真・恋姫†無双 北郷警備隊副長   作:残月
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難産でした。しかも短め。


第百九十話

 

 

 

◆◇side鳳統◆◇

 

 

建業での戦いに敗れた呉の皆さんを桃香様は受け入れ、蜀へと招き入れる事にしました。

今は蜀へと進路を取り、国に帰ってる道中で魏の軍勢と矛を交えた皆さんから話を聞いていました。

 

 

「あの種馬兄……祭の真名を勝手に呼び、唇を奪っただけでは飽きたらず思春まで辱しめるなんて!」

「思春殿の服を無理矢理脱がすなんて……!」

 

 

中でも孫権さんは付き人の甘寧さんが秋月さんに敗れた事を怒っていました。周泰さんもその行動に驚いてます。

当の甘寧さんは恥ずかしさからか顔を隠してはいるものの、耳まで真っ赤になっているのは分かります。

というか、私は秋月さんと話をしたことがあるから分かりますけど多分、意図的に甘寧さんの服を脱がしたという事は間違いで事故だと思ってます。あの心の暖かい方がそんな事をするとは思えないんです。

 

 

「やはり女の敵か……」

「くくっ……やはり面白い御仁だ」

「やっぱ、あの時にトドメを刺しとくべきだった……」

 

 

皆さんが其々に秋月さんの話をしていますが評価が兎に角、下がっています。でも、私はそんな気はしませんでした。あの方は……とても優しい方でした。

 

それに……高順さんは大丈夫だったのでしょうか?心配です。

 

 

 

 

 

◆◇side大河◆◇

 

 

 

建業での戦いの後、師匠は斗詩さんにお説教されてたッス。

 

 

「いいですか、秋月さん。みだらに女性に乱暴をしてはいけません。まして敵国の方なんですよ。まあ、私も元々は別の国に居た身ですから強くは言えませんけど……」

「はい、まったく……その通りでございます」

 

 

師匠は斗詩さんの前で正座してるッス。さっきまで格好良く戦ってた姿は見る影も無いッスね。

 

 

「私も秋月に話すことがあったが斗詩の後にするか……」

 

 

斧をギラリと光らせる華雄さん……本当に話をする気なんスか?

更にその後ろでは次は私の番とばかりに桂花さんが腕を組んで待ってるッス。お説教はまだまだ続きそうッスね。

そう言えば師匠から凰雛さんが蜀の陣営に居たって言ってたッス。赤壁の時から心配してたから安心したッス……安心したッスけど……

 

 

「……会いたいッス」

 

 

凰雛さんの事を思うと……胸が苦しいッス……

 

 

 

 

◆◇side純一◆◇

 

 

 

「ねぇ、私じゃ満足できないの?」

「桂花……甘寧の事は完全に事故だったから、泣きそうな顔しないでくれ」

 

 

斗詩からの説教が終わったら桂花が来たので、追加の説教かと思ったら涙目で訴えられた。しかも俺にピッタリと抱きついて上目遣い。

止めて、そのリアクションが一番、心に響くから。



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