真・恋姫†無双 北郷警備隊副長   作:残月
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第六十二話

大将からの二度目の説教が終わった後に朝風呂を済ませてから華雄隊の指導場所へ赴いた俺だが未だに二日酔いがキツい。詠から薬は貰って飲んだのだが大して効いてない気がする。ウコンか液キャベが欲しい……

 

 

「副長、大丈夫なん?」

「大丈夫だったら指導に加わってるよ……」

 

 

俺の付き添いで来てくれた真桜が心配してくれるが元気が出ない。俺と真桜は指導している華雄を遠巻きに木陰の下で見学していた。

 

 

「飲みすぎやで、まったく……」

「………歳かねぇ、俺も」

 

 

真桜の溜め息にフト溢した一言。昔はあの位、飲んでも平気だったんだけどな……

 

 

「ふ、副長……そんな、ツラいなら横になったらどないや?」

「ん……そうだな。少し横になるか」

 

 

真桜の提案に素直に乗ることに。いや、マジでそんくらいツラいんだわ。

 

 

「ほ、ほな……どうぞ」

 

 

真桜は俺の隣に腰掛けると自身の太ももをポンポンと叩いた。マジで?

 

 

「んじゃ……遠慮無く」

「わ、悩み無しかいな」

 

 

素直に膝枕を受け入れた俺に真桜は驚いた様だ。

 

 

「なんだ誘っておいて?」

「だ、だって副長……いつも、そんな簡単に話に乗らへんやん」

 

 

ああ……そういや確かに、この手の話には乗らなかったかもな。

ま、たまには良いだろ。

 

 

「少し寝るから……適当な時間で起こしてくれ」

「……それは、ええけど副長……なんで顔がこっち向いてるん?」

 

 

膝枕は普通、顔が外側を向くけど俺は真桜側に顔を向けていた。うん、心なしか元気になってきたゾー。

 

 

「……据え膳な真桜が悪い」

「思いきった、言い掛かりやでソレ」

 

 

あー……ヤバい。柔らかいし、絶景過ぎる色々と。普段から俺を、からかってる割には顔が赤くなってる真桜が可愛いし。

つーか、桂花と言い、華雄と言い、隙だらけなんだよ。男としては理性を総動員して耐えてるってのに……あ、ヤベ……マジで眠くなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

◆◇side真桜◇◆

 

 

 

 

「副長、大丈夫なん?」

「大丈夫だったら指導に加わってるよ……」

 

 

二日酔いの副長が心配で元華雄隊の指導に着いてきたけどホンマにツラそうやな。ウチと副長は指導している華雄を遠巻きに木陰の下で見学していた。

 

 

「飲みすぎやで、まったく……」

「………歳かねぇ、俺も」

 

 

飲みすぎ、ちゅーよりも男女の仲を拗らせすぎなんとちゃう?ついこの間、華雄との事でもめたばかりやん。なんでウチには何もしてくれないんやろ……ウチの方から割と体くっつけたり、腕組んだりとかしてるんやけど……冗談混じりでやってるのがアカンのやろか?

 

 

「ふ、副長……そんな、ツラいなら横になったらどないや?」

「ん……そうだな。少し横になるか」

 

 

副長……もしかして、ウチには興味ないんやろか?もしかしてホンマに貧乳派なんやろか?試したろか。

 

 

「ほ、ほな……どうぞ」

 

 

ウチは副長の隣に座ってポンポンと膝を叩く。ま、ちゅーても副長の事やから何もせーへんやろうけど……

 

 

「んじゃ……遠慮無く」

「わ、悩み無しかいな」

 

 

え、えええっ!?副長はアッサリとウチの太ももに頭を乗せてきた。なんで今日は乗り気なん!?

 

 

「なんだ誘っておいて?」

「だ、だって副長……いつも、そんな簡単に話に乗らへんやん」

 

 

ううぅ……予想外や。それに顔がウチの方、向いとるし……普通、顔が外側向かへん?

 

 

「少し寝るから……適当な時間で起こしてくれ」

「……それは、ええけど副長……なんで顔がこっち向いてるん?」

 

 

副長は普通に寝ようとしとるけど、ウチはそれ所やない。副長の髪がくすぐったいし、副長が喋ると吐息が……うう……それにウチの服装やと膝枕の時ってアカンとちゃう?は、恥ずかしいわ……副長はウチの様子を見てニヤニヤしとるし。

 

 

「……据え膳な真桜が悪い」

「思いきった、言い掛かりやでソレ」

 

 

ホンマ……卑怯やわ。普段から何も感じてないみたいな態度取ってるのに、こんな時にそんな言い方。

 

 

「……すー……」

「副ちょ……寝てもうた……」

 

 

もう……期待させといて、そりゃないやろ。

 

 

「……もう……副長がズルいからウチもズルするわ……んちゅ……」

「……ん……」

 

 

ウチは寝てる副長の頬に口付けをした。副長が一瞬、身動ぎした気がするけど。

次は副長から口付けしてな……ウチは自分の唇を指でなぞりながら……そんな事を思った。








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