真・恋姫†無双 北郷警備隊副長   作:残月
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第五十七話

 

 

朝の鍛練を終えて朝食を済ませた後に久々にマトモな警邏へ。因にだが先日の事を引きずってるのか月や詠とは少しぎこちない。早めに関係改善したいものだ。

 

さて、警邏をする傍ら、俺は少々悩みがある。

それは今朝、鍛練を終えた後に大将に呼び出された事にある。

 

 

「純一、貴方に華雄隊の指導を命じるわ」

「いきなり話がぶっとんだな。なんでまた?」

 

 

いや、いきなり隊を預かれとかどんなムチャ振りだよ。

 

 

「華雄と共に下った華雄直属の隊なんだけど……少し前の華雄みたいに誇り高いのよ」

「……ああ」

 

 

大将の一言でなんとなく察してしまった。少し前の華雄って事は反董卓連合の時の華雄だろう。その頃の華雄と言えば誇りが高すぎで回りが見えず挑発にもアッサリと乗ってしまう。

今でこそ華雄はそんな自分を省みて成長したが部下だった華雄隊の兵士は未だにそのままなんだろう。恐らく、指導したのだろうがプライドが高い為に大した効果も無かった筈。

 

 

「それで俺が……って言っても俺が指示しても言うことを聞いてくれるとは思えないんだけど」

「大丈夫よ、華雄にも指導を任せるから」

 

 

ああ……元上司の華雄が指導に当たれば言うことは聞いてくれるか。

 

 

「そして純一は華雄隊を指導しながら彼等の思考を変えていきなさい」

 

 

つまり猪突猛進を直せって事ね。まあ、最近の華雄を見てればそう思いたくもなるか。

猪突猛進じゃなくなった華雄は腕も立つし、回りを見て的確な指示を出す。更に他の者へのフォローも完璧と言える。最近では書庫に足を伸ばして勉強もしてるとか。

 

 

「今の華雄が砦を守っていたら……反董卓連合はもっと苦戦してたわね」

 

 

少し悩む仕草で呟く大将。うん、それには同意する。

 

 

「兎も角、華雄と共に元華雄隊の指導を命ずるわ。華雄には後程、役職を与えると伝えて頂戴」

「了解です」

 

 

副長補佐以外にも役職を与えるか……いや、それよりも。

 

 

「指導って……俺は何を指導するんだよ?」

「あら、こんな時こそ天の知識じゃないの?」

 

 

あー……なるほどね。つまり俺の持つ未来の知識で華雄隊を鍛えろと。

 

 

「どうなるかわからんぞ?」

「あら、やってみて始めて効果もわかるものでしょう?やるだけやってみなさい。その時が来たら評価してあげるわ」

 

 

と……まあ、こんなやり取りがあって俺は華雄と隊を預かる事に。俺のさじ加減で決まる部隊か……マジでどうしよう。

 

 

「一刀が沙和に某海兵隊式の指導を教えたからなぁ……他のやり方じゃないと……」

 

 

やり方が被るのは良くないし、大将は評価するって言ってたから半端な事は出来ないし……

うーむ、特殊部隊みたいにするか……いや、それこそ新撰組みたいに?いやいや、いっその事、ショッカーみたいな黒タイツ集団……ん、集団?

あ、それがあった。アレを参考にしながら部隊として指導すれば上手く行くかも。よし、華雄に話して新部隊の設立&指導といきますか。








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