ありがとうございます!
「俺の名前は衛宮士郎。どうしてこの世界に来てしまったんだ?」
彼の口から聞かされた言葉に衝撃が走る。まさかまさか!この人物は!
「エミヤの昔の姿⁉︎」
俺は驚きを隠せなかった。まさかエミヤの昔の姿にここで会えるとは夢にも思わなかったからだ。エミヤが未来の英霊とは知っていた。じゃあ目の前にいる衛宮さんは…
「エミヤ・リリィ?」
「いえ、先輩。彼には霊基の反応がありません。つまりここにいる衛宮さんは英霊のエミヤさんの過去。彼が英霊になる前の、生前の衛宮さんです」
つまり生前のエミヤがここに、今目の前にいるということだ。
「あいつに会ったことがあるのか。君も聖杯戦争に参加したことがあるのか?」
「あっいや、俺たちは聖杯戦争に参加してた訳ではなくて…」
「私達は人理継続保障期間フィニス・カルデアのものです。人理を継続させるために様々な問題を解決する機関であり、解決するための人員として英霊の方々に手伝ってもらっているわけです」
「そこにあいつもいるってことか。でもあいつが普通に働いているなんて想像もできないな」
なぜ衛宮さんはエミヤに対して少しあたりがきついんだ。今の言い方だと聖杯戦争で未来の自分と会ったことがあるらしい。そこで何が会ったのか気になるが、今は自分の自己紹介が先だ。
「自己紹介忘れてました。俺は藤丸立香です」
俺に続きマシュがあわてて自己紹介をする。
「あっ、マシュ・キリエライトです。よろしくお願いします」
「立香にマシュかよろしく頼む。それで、さっきから立香の後ろに隠れている彼女は?」
なぜか俺の後ろに隠れて衛宮さんの顔をチラチラみている。ていうかなぜ隠れているんだ?
「どうしたんだ?セイバー」
「いっいえ別に」
その声を聞いた瞬間、彼はまるでここにはいるはずの無い人物の声を聞こえたかのような顔をしている。それと同時に彼は希望にすがるような瞳をしている。
「まっ…まさかセイバーなのか?」
するとセイバーが立香の背中からひょこっと顔を出す。
「おっお久しぶりです士郎」
「セイバー!」
彼はすごい勢いでセイバーに近づきそして抱きしめる。
「会いたかった!会いたかった!」
彼は今にも泣きそうな顔で彼女を抱きしめる。それは彼にとっては夢にもみた人。一生忘れられない人。そして、もう2度と会えないと思っていた人物。
「はっ離してください士郎。目が、周りの目がありますから」
セイバーはそういいながらも彼を抱擁した。
立香とマシュはこの時間が永遠のように感じれたのだ。
ーーそれぐらい2人が会えたことは奇跡だと思えたのだったから。
短くてすみません。
この場面はfateの原作を読んでいた時から再現したくて、ここで切るのが一番いいかなと思ったのでそうしました。