真・恋姫†無双 北郷警備隊副長   作:残月
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第十九話

 

 

 

初仕事の次の日。俺は朝早くから鍛練場に来ていた。

 

 

「ふ……はぁぁ……」

 

 

俺は上着は脱いでワイシャツとズボンのみの服装で鍛練をしていた。気を練る修行は毎日していた。それと言うのも『かめはめ波』以外の技も使える様になる為だ。今のままでは色々と中途半端だからね。

 

候補としては直接打撃系統の技と即座に打てる放出系統の技の確保だ。打撃系ならシャイニングフィンガーやアバンストラッシュ(ブレイク)。放出系なら霊丸や波動拳と言った所か。

過去に……少年時代に憧れた技を使えるとなればワクワクしてしょうがない。練っていた気も充実し始めたし……やってみるか。

因みに一番やって見たかった『舞空術』は早々に諦めた。何故かと言えば気のコントロールを幾度となく試したが一切、空を舞う事はなかった。顔不さんに聞いてみたが気で脚を強化しての跳躍なら可能だが空を飛ぶ事は出来ないとの事だった。世界最高の殺し屋みたいに柱を投げて、それに乗る練習の方が良いのだろうか……?

 

それは兎も角として俺は周囲に誰もいない事を確認すると両手を腰元に供える。全身に張り巡らせた気を両腕に回して留める。更に狙いを定めて……今だ!

 

 

「波っ!」

 

 

俺が両手を前につき出すと溜めた気が上手く出てくれた。通常のかめはめ波よりも気の密度を濃く撃った分、少し虚脱感があったが今は技に集中する!

 

 

「はぁぁぁぁぁ……はっ!」

 

 

 

俺は気をコントロールして気弾を上空へと向かわせる。ここまでは順調だ。

そう俺がしているのはクリリンが使用した『拡散エネルギー波』である。これを習得できれば戦いの時にかなり有利になるし、援護にも使える。

よし、一定の高さまで気弾が上昇した……今だ!

 

 

「ばっ!」

 

 

 

俺の気合いと共に気弾は地に向かう。これで上手く拡散してくれれば……あれ、拡散しない?と言うか気弾の塊が加速して俺の方に……ヤバっ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、俺は自身の放った拡散エネルギー波の失敗番の気弾の塊の直撃を食らった。拡散に失敗した挙げ句、コントロールをミスって自分に落とすってアホだな俺。

しかも気弾の威力はそれなりにあったらしく、俺の居た場所は小さなクレーターが出来上がった。

そして気弾が俺に直撃した際に爆発が起きて朝の城に轟音が鳴り響き、騒ぎを聞き付けた大将や夏侯姉妹も来たと言う。

俺はと言えばクレーターの中心地で気絶していたらしく、医務室に運ばれ、目が覚めた後に事情聴取を受け、後程一人でクレーターの埋め立て作業をする羽目になった。

その日、予定していた予算会議や警邏の仕事は休む事となってしまった。副長としての威厳が損なわれるなぁ畜生。

荀彧?見舞いにも来なかったよ……

 




『拡散エネルギー波』
ドラゴンボールでクリリンが使用した技。突き出した両腕から一つの強力な気功波を放ち、その後複数に分裂させることで多くの敵を攻撃する技。


『シャイニングフィンガー』
Gガンダムに登場するシャイニングガンダムの必殺技。右手にエネルギーを集中して敵の顔面に叩きつける技。


『アバンストラッシュ』
ダイの大冒険の代表的な技の一つで剣や刀を逆手に構えて、腰を低く捻り、一気に前斬りを放つ技。アローとブレイクに分けられてアローは放出斬撃。ブレイクは直接斬撃となる。


『霊丸』
幽々白書の代表的な技の一つ。指先に霊力を集中させて放出する技。







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