級のゴットフリートを撤去しMA運用能力を上げたもの。高いMA搭載能力を持つが対艦攻撃能力に乏しく、ミストラルしか運用できない。プラント駐留艦隊の旗艦として建造された艦で、データの収集と、他理事国と装備を共通化させるための艦である。同型艦の予定がなく、プラント撤退後の解体が決まっている。
一応の設定集です。もしかしたら変更するかもしれません。
地球連合軍の軍服ってよく見るとユーラシアと大西洋の色使い違うんですよね。というわけでアジアオセオニア共同体の軍服は地球連邦軍カラーです。
オーブって現在の地図見ると海なんですよね…というわけで西之島新島方式です。環太平洋火山帯が通ってる辺りですし、問題はない…はずです。
17/2/11 数字のミスを修正
17/2/23 単位ミス修正