真・恋姫†無双 北郷警備隊副長   作:残月

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こんなに間を開けるつもりは無かったんですが……スミマセン。更新再開です。


第三百七話

 

 

 

思いっきり殴られてから言うのも、あれだけど……雪蓮も可愛いもんだよな。普段は飄々としてると言うか……自由を愛する感じで他の人を弄るのに我事となった時に慌ててるの可愛かったね。

 

 

「ま、俺じゃなきゃ重傷だっただろうな」

「副長が特別頑丈で回復が早すぎるだけやろ」

 

 

真桜の工房に顔を出してから新しい武具を色々と見ていた。新技の開発もだけど、それを扱う為の武器も必須となる技も多いからだ。

今までは、かめはめ波や応用技でどうにかしていたけど武器を伴いながらの技の成功率も上げたいんだよね。

 

 

「副長の図面通りに色々作ってみたんやけど……どんな武器やねん。作るのは楽しかったけど……」

「文句は言いつつも作るから大したもんだよ」

 

 

ガチャガチャと作った刀を並べる真桜。半ば冗談で書いた日輪刀の図面で再現してるから凄い。

 

 

「実践的なのもあれば、どうつかうのか分からんのまであったから混乱したで。なんやねん鞭みたいな刀て」

「それっぽいの作ったから凄いよ。あ、これも良い感じ」

 

 

カチャリと籠手を装備する。籠手の先には銃身の様なものが付いていて構える。勿論このままじゃ撃てないから気を送り込む。籠手に送り込まれた気を放つとピシュンと言う音と共に気弾が放たれるけど……これ意味無いね。だったら普通に気弾を放った方が早い。

これで気に不慣れな兵士も気軽に撃てる様になればと思ったけどダメかなこりゃ。

 

 

「ふくちょー……こんなに武器の図面用意するとか、また戦になったりするん?また副長が居なくなるのは嫌やで」

「んな、顔するなっての。別に戦があるから武技を作るんじゃない。こういった事から技術は発展するし、発明も失敗と成功を繰り返して進んでいくもんだ。それに新しい物を作ってるとワクワクするだろ?」

 

 

真桜が珍しく不安そうな顔をしていた。桂花や詠もそうだったけど、また戦が始まって、いつか俺が消えてしまう……それに怯えている様だった。

 

 

「ふくちょーはそうやって、お気楽やから……あっ」

「真桜も相変わらず煽るな、おい」

 

 

真桜を正面から抱き寄せる。イタズラ好きな悪ガキなのに、こう言う時にされるがままだから可愛いもんなんだよな。

 

 

「ふくちょ……う、ん……」

「んー……そうやって未だにウブな所見せてくれるの嬉しいんだよな。大丈夫だよ。前の時と違って俺は俺の意思でこの国に戻ってきたんだから」

 

 

抱き寄せながら頭を撫でる。真桜ってこうやって甘やかしてやるのに弱いと言うか……ギューっと抱き締めると真桜は抱きしめ返しにきた。

さて、いつものパターンなら雪蓮とかが良い雰囲気の所で来たりするが、その雪蓮は大将の所でお説教を受けてる筈。つまり、今俺の行動を阻むものはいないと言う事になる。

俺は真桜をヒョイっと真桜を横抱きにしてから工房に設置してあるソファに腰掛けた。真桜は俺の膝の上に乗せたまま。

 

 

「ふくちょー、恥ずかしいんやけど……」

「俺としてはもっと恥ずかしい思いをして欲しいんだけど?強いて言うなら俺が天に帰れなくなる程の可愛い姿で」

 

 

俺の膝の上で大人しくなった真桜を甘やかす様に髪を撫でながら囁くと真桜は唇をチョンと尖らせた。

 

 

「可愛い格好ならウチやなくて桂花とか詠とか月っちとかやないの?最近なら美羽もおるやん」

「桂花達が可愛いのは純然たる事実だが、俺が真桜を可愛くないなんて言った事があったか?そんな事を言ってると無理矢理にでもフリフリの可愛いのを着せるぞ。真桜が嫌がっても可愛いのを着せて愛でてやろうか?」

 

 

真桜は普段から工房に入り浸って汗だくで仕事してる事や警備隊の事。そして桂花達と対比して可愛い格好をしない事が多い。だからこそ前回のデートでオシャレしてきた事には嬉しかったんだが……まだそんな事を言うなら本気を見せようか?

作ったは良いけど絶対に着せられない、見せられない衣装は山ほどある。仮に大将に渡す様に言われても拒むだろう。それほどに危険な代物があるんだぞ。

 

なんて思っていたら真桜の動きは止まっていた。流石に効いたかな?なんて思って真桜の顔を見たら顔を真っ赤にしていた。耳まで真っ赤で震えながら目がグルグルと焦点が合ってない。何故かその状態でフリーズしていた。

 

 

「もしかして、可愛い格好して俺に愛でられるの想像した?想像してだけで震える程に恥ずかしくて動けなくなった?その時点で可愛いんだけど?」

「〜〜〜〜っ!!」

 

 

俺の言葉に真桜は声を殺して俺の肩に顔を埋めて恥ずかしさに耐える様にしていた。可愛いなぁ、おい。

自分の可愛い服を着させられるのを想像して、俺に愛でられてるのを想像したんだろうな。そして俺の可愛がり方を知ってるからこそ、想像も容易なんだろうな。この間も堂々と桂花を甘やかしてたんだし。

実際問題、真桜には可愛いの着させたいんだよな。

 

 

魔法少女みたいな格好させるか?それか対魔忍的なの。

似合いそう……って言うか着させたら後戻りが出来なさそうで怖いな。

 

 

 





『日輪刀』
鬼滅の刃で鬼殺隊の隊士が所持している刀。
日輪の様な日の力を持つ石を原料にしている事で太陽の光でしか滅ぼせない不死身の存在である鬼を唯一倒せる武器として鬼殺隊隊士の標準的な装備となっている。
平隊士は通常の刀と変わらないデザインだが、柱と呼ばれる存在は刀の形状が変わっており、普通の刀と変わらない刀もあれば、レイピア、鞭、蛇腹剣、斧だったりと形状は様々。

『籠手型光線銃』
フリーザ軍兵士が使う光線銃。籠手と光線銃が一体になっている。
エネルギー波を放てない下級兵士や自身のエネルギーの消費を抑える為に敢えて使っている兵士もいる。
指輪型の光線銃やバズーカ、マシンガン、拳銃と様々なバリエーションがあって種類が豊富。

『対魔忍スーツ』
解説も憚れるボディスーツ。
『ピッチリとした、全身を包ボディースーツ型のくノ一』が分かりやすい解説。もっと分かりやすく言えば『セクシーな戦闘用スーツ』
キャラによって衣装のデザインは違うが戦闘やスパイ等の機能的に特化している。
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